魔法少女まどか☆555 〜カイザの呪い〜   作:人生舐めてる

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更新遅くなりました!すみません!


7話 粗大な責任と運命

【9】ピィ"【1】ポォ"【3】パァ"【Enter】ポッ"

 

『Standing by』

 

「止めろォォッ!小鳥遊ィィ!!変身するなぁああ!!」

 

 ニヤリ!

「ふん、何が変身だよ、餓鬼じゃあるめぇし?」

 

 

 ーー携帯から低く濁った電子音声がなり、()()()はベルトにカイザフォンをセットする。

 

 ガチャン!『Complete!』

 

 ーー携帯電話を腰に装着しているベルトのバックルに差し込む、

 ベルトから光のラインが四肢の先まで伸びていく、到達すると同時に小鳥遊の体全身が激しい光に包まれる。

 

「…あ、あぁ!」

 

 ーー小鳥遊はカイザに変身した。

 

 

「ま…まさか、こんなことになるなんて…!」

 

 ーー今、巧也の頭の中に混乱、焦燥、恐怖…色んな感情がこんがらがっていた。

 もし、原作通りカイザギアが呪いのベルトと呼ばれてた通りの性能が有るとすれば小鳥遊は灰になって死んでしまう。

 自分のミスで小鳥遊にカイザ変身させてしまったことによりただ、人の死を恐慌し、たとえ相手が悪い奴でも助ける手立ては無いのかと考えていた。しかし、

 

 

「ははははははははは!」

 

「-------ッ!グァッ!」

 

 ーー小鳥遊は巧也がただ、(小鳥遊)を助けることを考えていることに対して、小鳥遊は巧也に向けて笑いながら攻撃を仕掛けた。

 

「うッ…ッグ!ハァ…ハァ…、な、何のつもりだッ!」

 

「あぁん?簡単な話だ。今日からコレは俺の物で、俺の世界で一番邪魔なお前を殺すんだよ!」

 

「ッ!-------くそったれ!お前はそんなやつだったなぁ!(くそ!今は自分の心配しないといけないのかよ!どうする?このまま逃げても、普通に追いつかれ、俺が殺される…。そして、小鳥遊が適合できない場合、時間が経てば灰になって死ぬ…。そして、その場に残るのはカイザ(呪い)のベルトのみ…!被害者が増える未来しか見えないッ!

 どうすればいいんだ!?あいつのベルトを早めに解除すればまだ間に合うか!?)」

 

 

 

 

 

 

 ーαー

 

 

 

 

 

 

 

 side:西園寺 信乃

 

 ーー場所:巧也と離れた場所、

 

 ーー現在、魔法少女、西園寺信乃はキュウべぇと共に魔女の使い魔を退治しようとして、その場所に向かって行っていた。しかし、キュウべぇにとって異常なことが発生した。

 

「ッ!(魔女の使い魔の気配がまた急に消えた。まさか、またオルフェノクかな?)…どうやら、また、魔女の使い魔が魔法少女じゃない、誰かに倒されたようだよ信乃。」

 

 ーーキュウべぇのその言葉を聞き、西園寺信乃は立ち止まった。

 

「へー、そうなの。」

 

「…ぜんぜん興味なさそうだね?魔法少女じゃない者が倒したんだよ?」

 

「…いいじゃない。私が楽できるし。(またあの子がやっつけてくれたのかな?…)」

 

「やっぱり、君の知っている人物なのかな?会って話をことがあるのかい?」

 

「さぁ?考えたら?…あと、これから使い魔がいた場所に一応調査しにいくけど…」

 

「?そんな必要あるのかい?」

 

「ほら、魔女の使い魔は呪いや穢れを集める…。だから、近くにまだ孵化してないグリーフシードがあるかもしれないしから…ね、一人でやらせてくれない?」

 

「ん?どうしてだい?僕がいた方がいいと思うんだけど?一人でやるよりも捗ると思うんだけどね。」

 

「一人の方がわたし的に捗りやすいのよ…あと、コソコソ監視とか盗聴とかもやめてよね。気分が悪くなる。」

 

「…僕はそんなに君にとって邪魔なのかい?」

「うん。私、あんた大嫌いだし。」

 

「やれやれ。」

 

「…ふん。」

 

 ーーキュウべぇに悪態を、突きながら再び西園寺信乃は歩みを進めた。

 

 

 

 

 

 ーχー

 

 

 

 

 side:巧也

 

「ウグァ!…ぐっ。……ぜぇ…ぜぇ…。」

 

