「赤いね…」
僕は紅魔館に入って最初に言ったのはこの一言だった。
壁、絨毯すべて真っ赤なのだ。
「悪趣味ね…」
「吸血鬼だし仕方ないんじゃね?」
「ところでどこに向かうのですか?」
文の言うとおりだね…
「文、レミリアって日光苦手なんだよね?」
「そうですがどうかしましたか?」
「なら…日光が来ない地下かな?」
「確かにそうだな」
僕達がそう言ってると、
「明久、多分これ地下に行く道よ」
霊夢…まぁ、行くか…
少年少女移動中
霊夢が見つけた道を進むと地下へと続く階段があり、降りて行くとそこには……
「…すげ~」
「確かにすごいわね」
「…図書館?」
大きな図書館が広がっていた…
「大量の本ですね」
一般的な本から幽香が言ってた魔道書まで大量にある…
しばらく探索していると、
「此処に何のようかしら?」
紫の髪の少女がいた。
「あんたがレミリア・スカーレット?」
「違うわ。私はパチュリー・ノーレッジ。七曜の魔女と呼ばれているわ」
「じゃあ、レミリア・スカーレットは何処に?」
「彼女ならこの館の主の間にいると思うわ」
あら…予想外れた…
「ごめん…」
「いや普通そう思うから仕方ないぜ」
「じゃあ行きましょう」
僕達は来た道を戻ろうとすると、
「待ちなさい」
「なに?」
「態々、侵入者をそのまま見逃すと思う?」
確かにそうだよね~ハァ…
「よし!! 相手が魔法使いなら私の出番だな!!」
「魔理沙、大丈夫?」
「おう!!」
そう言うと、魔理沙はパチュリーと相対する。
そして弾幕ごっこが始まった。
パチュリーは細かい弾幕を放ちながら、時折太いレーザーを四方向に向けて放つと言うスタイルを取っている。
魔理沙はというと持ち前の速さで弾幕をよけながら直線的な弾幕を撃っていた。
「随分とちょこまかと動くわね」
パチュリーは感心した様にそう言う、飛ぶ速さなら多分魔理沙は3人の中で一番早い…
「これでもスピードには自信があるんでね」
「でも……これならどうかしら?」
パチュリーはそう言いながらスペルカードを取り出し、
「火金符『セントエルモピラー』」
上下から色の違う弾幕が魔理沙に迫ってきた。
「おっと」
魔理沙は弾幕をばら撒くのをやめ、スピードを調整しながら避ける。
しかし魔理沙も避けるだけで終わるはずがなく、
「ならこっちも、恋符『ノンディレクショナルレーザー』」
無数のレーザーを魔理沙は発射し、そのうち数本がパチュリーに向かう。
「っ!」
パチュリーは回避すると距離を置き、
「スピードも攻撃の手数の弾幕の数もある…なら、パワーはどうかしら?」
パチュリーはそう呟きカードを取り出すと
「日符『ロイヤルフレア』…」
スペルカードを発動させる
しかし魔理沙は…
「悪いな。私はパワー勝負が一番得意なんだ」
笑ってそう言った。
そう、あのこの得意分野はスピードでも器用さでもない。
「恋符『マスタースパーク』!!」
魔力による超火力。
魔理沙から極太レーザーが放たれる。
同時に、パチュリーからも炎の玉が発射される。二つの技はぶつかり合い、均衡し合う。
だけど…
「なっ!?」
魔理沙のレーザーは少しずつ、パチュリーの火の玉を押していく。
「そんな!!」
「私はパワー勝負が一番得意なんだって。それに…」
魔理沙は笑い、
「後ろには友達がいるんだ!!そんな友達の前で無様に負けれるわけねーだろ!」
魔理沙がそう言い放った瞬間、極太レーザーはパチュリーを呑み込んだ。
レーザーが晴れると、パチュリーフラフラした様子で降下し、本棚の上に着地すると同時に膝を着いた。
「勝ったぜ」
魔理沙は僕達にピースサインをしてきた。
こうして、弾幕ごっこの勝者は決まった。