満月の夜。今日は慧音も居ないので霊夢の所に泊まっているのだが…
「満月か……でもこの違和感はなんだろう……」
空に金色に輝く満月。しかし僕にはあれが歪に見えて……
何より警報の様に感があれは危険だと訴えてくる。
「あぁ……とりあえず……胸糞悪い満月だ」
何時もでは考えれないような苛立ちに舌打ちをし、月を視るのを止める。
しかし、あの月とは関係ない現象もある。それは今現在起こっており、周りにも影響を与えている。
「・・・・・・紫」
「あら?何かしら?」
僕の声に答えるように、後ろにいつの間にか現れた紫に、何時もと変わらずとも不思議な感覚を感じ、
「時間を……夜を止めてるのは紫?」
僕は空を見上げながら問いかけた。
「そうね、夜が終わらないようにしているのは私よ」
「そっか・・・」
「でもよく気が付いたわね?」
「・・・・・・能力」
僕の能力は意識下なら時間干渉は受けない。そして、
「……そうね」
紫は縁に座っていた僕の隣に座ると、空に浮かぶ
「異変よ。あの月は明久の考えの通り本物の月じゃない。
そしてあの月夜のせいで妖精達が凶暴化してるわ」
満月…しかし目を凝らしてみれば少し欠けた月。
なるほどある程度影響がでないように……そしてさっきから響いている警報は
「だから夜を止めたんだね」
「正解。とりあえず霊夢を起こして来るわ。
多分あの吸血鬼も気づいてるでしょうし、詳しい話はその時にするわ」
霊夢を起こしに行った紫の後姿を見た後僕は月をもう一度見た。
夕方まで修行していたから速く寝るように言ったけど……
大丈夫かな?
明久がそう考えていると複数の気配が近づいているのに気が付く。
いや、
「とりあえず妖力2つと霊力、魔力が二つだね~
多分妖力と霊力は吸血鬼とメイドとして魔力は誰だろうね?」
もう到着していたものもいるらしい。
見上げると屋根上から萃香がこちらを見下ろしていた。
「萃香居たんだね」
「うん、さっき来た」
萃香は屋根の上から降りてきて隣に座るとお酒を飲みだした。
「萃香はどうするの?」
「お留守番、それで紫から呼ばれたし」
「そっか」
多分魔力は魔理沙と・・・・・・繋がりからしてアリスか?
しかし……妖力が二つ?
後霊力……
なんとなくわかりはするが、彼女がこんな日に許可するだろうか?
と言うか……
僕は気配の内4つが動かないことより予想し、そちらへと向かうことにした。