実況パワフルプロ野球〜もう一人のライジングボーラー〜 作:野球仮面
それでもいいわーって人は、また暖かい目で見てください。
恋恋高校に入学してから数日後、俺が待ちに待った日がきた。
今日から恋恋高校は、一年が部活に入る事が許される。
「よっしゃー‼︎ついに、野球部が作れるぜ‼︎」
終了のチャイムが、鳴ると同時に俺は立ち上がり叫んだ。
その勢いのまま職員室に行き、担任である、落合康平を訪ねた。
職員室を開き、叫んだ。
「おい‼︎落合いるかー‼︎」
すると、ベランダからくわえタバコのままで、
「うるせーな。なんだよ」
とけだるそうに出てきた。
「なんだじゃねぇよ!前々から言ってんだろ、野球部作んだよ」
と言うと、落合はとんでもねぇ事を言った。
「野球部なら、もうあるぞ」
「・・・え?」
「え?じゃねぇよ。もうあるって言ってんだよ」
「ちょっと、まてよ。この高校、去年まで女子校だったんだろ⁉︎
じゃあ、野球部があんのは、おかしいだろ」
「おかしかねぇよ、今日の昼休みに申請書を持って来たんだよ。部を作る規定の人数の5人もクリアしてたし、校長からもオッケーが出たんだよ」
「・・・」
「そういや今日の放課後から、練習するとか言ってたぞ。どうする?入部するなら入部届け書けよ」
「・・・書くよ」
「よし、それ書いてとっとと失せろ。俺は、早く帰りてぇんだよ」
グラウンドに出るとそこには、確かに野球部がいた。もうすでに、キャッチボールを始めている。
「なんだよ、俺合わせて9人いんじゃねぇか。一から作る必要なんてなかったな」
そう言いながら、俺はグラウンドに
入る。
「おーい‼︎俺も入れてくれよー‼︎」
ん⁉︎気のせいか?みんなかおを見た事あるような。
「やっと、来たでやんすか佐々木くん。」
「あぁー、おめぇは‼︎」
「ふふふ・・・。ばれちゃあしかたないでやんす」
と、ニヒルにメガネをくいっとやった男は、矢部明雄。
中学時代、何度か対戦したことがある。チャンスには、はっきり言って弱かったが一発長打を秘めたバッティング、安定した外野守備、そしてなにより超が付く程の俊足。
こいつには、何回盗塁されたかわかんねぇ。
「久しぶりだな、佐々木」
「お前は⁉︎」
こいつも見た事ある。坂本龍平だ。
一塁手の癖に、まったく長打をねらわずに、どんな球でもヒットにしてくるとんでもねぇ、アベレージヒッターだ。
「俺たちもいるぞ」
「久しぶりだな、佐々木」
「お前等もか⁉︎」
最初に声をかけたのは、児玉慎二。
バッティングはからっきしダメだが、セカンドの守備は抜群に上手かったなぁ。
次に声をかけてきたのは、野呂秀樹。
めちゃくちゃ、総合力が高い外野手だったけど、3年になってからえげつなく肩が強くなった。しかも、送球が正確だし。
「よっ!」
「久しぶりやなぁ」
「ふん!久しぶりだ」
「すまん、もう驚けねぇわ。」
最初の奴は、柳田稔。パワーはあるはミート力はあるは守備はうまいはのまさにスーパー外野手だったな。
次の奴は、武蔵洋平。とにかく肩が強いキャッチーだったのは、覚えてる。あと、バッティングもうまかった。
最後は、織田光吉。まさに強肩強打の三塁手だ。まるで、全盛期の小○原みたいな奴だ。ヒゲも生えてるし。
「てか、すげぇな。中学のビックネームが、ほとんどいるじゃねぇか‼︎」
「オレの事、忘れてないか?」
そう言われて、振り向いた先にいたのは、忘れもしない中学時代のライバル五十嵐隼人だった。
隼人は脚が早く、肩も守備もいい、俺が知る中で最高のショートだ。しかも、バッティングもいいと来たから、こいつとやるのは、めちゃくちゃ楽しかった。
「久しぶりだなぁ、隼人。まさか、お前とチームメイトになれるとはな」
「ふっ。ただのきまぐれさ」
あいかわらず、キザなヤローだなぁ。
「そういえば、何でこんなに有名どころがこんな無名校に集まってんだよ」
「それは、佐々木くんがいるからでやんすよ」
「どう言う事だよ?」
「つまり、みんな無名校から甲子園に行くことを夢見てたか、有名校の上下関係やらがうっとうしかったでやんすが、無名校に入って3年間を棒に振るうなんて、そんなリスクが高いことは、したくないでやんす。そこに、あの有名な佐々木くんが無名校である恋恋に来たでやんす。そこでみんなこぞって恋恋に来たでやんす。ただ、一人だけ違う目的らしいでやんすが」
そう言って、振り向いた矢部くんの向こうから、一人の女の子が走ってきた。
とりあえず、出てきた奴の能力をパワプロ風にのせていきます。一話ごとに3人ずつにします。
矢部明雄 弾道2 ミートD パワーC 走力S 肩力C 守備力A 捕球B
坂本龍平 弾道3 ミートA パワーC 走力C 肩力D 守備力D 捕球B
児玉慎二 弾道2 ミートE パワーE 走力A 肩力C 守備力S 捕球A
という風になってます。作品の都合上矢部くんの能力を高めにしました。あしからず。