魔法少女まどか☆555 〜カイザの呪い〜   作:人生舐めてる

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スミマセン、今回、なんかgdgdしてます。

今回、笑う要素なに一つありません

あと、これから投稿スピードがかなり落ちそうです。ごめんなさい。


8話 夢(現実)の不自由(束縛)

 ーー1ー

 

 

 

 

 ーーside:まどか

 

 ーーまどかは昨日、巧也が何かに怯えながら自分にすがりついてきたことに、疑問に思っていた。その事について聞いたが、「ゴメン、大丈夫。もう、大丈夫だから…ありがとう。まどか…。」と、しか言わず。それ以上の事は話してくれなかった…。

 

 ーー巧也が、この前は「お化け退治してる正義のヒーローだ!そのため!お腹から炎が出ているのは、それをレーダーにして戦うのだ!」と言っていたが…。その事についてまどかは、余り危険な物では無いと思っていた…。

 

 ーーまどかはもう、昨日の巧也の状態を見て、夜や夕方に巧也を何処かに行かすのは止めさせようと思った。

 

 ーーしかし、当の本人である巧也は、今日、学校に行っても何とも無い素振りを見せていた。まるで昨日の事がなかった様に…

 ーーまどかは巧也自身がもう、解決した…もしくは、忘れようとしているかもしれないと思い、巧也の事を考えて下手な質問を気分を損なわせたく無いと思ってしまう。

 

「(たっくん…いつも通りに友達と喋ってる…。でも、やっぱり何処か話し方が若干、たっくんらしく無い気がする…。うん!やっぱり!たっくんに今日、くっ付いて絶対どこにも行かせ無いようにして、絶対、昨日何があったのか聞いてやるんだから!)」

 

 

 

 ーχー

 

 ーー時刻:放課後

 ーーside:巧也

 

「(…今日俺はいつも通りに行動した…。まどかやさやかや上条に心配かけないように…。でも、いつも通りの調子に行動したはずだ。でも、まどかだけ、俺をいつもと違う目で見てる…。)」

 

「(仕方ない…なるべく、俺の話から脱線させて逃げよう…。今は()()まどかは魔女と人間の戦いは関係ない…!)」

 

 ーー巧也がそんなことを考えていると。

 

「…ねぇ、たっくん。」

 

「ッ!」

 

 ーーまどかから声を掛けられた。巧也は少し驚きまどかの方に向く。

 

「どうしたの?まどか?」

 

 ーー巧也はなるべく笑顔を作り、自分に心配させないようにした。

 

「…たっくん。今日…も一緒に帰ろう?」

 

「…うん。いいよ。」

 

「…っ!」

 

 ーーまどかは驚いた。いつもの巧也なら「いいけど、早く弟離れしようぜ、ネェちゃん…。」と言っていたからだ。

 

 

 

 

 ーχー

 

 

 

 ーー場所:帰り道

 

「いや〜、それにしても、上条がもうすぐヴァイオリンのコンクールに出るんだって!なぁ、もし、その日暇だったら一緒に見に行かね?さやかと俺らでよ!」

 

「う、うん!そ、そうだね!」

 

「あ、あとよ!もうすぐ、俺と父さんで育ててた大根が取れそうなんだよ!楽しみだ。」

 

「そ、そうなんだ。」

 

「そんでよ、今日、桂と西園寺の奴がよ--------」

 

「(…やっぱり、たっくん、いつもならこんなに喋らないのに、いつもより私に話してる…。い、今 聞こう!)

 ね、ねぇ、たっくん…!」

 

「ん?どうした?まどか?」

 

「…昨日の事なんだけど--------」

 

「ああ、もう、大丈夫だよ…うん、大丈夫!」

 

「たっくんは、これっぽっちも大丈夫じゃなんかないよ!昨日あんなに怯えたたっくん見た事ないもん!昨日、何があったの!?」

 

「安心しろ…少し、怖いオバケをみただけだから…。」

 

「嘘…!」

 

「心配してくれてありがとう…。まどか…。もう、でも過ぎた事だから…。あんまり、昨日の事、思い出したく無いから、昨日の事を聞くのは止めろ…。

 さぁ、帰ろうぜ…。まどか…。」

 

「…たっくん。」

 

 

 

 

 

 ーχー

 

 

 ーー場所:鹿目宅

 

 ーー時刻:夕方

 

 ーー巧也が庭の縁側に座って庭の畑を見ながら、ずっと放心していた…。

 

