バカと妹とロリっこと召喚獣   作:レフェル

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第7問

「斉藤洸也とその相棒の吉井明久だっている」

 

……シーン――

 

 

それが雄二の発言で一気に下がった。

 

「ちょっと、雄二! 僕は洸也と違って一般ぴーぷるだからね!?」

「驚いた、まさか期待されているとはな・・・」

 

声を荒げる明久と驚いた様子の洸也。

 

『誰だよ、吉井明久と斉藤洸也って』

『聞いた事無いぞ?』

『いや、斉藤は聞いたことがあるぞ。奴は射撃の名手だからどこかの組織がスカウトしようとしているとか』

 

ざわざわとクラス中がざわめく。

 

「ホラ!折角上がった士気に翳りが見えてるし!――ってなんで僕を睨むの?士気が下がったのは僕のせいじゃないでしょう!」

「そうか。知らないようなら教えてやる。こいつは『観察(もごもご)」

 

シンとした空気の中で話そうとする雄二くん。

それに気づいてわたしはぬいぐるみを使い雄二くんの口を大きく広げます。

これでしゃべれないでしょう、ふふ♪

 

「み、みあちゃん。 坂本くんが苦しそうだよ」

「え?ああいけませんね」

 

つぐみちゃんがそう言ってきたのでぬいぐるみを動かして雄二くんから離す。

 

「ごほごほ、みあ。 さっきからてめぇ・・・」

「・・・・命がいらないとみえる」

 

解放されて息を整えながらこちらを見る雄二くんにいつのまにか康太くんが後ろにいた。

カッターなんて持ち出したらだめじゃないですか。

 

 

「と、兎に角だ。俺達の力の証明として、まずはDクラスを征服してみようと思う」

 

青ざめながら雄二くんはがんばって話を進めた。

 

「皆、この境遇は大いに不満だろう?」

『当然だ!!』

 

雄二くんに問いかけられて、叫ぶクラスメイト達。

 

「ならば総員筆(ペン)を取れ!出陣の準備だ!」

『うおお―――っ!!』

「お、おー……」

 

士気をあげるために煽る雄二に反応するクラスメイト。そのクラスの雰囲気に圧されたのだろう、瑞希も小さく拳を作り掲げていた。

 

「では、使者を明・・・なんでもない。 なんでもないからぬいぐるみをこちらへ向けてこないでくれ」

「ふふふ♪ なにをそんなに怖がっているんですか?」

 

明兄さまをいかせようとはそうはとんやはおろしませんよ。

 

「使者ならわたしがいくよ」

「そんな、危ないことはだめだよ、つぐみ!」

 

つぐみちゃんがにっこりと笑いながら言うと明兄が止めにはいる。

 

「・・・・・なら、俺と洸也がいけばいい」

「ん?まあ、いいか。 俺はかまわないしな」

 

と言った。

 

「そ、そうか頼むぞ。 お前ら」

 

雄二くんがそう言うと二人はうなずいて教室を出て行く。

Dクラスへと宣戦布告に向うのだった。

このあと無事に宣戦布告を終えて戻ってきた彼らと共に屋上へと向かって歩く。

雄二はくん屋上に通じる扉を開け放った。

雲一つ無い青空から眩しい太陽光が差し込む。

 

「んで……? 洸也に康太。宣戦布告はしてきたな?」

 

雄二がフェンスの前にある段差に腰を下ろした。

 

「あぁ」

「・・・・一応今日の午後に開戦予定と告げて来たけど」

 

明久達も雄二に習い各々腰を下ろした。

 

「宣戦布告と言えば二人は怪我をしとらんようじゃが、下位勢力の使者に対する暴行はデマじゃったのかのう?」

 

秀吉の言葉に康太と洸也が答える。

 

「秀吉。確かに俺はDクラスに攻撃されかけたけどな」

「・・・・まぁ、俺がこれを使って誠心誠意説得したら引いてくれた」

((((どこからクナイをだしたーっ!?))))

瑞希とつぐみを除く何名か(雄二・秀吉・美波)の心が一つになった瞬間だった。

 

「と、兎に角昼飯にしよう」

「そうだな。つぐみ、明久の飯は持って来たのか?」

「うん! もちろんだよ♪」

 

そう言ってつぐみは鞄の中から二つの弁当箱を取り出すと蒼色の弁当箱を明久に手渡す。

明久が笑顔で礼を言い、弁当の蓋を開けると色とりどりなオカズと白米が食欲をそそる。

 

「へぇ、美味しそうね?」

「……美味そう」

「確かに美味そうじゃの」

「すごいな、バランス良くはいってる」

「すげーなー」

 

美波・ムッツリーニ・秀吉と洸也達が明久に手渡された弁当を見てそれぞれの反応を返す中、瑞希がそれをじっと見て黙り込んでいた。

 

「みあちゃん、お弁当の味見をお願いいたします!

今日は大丈夫です!」

「はい、わかりました」

瑞希は決意してみあに近寄って言った。

「なんだ?味見とか、大丈夫って。姫路が料理をするとマズいのか?」

「……不味いですめばまだいいさ」

 

心無しか青ざめた彰斗を見て興味が沸いたのか雄二がたずねてきた。

 

「どういうことだ?まさか食った途端に死ぬ訳じゃねぇだろうな?」

「その可能性は大ですね。何せ味付けに科学薬品を使っていましたから」

 

みあの発言を聞いて時が止まった。

 

「ん、まだまだお出しするには修行が足りませんね」

「……そうですか、残念です(;´∀`)」

 

瑞希はしょんぼりしていた。そして時は動き出す。

 

「「「「「はい―――――――っ!?」」」」」

「もぐもぐもぐもぐ」

「・・・・♪」

 

驚く何名かと幸福な明久と笑顔なつぐみ。

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