「ここね…」
霊夢が立ち止まるとそこには他とは作りの違う扉。
「ここに…」
「じゃあ入るわよ」
『ドカッ』
いや、足でドア開けちゃダメでしょ…
「あらあら、随分と礼儀知らずな侵入者も居たものね」
「…あんたが此処の主かしら?」
「そうよ、私が此処の主…レミリア・スカーレットよ」
そこには大きな椅子に座り、蝙蝠の様な羽を生やし、変わった帽子を被った…
「…ちっさい…」
「そこの貴方、聞こえてるわよ…」
「あ、ごめん」
「ふん…え?」
うん?どうしたんだろう…
「なんで…運命が見れないですって…?」
なんか動揺してるけど…
「幾つか聞きたい事があるんだけどいい?」
「えっ、か、構わないわ。言ってみなさい」
「まず一つ。何で紅い霧を出したの?」
「私は日光が苦手でね」
「それで紅い霧を出して防いでいると?」
「そ。正解」
「二つ目。何で態々お前の部下達に弾幕ごっこで戦うように命じたのかしら?」
「その方が面白いでしょ?」
「面白い?」
「そ。遊びみたいなもの何だから……」
遊び半分でこの異変か…
「じゃあ最後に。この紅い霧を今すぐに止める気は?」
「ないわね」
「そう…ならブチ飛ばすしかないわね」
「霊夢がこの頃口悪くなっていくよ…文…」
「あはは、がんばってください、明久君」
「それに…」
それに?
「そこの男の子にも興味あるからね…」
レミリアは僕を見てそんなことを言うと、
「訂正するわ。こいつは私が絶対ぶっ飛ばす…」
こうして僕は付いて行けぬまま、弾幕ごっこが開始した…
先手を取ったのはレミリアだった。
大、中、小の三つの弾幕を纏め放って来た。
霊夢はそれを避けながら、隙を見つけては弾幕を飛ばす。
「へぇー思っていたよりやるわね」
そう言って数を増やし、スピードを早くする。
しかし霊夢はいまだ被弾していない。まぁ、それはレミリアも同じだ。
「ふーむ……なら、これならどうかしら?運命『ミゼラブルフェイト』」
「……っ…」
先端が矛になった紅い鎖が何個か現れ、霊夢に向かっていく。
霊夢はそれを避けるも追尾型なのか追いかけてきた。
「仕方ないわね、神技『八方鬼縛陣』」
霊夢が札を投げるとそれは霊夢を囲う様に障壁を出し、鎖をはじく飛ばした。
「ふふ、そうでなくちゃね…」
「……」
「?明久、どうしたんだぜ?」
「いや…なんていうか…いやな予感て言うのかな…」
「いやな予感ですか?」
「…うん…」
僕はこの戦闘が始まった時から嫌な予感が拭えなかった…
「お、結構終盤かな?」
魔理沙がそう言うと、
「神霊『夢想封印』」
「紅符『不夜城レッド』」
二つの弾幕がぶつかり合う。てかあれ弾幕と言えるのか?まぁいいや。
「くっ!!」
競り負けたのはレミリアだった。よしこれで勝て…!?
その時僕は床が揺れたのに気がついた。
霊夢達は気づいていない。
「この!!神槍『スピア・ザ・グンg…」
「霊夢!レミリア!避けろ!!」
「「!?」」
僕の声に驚いたのか二人はそこから飛び退く。
するとさっきまで二人がいたところの下の床が、いきなり出てきた『大剣』によって崩された。
「お姉さま、こんな楽しそうなことしてて呼ばないなんてひどいじゃない」
そこには笑う金髪の結晶のような羽をした少女がいた。
「フ、フラン…」
「あれ?結構人間がいるね」
その少女は僕達に気づき、
「あ、さっき声あげたのはお兄さん?」
「……そうだけど…」
「へ~……」
「やめなさい!!フラン」
レミリアが叫ぶもその子…フランは無視し、
「お兄さん遊びましょう♪」
「!?」
僕は文と魔理沙を弾き飛ばすとフランは大剣を振り下ろしてきた。