魔法少女まどか☆555 〜カイザの呪い〜   作:人生舐めてる

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第2話なので、真面目に書きました。

ーーで三人称、

無しだと自分視点です。




2話 謎のライダー

 ーー魔法少女まどか☆マギカ、その世界(作品)は、

 謎の生き物キュゥべえが、自ら選んだ少女に、接近し、選択をさせる。その少女は願いを叶えて魔法少女になるか、何もせず傍観者になるかのどちらかだ。

 

 ーーもし、願いを叶えた少女は、願いを叶えた代償として【魔法少女】となり、人知れず人類の敵、魔女と戦うことになった少女たちに降りかかる過酷な運命を迎え入れなければならない。

 

 ーーそして、その運命の終焉は、『死』……もしくは、今まで、倒して糧にしてきた物と同じ『魔女』になるか、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「( 0M0)サン!」

 

 ーーそんな世界の中にバッティングセンターで時速150kmの豪速球のスピードボールを取る訓練をしている少年がいた。

 ーーその少年は見事に、ボールをキャッチして、ボールに書かれている番号を確認していた。

 

「よし!……ん?なんだ、まどか?」

 

 ーー少年は視線を感じて振り向く、其処には、ピンク髪で大人しそうな女の子がいた。

 

「たっくん、凄いけど……上条くんも、さやかちゃんもひや汗かきながら見てるよ?」

 

 ーー彼女の名は鹿目まどか、魔法少女まどか☆マギカの主人公で、今、豪速球のスピードボールを取っていた少年のいとこで姉に当たる人物だ。

 

「タクヤくん、そのボール、本当に3の番号が書いてあるのですかぁ?さやかちゃんに見せてちょうだい!」

「た、タクヤくん……バッティングセンターのボールはキャッチするものじゃ無くて……バットで打つものだよ?」

 

 ーーその隣にいる2人は、美樹さやかと上条恭介、原作の重要人物であり、彼女と彼の友達だ。

 

「大丈夫だ。以外に、半年続けたら以外にキャッチなんてたやすく出来る。

 見るのは難しいがな……。あと、ほれ、ちゃんと3番だ美樹。」

 

 ーー彼の名は鹿目巧也(タクヤ)

 

 ーー他人から見れば、変なことをしているような事に見えるが本人は大真面目だった。動体視力を鍛えて、将来、原作のキャラを助けるために特訓していたのだった。

 

 ーーそんな彼は彼女達に特訓を勧めてみた。

 

「どうだ、お前達もやってみるか?」

 

 ーーすると、上から順番に、まどか、さやか、上条の順に

 

「できないよ!ムリ(ウェイ)ムリ(ウェイ)!」

「何バカなこと言ってるの?」

「( 0H0)(いつか)怪我しますよ?」

 

 ーー巧也は彼女達に真面目でトゲのある感想を言われてしまう。それに巧也は拗ねてしまう。

「う゛る゛さ゛い゛!(´;ω;` )」

 

「ほら、泣かないのたっくん!学校行こうよぉ。」

「全く、学校の放課後は恭介と遊べないからって早朝で学校行く前からは早いんじゃない?」

「でも、さやか、僕は友達と遊べて助かっているよ……。ありがとうね、たっくん。」

 

 ーーそう言うと、まどか達は自分のランドセルを背負い、学校へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー場所:見滝原小学校ーー

 

 ーー登校した四人はそれぞれの教室へ行った。鹿目巧也だけ別の教室で一人で入ることになる。因みに彼は上条恭介と美樹さやか以外に友達はいない、代わりに、

 

「おい!鹿目巧也。」

 

「ん?小鳥遊か……何かようがあんのか?」

 

「当たり前だ!この前の借り、返してもらうぞ!」

 

 ーー小鳥遊といういじめっ子に毎日絡まれていた。彼自身、世界とまどかを救うために鍛えていたため、大人と子供が戦うぐらいの強さの差であった。

 

「この前の借りって……上条いじめるおめぇらが悪いんだろ?つーか、相棒の西園寺はどうした?」

 

「あの臆病者なんて知ったこっちゃねーよ!それより、これを見て何とも思わないのかぁ!?」

 

 ーーそう言って、小鳥遊と呼ばれた少年は背中からバットを出す。

 

「バットを暴力に使うなよ〜。」

 

「へ!今からお前をこれで殺してやんよ!」

 

「そうか、かかって来い。」

 

「は!?お、お前、バットだぞ?怖くねぇのかよ!」

 

「いや、怖くねーよ。雑魚が持った所で、どうした?こいよ小鳥遊……恐怖心なんか捨ててかかって来い、どうした、俺が怖いのか?」

 

「誰がてめぇなんか……てめぇ何か怖かねぇ!

