「・・・これしきでへこたれるな・・・バカトカゲ」
「クッ!。お前の斬撃をそう何度も捌ける訳無かろう!」
皆様こんばんは、奏です。早いものであれから100年経ちました。今は日々グレートレッド改めバカトカゲの腐り切った性格を叩き直すと共についでに鍛えてやっているとこです。
「・・・こっちは、普通の剣・・・使っている・・・」
「関係あるか!幾らこっちが聖剣でも。お前の攻撃を何度も受けていては折れるは!」
このバカトカゲ以外で変わった事と言ったらオーフィスが遊びに来る事ぐらいかな?。でも、うん、遊びに来るのは良いんだけど毎日遊びにくるんだよね。前なんか起きた時ベッドの中にオーフィスが寝てた。まあこの事はこの際置いておこう。一番困るのはあの神とオーフィスが鉢合わせした時。あった瞬間喧嘩が始まって危うく神殿がぶっ壊れる所だった。勿論折角クラフトしたのを壊されたら嫌なので2人に奏チョップをお見舞いした。
「・・・バカトカゲ・・・これぐらいにしよう・・・」
そう言うとグレートレッドは地面に大の字に倒れる。
「くそ!、また一度も勝てなかった!」
「・・・バカトカゲ・・・後で、部屋に・・・来い・・・」
「ん、なんだ?お前の様な貧相な体を見てもピクリとも「・・・黙って言う事も聞け・・・」ガハァ!」
この変態トカゲマジで殺してやろうか。
「・・・今日は・・・終わりだ・・・」
そう言うや否や不機嫌そうな顔で神殿へと戻って行った。
私室で本を読んでいると不意にドアが開けられる。
「我に用とは何だ!」
「・・・ノックぐらいしろ・・・まぁ、いい・・・そこに座れ・・・」
「手早くすませろ」
このクソトカゲ前と全く性格が変わってない・・・。
「・・・余は、これから、しばらく忙しくなる・・・お前の修行も・・・ここまでだ・・・」
「!!待て!、まだお前に勝って無いぞ!」
「・・・バカ物・・・神龍に、勝てる訳、無いだろ」
「それでも「・・・それに」」
「・・・お前、は・・・この100年、良く頑張った・・・相変わらず、性格は腐っているが・・・100年前より、マシになった。今の、お前なら・・・神殿から出ても、良いと思う」
そう言いながら奏の手から一本の片手剣を出しグレートレッドの前に突き出す。
「・・・修行を、やり終えた証に・・・この剣を、お前にやる・・・」
グレートレッドが鞘からその剣を抜き、刀身を見た。
「・・・その剣は、極龍聖剣ゴスペル。触れている、だけで・・・ありとあらゆる、傷を、癒やし・・・ドラゴンスレイヤーの、効果・・・を、無効にする」
「・・・神龍よ、我はもう次元の狭間を支配しようとは思わん、新たにやるべき事が出来たからな。・・・・神龍、いや師よ我が今よりも強くなり貴様が認めたその時、もう一度戦ってくれないだろうか?」
「・・・いいだろう、強くなった・・・と、認めた時、お前と勝負する、事を・・・誓おう」
グレートレッドは聖剣を鞘に戻し、腰に差した。
「・・・グレートレッドよ、今、封印を解こう・・・封印を、解いた、その時から・・・
グレートレッドは目を見開いて驚いていた。しばらく呆然とし満面の笑みで笑い始めた。
「く、くははははは!。やっと名前で呼んだな神龍。そうだ我が
その言葉を聞くと奏も少し微笑みグレートレッドと共に神殿の外へと転移した。
「・・・最後に・・・褒美を、やろうと・・・思うのだが・・・グレートレッド、何が良い?」
あれだけスパルタして耐えたんだ、何か一つぐらい褒美をやってもバチは当たらないだろう。
「・・・では一つだけ、我は今まで誰かに教えを受けたのが初めてでな、つ、つまりそのだな」
イケメンが何顔赤くしてんだ気持ち悪い。
「・・・何だ、焦ったい・・・早う、言え・・・」
「・・・こ、これからは、母上と呼んでも、良いか?」
「・・・・・」
「・・・・・」
二人の間に静寂な時間ぎ訪れた。
あーもしかしてグレートレッド僕の事女の子だと思ってるのか?。まぁ、別に良いかな?、正直女の子に間違はれるの慣れたし、一々訂正するの面倒くさいし。
「・・・まぁ、良いだろう・・・」
「そ、そうか、では母上、また会う日まで」
「・・・強くなれ、グレートレッド」
奏はグレートレッドの額に口付けをする。するとグレートレッドの体が光り、やがて元の赤龍神帝の体へと戻っていった。
「グァァァァァ!」
雄叫びを上げ翼をはためかせながらゆっくりと次元の狭間の彼方へと姿を消していく。
・・・言えない、赤龍帝と白龍皇が封印されるのが今日で修行に集中し過ぎて気づかなかったなんて。
次回赤龍帝、白龍皇登場します。(^O^)/