「ははははッ!なんていいもんなんだ!このスーツの力はッ!やはり、コレは俺の物になるべきだ!お前なんかより上手く扱える!悪いことは言わねぇ…今すぐ、泣きながら、土下座して命乞いをすれば許してやらないこともないぞぉ?巧也ぁ?」

 

「…た、小鳥遊…。い、今すぐ、ベルトを外したらまだ、間に合うかもしれない…!は、早く…早くベルトを解除してくれッ!」

 

「ハッ!まだそんな嘘付いてんのか?どうせ、解除した隙にベルトを奪うつもりだろう?わかってんだよぉ!そんな事はよぉ〜ッ!!」

 

「違うッ!そんなつもりはないッ!本当に死んでしまうぞぉ!頼むから早く------」

 

「黙れ!耳障りなんだよッ!」

 《ドゴォ!!》

 

「ぐ、ぐぁッ!(…く、くそ!肋の骨が折れたか?)」

 

 ーー小鳥遊は巧也の助けたいという、必死な叫びを無視し、ひたすら巧也を惨めな目に合わせる事しか考えていなかった。

 

「(くそっ!どうすればいい?どうすればいいんだぁ!?)」

 

「さてぇ…そろそろ、止めと行きますか…。」

 

「く、くそっ…!(こんな、終わり方なのか?俺の物語は…!)」

 

 ーー小鳥遊は、ベルトに装着しているカイザフォンから部品を取り出し、

 

「えーと、確か…コレをこの双眼鏡に…」

 

 ーーそう言って、小鳥遊が巧也を殺そうと試行錯誤しているところに…

 

「え?チョットなにやってんのぉ!?」

 

「ッ! さ、西園寺さん!(俺が倒した魔女の使い魔を倒しに来てしまったのか!)」

 

「ん?誰だ?てめぇ?」

 

「え?な、なんで、そこにタクヤ君が?じゃぁ…今、カイザに変身してるのは…?」

 

「誰だかしらねぇが…邪魔するなよ!でないと…殺すからな!」

 

「西園寺さん!直ぐに、逃げてください!

 止めてくれ、小鳥遊ッ!あの人は俺とは無関係だ!手を出さないでくれ!」

 

「うるせえ!俺に命令すんな!」

 《ドカッ》

 

「がぁッ!」

 

「や、やめなさい!」

 

「てめぇも、邪魔だぁ!」

 

「ぅ、ぐぅッ!」

 

「さ、西園寺さん!…うッ!くそっ!(思い通りに体が…!)」

 

「まず、お前から殺してやるよ!女ぁ!」

 

「ッ!(ま、魔法少女にッ!変身!)」

 

「ん?はぁ?なんだ?お前もパワースーツみたいなの持ってんのか?でも、格好は完全にコスプレだなぁ!」

 《バキッ》

 

「ぐぅ!や、やっぱり、パワーあるね、それ!」

 

 ーー小鳥遊は西園寺信乃(魔法少女)に攻撃を仕掛けた、同時に西園寺信乃は魔法少女へと変身し、反撃をした。

 

「どりゃあ!

 《バキ》

 ハァッ!

 《ドカ》

 そぉら!!

 《ドカ》

 」

 

「くッ!(やっぱり強いね!カイザって言うものは!)」

 

 ーーじばらく、小鳥遊と(カイザ)西園寺信乃(魔法少女)は交戦して、戦っていた。西園寺信乃は自分と違って相手が武器など使って来ないから勝てると思っていた。しかし、実際は違った。自分が武器()を使っていても押され始めてしまった。

 

「せぇい!」

 《カ----ン!》

 

「あッ!(私の斧がッ!)」

 

「隙ありッ!」

 

「しまッ------ぐゥ!!」

 

 ーー西園寺信乃は武器を弾かれ、混乱し、それをチャンスだとばかりに、小鳥遊は思いっきりお腹に目掛けて蹴った。

 小鳥遊はトドメをさそうと、双眼鏡を取り出し、カイザフォンの部品をはめ込んだ。

 

『Ready』

 

 ーーその電子音声と共にソルテックレンズの鏡筒が180度回転し機動する。変形したそれを右足首へと装着した。

 

「止めてくれッ!小鳥遊!頼む!止めてくれぇ!」

 

「ふん、知るか!今すぐコイツを始末してお前も殺すから待ってろ!」

 

「お、お願いだ!な、なんでもするからッ!その人を助けてくれッ!」

 

