僕と幻想郷と過去日記   作:只今更新凍結中

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死を視えているのなら…正気でなんかいられない 死を視えているのならとても立ってなんか居られない 空なんて今にも落ちてきそうだ。
物事の死が視えると言うことはこの世界が・・・あやふやで脆いという事実に投げ込まれると言うこと。
死が視えると言う事は現実と向き合わなければいけない…いつかモノは絶対に死を迎えるという現実と… だけど…



死を誘う桜と死を視る者

 

 

「・・・すごいわね・・・」

 

「私も剣術をしてますが・・・あれほどまでとは・・・」

 

「霊夢、記憶が確かならあれって暗殺術だって明久言ってたよな?」

 

「えぇ」

 

見えるのは明久と西行妖の戦い・・・

西行妖は蔓、根、または枝を伸ばしたり、死刻蝶を飛ばし明久を襲う。

明久はそれを避け、時として足場とし、切り払ってゆく。

 

先ほどの霊夢と魔理沙の会話からアレは暗殺術らしいが・・・

 

「・・・きれい・・・」

 

あまりにも美しかった・・・

ただ相手に気づかれず殺す術だと思っていたけど、彼のそれはあまりにも違かった。

芸術、そういっても過言ではない・・・だがすべてに言えるのは、必殺であること。

人間ってのは・・・恐ろしいものね・・・

 

「・・・霊夢、封印を作るから手伝いなさい」

 

「わかってるわ」

 

みんながそれぞれやるべきことを・・・

 

「・・・無事でいて・・・」

 

私にできることは、戦っている彼の無事を祈ることだけだ・・・

あの時、彼にしたように・・・

 

side明久

 

攻めにくいな・・・

本体を攻めようにもいかせん根や枝とか多い・・・

 

「・・・フッ!!」

 

ー閃鞘・七夜ー

 

僕は鞭のように迫る根を横薙ぎに斬り払う。

しかし・・・

 

『ボコッ』

 

「なっ!?」

 

いきなり足元の土が盛り上がったため飛び上がると、

土の中から根が飛び出してきた。

 

「フェイント!?」

 

それだけでは終わっていなかった。

目の前には枝・・・

僕は空を蹴り、側転の様に避けると、また根が・・・

 

「しつこい!!っ!?」

 

しまった!!根が・・・

捕まったが最後とはこういうことだろう。

左手に絡まった根は、そこから新しい根を生やし、体に絡みつく。

 

「う・・・ぐっ・・・」

 

死に誘っても死なないから絞め殺す気か・・・

僕は何とか右手を出すも、ナイフは左手・・・斬り払えない。

 

「ど、どうしようかな・・・?」

 

そう考えてく内に締め上げはきつくなる。

 

「明久さん!!」

 

この声は・・・妖夢?

 

「明久さん!!受け取ってください!!」

 

聞こえるは後ろ・・・でも・・・

 

『パシッ!!』

 

それは・・・飾りの付いた日本刀・・・いや、楼観剣。

 

「ふっ!!」

 

僕は鞘を銜え、剣を抜き放ち自分に・・・根の線に向かって斬り払った。

根の拘束から抜けた僕は着地するとすこし距離を取る。

 

「もう、どうこう言ってる暇は無いね・・・」

 

僕は西行妖を視る・・・

ただ見るんじゃない・・・視るんだ・・・

視界に見えるは点と線が絡み合う世界。

 

死は…万物の結果、あらゆる存在は発現したと同時に死を潜在する物・・・

それはたとえ無機物といわれる生きていない、と認識してるものにも存在する。

僕は本当は『直死の魔眼』が・・・いや、自分が怖くなる・・・だって、

 

死を視えているのなら…正気でなんかいられない

 

死を視えているのならとても立ってなんか居られない

 

空なんて今にも落ちてきそうだ

 

物事の死が視えると言うことはこの世界が・・・あやふやで脆いという事実に投げ込まれると言うこと

 

そして、僕はそれを故意的に殺せるということなのだ。

でも・・・僕は感謝している・・・だって・・・

 

「駄目な僕でも・・・みんなを救える」

 

だから言おう。

 

「ごめんね・・・」

 

幻想郷よ・・・少しきついけど我慢して・・・

 

「西行妖・・・たしかにお前の見える世界も死があるんだろうね・・・」

 

だけど・・・

 

「僕とお前とでは見えている世界(モノ)が違うんだ!!」

 

誘うのと殺すのとでは意味は違う!!

僕は剣を地に突き刺す。

 

『!!ギ、ガガッ!!』

 

西行妖はまるで苦しむように地から抜け出そうとする。

 

そうだろうね・・・だってここいら一帯を殺したんだから。

 

「逃がさないよ・・・」

 

僕は水月で一瞬にして接近すると、

 

ー閃走・六兎ー

 

霊力と気を込めた6発の蹴りを一点に叩き込む。

 

ー閃鞘・八点衝ー

 

着地すると無差別に斬撃をばら撒き、根を切り裂く。

 

ー閃鞘・八花鏡ー

 

斬撃と刺突をばら撒き、死刻蝶を落とす。

 

ー閃鞘・七夜ー

 

目の前に迫る枝通り過ぎざまになぎ払う…

 

ー閃鞘・八穿ー

 

上空に飛び、枝を・・・幹を斬り落す。

 

僕は着地すると片手を地に着け、眼を閉じる。

そして見開くとある一点を見つめ・・・

力を貯める…

 

「これが・・・

 

 

 

モノを殺すっていう事だ・・・」

 

ー直死の魔眼・決死の一撃ー

 

一瞬にしてトップスピードに…それこそ最大まで引き絞られ打ち出された矢の如く疾走する。

そして凄まじい速度で突き出した七ッ夜は点を穿ち、貫いた。

その威力は凄まじかったのだろう。西行妖は数mほど吹き飛び、元の場所に戻っていた。

 

「紫!!霊夢!!」

 

「任せなさい!!」

 

「いくわよ、霊夢!!」

 

僕は振り向くと背中合わせに、札を構えた霊夢と、

扇で口元を隠し、手を前に突き出した紫・・・

そして周りを囲むように展開された陣を見た。

 

『ゴ・・・ギ・・・』

 

西行妖は抗うように逃げようとするが、

 

「いい加減あきらめろ!!封魔刃!!」

 

僕は白銀の剣を展開するとそれは次々と西行妖を貫くと動きを封じる。

 

「「封!!」」

 

最後のキーワードだろう・・・

西行妖の周りに陣が現れ、次々と鎖や霊糸により縛り上げていく。

そして最後には西行妖は動かなくなっていた・・・

 

「・・・死が・・・消えたか・・・」

 

周りを漂っていた死の気は消えうせていた・・・

僕は幽々子に近づき、

 

「・・・受け取りに来たよ・・・」

 

幽々子から刀を受け取った。

 

こうして、まあ問題はあったけど異変は無事解決した。

 

 

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