ソードアート・オンライン~黒の剣士と絶剣~ リメイク版 作:舞翼
舞翼です!!
話が、ハっと思いついたので、早く投稿できました。
レンさんはもう出ないと言ったが、あれは嘘だ\(゜ロ\)(/ロ゜)/
今回は、レンさん登場っす。まあ、過去編ですね。
これは書いた方がいいと思い、書きましたです。
時系列は、黒猫団後ですね。
誤字脱字があったらごめんよ。
それではどうぞ。
約半年前の、ボス攻略会議での出来事だった。
会議では、いつも通り副団長様の話を聞き、ボスの対策を練って終了した。
「それでは、この作戦で明日のボス戦に望みたいと思います。 各自解散してください」
すぐに此処から出たかったが、俺たちの元へ歩み寄り、話し掛けてきた女性プレイヤーがいた。
アメジストの瞳に小さな顔、茶色のストレートヘアを後頭部で束ねていた。
俗にいう、ポニーテールって奴だ。
「君たち、何時も端っこで会議に参加しているけど、何で?」
俺がぶっきら棒に答えた。
「いえ、俺はビーターなんで」
「そっか。 でも、私は君のこと嫌いじゃないよ。 あ、そうだ! これからお茶しようよ。 どうかな?」
「「え?」」
俺とユウキは同時に声を上げた。
「えっと、俺は……」
「君たちで相談して決めていいよ。 私は、どちらでも構わないから。 外で待ってるね」
そう言うと、女性プレイヤーは出口を目指し歩き出した。
「ど、ど、どうしよう……。 でも、悪い人には見えなかったんだよな」
「行ってみようか。 もしあれだったら、ボクがフォローするからさ」
「お、おう。 頼んだ」
俺たちは小走りで、出口へ向かった。
♦♦♦♦♦♦♦♦♦♦
俺たちは第八層の街《フリーベン》を訪れ、大通りを並んで歩いていた。
俺は何処へ行くか気になったので、女性プレイヤーに聞いた。
「あの、何処に向かっているんでしょうか?」
「そういえば、言ってなかったわね。 私のホームよ」
「は?」
何言ってるのこの人は。 女の子と同室になった事はあるけど、部屋に入った事は一度もないんだぞ。 言っている事は同じだと思うが、それとこれとは別だ。
うん、メッチャ帰りたいです……。
ユウキが俺の思考を読んだのか、小さな声で呟いた。
「……ボクは、このお姉さんとお茶したいんだけど。 ダメかな?」
ユウキさん、上目遣いは反則だよ。
俺は小さく息を吐いた。
「はあ、今日だけだからな。 俺は、人と関わりたくないんだから」
「やった♪」
街の脇道を通り数分歩いた所で、女性プレイヤーのホームへ到着した。
「ここよ」
女性プレイヤーはドアノブを捻り、扉を開けた。
俺たちは、女性プレイヤーに中に入るよう促され、扉を潜った。
「うわあ~、綺麗な所ですね」
「確かに。 まあ、ホームが無い俺には良く分からんけど」
部屋の内装は、リビング兼ダイニングと、隣接したキッチンには明るい色の木製家具が備え付けられ、周りはシンプルに飾り付けられている。
「今日の為に掃除しといてよかったわ。 取り敢えず、二人とも座って頂戴。 あ、そうそう。 君たち、武装を解除したら」
「「あ、はい」」
俺たちは武装を解除してから、備え付けられてる椅子へ腰を下ろした。
「私は、隣の部屋で私服に着替えてくるから。……覗かないでよ」
後半の言葉は、俺に言ったのだろう。
着替えと言っても、スターテスウインドウを操作するだけなんだが、表衣変更の数秒間は下着姿になってしまう為、女性は人前で着替えたりはしない。
「の、覗きませんよ! な、何言ってるんですか!?」
俺は顔を真っ赤に染めた。
「ふふ、赤くなっちゃって」
「は、早く、着替えて来てください!」
「はーい」
そう言うと、リビングの奥にある部屋へ消えて行った。
俺は息を吐き、呼吸を整えた。
「……ふぅー、うん、凄い人だな」
「う、うん。 ボクも見ててそう思ったよ。 でも、人との距離の詰め方が上手いね」
「まあ、確かに。 あの人となら仲良くなれそうな気がする。 弄られそうな気もするが……」
「お待たせ~」
奥の部屋から出て来た格好は、大きめのパーカーにショートパンツだった。
因みに、色はどちらとも白だ。
女性プレイヤーは、空いてる椅子へ腰を下ろした。
「まずは、自己紹介からしようか。 私の名前はレンよ。 あ、お姉ちゃんでもいいわよ」
「お、俺はキリトです。 よろしくお願いします。 レンさん」
「ボクはユウキだよ。 よろしく、レンさん」
「キリトにユウキね。 うん、覚えたわ。 てか、お姉ちゃんでもいいって言ったのに」
それは、レベルが高くないですかね。
俺がそう思っていたら、ユウキが頷いた。
「ん、わかった。 じゃあ、ボクはレン姉って呼ぶね」
「レン姉……。 うんうん、いい響きね~」
レンは俺を見て、笑みを浮かべた。
「キリトも、お姉ちゃんって言ってみて」
「――なッ!?」
い、いやいやいや。 無理。
無理ですって。
「《黒の剣士》さんは、お料理が好きって聞いたな。 私、空きのスロットで料理スキルを取得したから、結構高いんだ。 言ってくれれば、お料理作ってあげてもいいんだけどな。 あ、リクエストも可よ」
恐らく、レンが作る料理は、そこらのNPCレストンランの料理より旨いだろう。
てか、何処でその情報知ったんだ。 アルゴが情報源か?