 野郎ぉブッコロシャァァァ!!」

 

 ーー3分後ーー

 

 ーー鹿目巧也はバットを持ったいじめっ子、小鳥遊を帰りうちにタンコブだらけにしていた。

 

「小鳥遊、何か言う事は?」

「ごめんなさい、許してください、何でもしますから。」

「ん?今何でもするっていったよね?」

「あ、ああ。」

「上条とさやかとまどかに関わるな、じゃないと……またボコボコにするよ?」

 

 ーーしかし、小鳥遊は「次こそ、ぶっ倒してやる!」と捨て台詞を吐きその場から立ち去る。

 

 ーーすると、小鳥遊と入れ替わるようにまどかが入ってきて。巧也は「ヤベェ……」と呟いて、まどかを見ながら後ずさりする。

 

「たっくん?私がこの前、言ったことを覚えているかなぁ〜?」

 ーーまどかは目のハイライトを消しながら、巧也に話しかける。巧也はガタガタ震えながら、まどかの質問にこたえる。

 

「け、け、け、喧嘩はいけないと、お姉ちゃんは、い、言ってました……」

「ん〜そうだねぇ。でも、相手から吹っかけて来たから仕方がないよねぇ……。」

「そ、そうなんだよ!ねーちゃん!」

「でもね、あそこまで……する必要は無かったんじゃ無いかなぁ〜?」

 

「…………はい、」

 

「帰ったら……タッくん、君に■■■■(自主規制)するから。」

 

「((((;0M0))))ウワァァァァァァアアアアアアアアア!!!」

 

 ーー巧也は、喧嘩っ早い性格だった。その為、友達もいない。その、すぐ喧嘩する巧也の性格を治そうと、

 まどかは巧也が喧嘩する度に、他人には教えられない恐ろしい罰を巧也にしていた。

 ーーまどかは巧也の事を思ってしているが、巧也にとって地獄だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー時刻:放課後

 

 ーー小学校の授業が終わりまどか達は帰る途中であった。

 

「どうしたの?巧也、そんなやつれた顔して……。」

「ああ、さやかあちゃん……いや、帰ったら、まどかが……いや、なんでもない。」

 

 ーー巧也が帰ったらまどかから罰を下されることを言おうとしたら、まどかが笑顔で巧也に「言ったら更に酷いことするよ?」と言わんばかりの顔をし、巧也は途中で黙る。

 

 ーーしばらく帰り道を歩いていると、まどかは道端の電信柱の近くにダンボールを発見する。

 

「なんだろアレ?」

「おい、どこに行くまどか?」

 

 ーーまどかは興味深々で近づいて中を覗く。すると中には子犬がいた。

 

「くぅーーーん。」

「わぁ!かわいい!」

「本当だ!かわいい!」

「……(保健所に連絡するか……)」

 ーーまどかと、さやかは子犬に対して琴線に触れる。しかし、巧也はおもむろに携帯を、取り出し保健所に連絡しようとした。

 

 ーーまどかは、ダンボールの中に入っている子犬を持ち上げた、犬は嫌がるかのように吠え始めた。

 

「ワン!ワンワン!!」

「きゃあ!」

 

 ーー犬はまどかから、走って逃げていく。すると、その子犬が逃げて言った方向は、横断歩道だった。

 

 ーー運が悪く、赤信号の所を渡って行っていた。

 

 

 ーーそして、タイミングが悪く、そこへ大型トラックが通り、かかって来た。

 

「危ない!」

「まどかぁ!」

「まどかーー!」

 

 ーーまどかは咄嗟に子犬を助ける為、抱き締める。

 

 ーーしかし、トラックが怖て、そこから動けなくなってしまう。

 

「うぅ!」

 

 

 

 

 

 ーー瞬間、すぐさま巧也はまどかと犬を庇うために、全力で押し除けた。

 

 

「まどかッ!!いぬーッ!危ないッ!」

 