「へぇ…なんでもすんのかじゃあ…それじゃ…--------ッ!?」

 

 ーー巧也が西園寺だけでも助けようと懇願しているとき、ふと、巧也の方を見るとお腹の辺りから、青い炎がベルトを巻いてるみたいに出ていた。

 

 ーー小鳥遊は思った。直ぐに、コイツを殺さなければ、自分が変身してるχの戦士とは違う何か別の物に変身するのではないかと思った。

 

「じゃぁ!お前から殺してやるよぉお!!」

 

 ーー小鳥遊はベルトのカイザフォンを開き『Enter』と描かれたボタンを押す。するとベルトが発光、その光はベルトから足まで伸びたラインに光が伝わって行く。

 

『Exceed Charge』

 

 ーーその音声と共に巧也に向かって小鳥遊(カイザ)は走りだす。そして、双眼鏡から黄色い閃光を発射し四角錐状の形に展開した。

 

「ぐッ!(う、く、くそっ!か、体が、何か重い鉄板に挟まれた様に動かないッ!)」

 

「じゃぁ…地獄に落ちな!」

 

「タクヤ君!」

 

「(くそっ…な、何も…俺は何も出来ずに死ぬのか…、ま、まどか…ごめん…)」

 

「どりゃああああああああ!」

 

 

 

 ーー小鳥遊は巧也に展開された黄色い四角錐の中に右足を伸ばして飛び込もうとし、

 ーー巧也は死を覚悟し、目を閉じた。

 

 ーー次の瞬間。

 

 

 

 

 

『Battle Mode』《ガシィン"!》

 

 ーーその電子音声と共に、小鳥遊(カイザ)が大きな機械の手に掴まれた。

 

「う、うわぁああああ!な、なんだ!?なんなんだぁーッ!は、はなせぇ!はなせぇえッ!!」

 

 ーーその場にいた、全員が驚いた。

 そこには右手が二対のハサミで、左手は六本のマフラーが砲台になっているバイクをモチーフとした巨大なモンスターの形をしたロボットが立っていた。

 

 ーー小鳥遊がそのロボット(巨大なモンスター)に持ち上げられると同時に巧也の前に展開されていた黄色い四角錐の光は消え失せた。

 

 

「さ、サイドバッシャー…!」

 

「あのモンスターロボットってサイドバッシャーっていうの?」

 

「え?さ、西園寺さん!あ、はい、そうです。だ、大丈夫ですか?体は!」

 

「う、うん。大丈-----」

「てめぇ!巧也ッ!コレお前の------」《ブ----ン!!》

 《ガァ-ン!!》

 

「ギャァーーッ!」

 

 ーー小鳥遊が喋ろうとすると、サイドバッシャーが地面に重っきり叩きつけた。

 

「さ、サイドバッシャー!や、止め…殺すのは止めろ!」

 

 ーーそんな巧也の頼みを無視するかのごとく…サイドバッシャーは掴んでいた物を何度も高く振り上げては地面に思いっきり叩きつけた。

 

「ぁーーーーッ!!ーーー!ーー!ーーーーッ!ーーー!」

 

 ーー振り下ろされる衝撃で小鳥遊は体と脳、共にボロボロになっていった…。サイドバッシャーはまるで気が済んだ様に巧也の後ろの方に放り投げられた。

 

「た、小鳥遊!も、もうやめろ!今からでも遅くない!危険だ!早く変身を解除すれば間に合うかもしれ…」

「ふ、」

 

「ふざけんなよ!ボケがぁーー!俺をこんな目に合わせやがって!絶対に殺してやるッ!殺してやるッ!」

 

「…小鳥遊!止めろッ!早く解除をッ!!小鳥遊ィ!小鳥遊ぃーーーーッ!」

 

「殺してやるッ!殺して-------

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ピピピピピピ『  E r r o r ゛』

 

 ーー辺り一面にカイザから低い電子音声が流れると共にその場は一瞬にして静かになった。

 

「…あ?え、エラー?」

 

「た、タクヤくん!え、エラーってなに!?」

 

 ーー小鳥遊と西園寺は不思議そうにその音声について理解していなかったが、巧也は顔を真っ青にしていた。

 

「…あぁ…あ。だ、だめだ…もう、間に合わなかった…。」

 

「間に合わなかったて、どういう--------」

 

 ーー小鳥遊がそう巧也に質問しようとした瞬間。

 