「(俺のせいで、人が死んでしまった…カイザのベルトの呪いの所為で…正義の味方、失格だ…。)」

 

「(俺もいずれ…ああなるのか?小鳥遊みたいな、最後に…!)」

 

 ーー巧也はそう考えると同時に両膝の間に頭を隠す様に(うずくま)る。

 

「(…怖いなぁ…。)」

 

 

 《チャァーチャチャチャ♪

 チャァーチャチャチャ♪

 チャァーチャチャチャ♪

 チャァチャーラチャン♪》

 

「な、なんだ?だ、誰からだ?!」

 

 ーーふと、巧也のカイザフォンに電話がかかる。画面を見ると非通知と表示されていた。恐る恐る巧也は電話に出る。

 

「…も、もしもし?!」

 

 

『……お久しぶりですね…鹿目 タクヤさん…。』

 

「っ!?…あんた?いったい誰なんだ?」

 

『あなたが、この世界に戻られた時に電話をかけさせていただいた物です…。』

 

「…ッ!まさか…あんたは、5年前の!?」

 

『そのとうりです…カイザのベルトをお贈りさせていただいたものです。』

 

「…!おまえ!何が、お贈りさせていただいた、だ!?今まで何を!?」

 

『カイザのベルトはどうしました?別の人が使った事はこちらで把握しています。死にましたか?生きてますか?』

 

「…ッ!おまえぇッ!人の命をなんだと思ってんだ!?それじゃまるで」

 

『ええ、実験対象(モルモット)としか思っていません。』

 

「ふざけるなッ!全部おまえ所為だッ!!全部!全部ッ…!

 カイザのベルト所為であいつが死んだのも!俺が戦わないといけないのもッ!全部おまえ所為だッ!!

 

 返せッ!返してくれ!俺の世界にッ!元の世界と生活にッ!なんで…なんで俺を選んだんだよ!?」

 

『…やはり、わかっていない様ですね…。』

 

「なにがだッ!」

 

『この際言わせていただきます…。あなたは、自分のいた世界…いえ、仮面ライダーと言う番組があった世界は…。』

 

「……っ。」

 

 

 

『私達の技術によって、(空想)の世界を見せていたですよ…。』

 

「…は?…ど、どういう事だ!?」

 

『見せたいものを見せる事は100%とはいきませんでしたが…何とか、カイザのベルト、ファイズのベルトの存在を理解して頂いているので、実験は成功したという事になりますが…

 しかし、過去に貴方を送る事自体は100%成功して良かったです。』

 

「み、見せたい物を見せる…?実験…!?どういう事だ?!

 俺が…この世界に来るまで、今まで過ごしてきた事は全て…?!」

 

『我々が見せていた妄想()です。』

 

「この…世界は…!?」

 

『現実です。』

 

「な、」

「なんだよッそれッ!馬鹿馬鹿しいッ…!まどかのいる世界と、仮面ライダーφ’sの世界がクロスしてるのに信じられっかよッ!そんなのッ!!」

 

『事実です。ベルトの事、それを作り出す技術について、キュウべぇ…いや、魔法少女が絡んでいるとしたら…あなたは信じますか?』

 

「なッ!?…そん、…な…っ!?」

 

『…しかし、"まどかがいる世界"か…』

 

「…っ?」

 

『…貴方は、将来…鹿目まどかが"地球をも滅ぼす魔女"になる事をご存じでしょうか?』

 

「な、なに言って?」

 

『…知らないのですか?』

 

「…違う!なんで、そんな事を言い出したんだ!?まどかが地球を滅ぼす魔女になるだってっ!?そんな訳ねぇだろッ!(ここで下手に肯定したら、まどかが殺されるかもしれないッ!ここは否定しておこう…!)」

 

『……。まぁ、いいでしょう。それよりも、"二つ"質問があります。』

 

「…なんだ?」

 

『…他の人がカイザを使った事についてですが…貴方は、カイザのベルトを…

 人に渡したのですか?かしたのですか?

 

 それとも、勝手に取られて、奪われたのですか?』

 

「-----ッ!

 …っク!……!」

 

『…どう、なのですか?』

 

「俺が…変身解除…したところで…俺の、不注意で…奪われ、た!」

 

『…そうですか…。ショック、でしたか?』

 

「当たり、前だ…!」

 

『…そうですか、では、もう、戦いたくないですか?』

 

「…あぁ、出来れば、カイザなんて…関係無しに、俺は…戦いたく…無い…っ!

