僕と幻想郷と過去日記   作:只今更新凍結中

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逃げるわけには行かない、気を失うわけには行かない。 約束したから、必ず解決すると誓ったから。 見たから、彼女の心の叫びを。 だからこそ僕は・・・立ち上がる・・・



鬼の1撃と曲げたくない心

萃香は毟り取った髪に息を吹き掛け飛ばすと、それは無数の小さな萃香になる。

 

「ほんと、何でもありだね・・・」

 

僕は気を集中させると、

 

ー鵬龍ー

 

蹴りを正確に小さな萃香に当てていく。

さすがにそこまで耐久力はないようだ。

 

「器用だね~」

 

僕は少し飛ぶと、

 

「穿て!!」

 

ー魔霊・激龍爪ー

 

「ッ!?」

 

萃香は驚きながらも萃香は腕を盾にする。

つぎの瞬間、萃香は吹っ飛んで行く。

僕は萃香が体勢を立て直す隙を許さず攻める。

萃香は防御したり回避したりしていく。

 

「随分速さと威力が上がってるね!?」

 

そんな中で萃香はそう漏らす。

 

「少し消費がひどいけどね!!」

 

僕は体を捻る様に跳び

 

「吹き飛べ!!」

 

ー閃走・六鹿ー

 

強烈な横蹴りを萃香に叩き込む。

 

「ガッ!?」

 

今のはさすがに効いたみたいだ。

 

「いつつ・・・ホントすごいよ。私とここまで戦えた人間って明久が初めてじゃないかな?」

 

「手加減してもらってるけどね」

 

「・・・気づいてたの?」

 

「最初の一撃の時からね」

 

もし本気なら僕原型とどめてないでしょ・・・

紫の話だと鬼の本気の一撃は山を粉砕するって言ってたし。

 

「そっか・・・それは悪かったね。

じゃあ・・・」

 

萃香は構えを取り、

 

「私の能力は『密と疎を操る程度の能力』って言ってね。

これで霧化してみんなを見てたんだ」

 

なるほど・・・だから霧に死の線が・・・

それより・・・彼女の右手に妖力が・・・

 

「耐え切ってよ?三歩壊廃!!」

 

「!!!!」

 

僕は腕に霊力を込めクロスし、体を気で強化するが、

 

1歩で腕のガードを崩され、

 

2歩で能力の応用だろう。少し大きくなった萃香にアッパーで打ち上げられ、

 

3歩で巨大化した萃香の拳をまともに受け、吹き飛ばされた。

 

「あ・・・ぐっ・・・」

 

木を何本かへし折ってやっと減速する。

やばい・・・今ので肋骨をヤッタか・・・

体中が痛くて・・・口の中が血の味がする。

生きてるほうが不思議だね・・・

ゆっくりと近づいてくる萃香。

するとどこからともなく札とナイフが飛んできた。

 

 

side萃香

 

・・・やっぱり、人間じゃ耐えれないか。

まぁ生きてるだけ大丈夫だろ。

しかし・・・

 

「何のまねだい?」

 

「それはこっちの台詞よ?」

 

たしか博麗の巫女と紅魔館ってとこのメイドと吸血鬼・・・

 

「私は明久と戦ってるんだよ?

いきなり割り込まないでほしいね」

 

「貴女こそふざけてるの?態々スペルゲームを作ったのに・・・

貴女達妖怪から約束を破るってどういうつもり?」

 

約束を破る?

 

「何言ってんのさ・・・これは明久との同意の上での勝負だよ?」

 

久しぶりの戦いで感情が高ぶっているんだろうな・・・

私は・・・

 

「それにいつも裏切るのは人間だ!!何が約束だ!!

そんな・・・そんな言葉信じられるわけ無いだろ!!」

 

「そこは否定しないわ。でも私達にとってその約束を守ることがここで住む事の条件であることは知ってるでしょ?

ましてや貴女・・・明久を殺す気かしら?

それなら・・・あなたを殺すわよ?」

 

吸血鬼・・・たしかレミリアって言ったっけ?そいつから妖力があふれ、巫女とメイドがそれぞれ札とナイフを取り出した。

 

「いうね、吸血鬼」

 

私達は構えようとすると、

 

「・・・ストップ・・・」

 

こもったような声・・・しかし聞き間違えようのない声・・・

 

「「「「え?」」」」

 

なんで・・・明久立ち上がってきてるんだ?

確かに肋骨を粉砕した感触があったのに・・・

 

「3人とも・・・下がって。これは僕と萃香の勝負だ」

 

「でも・・・」

 

「大丈夫。それに吹っかけたのは僕だしね」

 

何言ってるんだ・・・そんな・・・そんな体で・・・

 

「さぁ・・・続きを・・・やろうか」

 

「なんで・・・」

 

「ん?」

 

「なんでそんな体で動くのさ!?

どれだけ危険か分かってるだろ!?」

 

「確かに危険だね・・・・はっきり言って力の差もすごいと思う」

 

「だったら・・・」

 

「けど・・・」

 

「え?」

 

「一つだけ間違いがあるよ・・・人間は確かに体も・・・力も・・・

君たちより弱いかもしれない・・・」

 

「・・・」

 

「だけどね・・・時として、人ってのは計り知れない力を発揮するんだよ?

・・・纏気峰真」

 

明久は気を纏い・・・

 

「はぁぁあ!!」

 

目の前に現れるといきなり殴り飛ばされた。

 

『ドゴッ!!』

 

「ごふっ!!」

 

私は吹き飛ばされながらも何とか受身をとるとそこは参道・・・

それに・・・血の味・・・

まさか・・・殴り飛ばされて・・・おまけで血まで吐かされるなんて・・・

 

「ホント・・・アンタ人間?」

 

口から血を滴らせ、目は血が入ったのかは赤く染まりフラフラと歩いてくる。

 

「あぁ、人だよ」

 

一瞬、同格(・・)の鬼に殴られたと錯覚した・・・

その歩いてくる姿は満身創痍で・・・でも目をそらすわけには行かない・・・

そう・・・怖いんだ・・・今目をそらせば・・・負ける!!!

 

「君のために・・・

萃香のために!!僕は君を本気で殴り飛ばす!!!!!」

 

 

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