今回出てくるリヴァイヤさんは奏が付けた名前ですので悪魔のレヴィアタンと関係ありません。
我が家に一誠が来て1ヶ月。僕の優雅で平穏な日々がぶち壊されてから1ヶ月もたったのだ。
「主様。紅茶の御代わりはいかがでしょうか?」
「貰う……」
「俺はオレンジジュースがいい!」
「たしこまりました」
一誠のお守りが面倒なので一誠のお守り役兼僕の執事を創った。名前はリヴァイヤ。元々神殿の周りに放し飼いをしていた海龍なのだが強そうだったので僕の執事になってくれないかと試しに頼んでみたところ『有難き幸せ!』っと大喜びで引き受けてくれた。そして早速人化できるようにしたらーーー
「主様。紅茶をどうぞ」
ーーー何ともダンディなおじさんに変身した。しかし、驚くのはそれだけではない。家事はもちろんの事、庭には花の庭園を作ったり、喉が渇いたなと思ったら紅茶を出してくれたりと何とも完璧な執事へと仕上がっていた、そして特に嬉しかったのが料理を作れると言うことだ、神になった僕に本来食事は必要ないのだが時々どうしても食べたくなってくる、じゃあ魔法で作ればいいじゃんっと思ったそこの君、僕が試さなかったと思うのかな? それはもう死ぬほど試したとも、でも何回やっても
「主様。主様?」
「……何?」
「先ほどから何か考えられていたご様子なので。もし何かございましたら何なりとこのリヴァイヤめにお申し付けください」
「ありがとう……大丈夫」
どうだね君達、よく出来ているだろう? 今考え付いたんだが感謝の意味も込めてこれからリヴァイヤさんと呼ぼうと思うのだがどうだろうか?
ジー
「どうかなさいましたか? 主様」
「リヴァイヤ……さん」
「……」
「………」
ポタ ポタ
何故だ、なんでリヴァイヤさんが号泣しているんだ。僕は何もやってないぞ…多分。
あわあわしているところを一誠に見られてしまった。膝をついて号泣している執事をあわあわしながら宥めている僕。側から見たら何ともシュールな光景だ。
「あぁぁ! 神龍がおじさん泣かしたぁぁ!」
「いえ違いますよ一誠様。主様が私の名前を呼んでくれる事すら至上の幸せ、それに加え私なんかの名前をさん付けで呼んでくれたのです! このリヴァイヤ。涙が止まりませぬ!」
「えーっと。つまり神龍がおじさんをさん付けで呼んだのが嬉しかったってこと?」
さすがの一誠も引き気味である。そして僕も若干引いている。
「このリヴァイヤ! 例えこの命が尽きようとも! この魂が消えようとも! 貴方様に一生ついていきます」
泣き止んだと思ったら今度は跪いて訳の分からないことを言い始めた。……何だか面倒事が増えた気がする。
今後起こるであろう面倒事に頭を痛める奏であった。
森の奥深くで次元の裂け目が現れそこから悪魔の軍団が進撃を開始していた。
「まさか本当に実在するとは……」
軍団の悪魔達が口々にそう呟いた。
「これより我らは極龍神殿に進軍を開始する!! 目標は神龍の身柄および神殿に眠っているであろう武具の確保である! この戦いに勝利すれば我ら
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
彼らはまだ気づいていない、この島には聖獣やドラゴンがいると言うことを……。