「はぁはぁ」
奏は今、全力疾走で神殿の中を走り回っていた。何故なら
「はぁはぁ。奏さ〜ん。何処にいるんですか〜、久しぶりに遊びに来たんですから一緒に遊びましょ〜よ〜」
変態から逃げていたからである。ちなみに奏の方が走った時に出るはぁはぁで神の方は変態が使うはぁはぁである。
はぁはぁ。あの神めしばらく来ないと思ったら変態度がましてやがる!。会った途端いきなりキ、キ、キスしに来た!。やばかった赤ちゃんできる所だった。
奏は未だにキスすると赤ちゃんができると言う両親からの教えを信じている。
「・・・ぜぇぜぇ。と、とりあえずクローゼットに隠れよう」
衣装室の大きなクローゼットに入り足を抱えながら座り変態女神が通り過ぎるのを震えながら待っていた。
見つかると産まされる!、見つかると産まされる
「はぁはぁ。ん?、ここから奏さんの匂いがしますね。かくれんぼも終わりですよ〜」
「ひぃ」
思わず悲鳴が出てしまい両手で口を覆い隠すがクローゼットがゆっくりと開いていく。
「見〜つけた」
「くっ!。この!」
秘技奏チョップを繰り出すが片手で止められクローゼットから引っ張りだされる。
「はぁはぁ。か、奏さん。遊びに来ましたよ。なんで隠れてたんですか?」
「・・・それは「照れてたんですね〜可愛いですね奏さんは」違う!」
人の話を聞け変態女神!
「すぅーはぁーすぅーはぁー。もう辛抱たまりません!」
奏をまるでぬいぐるみの様に抱き抱えながらうなじに顔を埋めて匂いを嗅いでいる。
誰でもいいから助けて!。オーフィス!、グレートレッド!
「・・・こ、この変態女神、ひぃ、何処触ってる。ん、やめひぁ」
「デュフフデュフフ。ここがええんか、ん?、ここがええんや「・・・我の愛しの神龍様に何やっている、この変態」ぐへぇ!」
突然ドアを蹴破り入って来たオーフィスのドロップキックをくらい壁を破壊しながら飛んで行った。壊れた壁を一瞥すると奏の前に立ち、小さい身体で奏をお姫様抱っこをする。
「・・・神龍様。大丈夫?」
「・・・かりゃだの、力・・・はいりゃない・・・」
助かった・・・、でもオーフィスさんや何で鼻血を出しているのかな?、しかも尋常じゃない量を。
「・・・オーフィス、鼻、大丈夫か?・・・」
「・・・我は平気、ただ我慢するのがこれ程苦しいのは初めて」
「?・・・大丈夫なら、それで、良い・・・」
今日のオーフィスは少し変だった。
「あの龍神! 女の子にドロップキックをくらわすなんて! ・・・でも奏さんのあの声、可愛かったなぁ。デュフデュフフフ」
変態はいくらやっても変態である。