 俺は…死にたく、無いんだ…っ!」

 

『カイザのベルトで戦うのは貴方の自由です。勝手に戦わなければ良いんですよ。誰も…貴方が戦う事を強制してはいないのですから…。貴方の思うままに生活してください…。』

 

「思う…。まま…って…!」

 

 ーーふと、隣に置いてある、カイザギアが入っているアタッシュケースを見る。

 …そして、後ろで、家の中で、楽しく喋ってる まどかとその(鹿目 詢子)の姿見る。

 

 ーーそれを見て、巧也は今持っている電話(カイザフォン)を強く、握りしめる…。

 

 

「…何が…。」

 

 

「何が俺の自由だよッ!?」

「優しいふりなんかしやがってッ!!」

「偉そうにしやがってッ!!」

「俺には、戦うしか道は残されてねんだよッ!!」

「何が勝手に戦えばいいだ!?」

「何が戦わないのもお前の自由だよッ!?」

 

「俺は戦う事しか、どうしようも無いんだよ!今の俺には…!

 俺が戦わないと…!人が…人が、死ぬんだよッ!魔女に食われてッ!その使い魔に食われてッ!」

 

「その事…知って、…知らぬ振りなんて…できねぇよ…。俺には…。」

 

『…この街に魔法少女は?いるんでしょう…?なら、その人に全部任せればいいじゃ無いですか…。』

 

「ふざけるなッ!知った風な事を…!

 あの人は、西園寺さんは言ってたんだよ…!俺がいないと死んでたって…!あの人はまたいずれ危機に陥るんだよ!俺がいないと…カイザが…いないと…、あの人はまた……。 」

 

『心配…いえ、戦い続けないと…不安?ですか…。』

 

「…っ。」

 

『…もう一つの質問があります。』

 

「…何だ。」

 

 

『貴方は何故…魔女の居場所を把握出来たのですか?』

 

「 ! 」

 

『おかしいですよ…確かに、貴方は……いえ、

 貴方は魔法少女でも無い存在のはずです…なのになぜ?魔女や魔女の使い魔と戦う事が出来ているのですか?(魔法少女と偶然出会い、協力しながら魔女の結界に行っているという線があるが…念のため聞いてみますか…、おかしいですからね、道に迷わず一直線に魔女の結界に何度も向かっていけるなんて…。)』

 

「………。(…確かに、魔女の反応があると俺の腹から出てくる青い炎は気になる…しかし、それよりもなんだ?こいつは何を言いかけた?<確かに貴方は>…?俺はこいつにとってどういう存在なんだ?!)」

 

『だんまり…ですか?何か、身に覚えがありのですね…。』

 

「一応…な…。」

 

『では…、此方からの質問ばかりでは、対等では無いですね…今度は貴方が知りたい事を教えしましょう…。』

 

「…何についてだ?期待出来ないが…。」

 

『何故、我々が鹿目まどかが将来、"最厄の魔女(クリーム・ヒルト)"になる事を知っているかです…。』

 

「!」

 

『知りたいですか?』

 

「(確かに、なんでこいつらは知っている…!?)…ああ、聞かせてくれ。」

 

『実は、私、いえ、私たちは…』

 

「…」

 

 ーー巧也は生唾を飲み込んだ、そして、一字一句、聞き漏らさないように注意しながら聞こうとした。知りたかったからだ、もしかしたらこの世界の全てを知るヒントと自分の今後の糧になるかもしれないからだ…

 

『ある、ま-----』

「たっくん?」

「ッ!!」

 《パタンッ!!》

 

 ーー巧也はいきなり後ろからかけられた声でびっくりし、反射的に携帯電話を閉じてしまった。声の主は、まどかだった。

 

「…どうした?まどか?(しまった…!思わず携帯を閉じてしまった!くそっ!電話は、切れてしまった!)」

 

「…えーと?さっきから外から巧也の叫びが聞こえていたから…それで…」

 

「…!、あ、あぁ…すまない。もう大丈夫だ…」

 

「本当?」

 

「あぁ。それよりも、もうこんな時間か。家の中に入って一緒にテレビでも見ようか、まどか…」

 

「…うん。」

 

 

 ーーそんな会話をしながら、巧也は縁側から家の中に入っていった。

 

 

 

 

 ーχーφーΔー

 

 

