間桐家の一室。
そこで、私達3人と臓硯さん、倒れてた女性(現在も気を失ったまま)、それと他のお客さん方に酒を運んでいたはずの青年……間桐雁夜さんが集まっていた。
それから語られるは、この地で行われる魔術師の争い……『聖杯戦争』について。
まぁ難しい話は置いておくとして、簡単に言えば7人の魔術師が英霊……過去、現在、未来で偉業を成し遂げ、死後英霊の座と呼ばれる所に祀られた者……を使い魔、サーヴァントとして召喚し、最後の1人になるまでバトルロワイアルを繰り広げるというもの。サーヴァントにはクラスが与えられるんだけどそれについてはとりま省略。景品は名前にもある『聖杯』。一言で言えば、願いを叶える物、でいいのかしら。
ここら辺も例の漫画で知ってたんだけど、あの漫画と違う点があった。
警戒してたのが臓硯さんにモロバレだった私は、聖杯戦争に関しての話を聞く代わりに知ってる事を話せと言われていた。正直話したくないんだけど……と思いながら、例の世界、そしてFate/zeroの話をしたんだけど……
「……ああ、そりゃぁ儂を警戒するのも分かるが……第二次聖杯戦争で、優勝してないのに気付いたら儂の願いが叶っててな、それ以降一応不老不死じゃ。教会に目を付けられるといかんからと、間桐家の者しか知らんしのぅ……それに、蟲の体ではあったし、もし叶ってなければ今も蟲の体で今まで生きとるじゃろうな」
「……それ、部外者に言っちゃって良いんですか」
「……あっ、お主や遊君は良いとしてもそこの祭君は完全な部外者だったの……まぁいい、話したら殺すとだけ言っておこうか」
「お、おう」
……で、Fate/zeroの舞台でもある第四次聖杯戦争では海外にいたはずの雁夜さんに令呪が宿り、それから帰国して召喚してみたら何故かバーサーカーですぐ魔力持ってかれて脱落したとか。で、今は戻ったけど一時期白髪だったとか……蛇足だけど。
そして、日立君が『良いとしても』と言われた原因は……間桐枠が彼だった、というもの。聖杯戦争の元を(正確には聖杯を、なんだけど意味は同じだしこれでいい)作り上げた間桐と逢坂、アインツベルンの三家は優先して令呪が配られるらしいが、天然の魔術回路があり、よく遊びに来ていた日立君……遊君でいいか、が今朝の夢でちょっと願いを持ってしまったがためにそちらに令呪が行ってしまったとか。
ちなみにサイのに関しては、恐らくあの女性……はぐれサーヴァントが無意識に再契約してしまったんじゃないか、と。魔術師のクラス、キャスターとかなら可能らしい。良いのかそれで。
「ふむ、恐らく第五次……今回の聖杯戦争が、お主の言うR-18ゲームに当たるのじゃろう。個人的には遊君には令呪を破棄して貰いたいが……遊君よ、どうせやるんじゃろ?」
「そりゃやりますよー。話からして教会も怪しいらしいですし、サイを放って置けませんし」
「すまんな……そうじゃ、前回も使った召喚陣が地下にある。宴会が終わったら行こうぞ」
「ち、地下、ですか……あっちじゃないですよね?」
「いやいや、蟲を飼ってる方ではないぞ……」
ちなみに今でも蟲は飼ってて、本来の次期当主、間桐慎二君が使役してるとか。見た目が見た目だから表に出す事は殆どないみたいだけど。
宴会も終わり午前1時。この間にキャスターさん(クラス合ってたけど本名教えてくれなかったからキャスターさんって呼んでる)と一悶着あったけどそれはさておき。目の前では遊君が魔法陣を前に突っ立ってる。本当ならここに触媒……狙ったサーヴァントを呼び寄せるために使う遺物とかがあるんだけど、そんな物は無かった。そのため、召喚者である遊君自身が触媒扱いらしい。
「えっと……満たせ、満たせ、満たせ、満たせ、満たせ……繰り返される時を5度棄却する……中略!」
「俺嫁リミかよ!?」
「どっちにしろ初っ端から言い始める所間違えておるが!?」
「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ!!」
「続けた!?」
……魔法陣が光っていく。臓硯さんの顔を見るに成功らしい。
あれで成功するのは彼が音ゲーマーだからなのか。いや関係無いわよね……!?
「……お主、大丈夫か?」
「……手をちょっと擦りむいた……」
突然の爆発。吹き飛ばされる私。サイはキャスターに守られたみたいだけど、少し離れてた私は間に合わず普通に壁まで吹き飛ばされた。
目の前には雷と風を纏う真っ黒い何か。どっかで見たことあるんだけど……多分、あれが遊君のサーヴァントよね?