 ーー《バチン!》と鈍い音がカイザのベルトからまるでそこが爆発したかの様に、カイザギアからカイザフォンが飛び出た。

 

「うわぁ!!?」

 

 ーーそれと同時にカイザのベルトがまるで小鳥遊を拒絶するかのごとく、弾き飛ばし、変身を強制解除した。

 

「な、なんなんだ?いったい!?」

 

 ーーそれと同時に、小鳥遊の体に変化が出始めた。

 

「ーーうッ!うわあぁぁーーーーッ!!」

 

 ーー小鳥遊の身体あちらこちらから青い炎が吹き出て、みるみると肌の色が燃え尽きた灰のような色に変色していった。

 

「ーーーた、ーーたーーすーーーーー!ーーーーッ!!ーーー¡」

 

 ーー助けを呼ぼうにも、声は出ず、青い炎は激しく燃えながら、小鳥遊の体を全て包み込み…小鳥遊はただ自分の体は燃え尽きる運命を小鳥遊は受け入れるしかなかった…。

 

「こ、これが…カイザの…の、呪い…?」

 

 ーー西園寺信乃がその言葉を呟くと同時に、小鳥遊の体は全て灰へと化し、形を止めることもままならず、全て塵へと化した。

 

 ーー西園寺は腰が抜けたように地面へと座り震えてしまう。先程まで生きていた人間があまりにも現実から離れた方法で死んでしまったからだ。

 

 ーーやがて、小鳥遊のいた場所に風が吹き、そこに、最初からなにもなかったように消えていった。

 

「…あ……う、う…--------ッ!」

 

「だッ、大丈夫ッ!?巧也くん!?」

 

 ーー巧也は反吐を吐いてしまう。そして

 巧也の頭の中では色んな感情がぐるぐる回っていく、恐怖、責任、脅威、畏怖、使命。

 

「…はぁ…ッ!う、…---ハァッ!、ハァッ!…ッ!」

 

「た、巧也くん!?ど、どこに行くのッ!?」

 

 ーー巧也は、体を立ち上がり、落ちているカイザギア全てを回収し、すぐさまその場を体をふらつかせながら、立ち去っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 ーχー

 

 

 

 

 

 ーー場所:鹿目宅

 ーー時刻:夕方、pm 6時30分

 

 ーー鹿目まどかは巧也の帰りを待っていた。時間は小学生はもう、帰っている時間だ。

 

「たっくん…やっぱり、今日も遅い…。うん!やっぱり、お化け退治か何かわからないけど!やっぱり、遅くなるから、たっくんにお化け退治なんて禁止させないと!」

 

 ーーまどかがそんなことを呟いていると…

 

 ガチャガチャ!!ガタガチャ!!ガチャ!

 ガチャガチャ!!カチャガタガチャ!!

 

「ん?なんだろぉ?」

 

 ーー何者かにより玄関の扉が必要以上に開けようとされていた…まどかはその扉の向こうにいるのが誰かを尋ねる。

 

「だ、誰?」

 

「………。」

 カチャガチャ!!ガチャ!

 ガチャガチャ!!カチャガタガチャ!!

 

 ーー返事はなく、扉の向こうの人物はそのまま扉が開けようとしていた。まどかは不思議に思い、扉の覗き穴で覗くと、

 

「…はぁ…はぁ…ッ!」

 

「…た、たっくん!?」

 

 ーー顔を真っ青にして、焦燥しきった巧也の姿があった。まどかはすぐさま扉を開けた。

 

 ーーすると、巧也はゆらりと家の中に入る。カイザギアを片手に持ちながら…

 

「(な、なんだろう?たっくんの持っている物は?)」

 

「…けて…」

 

「…?た、たっくん?」

 

 ーーすると、巧也が何か呟いていたのでまどかがふと、近づいてみると…

 

 ガバァ!

 

「た、たっくん!?///」

 

 ーーすぐさま、巧也がまどかの体にすがるように、抱きついた。

 

「…たす…」

 

「?…たっくん?どうしたの?」

 

「たすけて…!たすけて…!…たすけてッ…!」

 

「ッ!?」

 

 ーーまどかは物凄く驚きながら、巧也を優しく抱きしめ返した。顔を真っ青にし、物凄く震えていた巧也を…

 

「…たすけて…まどか!…たすけて…たすけて…」

 

「(たっくん…君にいったい…何があったの?そして、そのベルトみたいなのはいったい何?)」

 

 

 

 




やっと、タイトル回収ができた気がします。

次回もよろしくお願いします。
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