『切られてしまいましたか…。知りたくなかったのですかね?』

 

『しかし、何故…魔女を知る事が出来たのか理解できませんね…。ただ単に魔法少女から教えて貰っているのか…それともキュウべぇと接触してしまったのか?』

 

『いや、それは無いですね…奴がカイザの存在を知れば魔女を使って始末しに来る筈だ…。到底、協力関係はありえない…。』

 

『鹿目巧也…まさか、あなたは我々の想像よりも変化しているのですか?あなたは一体何を手に入れたのですか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 ー2ーー

 

 

 

 ーー翌日…昼

 

 ーー場所:昨日、小鳥遊が死んだ場所

 

 ーーside:巧也

 

 翌日、小鳥遊が行方不明になった事がこの街に報道された…。改めて、俺のミスで死んでしまった事を思い知らされた。

 

 転校した小鳥遊が行方不明になっても、俺のクラスのみんなは誰も悲しんでいなかった…。逆に、何故、一番の被害者の(タクヤ)が複雑な顔していたため周りから不思議がられた。

 

 …なんか、気分がすごくモヤモヤする。どうしたら、このモヤモヤは消えるんだ?

 

 ーーそんな事を巧也は悩み、考えていると。何者かが近づいてきて話しかけてきた

 

「あなた…ここにいたのね。」

 

「あなたは…。西園寺さん。」

 

「今日、あんたを探してたけど、案外、早く見つかったのね…」

 

「…俺を探していたんですか?」

 

「うん、昨日の事なんだけど…」

 

「もしかして、慰めてくれんるんですか?」

 

「え…?あ、うん…。」

 

「気持ちはありがたいですが止めてもらえますか?」

 

「な、なんで…?」

 

 ーー巧也は少し考え、自分本心と間逆の事をいい始めた。その方が今後、魔法少女、西園寺信乃と関わりにくくなり、自分にとって都合がよくなるかもしれないからだ。

 

「…俺は俺の強さを確認する為だけに戦ってるからな…心配ないさ。俺は昨日の事に責任感は感じてない…。」

 

「本気で言ってるの…?!」

 

「ああ、だから、どうした?君は見たことが無いのかい?人が沢山死んだ所とかは?一々そんなこと気にしていたらきりが無いよ…。」

 

「そんな、…人が死んだら!一々気にするのは当然でしょ!?」

 

 ーー巧也はその答えに対し、わざと機嫌が悪そうな顔をして…

 

「はぁ…。君、…僕の第一印象よりも、腑抜けになってしまってるようだなぁ…。

 使えないなぁ…!」

 

「ふ、腑抜けってどう言う意味よ!?」

 

「もしかして…怒ってるのかな。俺のこと…?だとしたら謝るよ…。」

 

「…この前とはまるで性格が正反対ね…あんたは誰にでも優しい、良い子供かと思っていたけど…、」

 

「…ふん、都合の問題さ…。ついでに言っておくけど今が、本心で話しているよ、君とね…。」

 

「…最低。」

 

「…。」

 

 《ギイィィィィィイイイン!!》

「------ッ!」

 ーーその時、巧也は頭を添えるように片手で押さえ、(ちゅう)をみた。まるで、何が何処にいるかを悟った様に。その様子に西園寺信乃は話しかける。

 

「ど、どうしたの?」

 

「…魔女だ…!話は後だ、行くぞ!今は」

 

 ーーそう言って巧也はカイザフォンを取り出し、番号を押した。

【8】《ピッ"》

【1】《ポッ"》

【9】《ピッ"》

【Enter】《パッ"》

『Coming on side basher』

 

 

「…ち、ちょっと待ってよ!なんで、魔女の場所がわかるの?!」

 

「それは俺が知りたいぐらいだ!気がついたらその能力がついてた!」

 

 ーーそして、直ぐにサイドバッシャーがやってきて、すぐさま、サイドカーの場所に置いてある、カイザのベルトが入っているベルトを取り出し、装着し、再びカイザフォンに番号を入力する。

 

【9】ピィ"【1】ポォ"【3】パァ"【Enter】ポッ"

『Standing by』

 

 ーー携帯から低く濁った電子音声がなり、巧也は掲げ掛け声をかけた。

 

「変身!」

 ガチャン!『Complete゛!』

 

 ーー仮面ライダーカイザへと変身した。

 

「相変わらずそれ、変身する時眩しいね…。ていうか、それ、変身じゃなくて、装着じゃない?」

 

