東方地霊殿 〜Terrene Animism.【完結】   作:LOORUME

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久しぶりの更新です。今回はさとり視点。

言っておきますが、キャラの設定崩壊というか改変部分がかなり多いです。お気をつけを。


2話目

 

さて、とある仕事の件も片付いたし、ペットにお茶でも入れさせるか。または気晴らしに散歩にでも行くか、などと考えているところであった。

 

コンコン。

私の部屋にドアのノック音。

 

「はい、どうぞ」

ガチャリ。

 

「お客さんが」

「そう、通して」

 

部屋に入ってきたのは赤髪、猫耳、二又尻尾の女の子。お燐だ。

客人が来たようなので、通す。さてさて、一体誰なのだろうか。気分転換になるような相手だと良いが。

 

1、2分経ちお燐の案内によって部屋に入ってきたのは尾反夜霧さんだった。

 

 

○ ○ ○

 

 

「で、能力の調子はどうですか?」

「ああ、そ」

「それなりに良い、ですか。まあ能力の指導を私に頼むのもどうかと思いましたが、案外良かったのかもしれませんね。ほら、言葉では言い表せないけど、感覚的で感情的なものであったり、とかね」

「さい」

「最初はそんなこと考えてなかった、ですか。まあそうでしょうね。だって相談にきた時はそんな事読み取れませんでしたし。だから、案外って言ったじゃないですか」

「バ」

「ああ決して、バカとか考え無しって思ったわけじゃないですよ。ただ、ちょっとだけしか」

 

この相手を遮る喋り方、意外と楽しいのだ。気分転換としては、なかなか悪くない相手だった。少しは鬱憤も晴らせたし。

必死に喋ろうとする夜霧さんとの問(?)答は暫く続いた。

 

 

○ ○ ○

 

 

今日の夜霧さんは、結構粘ったなぁ、などと彼が退室した後に考えていると私の妹、古明地こいしが部屋に入ってきた。

 

「お姉ちゃん、また夜霧さんをからかったでしょ」

「ええ。どうして?」

「さっき廊下ですれ違って挨拶した時に心を読んだの。『喋りたい』だってさ。あんまり弄んだらダメよ?」

「だって楽しいんですもの」

 

うふふと笑う悪い私。

 

こいしは、二つの能力を持っている。

ひとつは、覚妖怪の私と同じ『心を読む程度の能力』。 そしてもうひとつは『故意識を操る程度の能力』だ。色々出来るらしい。

 

「まーた悪い顔と考えとツラして」

「あれ?顔って二回言わなかった?っていうかツラって酷くない?」

「気にしない気にしない」

 

心を読めば、私とこいしの間に会話などいらないはずなのだがしかし、彼女の思ったことを読み取り、私が読み取った事を彼女が読み取ったら混乱が起きてしまう。そういうことがたまにあるのだ。

それを未然に防ぐため、こいしと会話する時はいわば能力をセーフティにしておく事が多い。

だから、この時は気付けなかったのだ。

 

こいしが何を企んでいるか、という事を。




はい。こいしが目を閉じていないです。ゆえに青い目ではなく、さとりと同じ赤い目です。

では、見てくださりありがとうございます。
次の更新はいつになるかわかりませんが、化緑伝のほうもよろしくお願い致します。
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