ミレニアム研究室
「ドク、今度は何を作ったんだい?」
研究室の一角でドクと少佐が白い布を掛けられた台を挟んで立っていた。
「はい、今回は開発したのではなく見せたいものが有ります。それがこちらです」
そうそう言って布を取るとそこには黒い球があった。
「これは・・・・確か死の宝珠とか言ったヤツだな。なぜここに?」
それは、少佐とアインズ達が倒した。ズーラーノーンの幹部のカジットが持っていたインテリジェンスアイテムだった。
「はい、あの後アインズ殿が使い道が無いと、仰ったので譲って頂いたのです」
「なるほど、では、それを使って何をするつもりなんだい?」
我が意を得たとばかりに頷き、手を叩くと白衣を着た男が何かを抱えて来た、それを台の上に置いて男は部屋のすみに移動した。それはクレマンティーヌだった息はしているようだが、起きる気配はない。
「?これはあのときの女じゃないか、どうするんだ?」
「これの中にあのアイテムを入れて、この女を吸血鬼化させるのです。あのアイテムは死霊系の魔法を補助する効果を持っているので、この女を吸血鬼にして、吸血鬼化の恩賜であるレベル10upを使い、アイテムとこの女のレベルを上げて、グールやその他の下位や中位アンデッドの軍団を造れるように改造します」
つまり死の宝珠単体ではレベル40程度、クレマンティーヌもそれより下か同じぐらいのレベルである。それを組み合わせて一つにすることで吸血鬼化によってレベルが上がるのを二つにすることが出来る。と言うことなのだ。そこまで考えた少佐は愉しそうに
「ハハハ!素晴らしいぞドク!なかなか面白い、ではそのようにしろ!この世界では下位や中位アンデッドでも強敵らしいからな、それぐらいが丁度良いだろう」
そう言って少佐は部屋から出ていった。そして部屋からは肉が裂ける音や弾ける音、悲鳴、何かが折れる音、機械音等が響きわたった。
ヴェアヴォルフの日常
大尉の日常
「・・・・・・」
「ワン!」
「ヘッヘッ、ワン!」
大尉は自分の部屋で彼がエ・ランテルで拾った、黒と白の捨て犬の体を洗って、拭いていた。
(コイツらは俺と同じで、居場所がなかったんだろう。だから、俺が少佐のようにコイツらに居場所をやろう)
「お前たち、明日から戦士に成るための訓練をするぞ」
そう言われた二匹の犬は
「「ワン!」」
やってやるぞとばかりに吠えた。
大尉の日常犬の訓練or犬と戯れること。因みに名前は黒いのがポチと白いのがハチと名付けた。
トバルカイン・アルハンブラの日常
「ハッ!ロイヤルストレートフラッシュ!」
「ええ!」
「またかよ!」
「中尉~!」
休憩室でトランプを持ち、遊んでいるのはヴェアヴォルフの一人トバルカインと偶然休憩中だった兵士達だった。
「クッソ~!やっぱり中尉は強いですね」
「当たり前だ。このトランプは俺の体の一部といっても過言ではないからな」
トランプをシャッフルしながら、自慢するトバルカイン。とそこへ
「あ~!トバルカイン!また
シュレデインガーが突然現れてそんなことを言った。言われたトバルカインは、額から汗をダラダラと流しながら
「な、ななななんのことかな?わわわ、私がそんなことするわけないじゃないか。おっと!そろそろ時間だそれではお先に失礼するよ」
と言って逃げるように休憩室を出ていった。
トバルカインの日常、トランプで遊ぶこと、とトランプの勝負で(イカサマして)勝つこと。ばれないイカサマの仕方を考える。
リップバーン・ウィンクルの日常
射撃場
バァン!
スガガガガン!
