ダンジョンに運だけで挑むのは間違っていると思う   作:ウリクス

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さぁ、色々誤字脱字が目立ってまいりました。

素っ気なく教えてくれたら嬉しいです……



Chapter1 俺はまだ普通の冒険者でした
第3話 まだ冒険者じゃない(主神探し編part2)


~オラリオ 中央広場付近~

 

「…まぁ悪くはないけど、喰いすぎると胃がもたれるなコレ」

 

ジャガイモだから腹には溜まるけど、油で揚げてるからな。

 

「……あと、コレ美味しくない……」

 

ジャガ丸くんの事じゃないよ?さっきその辺で買ったアップルジュース(20ヴァリス)、村で飲んでいたのと全然違う……ん?誰だよさっきから向こうで大声あげてさ……

 

「聴け!我が名はアテナ、戦神パラス・アテナであるッ!!我が心の友、ヘファイストスを追いこの地、オラリオへ参った!我が望むのは……」

 

「……ご馳走様……」

 

つまり、彼女の言葉を要約すると『お友達のヘファイストス追って天界から降臨()りてきたら、ファミリアとか言う面白そうな事やってて、私もファミリアを作りたいから入ってね。でも雑魚と初心者はイラン、ついでに男もイラン』……だってさ

 

「……ペッ!!……」

 

周りの冒険者を見てみる。案の定、アテナとかいう女神の言葉をスルーして彼女の脇を通り迷宮に入ってる。

 

「……とりあえず」

 

このままじゃ埒が明かない……ミィシャさんに相談してみよう。俺はファミリアの事を知ら無さ過ぎる。

 

 

 

~ギルドに向かう途中 アイアム・ガネーシャ~

 

「……ん?……」

 

どこだ此処?それに何だあのデカい象の像は……!?

 

「……うわッ!!?」

 

何かデカい物体が俺の真横を横切った。……檻?

 

「おっと、すまない少年。この檻を早くガネーシャ様の所に持って行かなくてはならなくてな。」

 

見ると皆体格が良くて目の周りに白い仮面を付けている男性が5,6人ほどいる。

 

「……ガネーシャ……」

 

何処かで聞いたことがある、確か……あ、オラリオの壁の至る所にポスターが貼ってあったな。何でも、一か月後に祭りがあってその主催がガネーシャ・ファミリアだって。

 

「……ッ!」

 

ええい!!もうヤケだッ!!ダメ元で……

 

「あの、ガネーシャ様は何処にいらっしゃいま」

 

彼らに質問を投げかけた瞬間

 

「___俺が、ガネーシャだ!!」

 

 

「……ッ!!?!?!」

 

……心臓が飛び出るかと思った。いつの間にか俺の背後に象の仮面を付けた大男が大声をあげて堂々と立っていた。何という迫力と存在感……体格はタケミカヅチ様を優に超えている。

 

「ようこそ!少年!!ガネーシャファミリアへ!!!歓迎するぞ!!!!」

 

思った以上に友好的な神様だな……でも俺は少年じゃなくて青年なんだけど……一応

 

「初めましてガネーシャ様。俺の名前はアーク、アークボルト=ルティエンスです。俺は」

 

自己紹介をし、ガネーシャ様にファミリアの加入を希望しようと口を開こうとした時

 

「いや、言わなくてもわかるぞ少年!俺のファミリアに加入したいのだな!!」

 

「は、はいそうです!!」

 

「そうか!やはりそうか!!俺の目に狂いはなかった!!!少年よ、ファミリア一同歓迎するぞ」

 

「……で、では俺も」

 

何という思わぬ僥倖、道に迷って不安になったけどこれで……。でもその白い仮面は少し嫌だけど……

 

「と、言いたい所なのだが、スマン!!少年!!!今はファミリアの加入どころの話ではないのだッ!!!!」

 

……ハイ?……

 

「……」

 

ガネーシャ様の言い分を要約すると今から一か月後に行われる祭り、怪物祭(モンスターフィリア)に披露するためのモンスターを全く用意できていないのだ。だから急いで準備しなくてはならないらしい。ガネーシャ様……あなたは一年という猶予で何をやっておられたのですか……

 

「だが、案ずるな少年よ。今年の怪物祭は必ず成功させる!さらばだ少年よ!!さぁ、もう時間がないんだ!!!行くぞ俺の眷属よ!!!!」

 