 ーー結果、まどかと、抱き締められていた犬は横断歩道へとばされ、

 

 ーー巧也は、

 

 《ガッシャーーーン!!》

 

 ーートラックに思いっきり跳ねられてしまった。

「(ま、まどか……。)」

「たくや…たくやぁ〜〜!!う、うえ〜〜〜〜ん!たくやぁ〜!」

 

 ーーまどかの泣き声が最後になり巧也はそのまま、目を閉じ、意識を失う、

 

「(ち、チク……しょう……おれは……こんな……所で……)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー翌日

「死ぬかと思った。」

 ーー巧也はあっけらかんとした態度で、トラックに轢かれた次の日。学校に登校していた。

 ーートラックに轢かれた後、巧也は医者に精密検査を受けたが、()()()にどこにも怪我はなく、かすり傷一つ無かった。

 

 奇跡的つぅーか、不気味に怪我が無かったんだよなぁ〜。

 

 ーー巧也は、そう不思議に思いながら登校していたが、彼はその事故から、彼の体に何か異常をきたしていた。

 

 でも……あの事故の日から、俺、

 《ギィィィィーーーン!》

 あ、痛え!また来た……。これだよ!なんだぁ?この頭痛?

 

 ーー巧也は耳鳴りと同時に原因不明の頭痛を偶にきたすようになっていた。

 ーーこの事を医者に、訴えかけても、精密検査した後、異常なしと言われてしまう……。

 

「タッくん、大丈夫?また、頭痛?」

 

 ーー巧也は頭痛により頭を押さえていると、まどかに心配され、頭を撫でられる。

「ん?あ、ね、姉ちゃん!し、心配すんなよ!いずれ無くなるよ!」

 

 ーーそう言って、巧也は、まどかに心配かけないように、強がった台詞をいう。

 

 ーーしかし、彼は今日の夜、この頭痛の原因で、自分が過酷な運命に立ち向かわなければならない事を知る由も無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーーpm 23:00

 

 

 

 ーー巧也が寝ている最中。また、あの頭痛が彼に襲いかかった。

 《ギィィィィィーーーーーンン‼︎‼︎‼︎‼︎》

 

「な、んだ?あ、頭がい、痛い!ま、また来た!で、でもなんだ?なんなんだ!?今回はすごく痛むし、うるさい!!

 ッ!し、視界が…い、意識も…」

 

 

 

 

 

 

 

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 ーーーーーーー

 

 

 

 ……あれ?

 

「ん?どこだここ?」

 

 俺はいつの間にか知らない場所にいた。

 周りを確認するとどこか知らない廃工場に来ていた。

 

「あれ?あれ?あれあれ!?」

 

 俺は焦った。なんせ、いきなり知らない場所にワープしてたからだ。ん?まさか、元の世界に戻って来ちゃったの!?

 

 …でも、身長はガキのままだな。て、!いつの間に腰にカイザのベルトが巻いてある!?

 

 ッ!じゃなくて!変身してんじゃん!!俺!

 

 ……。

 

 い、一体どういう事だよぉ!

 

 ま、まさか、戦ったの?無意識にオルフェノクと?いや、まさか魔女か?

 でもそんなはずがない!俺にはそんな奴らを()()する事なんて、できねぇんだぞ!

 

 や、やべぇ!と、とりあえず!へ、変身解除!

 俺はバックルからカイザフォンを解除した

 

【ピピッ】

 

 よし、解除できた。そして、体に異常なし!

 

 …何気に、これって、この世界に来てから二度目の変身だよな…

 

 まぁ、今回の出来事は明日考えることにして、今は帰ることを考えるか…

 

 ッ!カイザフォンってナビ使えるのかな?

 

 …あ、普通に使えた…。…!ここ!隣町じゃねーーか!…財布、いや、お金持ってないから、タクシーは無理か…

 

 …歩いて帰るか。

 

 帰った瞬間、母さんと父さんとまどかに怒られた…いや、心配かけて悪かったけど、無意識だよ?知らない場所に移動する気なんてなかったのに…

 

 なんか理不尽を感じたぜ(´・ω・` )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ーー2ーー

 

 

 

 

 

 

 私の名前は西園寺 信乃…私は魔法少女だ。

 

 一年前、

 

 私の家族は崩壊していた…父は会社をクビにされ、よく家族に暴力をふる様になっていた…。

 

 そしてある時、母は離婚しようと父に提案した。弟を父が面倒を見て、母が私を面倒見ることになった。

 

 どうしてこうなったの?私たち、ずっと幸せに暮らしてたよね?

