ソードアート・オンライン~黒の剣士と絶剣~ リメイク版   作:舞翼

11 / 41
ども!!

舞翼です!!

話が、ハっと思いついたので、早く投稿できました。
レンさんはもう出ないと言ったが、あれは嘘だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今回は、レンさん登場っす。まあ、過去編ですね。
これは書いた方がいいと思い、書きましたです。
時系列は、黒猫団後ですね。

誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。


第11話≪運命の出会い≫

約半年前の、ボス攻略会議での出来事だった。

会議では、いつも通り副団長様の話を聞き、ボスの対策を練って終了した。

 

「それでは、この作戦で明日のボス戦に望みたいと思います。 各自解散してください」

 

すぐに此処から出たかったが、俺たちの元へ歩み寄り、話し掛けてきた女性プレイヤーがいた。

アメジストの瞳に小さな顔、茶色のストレートヘアを後頭部で束ねていた。

俗にいう、ポニーテールって奴だ。

 

「君たち、何時も端っこで会議に参加しているけど、何で?」

 

俺がぶっきら棒に答えた。

 

「いえ、俺はビーターなんで」

 

「そっか。 でも、私は君のこと嫌いじゃないよ。 あ、そうだ! これからお茶しようよ。 どうかな?」

 

「「え?」」

 

俺とユウキは同時に声を上げた。

 

「えっと、俺は……」

 

「君たちで相談して決めていいよ。 私は、どちらでも構わないから。 外で待ってるね」

 

そう言うと、女性プレイヤーは出口を目指し歩き出した。

 

「ど、ど、どうしよう……。 でも、悪い人には見えなかったんだよな」

 

「行ってみようか。 もしあれだったら、ボクがフォローするからさ」

 

「お、おう。 頼んだ」

 

俺たちは小走りで、出口へ向かった。

 

 

♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦

 

俺たちは第八層の街《フリーベン》を訪れ、大通りを並んで歩いていた。

俺は何処へ行くか気になったので、女性プレイヤーに聞いた。

 

「あの、何処に向かっているんでしょうか?」

 

「そういえば、言ってなかったわね。 私のホームよ」

 

「は?」

 

何言ってるのこの人は。 女の子と同室になった事はあるけど、部屋に入った事は一度もないんだぞ。 言っている事は同じだと思うが、それとこれとは別だ。

うん、メッチャ帰りたいです……。

ユウキが俺の思考を読んだのか、小さな声で呟いた。

 

「……ボクは、このお姉さんとお茶したいんだけど。 ダメかな?」

 

ユウキさん、上目遣いは反則だよ。

俺は小さく息を吐いた。

 

「はあ、今日だけだからな。 俺は、人と関わりたくないんだから」

 

「やった♪」

 

街の脇道を通り数分歩いた所で、女性プレイヤーのホームへ到着した。

 

「ここよ」

 

女性プレイヤーはドアノブを捻り、扉を開けた。

俺たちは、女性プレイヤーに中に入るよう促され、扉を潜った。

 

「うわあ~、綺麗な所ですね」

 

「確かに。 まあ、ホームが無い俺には良く分からんけど」

 

部屋の内装は、リビング兼ダイニングと、隣接したキッチンには明るい色の木製家具が備え付けられ、周りはシンプルに飾り付けられている。

 

「今日の為に掃除しといてよかったわ。 取り敢えず、二人とも座って頂戴。 あ、そうそう。 君たち、武装を解除したら」

 

「「あ、はい」」

 

俺たちは武装を解除してから、備え付けられてる椅子へ腰を下ろした。

 

「私は、隣の部屋で私服に着替えてくるから。……覗かないでよ」

 

後半の言葉は、俺に言ったのだろう。

着替えと言っても、スターテスウインドウを操作するだけなんだが、表衣変更の数秒間は下着姿になってしまう為、女性は人前で着替えたりはしない。

 

「の、覗きませんよ! な、何言ってるんですか!?」

 

俺は顔を真っ赤に染めた。

 

「ふふ、赤くなっちゃって」

 

「は、早く、着替えて来てください!」

 

「はーい」

 

そう言うと、リビングの奥にある部屋へ消えて行った。

俺は息を吐き、呼吸を整えた。

 

「……ふぅー、うん、凄い人だな」

 

「う、うん。 ボクも見ててそう思ったよ。 でも、人との距離の詰め方が上手いね」

 

「まあ、確かに。 あの人となら仲良くなれそうな気がする。 弄られそうな気もするが……」

 

「お待たせ~」

 

奥の部屋から出て来た格好は、大きめのパーカーにショートパンツだった。

因みに、色はどちらとも白だ。

女性プレイヤーは、空いてる椅子へ腰を下ろした。

 

「まずは、自己紹介からしようか。 私の名前はレンよ。 あ、お姉ちゃんでもいいわよ」

 

「お、俺はキリトです。 よろしくお願いします。 レンさん」

 

「ボクはユウキだよ。 よろしく、レンさん」

 

「キリトにユウキね。 うん、覚えたわ。 てか、お姉ちゃんでもいいって言ったのに」

 

それは、レベルが高くないですかね。

俺がそう思っていたら、ユウキが頷いた。

 

「ん、わかった。 じゃあ、ボクはレン姉って呼ぶね」

 

「レン姉……。 うんうん、いい響きね~」

 

レンは俺を見て、笑みを浮かべた。

 

「キリトも、お姉ちゃんって言ってみて」

 

「――なッ!?」

 

い、いやいやいや。 無理。

無理ですって。

 

「《黒の剣士》さんは、お料理が好きって聞いたな。 私、空きのスロットで料理スキルを取得したから、結構高いんだ。 言ってくれれば、お料理作ってあげてもいいんだけどな。 あ、リクエストも可よ」

 

恐らく、レンが作る料理は、そこらのNPCレストンランの料理より旨いだろう。

てか、何処でその情報知ったんだ。 アルゴが情報源か?