「…我慢しろ。あと、誰が何と言おうと変身だ。」

 

 ーーそう言いつけ、バイクにまたがる。

 

 ーーそうすると西園寺信乃はサイドカーに乗る。

 

「…何で勝手に乗ってる?」

 

「別にいいでしょ?減るもんじゃないし…。それに、君の言うことが本当なら…まだ、私、魔女の反応取れてないから、なるべく早く着きたいの。お願い…!」

 

「…好きにしろ。」

 

 ーーそう言い告げるとカイザはバイクを発進させる。

 

 

 

 

 

 

 ーΔー

 

 

 

 

 ーー隣でサイドバッシャーを走らせてる巧也に西園寺信乃は話しかけた。

 

「…ねぇ、」

 

「何だ?」

 

「君、言ってたよね?変身し続けると、灰になって死ぬかもしれないって…なのに、まだ変身するの?」

 

「ああ、でも、もしかしたら、死ぬのはまだまだ先かもしれない…(もし、カイザの呪いで死んだら、少しは小鳥遊への罪滅ぼしに成るかもしれないから、な…)」

 

「…それなのに、君って、本当に自分の強さを確認するために戦っているの?」

 

「…ああ、そうだ。例え、あんたでも、俺の目的の為に邪魔するなら、消えて貰うぞ。」

 

「そんな、君、まさか、裏切る気!?」

 

「ん?…裏切る?最初から君とは組んだ記憶が無いけどなぁ…まぁ、いいだろ…あえて、言うか…。俺の邪魔になるなら裏切るからな…!」

 

「…本当に、この前とは…別人だね…、」

 

「ふん…。(ごめん…西園寺さん。)」

 

 ーーすると、西園寺信乃はふと、何かに気づいた様にソウルジェムを取り出した。

 

「…あ!ソウルジェムに反応が!」

 

「…どの方角だ?」

 

「このまま真っ直ぐ!で直ぐそこ。」

 

「俺が感知した方向と同じだな…。」

 

 ーーしばらくし、目的地に着く。カイザ(タクヤ)は首で降りろとサインをし、巧也はサイドバッシャーから降りた。西園寺信乃はそれに従い同じくサイドバッシャーから降りた瞬間、着いた場所に驚いた。

 

「ここって…病院?」

 

「(病院…まさかッ!)……ッ!」

 

 ーーすると、すぐさまカイザは走り出した。

 

「ち、ちょっと!タクヤくん!?」

 

 ーー西園寺の言葉を無視してそのまま走り出す巧也。

 

「あーもぉー!待ってよ!」

 

 ーー西園寺はカイザを追いかけ走り出す。

 

 

 

 

 ーχー

 

「…はぁ…はぁ!…!」

 

「フンッ!」

 

 ーー西園寺の通っている病院の裏庭まで来て。カイザは壁の中に跳んで入っていった…いや、魔女の結界の中に入っていったのだ。

 

「…ちょっと、私に一声かけてくれても良いじゃ無い!…私も入ろう!」

 

 ーーそう言い、西園寺信乃も入っていった。

 

 

 ーー

 ー

 ー

 ーー

 

 

 ーー西園寺信乃は中に入ったのは良いのだが、仮面ライダーカイザ(タクヤ)の姿は無かった。

 

「ちょっと、タクヤ君?!何処にいったの?」

 

 ーーあちらこちら振り向いたが姿は見えなかった。

 

「はぁ…仕方ない…魔法少女になって先に行きますか…。」

 

 ーー因みに結界の中の様子はキッチンとホテルのモデルを無理やり組み合わせたようになっていた。

 

 ー

 

 ーχー

 

  ー

 

 

 ーー西園寺信乃は一人で魔女の結界の中を使い魔を倒しながら進んで行った。

 

「そらっ!…よし!あらかた使い魔は倒したし、魔女を倒しますか!」

 

 ーー今回の魔女の結界は西園寺信乃にとって何時もより()()に短い道のりだった。

 

「いや〜でも、魔女の結界に入った途端、魔女の部屋までの道のりが丁寧に記されているなんてねぇ…そんなに魔法少女に倒されたい魔女なのかしら?途中の第一冷蔵室とか、第二冷蔵室とか気になったけど」

 

「それにしても、カイザ(タクヤくん)は何処に行ったんだろ?ま、いっか!」

 

 ーーそう、言いつつ魔法少女(西園寺 信乃)は魔女の部屋の中に入る。

 