 嫌だ!嫌だ!嫌だよ!みんなと一緒にずっといたいよ!誰か…誰か助けて!

 

 そんなところに、

 

「やぁ、僕の名前はキュウべぇ!僕と契約して魔法少女になって欲しいんだ!」

 

 愛可愛らしい、喋る白い動物が私に話しかけてきた。名前はキュウべぇというらしい。

 キュウべぇが言うには、願いを一つ叶えてくれる代わりに、魔法少女になって欲しいらしい…魔法少女になると、魔女と言うモンスターと永遠に戦わなければならないらしい…

 

 でも、私は迷わず願いを願った。前みたいに私たちが幸せに暮らせる様にと。

 すると私の中から“ナニカ”が抜け…それが宝石になってしまった。とても、綺麗だった。いままで見たもの中で一番だった。

 キュウべぇに説明して貰ったけど、どうやらこの宝石はソウルジェムという名前で魔法を使えば濁り、ほっておいてもいずれ濁っていくみたいだ。濁り過ぎると魔法が使えなくなっていくみたいだ…。別に魔法が使えなくなるのはいいのだが、家族を守るために私は戦うのを誓った。

 

 その後、キュウべぇと契約したあと、私は信じられないほど幸せになった…嬉しかった。また、普通の家族戻れたのだ!

 …でも、闘いが怖かった…魔女が怖かった…でも、家族がいれば…帰れるところがあればそんなの平気だと思ってた。

 いくらでも戦い続けることができると思ってたのに……

 

 思ってたのに…

 

 

 

 

 戦い続けて一月半が経つ頃。

 

 私は運が悪かった…今回の敵、魔女が余りにも…倒せないほど強かった…。

 

「ど、どうしようキュウべぇ!もう、ソウルジェムがこんなにも濁っちゃった!グリーフシードのストックも無い!

 も、もう逃げないと、死んじゃう!こ、ここ(魔女の結界)から出る方法無いの!?」

 

「何度も言ってるじゃ無いか。魔女を倒さない限り魔女の結界からは出られ無いって。」

 

「そ、そんな…い、嫌だ!私はまだ死にたく無い!死にたく無いよ!

 き、キュウべぇ!なんとか、なんとかならないの!?」

 

 ーー必死になってとある魔法少女は助けを求めた。自分をこの様な運命に導いた物に…

 

「残念だけど、僕は君を助ける力も無ければ、魔女を倒すすべも持って無い…。残念だけど、君はここで諦めて死ぬしか無いね。」

 

「そ、そんな…う、…うそ…。き、キュウべぇ!助けて!

 なんとかなるよね…!?本当はなんとかなるんだよね!?

 お、お願い!助けて!

 ここから出る方法教えて!本当は知ってるんだよね!?他に出る方法教えてよ!!」

 

 ーーその答えにキュウべぇは首を横にふった。彼女に帰って来た言葉は絶望。ただそれだけだった。すると、

 

「ッ!い、嫌ぁ!離して!離してぇええ!…お願い!お願いします!殺さないでください!!殺さないでぇぇぇぇぇえええ!!」

 

 ーー対峙していた魔女の手が彼女の体を鷲掴みに持ち上げた。彼女は絶望の最中、大声で泣き叫びながらも必死に助けを懇願した。

 しかし、魔女に言葉は届く筈もなかった。そして、今にも魔女は彼女を喰らおうとしていた。すると、キュウべぇはその様子をみて、まるで、彼女を見限るかの様にその場を離れていった…

 

「きゅ…キュウ、べぇ…!?ど、どこに行くの?」

 

「残念だけど、ここでお別れだ。西園寺 信乃。君はこの一カ月間必死に戦ったけど、よく頑張ったと思うよ。でも、もうの戦いはここで終わりのようだ。

 魔女の結界が解けたらまた、新しい子を僕は探さなきゃいけないんだ。

 家族の心配するならきっと大丈夫さ!多分、他の子が魔女を退治してくれるよ!さよなら、信乃。」

 

「な、なに言ってるの……!?キュウべぇ?……お願い!こんな時に冗談はやめて……!

