僕と幻想郷と過去日記   作:只今更新凍結中

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人間であることとか力を持つこととかはっきり言ってどうだっていい。 重要なことは今何をしたくて何をすべきか、だ。 だから僕は人だ・・・それ以上に僕は僕なんだ!!



覚醒

「・・・嘘でしょ・・・」

 

明久の拳は鬼の拳とぶつかり合う。

 

『ビキビキビキッ!!!!』

 

衝撃で参道の石にひびが入り始める。それよりも・・・

 

「紫!!どういう意味!?」

 

「あの子どんだけよ!?萃香に本気を出させるなんて!!」

 

眼前には気と霊力の纏った拳と妖力を纏った拳が押し合いを行っている。

はっきり言って衝撃で吹き飛びそうね!!

 

「毎度のことだけど驚かされてばかりね!!」

 

「鬼の力は妖怪でもトップクラスよ!?

しかもその鬼でも四天王の一人よ?」

 

「どんどん人外化して行きますね!!」

 

でもなにかしら・・・まだコレでは終わらない気がする。

 

 

__________________

 

 

 

 

「すごい拳だね!!まさか本気で殴ることになるとは思わなかったよ!!」

 

「それはどうも!!さぁ、ここからは単純な力比べだ!!」

 

どんなに強がろうと初期ステータスなら相手が上。

短時間で終わらせないと!!

僕は霊力と気を左手に集中させる。

 

「ぐっ!?まだまだぁああ!!」

 

一瞬押し込むが、萃香も妖力を上げ押し返される。

拳と拳の間では力がぶつかり合い、その衝撃で地面にひびが入り始める。

 

「くっ!?」

 

いけない・・・力が・・・使いすぎたか・・・

 

「コレで終いだよ!!」

 

萃香は力を込め押し込んでくる。

 

「つぅ・・・!!まだまだぁああ!!

拾華勢威!!!!」

 

左腕から羽のように光が広がり、周りから霊力、気を集め始める。

 

「な!?馬鹿か!?そのスピードで吸収したら体が持たないぞ!?」

 

確かに誰であろうと最大許容量はあるだろう・・・

 

「確かにね・・・でも・・・僕の今の状態は?」

 

「!!!」

 

そう力をすごいスピードで消費してる状態。

早い話、穴の開いた器に水を入れてもあふれることはない!!

僕は取り込んだ力を左手に込め、拳を押し返す。

 

「なんで・・・なんで巫女でもないのにそこまでするのさ!?」

 

たしかに・・・僕は博麗の巫女でも・・・幻想郷の管理者でもない。

 

「僕は・・・異変を解決するのは確かに大事だけど・・・」

 

でも・・・

 

「それよりも!!目の前で泣きそうな子を見捨てれるほど強くないんだよ!!」

 

それなりに学力は上がってきたと思う。でも・・・こんな時どうすればいいとか思いつかなかった。

ただ、ただ泣きそうなこの子と正面からぶつかり合うことしか思いつけなかった。

 

「僕はこんなことしか思いつけない。

ただ・・・ただ伝えたい思いを拳に込めてぶつけるだけだ!!」

 

「・・・・・・」

 

すると萃香は俯き、

 

「なら!!その思いを私にぶつけてみな!!!」

 

顔を上げるとそう叫び、急激に妖力が上昇する。

 

「くっ!!!」

 

あと・・・後もう少しなのに・・・

この手は届かないのか?

 

《その扉を開いた以上、君は人を、神を超えた物を手に入れるはずだ・・・それは要するに人をやめるのとほぼ同意義。それを君は・・・》

 

そうだ・・・あの時誓ったんだ・・・

 

《君は・・・人を捨てることに躊躇いはないのかい?》

 

まさか・・・人であることは捨てないよ・・・

 

《なら・・・》

 

たとえどんな姿になろうと・・・僕は吉井明(ぼく)だ!!

 

《・・・わかった。私は信じてるよ明久・・・》

 

そうだ・・・僕は・・・

まるで闇覆われるように視界が暗闇に覆われ・・・

次の瞬間扉の前に立っていた・・・

僕はその扉を開くとそこには杭で四つの羽を固定され、鎖で縛られた白い龍・・・

僕は鎖の触れると鎖や杭、景色にヒビが入り・・・

 

『グォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!』

 

龍は飛び立った。

 

 

_________________

 

 

 

「!?」

 

なんだ!?なんで・・・

明久の左手はぶれ、人としての腕、異形の腕に何度も変わり続ける。

 

「なんで、明久から神力(・・)が!?」

 

「ウォォォオオオ!!!!!!!!!!」

 

次の瞬間明久は白銀の光に覆われ、腕はブレードのような物の付いた龍の手。

足は龍のような爪が生え、背中には翼、服装もロングコートののように・・・

全体的に赤と白を纏い、顔は側面から2本の角。額あたりから1角。

眼は銀色・・・でも・・・全体的に姿は変わったが明久だとなぜか理解できる。

 

「ウォォォオオオオオオオオ!!!!」

 

どんどん押されていく拳。

 

「驚きだよ・・・」

 

でも・・・清清しいな・・・

私の拳は弾かれ、明久の拳は私に吸い込まれる。

次の瞬間、周りが吹き飛ばされた。

 

 

_____________

 

 

「ハァハァ・・・」

 

僕は腕を見る。うわ・・・人間の腕じゃない。

 

「・・・まぁ、いいか」

 

えっと・・・どうやって解くんだ?

すると体が光に包まれ、いつもの服装にそして人の戻っていた。

 

「えっと・・・萃香!?」

 

僕は萃香を探すと目の前のクレーターの中心で倒れていた。

よかった、気絶してるだけか・・・

 

「明久・・・」

 

「霊夢?」

 

あれ?なんか怒ってるような・・・

 

「これ・・・どうしてくれるの?」

 

参道にクレーター・・・

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「直しておきます・・・」

 

「よろしい」

 

それよりも・・・

 

「霊夢・・・どうも思わないの?」

 

間違いなく僕は人間じゃない姿をしてたのに・・・

 

「・・・明久は明久でしょ。あっちも同じ考えだと思う」

 

「「「明久!?」」」

 

そういってよって来る紫達・・・

 

やっぱり・・・

 

「君たちはすごいよ・・・」

 

こうして・・・鬼の少女の起こした異変は・・・解決した。

 

 

 

 

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