ポケットモンスターSPECIAL Anotherの物語   作:マルオ・オメル

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VSパルシェン 氷使いの恐怖

「…ひとまずここで様子を見るぞ」

 

「な、何やねんあれは!?」

 

「…たぶん、レッドと関係してるな…タイミングもそうだが、少年を狙ってたけど少年は恨みを買うような奴じゃないし…恐らくピカだ」

 

「じゃあ、もしかしたらレッドさんは…」

 

「ああ、アイツとアイツの仲間にやられたのかも知れない…とりあえずピカをボールに戻しておけ」

 

「そうはさせないわ!」

 

アナザーと少年、マサキは声をする方を見ると一人の女性が立っていた。

 

「そのピカチュウを渡しなさい。出来ればあなたの手で渡してくれないかしら?」

 

「嫌です!ピカはレッドさんの大事なポケモンなんだ!簡単には渡せない!」

 

「へっ、なかなか良いこというじゃないか、嫌いじゃないぜ」

 

アナザーはヘヘッと笑うとカンナは予想通りと言わんばかりに口を開く。

 

「そう言うと思ったわ、いいわ。だったら見せてあげるわ!"四天王"カンナの氷の力を!」

 

「少年、マサキ!走れ!」

 

すると、ジュゴンはれいとうビームで道をつくり追いかけてくる。

 

「さっきまでの攻撃はこの為の攻撃かよ!」

 

「その通りよ、今まで技は不恰好な岩の道にレーンを敷くための作業だったのよ」

 

アナザーたちは全力でカンナの攻撃から逃げた。

 

 

「そこの洞窟に避難だ!」

 

アナザーはそう言うとマサキと少年は洞窟に逃げた。

 

「あの四天王とか言ったやつヤバイぞ、明らかに俺たちより強い」

 

「ほなら、どないすればいいねん!…って出口が!」

 

マサキがなにかを言う前に洞窟の出口が氷で閉ざされてしまったのだ。

 

 

「コイツはやべぇな…凍え死んじまう」

 

「ほ、ほんならこの氷を砕かな!」

 

マサキは慌てて言うが、少年は言った。

 

「そしたら、パルシェンのとげキャノンで串刺しになっちゃいます」

 

「まずは、落ち着こう…。ピカ、大丈夫か?」

 

アナザーは先程の戦いで傷ついたピカを心配すると少年は手を当てた。すると戦いで傷ついたピカの傷が消えてピカも元気を取り戻した。

 

「…ピカが治った?なるほど、だからオーキド博士が素性も解らないお前を信用したのか解った」

 

「…もしかして、少年はポケモンの気持ちを理解したり出来るのか?」

 

「そ、そうです。ボクはポケモンの気を少しだけですが解くことが出来るんです」

 

「気やて!?」

 

アナザーは無言で考えるとポンと手をおいた。

 

「よし、だったら作戦はこうだ」

 

 

(…よし、いいぞ、カンナには気づかれてない)

 

アナザーの考えた作戦は小さな穴を開けてその穴に少年の釣竿についたモンスターボールにピカを入れてパルシェンを仕留めるという作戦だ。

 

 

(俺たちの幸運はアイツが氷使いだってことだ。しかもパルシェンはみずタイプのポケモンだからでんきタイプには弱い、万が一のときは俺のオコリザルで仕留める。このままいけばピカのでんきショックでパルシェンの核をついて一気に形勢逆転できる。だけど、戦うなよ。今の実力じゃ誰一人勝てないからな。そのまま少年のドドすけに乗って逃げるぞ)

 

「あ、アナザーさん。あの強すぎるとげキャノンはジュゴンのれいとうビームと合成で放った技らしいです…!」

 

 

少年がアナザーに伝えると同時にカンナがボールの存在に気づいた。

 

「そこだ!」

 

カンナのパルシェンはピカのボールにとげキャノンを放った。

 

「少年!」

 

アナザーの命令で少年は竿を引いた。

 

「ちっ…仕留め損ねたか…」

 

「今だ!ピカ、でんきショック!」

 

 

ピカのでんきショックに気づき、カンナはからにこもるを命令するがタイミングがずれダメージをくらう。

 

「今だ!ドドすけ、いけ!」

 

アナザーとマサキ、少年を乗せてドドすけは猛ダッシュで走った。

 

「パルシェン!」

 

カンナのパルシェンはすぐにとげキャノンを放つが巻かれてしまう。

 