 ご、ごめんキュウべぇ…な、何か気にいらないことしたなら、あ、謝るからさ……謝まる、から、さ、……た、助けて……!」

 

 

 ーーおそらく、今の彼女にはキュウべぇの言ったことは理解出来なかっただろう。自分が今にも魔女に食べられそうなのに、自分が友達と思っていたものが、こんなにもアッサリと別れの挨拶を交わしたからだ。

 

「キュウべぇ!お願い!お願い!お願い!

 お願いします!!い、いかないで!いかないでください!いかないで、キュウべぇ!私を置いていかないでぇ!!私を一人にしないでッ!私を見捨てないでぇぇぇ!

 助けて!助けて!助けて!

 助けて!助けて!助けて!助けて!助けて!助けてぇ!

 たすけてぇえ!たすけてぇぇぇえええええ!!」

 

 

 ーーそれでも、彼女は助かりたい意思を消していなかった。今、彼女が考えているのは『死にたくない、見捨てられたくない、助かりたい』ただそれだけだった。震えながらも、泣き叫びながらも、ただ必死に、助けを求めた。しかし、助けを求められたキュウべぇはこう思っていた…

 

 

「(お願いなら、僕と君が出会った最初に叶えてあげたじゃないか、贅沢だね、君は。それに僕は説明したはずだよ?魔女と戦う運命になるって…。つまり、死ぬ覚悟は君にできていたはずだ。それを知った上で願いを叶えて魔女と戦うことを選んだんだろう?それなら、もう簡単に死ぬことを覚悟する方を選んだら楽じゃないか…。

 。…つくづく人間というものは理解しがたい生き物だ。)」

 

「(それに、良かったじゃないか。もしかしたら僕と出会わなかったら一生不幸だったかもしれないのに、生きてて一カ月半でも、自分は幸せを感じることができたんだろ?なら、充分じゃないかい?)」

 

 

 ーー彼女は息継ぎすら忘れ、ずっと助けを求めた…助けてもらえるかもしれないキュウべぇに手を伸ばし、

 

「助けてぇえ!!キュウべぇえええ!」

 

「助けてよぉお!!キュウべええッ!」

 

「たすけてよぉ!助けて!助けてくだぁさい!!」

 

「嫌だ…嫌だぁああ!!嫌だぁぁぁあ!!助けてぇええ!!」

 

「キュウべぇ!キュウべぇええ!キュウべぇぇぇええ!!」

 

 

 ーーしかし、それも無駄に終わってしまう、キュウべぇは見えないところまで離れて行ってしまった。もう、彼女は助からないと悟り細い声でいう。

 

「たす……け…て…。キュウ…ベェ…わた、しを…。

 

 たす…け……てぇ、おね……が、い……。

 

 …い、嫌だ…!助けてぇ…ぇ。

 

 いや、だぁ…!いやだ、…よぉ…。誰かぁ…!私を…家に……。

 

 あの家にぃ…かえしてぇぇ……!

 

 わたしをぉ……かぞく、のぉ……ところに……!

 

 帰してぇぇ……。誰かぁ……わたしの…家に……。だれ、かぁ…

 

 死にたく……

 

 死…

 

 …に、たくない、よぉ…!

 

 しに…たく、ない…いや…だぁ……

 

 何で…こうなるの……?何で…こう…な、る…の……?

 

 私は……私、は……。

 私はただ、幸せに……なり、た、かった…だけ、なの………。

 

 

 家族で…しあ……わせ…に…なり……たか……ぁ……た。

 

 かぞ………く…

 

 …みん…な……

 

 

 …でぇ………ただ………。」

 

 ーーそして、彼女は理解した。

 この魔女は何故すぐに自分を食べないのか、こんなにも自分が助けを助けを求めて入られる時間があるのか、

 答えは簡単で残酷だった

 この魔女は、自分が絶望して叫んでる声を愉しんでいたのだ。そして、声を出さないとなると…

 

 《ミシミシミシミシ!!》

 

「ァが!グェエ!!ッキァァァアアアアアア!!!」《ボキボキ!グチァ!》

 

 

 ーーまた、魔女は自分が楽しみたいがため、彼女の体を強く握りしめ、いや、痛めつけ…どんな声が出るかを観察していた。そして、彼女(魔法少女)からは人間の声とは思えない悲鳴を上げた。

 

 ーーそして、彼女は理解してしまった。自身の濁りきったソウルジェムを見て、濁りきると魔法が使えなくなる以外に別の何かが起こると。

 

「(な、なに…これ…ソウルジェムに…ヒビが…

 わ、私…死ぬだけ、じゃ、なくて…

 いったい…どう、なるの…?

