少佐と骸骨   作:Yohane

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アケオメでーす。間違えて消してしまったので、再投稿です。



雇用

 

ミレニアム研究室

 

「ドク、アレが完成したらしいじゃないか?」

 

「はい、今日は皇帝が視察に来るので急いで作らせました。性能もこの世界では充分です」

 

少佐とドクは研究室の休憩室でそのような会話をしていた。そう、今日はかねてから予定していた、傭兵団『ミレニアム』の基地を皇帝が視察に来るのだ。少佐はその為のデモンストレーションに、ドクの作った人造吸血鬼のクレマンティーヌを使うつもりだ。

 

「おっと、そろそろ時間だな行くぞドク。ジルが来るのだからもてなさなくては」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃ジルは馬車の中で頭を抱えていた。

 

「はぁ~、爺それは本当なんだよな?」

 

暗い表情でジルー鮮血帝ジルクニフ・ルーン・ファーロード・エル=クニス。それに答えるのは帝国の最高戦力であり、皇帝の教育係フールーダー・パラダイン。

 

「はい、今我々の馬車を先導しているのは第八位階魔法を使える者です。まさかドクや少佐が自分達より強い者を従えているとは」

 

「恐らく、此方への牽制だろう。最高戦力を見せて自分達の力を示しているのだろう」

 

「とりあえず、向こうに優位に立たれないように少し高圧的に、話し合いをしてみるか」

 

「それで良いかと、一応あやつらを雇う形ですので」

 

とりあえず安心したのか、ジルは馬車の外を眺めた。

 

 

 

 

 

 

 

ギルドミレニアム本部

 

 

「いらっしゃいませ。皇帝陛下」

 

ミレニアムの本部は高さ10メートルのコンクリートの壁に囲まれており、一階建ての小屋がたくさんあり真ん中に二階建ての建物があった。

 

「回りの壁は石のようなものですかな?」

 

フールーダーが案内人に若干声をワクワクさせて聞いた。

 

「・・・・そうです。特殊な加工を施した、石で作られております」

 

科学的な話など理解出来ないだろうから、簡単にまとめる男。そんなことは知らずフールーダーはただ感心した様子だった。そして、真ん中の建物に着き、ジルクニフ達は中に案内させられその後、二階の会議室のような場所に通された。部屋の中には長テーブルがあり一番奥に少佐が座っていた。脇にドクと大尉を連れて。

 

「少佐、今日は以前言っていた視察にきた。来る時に軽く見たが此処は中々に凄いな、荒くれの傭兵と言うより正規の軍隊のようだった。素晴らしいの一言だ」

 

「有り難う。陛下にそのように言って頂き光栄の極みですな。さて、早速ですが今回はドクが作った錬金術と死霊術を融合させた物をお見せしましょう」

 

"錬金術と死霊術の融合"その言葉にフールーダーが興奮したように反応した。

 

「錬金術と死霊術の融合ですと!?一体どのようなものですかな?」

 

「フールーダー、落ち着け」

 

ジルではなく、皇帝としてのジルクニフがフールーダーを落ち着かせた。

 

「!、申し訳ございません」

 

「まあまあ、陛下、パラダイン殿の反応も魔法詠唱者マジックキャスターなら分かります。では、見て頂いた方が早いので此方に、トバルカイン案内を頼むよ」

 

と、今度は入り口に居た執事ではなく、仕立ての良い茶色い服を着た紳士風の男が出て来て、礼をした。

 

「お初にお目にかかります。『ミレニアム』特殊部隊『ヴェアヴォルフ』所属トバルカイン・アルハンブラと、申します」

 

「な!なんと!貴殿は第九位階魔法を使えるのか!?」

 

「はい、内の部隊は全員使えますが?」

 

トバルカインは何を当たり前の事をと、言ったような顔だが直ぐにいつもの余裕の笑顔に変わり言った。

 

「フールーダー殿はタレントをお持ちなのですね、素晴らしい」

 

(爺め!普段は頼りになるが、魔法関連だととことん駄目だな。タレントの事がバレた)

 

そんな事を考えつつもジルクニフは顔に出さずに、トバルカインに案内を促した。

 

「・・・・では、此方へどうぞ」

 

トバルカインが先頭に立ちジルクニフ達を案内する。そして建物を出て、建物の裏手に回るとそこには一人の女が居た。女は他の兵士達と同じような服を着ていた。

 