『……サーヴァント、ライダー。召喚に応じた。貴様が我のマスターか?』
「そうみたい。僕は日立 遊。よろしくー」
「……ドラゴン、か……遊君よ、君の先祖にドラゴンでもおったのか?」
「いや、じいちゃん。この方はただのドラゴンじゃないよー」
「EJテメェFUJIN Rumbleとか召喚すんじゃねぇ!! そいつ暴れた時の被害を考えろ被害を!!」
「いやーまさかねー、多機種音ゲーマーなのが触媒になるとは僕も思ってなかったよー」
思い出した。あれ2人がいろんな機種で練習しまくってた楽曲のジャケットのドラゴンだ。ってか風神だ。
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「あのー、マスター、あのサーヴァントをご存知なんですか?」
「……知ってる。EJ、こうなったら……」
「……そうだねー。そうと決まったら、明日はゲーセンに行こうか。キャスターさん連れて」
「えっ」
という会話があり、現在また冬木のゲーセンにいる。
『テケテケドン………テーレーレーテーレー………テテテテテテテテ……………テケテケドン!』
「………なんですのこれ」
『これが我だ。思い知ったか初心者』
あー、風神の本拠地のゲームやらせて……しかも最高難易度。サイはクリア(二回切った……って言ってた)、遊君に至ってはフルチェインの文字が出てるけど、キャスターさんクリア失敗、ゲージほぼ空……ちなみに風神は霊体化という実体を無くし、見えなくするという能力を使ってて、私達とはテレパシーで会話している。ここら辺はzeroにもあったわね。
『後輩もやらせてみよ』
「えっ」
……風神、貴方かなりの鬼畜よね。
※風神のステータス
クラス:ライダー
真名:FUJIN Rumble(以下風神)
マスター:日立 遊
属性:中立・中庸
ステータス
筋力:C(元がデータ上の存在のため、ただ某2機種のせいで少し上がっている)
耐久:B(クリア難度高し)
敏捷:A(速い)
魔力:B(ノーツの多さより)
幸運:B(遊の恩恵、音ゲーマーは運も必要)
宝具:A(後述)
クラス別スキル、保有スキル
騎乗:E
本来ライダークラスとして持ってるはずだが、風神の場合乗られる側なため最低値である。人間態を取れるようになればCまで上がるようだが……?
情報抹消:D
当時ある機種ではネット上でプレイデータが見れなかった事、それとその機種で見えないノーツがある事から。戦闘後の相手は風神が何を仕掛けてきたのか全て覚えておけない。数人居れば解析されてしまうが……
神性:E
名前より。風神自身がイレギュラーであるためほぼ召喚される事自体が有り得ないが、天下一音ゲ祭楽曲のキャラクターでは他にGot more raves?、Scars of FAUNA辺りが持つであろう。実は当人にメリット効果がないため、風神の弱点。
戦闘続行:C
2回の孔明の罠(曲が終わったと思ったらまだ続いてて最後の操作を忘れる現象)のため。瀕死でも最低2発は攻撃可能。
連撃:B
全機種でサビ部分の休みが無い事から。休まずに次の行動に移る事が可能である。
宝具
『四大元素大将(フウジンランブル)』
ランク:A 種別:対軍宝具
レンジ:1〜4 最大捕捉:???
固有空間。空間内は電子で作られた神殿(グルコスの風神の背景のようなもの)。とらわれた敵は、周りに浮かぶヘッドフォンをつけたインベーダー、GCインベーダーからノーツを模した砲撃を放たれる。砲撃の形にあった反撃を行えば傷を負わずに居られるが、どこかしこでボス曲と化している事が関わり、ゲーマーのサーヴァントでも無い限り全て受けきる事は不可。ちなみに作者の予想だと遊以外の登場キャラは全員避けられないと思われ。ここに住む風神の宝具が居るようだが、今は風神本人ふくめ誰も居ることしかわからない。
『決勝戦課題曲(ディサイドザトッププレイヤー)』
ランク:A 種別:対人
レンジ:2〜4 最大捕捉:???
固有空間。空間自体は上のと似てるが、違うのは攻撃するGCインベーダーが居ないこと、対象とそれ以外で入れる場所が違うこと。戦いを見守ることに特化しており、対象になった者の戦いの決着が着くまで誰も、風神本人も消すことが出来ない。また、対象者は決着が着くまで神殿内から出られない。対象以外も"観客"として自由に空間内を出入りできるが、神殿の外から中にいる対象の戦いを見守ることしかできない。なお、観客は全員耐久EXがつく。なお、邪魔しようとした"観客"は空間から追い出され、風神が許可するまで入れなくなる。ちなみに、電子空間の風の神殿以外に、『借りてきた』と生命溢れる土の神殿、炎が吹き出る火の神殿、水中バトルになる水の神殿、無重力の光の神殿、トラップが出現する闇の神殿も出せるのだとか。ただし、風以外は召喚者の魔力が膨大に必要。
『GROOVE COASTER』
ランク:不明 種別:対人
レンジ:不明 最大捕捉:不明
通称『グルコス』。風神が召喚できる武器。見た目は2つの光球。グルコスのボタンの様に操作する事でノーツを発射したり、スライドの剣にしたり、スクラッチビームを発射したり出来る……が、当人は生身で使えるため必要無し。基本召喚者が使うもの。グルコスプレイヤーが使うともれなく最強と化する。具体的には攻撃に関しては某髑髏1/108を倒せるほど。
備考とか
第一回天下一音ゲ祭、後半戦のグルコス代表曲であり後半戦1の問題児、FUJIN Rumbleの龍。対魔力と神殺しへの耐性が無い事を除くと対人戦を筆頭にとんでもないチートである。基本的には体格と速さを利用した攻撃と、音ゲーのノーツ砲撃が攻撃手段。四大元素大将も条件が揃うと簡単に使えたりする。性格は温厚だが、とんでもない事をやらかす事のあるお茶目さん。音ゲーの難題を押し付けるのが趣味。願いは『音ゲーマー増やし』だが、聖杯には人間化と受肉を願う予定、それからゲーセンに来た人を音ゲーに誘い込んで増やすんだとか。とりあえずはキャスターを音ゲーマーにしようと画作中。知名度補正が国内にいる間は高い。逆にアジア、アメリカ以外では無いに等しい。
正直Fateのデータ表とか書くの初めてなので、間違い等あれば教えて頂きたいです。
ちなみに、臓硯は今は人の体です。第二次位だったらまだ元々の願い(不死の願いの理由)で生きてるかなと思いまして。