 ……ッ!)」

 

『atjj=gjdjp''bj/#_]ar&_々+ap'di/〒❤︎』

 

 ーーそんな、考える時間を許さないかのように魔女は彼女の声に飽きたのか彼女の体をもう、食べようとしていた。

 

「ーーい、いや…イヤァァ!!」

 

「私ッ!死にたく無いッ!

 

 助けて!誰かァァアア!!誰か助けてぇぇええ!!

 

 誰かッ!誰かッ!誰かァァァァァァァァァァァァァアア!!」

 

 

 

 ーーもうすぐ、絶対絶命の状況の中、彼女はまだ助かりたいと必死の声を上げた…しかし、その助けのを求める彼女の声も無駄に終わりを告げるーーー

 

『rlvt:×<e°i◯g/〆2j℃^:*gt÷¥h4』《アーーン❤︎》

 

「助けてぇぇぇぇぇええ!!誰かァァアア!!いやぁぁぁぁぁぁぁあああッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 《バシュンッ!》

 

 《バシュバシュンッ!!》

 

 

 ーーのを、まるで阻止するかのように何処からか、黄色い光弾が魔女の手と体をとらえ命中した、命中した場所から火花が散り、後にその場所は焼け(ただ)れていた。

 

『&gسiห&gچvjgץlgะyjkjsד(m"נiהگ !!.(ギャアアアアアアアアアアアアアアア!!.)』

 

 

 ーーいきなりの攻撃に魔女は鋭い痛みと焦燥を感じた。そして、思わず握りしめていた彼女を離した。

 

 

「(だ、だ…れ?も、もしか…して、別…の魔法…少女?)」

 

「な、なに?めが…目が霞んでよく見えない…」

 

 ーー魔女へ向かって飛んできた黄色い閃光の方角を見ると人影が立っていた。

 するとその人影は何か、銃の形に折り曲げていたものを直線に伸ばし、番号を入力した。

 

【9】《ピィ"》

 

【1】《ポッ"》

 

【3】《パァ"》

 

【Standing by】

 

 ーー低く濁った音声が聞こえる。

 

「ヘ ン シ ン」

 

 ーー声の主は番号を入力したもの高く持ち上げ。

 

 《カチャン》

 

 ーー腰に巻いていた。ベルトのバックルに差し込んだ。

 

【complete】

 

 ーーベルトのバックル部分にセットした瞬間、電子音声が鳴りベルトから体全体に黄色に光るラインが伸びていく。その光は体の四肢の先まで伸びていき、それと同時に体は黄色い閃光と共に体全身を包み込んだ。

 

「(ひ、光がッ!ま、眩しい…ッ!)」

 

 ーー光の中から現れた者は、顔に黄色のギリシャ文字のχを模し、その下に円の形をした紫の複眼は上の部分が4分の1欠けているヘルメット(仮面)。体は黒いスーツにベルトから爪と足のつま先まで黄色のラインが走っていた。そのラインはまるでエネルギーが流れているかのように発光していた。上半身は銀色の装甲を纏っていた。

 

「(い、いったいなに?なんなの!?あれは?ロボット?それとも使い魔?魔女を攻撃した?味方、なの?敵?なの?それとも…)」

 

 ーー戦っていた魔法少女は、あまりもの事態にひたすら困惑していた。

 

 《ブンッ》

 

 ーーそんな、彼女をよそにその黄色いラインのある人形(ひとがた)は、試合開始を合図するかのように手首をスナップさせた、ベルトの右側に付けられたχの形をした物を右手に持ち。それを魔女に銃口と思わしき部分を向け手前にあるレバーを引いた。

 

【Burst Mode】

 

 ーーすかさず、その人形(ひとがた)はその音声を確認したと同時に、黄色の光弾を魔女に向け連射した。

 

『sd4u×d6g$t>'^rw€:〒〆<」℃^9r7(ウギャアアアアアアアアアアアア!!!)』

 