 ーーすると、中央に魔女がいた。デザインは頭がタバコに大きな口がありでコックのような格好をし、腕が四本あり、全ての手にスプーンを持っていた。

 

「さーて、やりますか!終わったら、絶対、タクヤ君に説教するんだから!」

 

 ーー魔法少女は戦闘を開始した。

 

 

 

 

 

 ーχーφー

 

 

 

 

 

 ーー戦闘から15分…西園寺信乃はピンチまでとはいかないが、少し、劣勢だった。

 

「うわッ!…う、…す、少し、キツイね!こんな時、タクヤ君がいたら…」

 

 

 

 ーーすると、とある目線に気づいた。

 

「タクヤくん!?」

 

 ーーそう、カイザ…鹿目巧也だった。しかし、様子が変だった。なぜか、戦闘に参加する様子は無かった。

 

 ーーその事に対し西園寺信乃は大声で尋ねる。

 

「なぜ見ているだけなのッ!?」

 

 

【挿絵表示】

 

 

 ーーカイザはただ其処で立って傍観していただけだった、魔法少女と魔女の戦いを観察するかのように…そして、西園寺信乃はタクヤの言っていた事が、頭をよぎる。

 

「そ、そんな!まさか…!」

 

「本当に裏切ったのッ!?ぅあッ!」

 

 ーー西園寺信乃はタクヤに相手している間に不意撃ちを突かれる。

 

「%$k(けk7#qHv*-°÷ちe!」

「あんたと私はッ!?本当に、仲間じゃ無かった…うッ!」

 

「……。」

 ーー巧也はしばらくし、其処から離れていく。その様子を見て西園寺信乃は失望した。

 

「そ、そんな…どうして…!?

 どうして?どうしてッ!?」

 

 ーー西園寺信乃は理由がわからず、いまは魔女と戦うことしか選択できなかった…。

 

「うぁぁああーーーッ!!」

 

 ーー西園寺信乃は悲痛な叫び声を上げ、魔女に八つ当たりするかのように戦い続けた。

 

 

 

 

 ーχー

 

 

「う、うぉりゃあああ!」

 

「k#rs×○3¥×〆95ぬb_f△!!(ギャアーーッ!!)」

 

「や、やった!倒した!」

 

 ーー苦戦はしたものの西園寺信乃は魔女を倒し、魔女の結界は解け、グリーフシードをゲットした。それと同時に変身を解除し、その場に座り込んだ。

 

「おめでとう、西園寺信乃。」

 

「キュウべぇ…!」

 

 ーーすると其処には、キュウべぇがやって来ていた。

 

「いたんだ…でも、あんたに用は無いよ…。」

 

「君に用は無くても、ぼくには有るんだけどね…。」

 

「…何の用?」

 

「今回、君はすぐさま魔女の部屋へ進んで行ってたね。」

 

「…それが?」

 

「君は良くそんな事出来たね…。」

 

「どういうこと?キュウべぇ?」

 

「その様子を見る限り、知らない様だね。」

 

「…?」

 

「西園寺信乃…君は大きなミスをした…。」

 

「ミス?一体何の事?」

 

 ーー西園寺信乃はキュウべぇの言っている事が理解できていなかった。

 

「…これだけは言っておくよ…。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君が魔女の結界の中にいた時、他の部屋に行かないせいで、最低100人は死んだかもしれない。」

 

 

 ーーそのキュウべぇの言葉に対し、西園寺信乃は顔を真っ青にした。

 

「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ー3ーー

 

 

 ーーside:巧也

 ーー場所:病院内、

 

 ーー時刻:西園寺信乃、魔法少女が魔女を倒した後。

 

「おい、お前。いつまで俺にくっ付いているんだ!?」

 

「だ、だって怖かったんです!み、みんな、イキナリ病院の壁の中に入っていくなんて、ありえないのです!そ、そしたら、なぎさはいつの間にか、どこか知らない場所にいたのです!」

 

 ーーとある病院の場所で巧也はとある白髪の少女と話しをしていた。

 

「…俺は言ったはずだ。あの場所にいたら完全に安全だったんだぞ?なのに何故、俺に着いてきた?余計に苦労したんだぞ…!」

 

「し、仕方がないのです!だ、誰でも、あんなところで一人になってしまったら怖くて怖くて仕方ないのです!」

 

