魔法少女まどか☆555 〜カイザの呪い〜   作:人生舐めてる

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皆さんお久しぶりです。最近、リアルと別のssを書き始めた為コッチがおろそかになってしまってごめんなさい。
新しく書き始めた方も是非見てください。(露骨な宣伝)


22話 Misunderstanding(カンチガイ)

 ──side中澤 隆

 

「コロス……オマエラ……コロス……!」

 

 怒り狂ったアギトオルフェノクはエレファントオルフェノクを何度も殺した。いや、復活したエレファントオルフェノクを殺し繰り返した。

 

「で、デルタの力をこんなにも、いとも容易く凌駕するとは……ぐおおおお!」

 

「……中澤 隆、君は今、確認できているオルフェノクの中で一番強いのは確実だ……でも、いずれ羽化する予定のドラゴンには……むぅ!?」

 

 タイガーオルフェノクはアギトオルフェノクと戦っている内に埒があかないと思い、何かを取り出した。

 対し、アギトオルフェノクは攻撃を構わずタイガーオルフェノクに仕掛ける。

 アギトオルフェノクの足元の地面に己の角と酷似している青い紋章が浮かび上がる。そして、その紋章は渦を描く様に両足に吸い込まれていく。

 

「何だ……あれは……?」

 

 タイガーオルフェノクとエレファントオルフェノクはその様子を観察していた。しかし、すぐに逃げなかったのが間違いだった。

 

「はぁッ!」

 一瞬にして、アギトオルフェノクは近づいて行き、エレファントに蹴り飛ばした。

 

「ぐああああ!」

 

 蹴り飛ばされたエレファントオルフェノクは気絶し、人間の姿へ戻っていった。

 

「次は貴様だぁ────っ!!」

 

 アギトオルフェノクはタイガーオルフェノクに宣告する。

「(このままでは、まずい。)」

 

 そう思いながらタイガーオルフェノクは何か筒状の物を取り出し、アギトオルフェノクに投げつけた。

 その瞬間、爆発音と共に辺り一面が激しい光に包まれた。どうやら閃光弾だった。

「──!?ぐっ!」

 

 アギトオルフェノクは光により目をやられてしまい。少しの間もがいてしまう。

 目が回復し、再び辺りを見回すと、なにもなかったかように。あのオルフェノク二人は消えていた。

 しかし、デルタのベルトはその場に落ちて残っていた。

 

「……(逃げた……か……だが、杏子の脅威となる奴は残らず殺す!例えどんな奴だろうとなッ!)」

 

 (アギトオルフェノク)は考えごとをしながらデルタの拾った、その時である。

 

「──お前ぇッ!!」

「あ!」

 声のした方を振り向くと佐倉杏子がいた。アギトオルフェノクは佐倉杏子が無事だったことに安堵していたが……

 

「うおぉ────ッ!!」

「ち、ちょ……うぐぁッ!!──ゲホッ!ゲホッ!(の、喉が……!)」

 

 佐倉杏子は怒りを露わにしながら、アギトオルフェに攻撃した。

 (アギトオルフェノク)は一瞬わからなかったが、直ぐに理解できた。なぜなら、今の自分の姿がオルフェノクだったからだ。

 

「き……ゲボっ!!ゲホッ!」

 

 声を出そうにも、先ほど佐倉杏子の攻撃を喉に受けてしまい。アギトオルフェノクはしゃべることができなくなっていた。

 何とかして、誤解を解きたかったがその手段を思い浮かばず、

 

「(杏子ちゃん……ごめん!)」

 

 デルタギアを捨て、その場から逃げ出した。この時、アギトオルフェノクは杏子はデルタギアを優先して、自分を追いかけて来ないかと思っていたがそうはいかなかった。

 

「テメェ!待ちやがれぇ!」

「(き、杏子ちゃん!?)」

 

 佐倉杏子はアギトオルフェノクを倒す事を優先し、アギトオルフェノクを攻撃する。

 

「お前!隆をどうした!?お前が殺したのか!?言え!」

「ぐっ!?(お、おれ?どうしよう)」

 

 佐倉杏子はこの時勘違いしていた。デルタギアが落ちていたので、このアギトオルフェノクによって隆が倒されてデルタを奪われてしまったと思っていたからだ。

 

「(何とか誤解を解きたいけど……喋れない……ここは逃げよう。)」

 

 そう思いながら、アギトオルフェノクは逃げ出した。

 

「待て!(何でだよ!?何で何も言わずに逃げ出した!?あの時助けくれたのはたまたまなのかよ!?

