『小説家になろう』でも何か書こうと思いますので出来たら是非読んで下さいね(^-^)
「は、は、はくちゅ!」
僕は今暖炉の前にいる。何故かと言うとあのクソガ…チビ一誠の所為だ。あいつが滑ったおかげで僕まで湖にダイブしてしまった。
「ねー何でそんなに濡れてるの?」
「お前のせいだ! くちゅん!」
動く気にもなれない。神だから風邪を引く事は無いと思うけど何かどっと疲れた感じがする。
奏は手をカタカタ震えながら呪文を唱えビショビショの体と衣服わ乾かすと何も無いところから紅茶とクッキーを出した。
「…疲れ、た」
グゥゥ〜
ドラゴンの唸り声が聞こえたような気がしたけど…気のせいだろ。
グゥゥ〜
……気のせいだろ
グゥゥ〜〜
「……はぁ。食べ、る?」
ブンブンブン
引きちぎれんばかりに首を振るチビ一誠。それを見て奏は大きく溜め息を吐くとクッキーの入った皿をフワフワ浮かしながら絨毯の上にあぐらをかいているチビ一誠の目の前に置く。するとムシャムシャと両手にクッキーを持ちながら食べるチビ一誠を見て頭を片手で抱えながら紅茶を一口飲んだ。
「
「…汝、どうやって、ここに来た? ……」
「うーんとね…わかんない! 友達と喧嘩して走り回ってたらこの森に居てたから」
何処かの次元が歪んで一時的に繋がっているのか? 何であれやる事が出来たな。
久しぶりの仕事にニヤニヤしている奏。それに見惚れているチビ一誠は思わず喉を詰まらせた。
「んぐ!」
胸をバンバン叩くチビ一誠を見て指を一回鳴らす。するとチビ一誠の目の前にコップに入ったオレンジジュースがポンっと現れた。
「……ゆっくり、食べろ…愚か者…」
「ゴク、ゴク、ゴク、ぷはぁ! ありがとう。もうちょっとで喉を詰まらせる所だったよ」
「……まったく」
フワフワ浮いているクッキーを一つ取りサクッと一口食べる。
どうやって向こうの世界に返そうか……。
暗闇の支配する世界。そこに1人の堕天使がいる。
「あぁ、あぁ。やっと、やっと出来た…出来てしまった! これで我が悲願は達成される!」
男はまるで演劇を演じる様な口調で高らかに叫ぶ。
「ははははは! 我が兼愛なる神龍よ! 待っていてくれ。もう直ぐ貴方の元へ馳せ参じまするぞ!」
そこにもう1人の堕天使が現れた。
「ファルクス様の指示どおり
「うん。ご苦労様アイリス君」
ファルクスの前に跪く。
「しかし良かったのですか? 100年間ファルクス様が研究を行い、やっと機会が訪れたと言うのに、あの様な下賎なテロリストに慈悲をお与えになって」
「いやいやいやだめだよアイリス君。テロリストなんて酷い言い方をしては。彼らとは利害が一致している、彼らは悪魔、天使、堕天使に対抗しうる為の力がを欲している。そして僕達は神龍様を欲している。彼らには道を開いてもらう、僕の
ファルクスは紫色に光った宝石の様なものを手の上で転がしながら答える。
「失礼しました。これからの事、お聞きしてもよろしいでしょうか?」
「まだだ、まだ動く時ではない。僕の
「分かりました」
「さぁ、やっと僕の物語が動き出すぞ!」
忍び寄る影にまだ奏は気付いていない。