初夏・・・
連休なので幻想郷に来たんだけど・・・
「そうれっいっきいっき!」
「よっしきたぁ!!!!!」
どうも様子が変だ。皆騒いで騒いで騒ぎ通している。ほとんど全員が手に杯を持って酒を注ぎ、どんどん飲み干しては騒ぎ合い楽しそうに笑い合っている。
「うん?明久か」
「あ、妹紅。これ何の騒ぎ?」
僕は現状を聞くと。
「さあ?私にもわからないな」
「またやっているわね」
「アリス・・・」
「久しぶりね」
「また・・・って・・・」
「えぇ、昨日も・・・というより三日連続じゃないかしら?」
「なるほど・・・ありがとうアリス」
僕は神社に・・・博麗神社へとむかった。
…だが、このとき気づいていなかった。
笑う人々を覆うように存在する霧の存在に・・・
【少年移動中】
神社にたどり着くと・・・
「ここもか・・・」
ここでも宴会が行われていた。
「明久。帰ってきてたのね」
「霊夢、コレって・・・」
「宴会よ」
みる限り、紅魔館、白玉楼のみんながいる。
「いい迷惑よ・・・ここは会場じゃないのよ?」
「これって・・・」
異変かもしれないな・・・
「とりあえず挨拶してくるよ」
「わかった」
僕はみんなの所へむかうと、
「よ、明久。帰ってきたんだな」
「魔理沙・・・酒臭いよ?」
「いいじゃないか、別に」
「結構前からやってる?」
「あぁ、へんだよな・・・なんだかやりたいって・・・」
「・・・」
無意識にやってるってことかな?
「まっ、楽しいからいいけどな」
これは・・・結構調べる必要があるね。
とりあえず分かる限り、無意識に影響されてる?
「あら、明久じゃない」
「ん?幽々子、久しぶり」
「えぇ、久しぶりね」
フワフワと浮くようにして・・・いや亡霊だから浮いてるか?
しかし顔が赤い。
「結構飲んでる?」
「えぇ、それに紫が珍しいお酒も持ってきてるからね~」
「そっか・・・」
「そういえばね・・・」
「なに?」
「誰かに見られてる気がするのよね~」
どういうことだ?
「おかしいのよね・・・いないのに、何かが居るように感じるわ」
幽々子は扇で口元を隠すようにして、
「そう・・・まるでこの宴会を見て楽しんでるよう・・・」
「幽々子・・・」
「とりあえず、今は宴会を楽しみましょう~?」
彼女は・・・原因を知ってるのかもしれない。
でも・・・
手出しはしないだろう。
けど、
「ありがとね、幽々子」
「・・・どういたしまして」
コレで分かった。
この宴会・・・誰かによって意図的に行われていると・・・
「友人の悩みは解決してあげたいのよ・・・友人として」
_______________
「あ~き~ひ~さ~!!!!」
目の前にダッシュで突っ込んでくる少女。
僕は・・・
「ブフッ!!??」
鳩尾にクリティカルヒットを食らった。
「ひさしぶり!!あきひさ」
「うん・・・ひさしぶりだね・・・フラン・・・」
僕の上に乗っかる少女・・・フランは笑っていた。
顔を少し赤くして。
「酔ってるのか・・・」
「妹様、あまり迷惑をかけてはいけませんよ?」
「は~い」
「咲夜・・・レミリアは?」
いつも一緒なのに・・・
「お嬢様なら・・・ダウンして紅魔館に戻られてます」
「何があったの?」
「・・・魔理沙が樽で一気飲みさせて・・・」
「・・・わかった・・・」
魔理沙・・・君は何をやってるんだ・・・
「そういえば、お嬢様から・・・」
「なに?」
「『お願いだから・・・人であることをやめないで・・・』と」
「・・・・・・・・・」
まさか・・・レミリアは知っているのかな?
『 』であったことを・・・
いや・・・運命で見てしまったのか・・・
「・・・あきひさ?」
するとフランが腰に抱きつきながら見上げてきた。
いけないな。とりあえず・・・
「お酒は飲めないけど・・・宴会楽しもうか?」
「うん!!そうだ!!外のお話聞かせて!!」
今はこの宴会を楽しもう。