「……俺が料理好きって、何で知ってるんですか?」
「いや、鎌かけただけだよ」
「え……マジッすか」
「うん、マジ。 お姉ちゃんって言ってくれるだけでいいのよ。 で、どうかな?」
暫し沈黙してから、俺は意を決し、言った。
「レン、お姉……ちゃん。……やっぱり、レンさんって呼び方の方が……」
「う~ん、……ま、いっか。 今度遊びに来た時、お料理を振舞ってあげるよ。 もちろん、ユウキの分もあるわよ」
「ホント?」
ユウキは、きょとんと首を傾げた。
「ホントよ。 そうだ! ユウキも料理スキル取りなさいよ。 今度、私とスキル上げをしましょ」
「うん!」
ユウキは、元気良く頷いた。
「そういえば、キリトとユウキって、何時からの付き合いなの?」
この質問には、俺が答えた。
「ええ、この
レンは眼を輝かせ、この話題に喰い付いた。
「じゃあさじゃあさ、第一層からコンビ組んでたの?」
「ええ、まあ」
「ボス戦では、何でツーマンセルなの?」
「ああ、それは、俺たちの連携についてこれるのが、血盟騎士団の団長と、副団長様たちしか居ないからですよ。 でもこの三人は、指揮を執らなきゃいけないでしょ。 だから、必然的にツーマンセルになるんですよ」
レンは感嘆の声を上げた。
「ほへ~、そうだったの。 あ、そうだ。 じゃあ、私もその中に入ろうかしら。 頑張れば、私もそこに入れるわよ」
「「へ?」」
俺とユウキは、素っ頓狂な声を上げた。
「訓練すれば、連携を取れるようになるよ。 訓練して貰えないかしら? 《黒の剣士》さま。 《絶剣》さま」
因みに、レンさんにも《七色の舞姫》という二つ名がある。
これは、俺たちと同じく、第二十五層ボス戦後に付けられた二つ名だ。
「じゃあ、ボクたちと訓練しようか」
「……はあ、分かりました」
レンは立ち上がると俺の背後へ回り、抱き付いてきた。
てか、何で俺!?
「おりゃ」
「ちょ、レンさん。 離れて、離れてください。 あ、当ってます。 当ってますから。 何とは言いませんが、当ってますから」
「少年よ。 お姉さんに抱き付かれて嬉しいのかな」
「嬉s……じゃなくて、そんな訳ないでしょ!」
隣に座るユウキを見たら、背後から黒いオーラが流れ出ていた。
やだッ。 俺、死んじゃう。
「れ、レンさん。 お、俺、死んじゃいます」
「あら、そう」
そう言うと今度は、ユウキを背後から抱き締めた。
すると、黒いオーラがピタリと止まった。
「ふぇ!?」
「うりうり♪」
レンは、ユウキに頬擦りをしていた。
……うん、カオスな光景だな。
取り敢えず、ユウキを救出しないと。
「あ、あの~、レンさん。 お茶するはずじゃ……」
レンは頬擦りを止め、抱擁を解いた。
「あ……、そうだったわね」
「って、おい! 忘れてたんかい!」
「お、キリトくん。 ナイス突っ込み!」
「はあ~、何か、もういいっす……」
この人には、一生勝てない気がしてきた……。
それからお茶会が開催された。
テーブルの上にはお菓子と紅茶が置かれ、三人は談笑をしながら、この時間を過ごした。
この時間は、この世界に来て一番楽しかった時間だったかもしれない。
俺たちは立ち上がり、武装をしてから外へ出た。
「じゃあ、レンさん。 また、遊びに来ますね」
「じゃあ、またね。 レン姉」
「またね。 今度は、一緒にご飯を食べましょ」
「「おう(うん)!」」
俺たちはレンに手を振り、その場を後にした。
これが、俺たちとレンの初めての出会いだった――。
はい、レンさんメッチャ良い人だね。
書いてて、キリト君とユウキちゃんが、鬼神になったのが分かるような気がしたよ。
こんなに大切な人を失ったんだもん。
で、第五十層のボス戦は、三人でパーティーを組んで参加したんす。
あ、そうそう。アスナさん達は攻略の鬼ではありませんよ。
ではでは、感想、評価、よろしくお願いします!!