 ーー当たった場所から火花が散り、魔女は叫び声と思われる声を上げていた。その光景をみていた魔法少女は言葉を失っていた。

 

 ーー自分の主人(あるじ)がピンチなのを知り、駆けつけた使い魔は攻撃していた人物に向かい攻撃をしようとしたが…

 

『pg々1〆(グワァァ!)』

『4℃^×(ギャァ!)』

 

 ーー使い魔たちの不意打ちと思われる攻撃をその人物はアッサリと避け蹴りをお見舞いし、もう一体には、向かってきたところを裏拳でカウンターでお見舞いした。結果、一発攻撃を受けただけで使い魔たちはまるで、お祭りの水風船が()れたようなあとになっていた。

 

「あッ、危ないッ…!」

 

 ーー其処へ、隙をみてチャンスだと言わんばかりに魔女は自分を攻撃していた物を潰そうと自身の手のひらを床に張り付いている虫を潰すかのように、攻撃した。見ていた魔法少女は知らせようとしていたが遅かった…。彼女は潰されたχの仮面の戦士を心配していたが。

 

 《ググググッ!》

 

 ーーまるで、その心配が必要とないみたいに潰してきた魔女の手を押し返し、それを片手間に、ベルトに嵌められた部品の表面にある紫の丸の中に黄色いχの文字が描かれたパーツを抜き取り、四角の物体に差し込み。それを自身の拳にはめ込み、

 

【Ready】

 

 ーーその音声が流れたと同時に、思いっきり

 

「フンッ!」

 《ドゴッ!!》

 

 ーー自分を押さえてた魔女の手のひらを思いっきり殴った。その衝撃は大幅に魔女の力を上回り、魔女は逆に力負けをし大きく仰け反りそのまま転倒した。

 

「(や、やったの?)」

 

 ーー戦っていた魔法少女は今戦っている紫色の複眼の仮面に対し理解が追いついていなかった。まず、戦い方が魔法少女とは大きく異なった戦い方をしていた。まるで、漫画やアニメや映画に出てくる未来の科学、SFを彷彿とさせる戦いをしていた。そんなことを考えていると…

 

「g£ns」%::€た¥ね≠「g×^℃∽仝!!(グォォォォォオオオオオ!!!)」

 

 ーー魔女は先ほど力負けしたのを怒るかのように、紫の複眼のχの仮面に激情していた。その魔女の様子をχの仮面の人物は冷静に捉え、先ほど殴った武器から再び、χの文字のパーツを抜き取り、先ほど銃として使用していたχの文字を模した武器のグリップの下部に差し込み、

 

【Ready】

 

 ーーその電子音声とともに差し込んだところから黄色い閃光を放つ細長い刀身が出てきた。そのまま逆手にその武器を持った。そして、怒りながら勢いをつけて突っ込んでくる魔女に対し、30mぐらい上にジャンプし避けた。避けられた魔女は壁にめり込んでしまった。その隙を逃さないかのように、χの仮面の戦士はジャンプにより宙に浮いてる最中にベルトについている携帯を下45度にスライドさせ、〔Enter〕と描かれたボタンを押した。

 

【Exceed Charge】

 

 その電子音声の後にベルトから光がピピピッという電子音とともに黄色いラインを通り、右手へと伝わっていく。χの仮面の戦士は再び後部にあるレバーを手前に引き、そして銃口を魔女に向けた。

 

 ーー魔女は鬱陶しそうに壁から自分の体を抜き取り、電子音声がした方角を向き、怒り狂ったように、χの仮面の戦士を攻撃しようとした。

 

 ーーその瞬間、χの仮面の戦士はχの文字を模した武器の引き金を引き、銃口から網目の螺旋状の光弾を発射した。その、発射された光弾が魔女に当たると同時に、魔女の動きを縛り付け、捕まえるかのように、体全身に黄色い光が網目状のに張り巡らされていた。

 

 ーーその状態に魔女は体を動かそうとしても動けず。χの仮面の戦士は宙に浮きながら、手に持つ剣を後ろに引きながら黄色に輝く刀身を背中に掲げ、体は逆に魔女に向かい前傾となった独特の構えをとった。

 

 ーーすると、χの仮面の戦士の前方に〔χ〕を模した光の(ヤジリ)が出現しとそれと共に魔女に突進し、χの仮面の戦士は光と同化したと同時に、まるで、光の矢のように、魔女を貫いた。