 あのオルフェノクが隆を殺したのかよ!?)」

『早く急ぐんだ杏子!あのオルフェノクを……』

「わかってる!」

 

 すかさず逃げ出したアギトオルフェノクを杏子は追いかけて行った。

 

 

 

 

 

 

 ──場所:道路橋

 

 アギトオルフェノクは誰もいない道路橋へ逃げて移動する。しかし、とうとう、アギトオルフェノクは杏子に追いつかれてしまい背中から攻撃をくらってしまう。

 その衝撃で、道路橋の柵へ凭れかかる。

 

「いい加減に待ちやがれ!」

「うぐっ!……き……ゲホっ!!……ぐっ!(ま、まだしゃべれない!)」

 

「あんたなんだろ!隆からベルトを奪って殺したのは!」

 

『杏子早くやっつけた方がいい!オルフェノクは魔女と同じくそれぞれいろんな能力があるんだ!早く!』

「……答えろ、隆を……」

 

 杏子は手が震えていた。どうやら、このオルフェノクを倒すのに抵抗があるようだ。

 

『杏子何やってるんだ!早くそのオルフェノクを倒すんだ!一番このオルフェノクが()()()()よ!』

 

「……う、うわぁぁ────ッ!!」

 

 そう叫び、杏子はキュウべえの言葉に動かされアギトオルフェノクに攻撃した。鈍い音がなり、火花が散る。

 アギトオルフェノクは衝撃で柵から飛び越えてしまい、川へ落ちていった。

 

「うぐぁああ!」

 

 ぼちゃんと、音がなり。アギトオルフェノクの姿が見えなくなる。

 

「………。」

 

 杏子は、手持ちの槍を強く握りしてながら。魔法少女から元の姿へ戻る。

 

「………。」

『……杏子、どうしてだい?』

 

 

『どうして、あのオルフェノクを逃がすように川へ落としたんだい?』

 

「何のことだよ、キュウべえ……。」

 

『惚けなくてもいい、君はあのオルフェノクに一回助けられた事がある。理由は十分ある。』

 

「うるさい!(それに、隆は生きている。あの時、気が動転してたけど、きっと……あいつはきっと隆を助けただけかもしれない。)」

 

『やれやれ……あのオルフェノクが隆を殺した可能性もあるのにどうして?』

 

「隆は……生きてるかも……しれない。」

 

『根拠はあるのかい?』

 

「……ねぇけど信じているんだよ!あいつは、勝手に私の側から急にいなくならないって約束してくれたんだよ……。」

 

『なら、信じて待っていようか……(あのオルフェノクは何なんだろうか?杏子に出来れば始末して欲しいが難しそうだ。この前、オルフェノクに容赦しないって言ってたけどやっぱり、彼女は他の人間よりもオルフェノクに対して甘い。)』

 

『杏子……なら、君のために言っておくよ?あまり、オルフェノクに肩入れしすぎて騙されて、殺されないように気をつけてね。』

 

「……分かってる。」

 

 そう言って、杏子とキュウべえはその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 ──side:隆

 

 川に落とされ、流された隆は水中で意識を取り戻す。気絶していた最中にオルフェノクから人間の姿へ戻っていた。

 

「……う……オルフェノク………魔法少女……羽化……」

 

「ぷはぁ!はぁ……!はぁ……!」

 

 隆は水面から顔を出して辺り一面を見て、何処に陸があるかを探した。

 そのまま、一番近い陸地まで泳いでいき、這いつくばりながら呟き始めた。

 

「はぁ……はぁ……思い……出した……!」「俺の名は……、俺の……名前は!」

 

 どうやら先ほど杏子から突落す時の攻撃か、水面に落ちた時のショックで隆は記憶を取り戻したようだ。

 そして、嬉しそうに自分の名前を呟いた。

 

「俺の……名前は…カナ……メ……だ!!」

 

 しかし、自分の名前を呟いたあとすぐさま、先ほど嬉しそうな顔を変えて、今度は

 

「そして、俺が……やるべき事は……」

 

 隆は、土を握りしめ、顔を誰かを憎むかのように歪ませて呟いた。

 

 

「魔法少女……まどか……ほむら……、

 

 俺は……お前らを……殺さなければならない……!」

 

 それだけ呟くと、隆はその場を後にし、杏子のいる協会へ戻って行った。

 

 tο be continue……

 

 

 

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