百メートル先にある的をマスケット銃の一発で、穴だらけにしているのはリップバーンだった。
「流石ですね中尉。お見事です」
「そう?でも本当は今日は久々にこれを使おうと思ってね」
そう言って取り出したのはナチスドイツの標準ライフルのKar98kだ。
「へー、中尉もやはり普通の銃を使うんですね」
部下の言葉に苦笑いするリップバーン
「まあ、普段はスキルが使いやすいマスケット銃を使ってるからね。そう思うのは仕方ないか」
そそう言ってライフルを構えるリップバーン。的との距離は3㎞普通なら当たらないどころか届きすらしない距離だ。しかし、リップバーンのスキルがそれを可能にする。
バァン!
銃口から飛び出した弾丸は、通常よりも回転数が速く空気抵抗など無いように的の真ん中に吸い込まれていった。
ガァン!
「ど真ん中です。中尉!」
双眼鏡で的を見ていた兵士が報告する。
「ふう、これのほうが神経使うからあまり、使いたくないのよね」
額を拭いながら銃をしまうリップバーン。
「あ!今日はゾーリン達と集まる約束だった!ゴメン片付け任せるね」
そう言って走って射撃場から出ていくリップバーン
リップバーンの日常主に訓練、たまにゾーリンや他の女性兵士と女子会
ゾーリン・ブリッツの日常
「でさー、アタシは言ってやったんだよ『そんなに、デカイ胸が好きとかマザコンかよ!』ってな」
「へー、それでそれで?」
「何て言ったんですか?」
「アイツは『そうだよ!ママが大好きだよ!悪いか!』って泣きながら言って走って出ていったんだよ。傑作だったよ!最後まであいつといたのが幻覚だなんて気づかなかったんだからね」
休憩室で女子会を開いてるゾーリン。そして、女性士官のシータとリップバーンの三人である。本来なら後五人いるのだが仕事があるため此処にはいない。
「やっぱりゾーリンさんの、話が一番面白いです」
因みに議題は毎回『女に騙される馬鹿な男』である。
「そんなゾーリンも実はちゃんとした恋愛してみたかったりして」
「いいや、それはないね。まあでも、いるとすればアタシの幻覚が効かなくて、アタシより強い奴かな。それでやっとスタートラインだね」
「へー、ゾーリンさんも理想の男性とかいるんですね」
「べ、別にそういう訳じゃないよ。あんたらはどうなんだい?」
「あ、私ですか?私はやっぱり年下の若い男の子がいいですね。初々しい反応が可愛いので」
「経験者は語るってか」
「まー、そんなとこです。リップさんは?」
「私より背が高くて、包容力のある男の人かな。あ、でも、大尉みたいな人も良いかな」
「え!大尉みたいなのが良いの!?」
「ほぇー、意外です」
「ま、まぁ選択肢のひとつッてだけだよ」
等と今日も休憩室では、華々しい会話が聞こえるのであった。
ゾーリンの日常女子会開くこと。好きなものはガールズトーク。
シュレデインガーの日常
シュレデインガーは自室で映画を漁っていた。その種類は多岐にわたる。初期の物から最近の物まで、ジャンルは戦争かSFしかないが。
「次はこれ!レッツゴー」
彼はこの世界に来てからスキル
『
シュレデインガーの日常、映画の世界に行くこと
※ネタが尽きましたのでここからは、以前言われた番外編を書きたいと思います。設定等はほぼ無視していますので、本編には全く関係ありません。
燃え盛る街、その街の広場には街の住人と王国の兵士達、冒険者そして、黄金と呼ばれてる姫がいた。
「クライム何故・・・クライム返事をして」
姫-ラナーの腕には白銀の鎧を着た青年が抱かれていた。青年の名前はクライム。ラナーが好意を寄せていた彼女の騎士である。
「ラナー、彼はもう無理だ諦めろ」
そう言ったのは仮面を着けた小柄な少女イビルアイ
「うるさい!アイツら許さない!アタシのクライムをよくも!貴方達蒼の薔薇に依頼します。サーチ&デストロイ!敵を一匹も逃さず殺し尽くしなさい!」
「その必要はないよ」
ラナーが怒鳴った瞬間広場の入り口に一人の男が出てきた。
「私が憎いか?この惨状を生み出した私が?ならば!殺して見せろ!」
男-少佐は笑い腕を広げた。まるで、やってみろとばかりに。
「イビルアイ!アイツを殺しなさい!」
「!わかった!『
イビルアイが手を上に上げると手のひらの上に、巨大な杭のような水晶が現れた。
「喰らえ!」
イビルアイが振りかぶり水晶が少佐に向かって放たれた。誰もが当たったとおもった。しかし、水晶が当たる寸前少佐の後ろから何かが飛び出し水晶を砕いた。
「ご苦労、大尉」
水晶を砕いたのは大尉だった。
「っ!アイツは強い!下手に動くな!」
イビルアイが危険を察知して、その場の全員に聞こえるように叫ぶ。しかし、大尉に向かって黒い何かが飛び出した。
「!」
ガキィン!