「彼女は?」

 

ジルクニフがトバルカインに聞くと

 

「彼女こそがドクが作った人造吸血鬼クレマンティーヌです。ご心配なく、特殊な薬品と術式で完全に制御されているので」

 

吸血鬼と聞いて身構えるが制御しているとの言葉に、取り敢えず警戒しつつも武器を下げる一行

 

「彼女は死霊魔法を使うことに特化した吸血鬼です。死霊術は第十位階までそれ以外は第五位階まで使えます」

 

その言葉にフールーダーが目を見開き驚いた。

 

「じゅ、十位階ですと!?死霊術だけとはいえなんと!?一体どうやって!?」

 

「爺、落ち着け。どうゆうことか説明しろ」

 

ジルクニフは何となくではあるが、第十位階を使えることはまずいと思ったが、専門家の意見を聞きたいのでフールーダーに聞いたのだ。

 

「陛下、私は第六位階までの魔法しか使えません。それでさえ伝説の13英雄に近いのです。しかし、死霊術だけとはいえ第十位階魔法を使えることは伝説や神話の話なのです」

 

「なん!・・・・だと!?」

 

「陛下宜しいですかな。伝説の一端を目撃する準備は」

 

トバルカインが勿体ぶった様子で聞いてくる。それに対してジルクニフは、上位者として顔を引き締め

 

「勿論だ。見せてもらおう」

 

「では、クレマンティーヌ!始めろ!」

 

トバルカインが指示を出すとクレマンティーヌは両手を上に上げた。

 

「『召喚サモン/死霊兵団アンデッド・アーミー』」

 

そう言うとクレマンテイーヌをの目の前の何もない所の土が盛り上がり、大量のアンデッドが出てきた。その数は数えきれないほどだ。

 

「なんと!?スケルトンウォリアーやはてはデスナイトまで!?これを全て支配下においているのですか!?」

 

「勿論ですとも。クレマンティーヌはこの為だけに作られたのですから」

 

「陛下、やはり彼らは危険です。これ程の力を持っている彼らは野放しには出来ません。ここは、我等が雇うしかないと思います」

 

フールーダーはジルクニフに提案した。ジルクニフは考えていた。

 

(確かにこの力は危険だ。疲れを知らない兵士ほど厄介なものはない。他の国にとられるぐらいなら、こちらでやんわりと制限をかけ、制御しなくては)

 

「陛下、どうでしたかな?」

 

と後ろから少佐が歩いてきた。

 

「少佐、今回のこれを見てきめた。正式に我がバハルス帝国は諸君ら傭兵団『ミレニアム』を雇おう」

 

「では、此方の契約書にサインをお願いします」

 

少佐が出した、契約書に目を通して問題がないことを確認して、ジルクニフはサインをして皇帝の判を押した。

 

 

 

 

「所で、陛下はアインズ・ウール・ゴウンを覚えておいでですか?」

 

諸々の話し合いを済ませ、昼食をとっていた時に少佐がジルクニフに聞いてきた。

 

「・・・・ああ、あの強大な魔法詠唱者マジックキャスターだったか。勿論覚えているとも。それがどうかしたか?」

 

「実は彼も死霊術を使いこなすことができまして。彼の住む墳墓がこの近くに有るので、もし、よろしければご案内致しましょうか?彼も死霊術だけなら第十位階まで使えたはずです」

 

その言葉にまたもやフールーダーが反応した。

 

「なんですと!?是非御願いしたい!」

 

(こうなった爺は止められん。予定より早いが行くか)

 

「陛下も宜しいですかな?」

 

少佐がわざとらしく聞いてくる。ジルクニフは内心の苛立ちを隠し。

 

「ああ、案内を頼む」

 

と言った。

 

 

 

(アインズ君。今からバハルス帝国の皇帝をお連れするから、ナザリックの素晴らしさを教えてやってくれ。それと、我々は帝国の傘下に入った。理由はまあ分かるだろ?)

 

といきなり伝言メッセージが来て驚いたアインズ

だが、周りのシモベ達は気づかなかったようだ。

 

(一体何がどうしてそうなったか分かりませんが、分かりました。精一杯のもてなしをします。ついでに我々

も入れて貰いますよ)

 

「では、陛下参りましょう。ドク車を出しとけ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ナザリック地下大墳墓前

 

「さあ、陛下着きました。ここがナザリックです」

 

 

 




短いですが次回お楽しみに
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