一話は短めですが二話からだんだんと長くなる予定です
「シオン、貴方には明日からゴッドイーターになってもらいます」
「え、だりぃ」
俺が自室で寝ていると、ラケル先生から唐突に話を切り出され、ほぼ反射で答えてしまった。
スコーン!
辺りに小気味のいい音が響いた。
「いって!何すんだよジュリウス!」
どうやら、ラケル先生の後ろで控えてたジュリウスにファイルで叩かれたらしい。
「馬鹿かお前は。ゴッドイーターになるのをダルいで済ませるか、普通?」
「うるせー、ダルいもんはダルいんだよ」
「適合する神機が見つかった場合、ゴッドイーターになるのは義務みたいなものだ。あきらめろ」
「えー」
「………その腐りきった性根、ゴッドイーターになる前に叩き直してやろうか?」
「おー、来るなら来いや。返り討ちにしてやるぜ」
そんな感じで一触即発の雰囲気になっていると
扉が開き、赤い髪の女性が入ってきた。
「ほら二人とも、そこまでにしなさい」
女性はそう言いながら俺とジュリウスの間に割って入った。
「レア先生、お久し振りじゃないっすか」
「ご無沙汰しております」
「ええ、久し振り、シオン。ジュリウスも元気そうで良かったわ」
「あら、お姉様。私には何も無いんですか?」
「貴女とは研究室で毎日会ってるでしょ。それより、ちゃんと二人を止めてよ」
「フフフ、ごめんなさい、お姉様。でも私には無理です」
確かにラケル先生じゃ無理だろうな。
「ハァ、まあいいわ。今はそんな事に構ってる時間はないし。シオン、ラケルに聞いたと思うけど貴方には明日からゴッドイーターになってもらうわ」
「いや、だから、だり「なりなさい」………ハイ」
拒否権は本当にないらしい
「で、三十分後にはヘリが来るから、今すぐ身支度を整えなさい。」
「………ハ?マジで?」
「ええ」
「ちょっと待って。俺の所属ってフライアじゃねぇの?」
「貴方の所属は極東支部よ。」
極東支部って、最前線じゃねぇか!!
ていうか………
「何で教えてくれなかったんだよ!?」
「私はさっきラケルに聞いたばかりだもの」
「俺もそうだ」
で、そのラケル先生はと言うと、
「ウフフ、伝え忘れてたわ」
ラケル先生ェェェェェェェェェェ!!!?
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なんとか三十分で必要最低限の支度を済ませ、俺はヘリの前で別れの挨拶をしていた。
「正直まだ理解か追いついてないけど、ラケル先生、レア先生、今までありがとうございました」
「向こうでも元気でね」
「活躍を祈ってます」
二人に挨拶を済まし、最後にジュリウスの方を向いた。
「なんか、唐突な別れになっちまったな」
「フッ、別に今生の別れというわけでもないだろう。お互い生きていれば、その内また会えるさ」
「………そうだな。よし!じゃあ、また生きて会おうぜ!」
「ああ、もちろんだ」
俺はジュリウスと固い握手を交わし、ヘリに乗った。
「んじゃあ、行ってきます!」
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