拮抗は一瞬。大尉と黒い何かはお互いに距離を取った。
「アダマンタイト級冒険者チーム『漆黒』。助けに来た」
漆黒の全身鎧と深紅のマント、両手にグレートソードを持った戦士モモン。そして、空から降りてきたのは絶世の美女『美姫』ナーベ。
「救援感謝します」
ラナーが礼をする。モモンは大尉のほうを見ながら
「気にするな。此方の狙いはあの人狼だ。アイツを追って来ただけのこと」
と言った。
「おやおや、誰かと思えばモモン殿ですか。お久し振りですね」
「少佐、貴様に用はない。失せろ」
剣を大尉に向けたまま、顎でどけるようにしゃくる。
「そうはいかないな。私はそこの
モモンはやれやれと言ったように首を振った。
「では、大尉は私と向こうに行くぞ」
そう言ってモモンとナーベ、大尉は広場から出ていった。
「では続きを始めようか「
少佐の言葉なぞお構いなしにイビルアイは魔法を放つ。しかし、今度は少佐が自ら手を前に出して
「
と唱えた。すると、イビルアイの魔法は少佐の手の前で全て砕け散った。予想通りだったのかイビルアイは怯むことなく魔法を放った。
「
「無駄なことを。
しかし、少佐は冷静に魔法を発動して前から迫ってくる魔法の守りに専念した。それがいけなかった。
「どうやら、実戦経験は浅いみたいだな!」
その声は少佐の後ろから聞こえてきた。少佐は驚いて後ろを振り向くとイビルアイの拳が目の前に迫っていた。ボギィと何がおれる音と共に少佐は広場の端の建物の壁に突っ込んだ。
「止めだ。
「ハハハハ!最高だ!さあ殺してみろ!」
少佐は折れた足で必死に立ち上がろうとし、折れた手で抵抗しようとしたが
「望み通り殺してやろう。死ね!」
イビルアイは水晶の塊を放った。ドガァン!!
イビルアイは油断せずに、ゆっくり少佐の居た所に近付いた。そこには少佐のバラバラになった死体があった。イビルアイは念のためにと死体を検査したが、確かに死んでいた。
「少佐は
そこでは見た目にはボロボロのモモンと大尉がいたが、二人とも実際にはダメージはほとんど零のようだ。そしてモモンとナーベは広場に、大尉は霧に姿を変えて街の外にそれぞれ向かって行った。
「どうだったアインズ君今回の私の幻覚魔法と、君たちの自作自演誰も気づかなかったんだろう?」
ギルドミレニアムの応接間にて、少佐といつものローブを着た骸骨アインズがいた。
「ええ、流石第十位階の幻覚魔法ですね。ホントにそこに居るかの如くでしたよ。あれのお蔭でモモンの株がグーンと上がって、こちらとしては大助かりですよ。有り難うございました」
「いいんだよ。ただの暇潰しだったから」
実は今回の騒動は全て少佐達の自作自演だったのだ。理由は冒険者モモンのイメージアップのためである。あの場に居たのは大尉とモモン、ナーベだけであり、少佐のアレは少佐の第十位階魔法『
「それではアインズ君また何か有れば宜しく」
ノリで書いたので番外編にはあまり突っ込まないで頂きたいです。それと、やはり私にはほのぼのとした日常シーンを書くのは無理みたいです。ネタが思い付きません(笑)と言うことで次回会いましょう。