「…はぁ。そりゃあ悪かったな…。でも、もうここはただの病院だ…もう、離れても大丈夫だから、離れろ。」

 

 ーーそう巧也が言うと、少女は周りを見渡し、安全を確認し恐る恐る、巧也の体から少しずつ離れた。

 

「わ、わかりましたなのです…で、でも!なぎさは大人になったら、あんな事があっても怖くなりません!」

 

「(大人でも怖がるぞ?魔女の結界の中は…)はいはい、早く大人になりましょーね。がんばれ、がんばれ!」

 

「むー!お兄さん!テキトーな事を言って!なぎさの事を…!」

 《グゥ〜。》

 

「…プッ。クククク。」

 

「お、お兄さん!笑わないでください!レディーのお腹の音を聞きて笑うなんて失礼なのです!」

 

「悪い…タイミングがな。(かわいいなこの子。しかし、どこかで見た事あるんだけどなぁ〜)」

 

「むーーぅ!」

 

「怒るな、怒るな。お詫びとして、えーと、飴は…ねーな。…ユキジ○シの裂けるチーズのカマンベール味しかねぇ…。…食うかい?」

 

 ーーすると少女は目を輝かた。

 

「食べます!」

 

「…俺が言うものも何だけど…知らない人から食い物貰うなって、先生とかに言われなかった?」

 

「お兄さんは、もう友達なのです!なので、知らない人ではないのです!だから、大丈夫なのです!」

 

「…一本取られたねぇ。(なんか勝手に友達認定されてた…。まぁ、いっか。)」

 

 ーー巧也はその少女と持ってきた食べ物を食べながら、談笑し辺りの様子を見た…。

 

「(…病院の中はすこし慌てている様子はあるが…だいじょぶか?客や病人、事態は騒がしくない…か…。)」

 

 

 ーΨー

 

 

 

  ーーside:西園寺信乃

 

 ーー場所:病院内

 

「うーん…キュウべぇ?あんたの言った事が正しければ、病院の中は結構人が少なくなってるはずなんだけど…」

 

「…そうだね。どうやら、ぼくの予想は外れた様だね。」

 

 ーー西園寺信乃は肩に乗っているキュウべぇと話していた。

 

「でも、確かに私は魔女の結界の中にいた時、他の部屋に行かずに魔女の部屋に直行したけど…。

 まさか…他の部屋に使い魔がいて、その部屋で、魔女の口づけで操っていた人間を殺す…。そんな事をする魔女の結界があるなんて思わなかったよ。」

 

「まぁ、珍しいパターンだからね…。今回は被害無かった様だけど…ちゃんと覚えておいておくべきだよ。」

 

「…わかった。……!あ、あいつ!」

 

「…どうしたんだい?」

 

 ーー西園寺信乃は眉間に皺をよせある人物に近づき、名前を呼んだ。

 

「タクヤくん!」

 

「…西園寺さん。」

 《パシ---ン!》

 

 ーータクヤは思いっきりビンタをされた。

 

「あんた最低よ!」

 

「…。」

 

 ーーほほを思いっきり叩かれたのに巧也は文句を言わなかった…。しかし、代わりに巧也と一緒にチーズを食べてた少女が文句を言った。

 

「な、なんて事をするんですか!?」

 

「お前…」

 

「ちょっと、お嬢ちゃん!関係無いから入ってこないで!」

 

「でも…お兄さんは…!」

 

「別にいい…俺は一応本当に最低な事をしていたからな…。俺は先に帰らせてもらう。用事があるからな。」

 

 ーーそう言いつつ、巧也は早足でその場を去った…

 

「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!」

 

 ーー西園寺がそう叫ぶと背中から衝撃が加わる…。巧也と会話していた少女が叩いていた。

 

「な、なにするの?!お嬢ちゃん?」

 

「…ばか」

 

「ばか?」

 

「おねぇさんのばかぁー!」

 

「ばか?何でよ!?」

 

「お兄さんは…お兄さんは…!」

 

「あいつがどうかしたの?」

 

 ーー西園寺信乃はその少女に機嫌が悪そうに尋ねたがその少女の答えは予想外な答えが返ってきた。

 

 

 

 

 

 

「さっき、変な場所でなぎさをずっと守ってくれた!ヒーローなのですよ?!」

 

 

 

 

「え?それって…どういうこと?」

 

「(…ただの。小学生の男の子が?)」




一応、今回、巧也くんに伏線張ってるつもりですが…わかりますかねぇ?
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