「「「「「はい!ガネーシャ様!!」」」」」

 

色々言いたい事はあるけど……俺が何か言う前に檻をホームの前に置いて、そのまま速足で中に入って行った……股間の所から入るんかい……

 

___そして一か月後、怪物祭にてモンスターが脱走する事になるなんて誰が想像しただろうか___

 

 

~またまた迷子中~

 

「……はぁ……」

 

ドッと疲れが出てきた……ガネーシャ様、嵐のような人だったな。早くギルドにたどり着かなくては……ん?今度は何だよ。そしてここは何処だよ……

 

「ハイ、ワンツー、ワンツー、ワンツースリーフォー」

 

「「「「「ワンツー、ワンツー、ワンツースリーフォー」」」」」

 

「いいわよ皆、この調子!私たちの目的はダンスでオラリオの人達を笑顔にする事!来月の怪物祭までにちゃんとものにするわよ。いい皆?ラストスパート、行くわよ!!」

 

「「「「「はい!アメノウズメ様!!」」」」」

 

 

「……見なかった事にしよう……」

 

 

 

~オラリオ 北西部 ギルド~

 

「はぁ……着いたぁ……どうもこんにちは、ミィシャちゃん。」

 

「あらこんにちは、あー君。でももう直ぐ夕方よ?」

 

あー君って……あー君って。いや、別に良いけどさぁ……村でも言われてたし。

 

「簡単でいいんだ。ファミリアについて少し知恵を貸して欲しい。俺は色々と勉強不足だ。」

 

「分かりました、では私も加わってが教えましょう。」

 

いや、だから何で貴女が加わるんですかエイナさん。いや、別に良いけど……

 

 

 

~授業中~

 

「フレイヤ・ファミリアにロキ・ファミリア、ガネーシャ・ファミリアにヘルメス・ファミリアが大手のファミリア、ていう感じですかねエイナさん。」

 

「ほかにも大手ファミリアはありますが、ヘルメス・ファミリアは違うと思うよ、アークさん。あのファミリアの主神は直ぐに居なくなるし、良くペナルティを課せられますから。……ですから無難に、フレイヤとロキ・ファミリアは最低限知っておいたほうがいいですね。」

 

「ヘファイストス・ファミリアは鍛冶仕事、デメテル・ファミリアは野菜や果物の商業が優先。冒険は殆ど副業みたいなもの……ですかねエイナさん。」

 

「はい、でも人によってはランクアップによって発生する発展アビリティを目的に迷宮へ潜る人も少なくはありません。」

 

「黒い噂のあるファミリアもただ少なからずある。特にソーマ・ファミリアにイケロス・ファミリア……だよね?エイナさん。」

 

「はい、最近はソーマ・ファミリアが換金所でイチャモン付けてくることが多くて……」

 

「後はこのギルドを管理しているウラノス・ファミリアっとですよねエイナさん?」

 

「何でさっきからエイナばっかりなの?!あー君の担当アドバイザーは私なのにッ!」

 

いや、だってさ?冒険者登録の時の印象がねぇ……

 

 

 

 

~夕方、ギルド 外~

 

「まぁこんなもんだろう……エイナさん、ミィシャちゃん。ありがとうございました。全部、とはいきませんが大体理解できました。」

 

「また来てね、あー君。」

 

「担当は違いますがアドバイザーとしてしっかりとサポートしていきますよ。」

 

「…………」

 

「…あー君」

 

「アークさん、どうしました?」

 

「いやね……夕焼けが……綺麗だなッて……。俺、物心ついた時から夕焼けを見るが好きでな。村で友達と遊んで帰りにみんなで一緒に見る夕焼けが好きだった…大人になっても仕事をした帰りに見る夕焼けも好きだった。……どうやらオラリオで見る夕焼けも……変わらないなって……そう思っただけだよ。」

 

「……」

 

「……アークさんは、何時か冒険者を辞めたら、村に戻りますか?」

 

「……分からない、でも今ハッキリとしている事は俺を入れてくれるファミリアを探すって事ぐらいかな……」

 

「……ねぇ、あー君。どうしたの?昨日のあー君と全然違うよ?目は相変わらず合わせてくれないけど。」

 