「くっ…ジュゴン!」

 

カンナはジュゴンの背中に乗ると氷のレールを作りアナザーたちに迫ってくる。

 

「アカン!このままじゃ追い付かれてまう!戦わな!」

 

「ダメだ!アイツを意識するな、中途半端に迷ったら全てが無駄になるぞ!」

 

すると少年は何を思ったのか川を渡って向こう岸に行くと命令をしたのだ。

 

「お、おい!少年!」

 

アナザーは少年の行動に驚いた。

 

「そこはアカン!」

 

マサキの言葉通り、川に飛び込んだ瞬間カンナのなみのりを使い、アナザーたちを持ち上げ…。

 

「なっ!?」

 

その氷が足を凍らせたのだ。

 

「ふふ、捕まえたわ」

 

「ピカ!」

 

少年が命令を下そうとした瞬間、何かがアナザーたちの頭を締めつけた。

 

「ぐわああっ!」

 

「こ、これはサイコキネシス!?」

 

アナザーたちは痛みを堪ているとカンナは説明する。

 

「ふふ、仮にもワタシは四天王よこのくらいの準備は怠らないわ」

 

そこにいたのは尻尾に大きなシェルダーを着けているポケモン…ヤドランがいた。

 

「動いちゃダメよ」

 

するとカンナのパルシェンは少年の喉元にとげを突きつける。

 

「ピカチュウにダメージを与えたのに回復してるなんておかしいと思ったの、あなたの能力は厄介だわ」

 

「くそ、オコリザル!からてチョップ!」

 

「そうはさせないわよ!ヤドラン、サイコキネシス!」

 

オコリザルにサイコキネシスを放とうとしたが、エスパータイプが苦手なオコリザルは倒れない。

 

「ヤドラン!?」

 

カンナはヤドランを見るとヤドランはゴルバットにかみつかれており、引き剥がすのに必死だった。

 

「ゴルバット、いいぞ!このままきゅうけつだ!」

 

「ヤドラン、サイコキネシス!」

 

互いが一歩も譲れない状況で現場では緊張が張りつめる。そんな中、事は急に起きた。

 

ボコッ!

 

アナザーと少年、ついでにマサキのいる場所が割れたのだ。

 

「こ、コラッタ!?」

 

カンナは驚いた。まさかここに来て、進化もしていないポケモンを出したのだから。

 

「このポケモンはボクのポケモン…ラッちゃんです。コラッタの牙はどんな物でも噛み砕くことが出来ます」

 

「そして、次第にカンナから離れる」

 

「最後に聞くわ、あなたたちの名前は?」

 

「俺はアナザー…最後の図鑑所有者だ」

 

アナザーは図鑑をカンナに見せると同時に少年を見た。

 

「ボクは…」

 

アナザーは少年をじっと見た。

 

「…トキワグローブ。イエロー・トキワグローブ!」

 

「アナザーにトキワグローブね。その名前覚えておくわ、首を据えて待ってなさい。いずれ決着を着けてあげるわ!」

 

 

「フェフェ…逃がしちまったのかい」

 

一人の老女が霧のごとく現れた。

 

「トキワグローブ…。あの能力は厄介です。そして何よりアナザー、彼は危険だわ…。いずれも他の強者とは違った強さを持っているわ、いずれは私たちの邪魔になるかも知れない」

 

「フェフェ…アナザーという男は厄介だね…。ここまで来てオーキドが絡むとはね…とりあえずワタルに報告しておくとするかい」

 

 

「とりあえず安心やな」

 

「ああ、そうだな…さてとどうする少年?」

 

アナザーはそう聞くとイエローは居眠りをしていた。

 

「……とりあえず、休もう」

 

「あ、ほならワイは研究に戻るわ。情報を少しでも集めな」

 

マサキはそう言う。

 

「解った。それじゃあ、情報待ってるぜ」

 

 

「…次はタマムシティに行くとするか」

 

アナザーは目を閉じて眠りについた。

 

 




アナザー

15歳

幼少はマサラタウンで過ごし、その後シロガネやまの深部に小屋を立てており、ポケモンがひんしになったトレーナーを保護したり、迷子になったりしたトレーナーを送ったりしている。だがシロガネやまには人が基本的に来ない。
性格は、困った人を放っておけないお人好しである。その一方で出るとこにはしっかり出ているので一部では伝説を作っている。

凶暴なポケモンが大量にいるシロガネやまにいるということだけありバトルの実力はかなり高い。



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