 

「r¥°たjr〃^×€!!(ウグゥ!)」

 

 ーー貫いた瞬間、魔女の体を貫通したかのように後ろ側からχの仮面の戦士は現れ、同時に、現れた場所から魔女の体にχの紋章が浮かび上がり

 

「r#oi四=g¥°8T〆-℃N^∴s@lz々め&7hsdj」^」・0%÷♭(うギャアアアァァアア‼︎)」

 

 ーー魔女の体のところどころから、まるで内側から燃えるように青い炎が吹き上がり、しばらくすると…

 まるで、全て燃え尽きたかのように全ての青い炎は消え、魔女の体全身が灰色に変わり、上半身から崩れると同時に下半身も崩れ落ち全て灰色の粉…いや、灰そのものに変わり果てた。それと同時に魔女の結界は完全に消えた。

 

「たす…かった…の?」

 

 ーー完全に、やっつけたと理解し、魔法少女は安堵の言葉を呟いた…しかし、まだ助かったわけではない、魔法少女は自身のソウルジェムを見て、今にも割れそうな程ヒビが入り黒色よりも、深く暗く濁っていた。それを見て、キュウべぇは説明していなかったが…もしかしたら、今、自分はこの濁ったソウルジェムが原因で死んでしまうかもしれないと。体力の限界か、魔法少女は絶望の最中、意識を失っていった…

 

「…だ、……。…だめ…ぇ…!い、いや…。…や…やだ…ぁ…!………。」

 

「……………。」

 

 ーーすると、さっきのχの仮面の戦士は、魔女の中から出たグリーフシードをしばらくまじまじと見たが、直ぐに興味をなくしたようで、魔法少女の方に投げつけた。

 

 

 ーーすると、転げ落ちたグリーフシードが勝手にその魔法少女のソウルジェムの汚れを半分くらい勝手に吸収した。すると、もう、此処には用はないとばかりかχの仮面の戦士は暗闇の影の中に消えた。そのχの仮面の戦士はいったい何者かは誰も知る由もなかった。

 

 

 

 

 ーχー

 

 

 

 

 

 

 ーーしばらくして、其処へ、白い体毛があり赤いクリクリとした可愛らしい生き物が訪れた…それは、少女と契約し魔法少女を沢山作ろうとする生き物、キュウべぇだ。今、そのキュウべぇはかなり疑問に思っていた。

 

「驚いたよ、西園寺 信乃。君がまさかあそこから生き残るとはね…。でもどうやって生き残ったんだい?君は。」

 

 ーー今、気絶している彼女に向かい質問をしていた。気絶して聞いていないと、知っておきながら。それでも、キュウべぇは言葉を続けた…

 

「まさか、君が一人で倒したわけじゃないんだろう?他の魔法少女の反応はなかった。いったい誰がやっつけたんだい?」

 

 ーーするとキュウべぇは自分で自問自答を始めた。

 

「まさか、オルフェノク?いや、それの反応もなかった…仮にオルフェノクだとしても、オリジナルかもね…」

 

「それとも、アギト?いや、それも反応もなかった…それにアギトは全て滅んだ筈だ。」

 

「それとも、クウガ?いや、確かにクウガは反応を拾える存在ではないけど、全てのアークル(アマダム)は壊れたことは確認済みだし、その線は薄い…」

 

「目覚めたら教えてくれないかい? いったい何者が君を助けてくれたのか…。そして、この、魔女の倒され方…まるでオルフェノクが死んだ後みたいだ。ぼくはそのことに対して凄く興味があるんだ!」

 

 ーーキュウべぇは彼女が早く目覚めることに、待ちわびながら、彼女を見守っていた。

 

「あ、いけない。この、グリーフシードは早く回収しておかないとね…今後、()()使えそうだからね。」

 

 ーーキュウべぇはまだつかえそうなグリーフシードをいそいそと回収した。

 

「…もしも仮に、ただの人間が倒したとしたなら僕たちインキュベーターの立場が危うくなる、

 早くノルマまでの回収を達成して、この星と残りの魔女の問題を人間達に全て任せないとね。何年後になるかわからないけどね…

 もしかしたら、君たち、全人類と魔法少女を生贄にしなくなるかもしれないね…そうならないことを祈っているよ。」

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