「……言っとくがミィシャちゃん。俺だってまだオラリオ全体が怖いし、エイナさん

ともミィシャちゃんとも話すのが少し怖いんだからな。でも、変わらないと冒険者にはなれないって、思っているんだよ。此処は村じゃ無い、オラリオなんだって……話が長引いたな、じゃぁまた来るよ。」

 

 

 

~中央部付近~

 

「…………」

 

「ワガナ…ハ…アテナ……ワレガノゾムノハ…」

 

アテナ様まだやってたんだ……。昼間の凛とした声も、神々しく槍を掲げる姿も今では見る影もない。夕方になっても相変わらず他の冒険者にはスルーされているし……アテナ様……ポンコツなのか……

 

「……」

 

カラン?…あ、槍落とした。

 

「……ッウ……ウゥ……グスッ……」

 

あ~あ、泣き始めたよあの神様。まぁ、確かに槍を落としたと同時に心も折れた音が聞こえたような気が……したしね。

 

「……酷い、酷いよ皆……何で私の話を聞いてくれないの……」

 

我じゃなくて私になってやがる。我じゃなくて私が本当の一人称なんだね……。

 

立派な金髪縦ロールが台無しだよ。……ってかそれでも無視するのね他の冒険者達。……怖ぇぇ、オラリオ怖ぇぇ……

 

「……あ、ヘファイストス様だ。」

 

彼女に近づいて何やら話し始めた……

 

「アテナ……気は済んだ?もうホームに帰るわよ」

 

「……ファイストス、聞いてよ……皆私の話を聞いてくれないのよ?……」

 

そりゃアテナ様が美人でもあんな高圧的な言動と態度とってたらなぁ……皆相手にはしないわな

 

「天界から降りてきたての新入りが、行き成り一級冒険者のファミリアを作る?甘い事言ってんじゃないわよ。ロキのファミリアだってフレイヤのファミリアだって、最初から一級冒険者が居る訳じゃ無かったのよ。レベル1の冒険者を1から育てて、ステイタスを少しずつ上げていって、何年もかけて一人前の冒険者にしたのよ。」

 

そりゃそうだ、いったい何を期待してるんだこの神様は

 

「……だって……グスッせっかく天界から降りて来たらファミリアとか……面白そうな事……グスッやってて……私だって神よ!戦神よ!!なのに何で……」

 

「あんたが戦神だろうが、このオラリオでは意味無いわよ。オラリオに降り立った以上、神の力(アルカナム)は一切使えない。それにあんた、戦略に長けていたのは分かるけど戦闘力は大したこと無かったじゃない。あんた一人で何ができるの?それに、力量を間違えたから天界でパラスって子を殺したんでしょ?」

 

「………………………………」

 

な、泣き止んだ……へ?……へ?

 

「ウワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!!!!」

 

号泣しだしたぁぁぁッ!ってかヘファイストス様も何やってんの?何でそんなすました顔で見てんの?『泣かせましたが何か?』って顔してんの?

 

「いやいや、ヘファイストス様。それは流石に不味いでしょうに……」

 

遂に話しかけてしまった……

 

「あら、アーク君。こんばんは」

 

「あ、どうもヘファイストス様。こんばんわ。」

 

「…………誰?」

 

あ、泣き止んだ。俺が来た途端に……流石に恥ずかしかったんだな……

 

「昨日冒険者登録したばかりの超初心者のアーク、アークボルト=ルティエンスです。どうぞよろしく、アテナ様」

 

「ねぇアーク君。聞いちゃ悪いとは思うけど、アレからどうだった?」

 

「イヤイヤ、酷いモンでさぁ。タケミカヅチ様には瞬殺されて、ガネーシャ様にはフェイント掛けられて、散々でしたわ。」

 

「そう……(本当は凄く不安なんだけど)。アーク君。一つ頼みがあるのだけどいいかしら?」

 

「ハイ、何ですかヘファイストス様。」

 

「その子の。アテナの最初の眷属(子供)になってくれないかしら?」




オリジナル……じゃないけどダンまち原作の名前すら載っていない神を出しました。

もし間違えてたら遠慮無くご指摘ください……



アーク君、ほら、急いで。神の恩恵(ファルナ)を貰える主神を見つけなさい。このままじゃ読んでくれている人がタイトル詐欺だと思うでしょ
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