士郎と凛が世界から消えた時、
また別世界で異世界に飛んだ?3人がいた
side???
――箱庭二一〇五三八〇外門居住区画、第三六〇工房
???「……上手く呼び出せた?黒ウサギ」
???「そうみたいですねぇ、ジン坊ちゃん」
黒ウサギと呼ばれた齢15,16歳頃に見えるウサ耳を生やした青い髪の少女が、肩を竦ませておどける。
その隣で幼い体躯に見合わないダボダボなローブを着た幼い緑色の髪の少年が溜息を吐く。
「まぁ、後はノリと運任せって奴でございますね。あまり悲観的になると良くないですよ?
表面上は素敵な場所だと取り繕ろわないと。
初対面で『実は私達のコミュニティ、全壊末期の崖っぷちなんです!』っと伝えてしまうと簡単ですが、それではメンバーに加わるのも警戒されてしまうと黒ウサギは思います。」
握り拳を作ったりおどけたりと、コロコロ表情変えながら力説された少年は同意する様に頷いた後、申し訳なさそうに黒ウサギを見る。
「何から何まで任せて悪いけど……、彼等の迎えお願い出来る?」
「任せれました!」
ピョンっと、跳ねると黒ウサギは『工房』の扉に手をかける。
その背中を見つめながら少年は不安そうに黒ウサギに問いかける。
「彼等の来訪は……このコミュニティを救ってくれるだろうか?」
「……さぁ? けど主催者
曰く、これだけは保証してくれました。」
少年の問いかけに黒ウサギは一旦、『工房』の扉から手を放し、クルリとスカートを翻して笑う。
「彼等3人は……人類最高クラスのギフト所有者だ、と♪」
side out
side 士郎
魔法を使って気がついたら
上空3000メートルの高さにいた
「え!?何よこれ!」
横で凛が叫んでいるが、俺もびっくりした。叫んでいないのは、似たような経験をしたことがあるからなのだが
そこは、割愛する。
取りあえず、状況を確認しよう。
「凛!捕まれ!」
凛が捕まるのを確認すると
飛行魔術を使い、空中にとどまる。
「大丈夫か?凛」
「ええ、大丈夫よありがとう」
「取りあえずここは、どこなんだ?」
「さあ?取りあえず、下に降りない?」
「そうだn「ドッボーン!」……」
「………取りあえず、下に降りましょ」
「………そうだな」
俺たちは、下にある湖のようなところのほとりに降りた。
すると
side out
???「し、信じられないわ!まさか問答無用で引き摺りこんだ挙句、空に放り出すなんて!」
???「右に同じだクソッタレ。場合によっちゃその場でゲームオーバーだぜ。石の中に呼び出された方がまだ親切だ」
???「…………。いえ、石の中に呼び出されたら動けないでしょう?」
???「俺は問題ない」
???「そう、身勝手ね」
二人は軽口の応酬をしていた
???「此処……何処だろう?」
先程の猫の飼い主の少女が言う
「さぁな。まぁ、世界の果てっぽいのが見えたし、何処ぞの大亀の背中じゃねぇのか?」
金髪の不良のような少年は、続けて、
「まず間違いないだろうけど、一応確認しとくぞ。もしかしてお前達にもあの変な手紙が?」
「そうだけど、まずは"オマエ"って呼び方を訂正して。私は久遠 飛鳥よ。これからは気を付けなさい。それで、そこの猫を抱きかかえている貴女は?」
「…………春日部 耀。以下同文」
「そう。よろしく春日部さん。次に野蛮で凶暴そうなそこの貴方は?」
「高圧的な自己紹介をありがとよ。見たまんま野蛮で凶暴な逆廻十六夜です。粗野で凶悪で快楽主義と三拍子そろった駄目人間なので、用法と用量を守った上で適切な態度で接してくれお嬢様」
「それで、私がずぶ濡れになっているのに、優雅に降りてきた貴方達は?」
「あぁ、俺は衛宮士郎でこっちが」
「遠坂凛よ、よろしく」
「よろしく、衛宮くん遠坂さん」
心からケラケラ笑う十六夜
傲慢そうに顔を背ける飛鳥
我間せず無関心を装う耀
2人だけで、状況を確認する士郎と凛
そんな彼らを見ている怪しい影が
名前は黒ウサギという彼女は、とある事情で彼らを呼び出した張本人なのだが、
(うわぁ………………なんだか最後のお二人以外問題児ばかりみたいですねえ……でもおかしいですね、主催者曰く3人と言われてましたのに)
呼び出しておいて思うが…………彼らが協力する姿は、客観的に想像できそうにない
黒ウサギは陰鬱そうにため息をついた