「…………(チーン」
「妖夢、ちゃんと飛びなさいよ~?」
説教により魂の抜けた状態で飛ぶ妖夢を他所に、
「あははは♪あきひさはや~い♪」
「ちゃんと掴まっててよ、フラン?」
「うん!!」
僕はフランを
速いと言ってもフラン達の方が速いと思うけど……
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「……魔理沙、貴女もあれ位の速度出せるかしら?」
「ハッキリ言う、無理。て言うか天狗と本気で追いかけっこ出来る奴に勝てるわけない」
「そう言えば明久って昔から文と追いかけっこしてたわね……」
「手加減してたでしょうけど……明久の身体能力は天性のものだと思います。
だからこそ師匠と慕っていた
「確かにそれもあるけど能力も関係あると思うわ」
紫はポツリとあの日起こったことを思い出しながらつぶやいた。
「能力?明久の能力は『あらゆる状況下で我を貫く程度の能力』だろう?」
レミリアは不思議そうに聞く。
「明久の能力は『あらゆる状況下で我を貫く程度の能力』
そして『力を共有し昇華させる程度の能力』よ」
紫の言葉に霊夢を除いた皆が言葉を失った。
「おいちょっと待てよ!?アイツ能力二つも持ってるのかよ!?」
ハッとした様に魔理沙は声を上げる。
能力を持つだけでも稀なのに、それを2つ持っていると言われたのだから当たり前かもしれない。
「言っては悪いけど『眼』を入れたら3つ……いや、それ以上になりそうね」
「皆、どうしたの???」
「遅れてるわね、急ぎましょう」
いつの間にか距離が開いていたので話を打ち切り、速度を上げ明久達の後を追った。
______________
「皐月!!」
僕は高く跳び、足に気を込め急降下する。
その蹴りは妖精達の壁に大穴をあける。
「すごいすごい~~♪」
いつの間にかフランにとって弾幕ごっこをするよりも、明久にひっついている方が優先順位が上になってるようだ。
「みんな!!一気に吹き飛ばすよ!!」
僕はスペルカードを取り出すと、
「魔砲『マスタースパーク』!!」
右手の魔法陣からマスパを打ち出し、
「だらあああああ!!!」
そのまま横薙ぎに振る様に薙ぎ払う。
「……よし!!」
「よしじゃねえよ!!何砲撃振り回してんだよ!?」
「そっちの方が早いし」
「反動はどうした!?」
「そこは気合で」
「無理に決まってんだろ!!」
何言ってるのさやらなきゃでき…
「……」
「どうかしたの?明久」
さてどうしたものかね……
「夜雀か……」
かすかに聞こえる歌声に僕は思考を巡らせた。