 

「……俺が料理好きって、何で知ってるんですか?」

 

「いや、鎌かけただけだよ」

 

「え……マジッすか」

 

「うん、マジ。 お姉ちゃんって言ってくれるだけでいいのよ。 で、どうかな?」

 

暫し沈黙してから、俺は意を決し、言った。

 

「レン、お姉……ちゃん。……やっぱり、レンさんって呼び方の方が……」

 

「う~ん、……ま、いっか。 今度遊びに来た時、お料理を振舞ってあげるよ。 もちろん、ユウキの分もあるわよ」

 

「ホント?」

 

ユウキは、きょとんと首を傾げた。

 

「ホントよ。 そうだ! ユウキも料理スキル取りなさいよ。 今度、私とスキル上げをしましょ」

 

「うん!」

 

ユウキは、元気良く頷いた。

 

「そういえば、キリトとユウキって、何時からの付き合いなの?」

 

この質問には、俺が答えた。

 

「ええ、このゲーム(SAO)が始まってからですね」

 

レンは眼を輝かせ、この話題に喰い付いた。

 

「じゃあさじゃあさ、第一層からコンビ組んでたの?」

 

「ええ、まあ」

 

「ボス戦では、何でツーマンセルなの?」

 

「ああ、それは、俺たちの連携についてこれるのが、血盟騎士団の団長と、副団長様たちしか居ないからですよ。 でもこの三人は、指揮を執らなきゃいけないでしょ。 だから、必然的にツーマンセルになるんですよ」

 

レンは感嘆の声を上げた。

 

「ほへ~、そうだったの。 あ、そうだ。 じゃあ、私もその中に入ろうかしら。 頑張れば、私もそこに入れるわよ」

 

「「へ?」」

 

俺とユウキは、素っ頓狂な声を上げた。

 

「訓練すれば、連携を取れるようになるよ。 訓練して貰えないかしら? 《黒の剣士》さま。 《絶剣》さま」

 

因みに、レンさんにも《七色の舞姫》という二つ名がある。

これは、俺たちと同じく、第二十五層ボス戦後に付けられた二つ名だ。

 

「じゃあ、ボクたちと訓練しようか」

 

「……はあ、分かりました」

 

レンは立ち上がると俺の背後へ回り、抱き付いてきた。

てか、何で俺!?

 

「おりゃ」

 

「ちょ、レンさん。 離れて、離れてください。 あ、当ってます。 当ってますから。 何とは言いませんが、当ってますから」

 

「少年よ。 お姉さんに抱き付かれて嬉しいのかな」

 

「嬉s……じゃなくて、そんな訳ないでしょ!」

 

隣に座るユウキを見たら、背後から黒いオーラが流れ出ていた。

やだッ。 俺、死んじゃう。

 

「れ、レンさん。 お、俺、死んじゃいます」

 

「あら、そう」

 

そう言うと今度は、ユウキを背後から抱き締めた。

すると、黒いオーラがピタリと止まった。

 

「ふぇ!?」

 

「うりうり♪」

 

レンは、ユウキに頬擦りをしていた。

……うん、カオスな光景だな。

取り敢えず、ユウキを救出しないと。

 

「あ、あの~、レンさん。 お茶するはずじゃ……」

 

レンは頬擦りを止め、抱擁を解いた。

 

「あ……、そうだったわね」

 

「って、おい! 忘れてたんかい!」

 

「お、キリトくん。 ナイス突っ込み!」

 

「はあ~、何か、もういいっす……」

 

この人には、一生勝てない気がしてきた……。

それからお茶会が開催された。

テーブルの上にはお菓子と紅茶が置かれ、三人は談笑をしながら、この時間を過ごした。

この時間は、この世界に来て一番楽しかった時間だったかもしれない。

俺たちは立ち上がり、武装をしてから外へ出た。

 

「じゃあ、レンさん。 また、遊びに来ますね」

 

「じゃあ、またね。 レン姉」

 

「またね。 今度は、一緒にご飯を食べましょ」

 

「「おう(うん)!」」

 

俺たちはレンに手を振り、その場を後にした。

これが、俺たちとレンの初めての出会いだった――。




はい、レンさんメッチャ良い人だね。
書いてて、キリト君とユウキちゃんが、鬼神になったのが分かるような気がしたよ。
こんなに大切な人を失ったんだもん。
で、第五十層のボス戦は、三人でパーティーを組んで参加したんす。
あ、そうそう。アスナさん達は攻略の鬼ではありませんよ。

ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。