黄金の爪牙〜白夜を染める鮮血の騎士〜   作:パラサイトニート

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更新が遅れました。卒業論文が忙しい……

FGOのエドモンイベント疲れた……チャレンジクエスト85ターンもかかったよ

最近出来てなかった感想返信を再開出来たらしていきたいと思っています


zwölf

報告を終えたドウェルグはシュピーネに仕事があると言われて、シュピーネの部屋に向かった。部屋に着くと、ノックする前にシュピーネが部屋から出てきた。

 

「これが仕事の書類です。目を通しておいてください」

 

「分かりました。……データの吸出しはどのくらいで終わりそうですか?」

 

「そうですね~基本的なデータなら今日中には出来ますが……どうかしたのですか?」

 

「あの女に休み明けには返すって言ってありますから」

 

「貴方も律儀ですね」

 

ドウェルグは基本的には誰であろうと一度交わした約束は絶対に破らないことを信条としている。

 

「それが俺ですから。それでは」

 

ドウェルグは書類に目を通した。仕事の内容は

 

『依頼人は反女尊男卑のレジスタンス』

 

『近々、女尊男卑の政府軍がISを用いた大規模な攻撃を仕掛けてくるとの情報を入手。その対処の為にドウェルグを雇いたい』

 

『期間は二日間』

 

『報酬は前金5万ドル、成功報酬10万ドル』

 

ドウェルグは書類を読むと、シュピーネに礼を言ってからマレウスの元に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「アンナ、大丈夫か?」

 

「これが大丈夫に見えるわけ?……死ぬ」

 

ザミエルによって闘技場に連行されたマレウスは

 

「貴様が弛んでいないか、私が直々に見てやる」

 

と言われ、ザミエルの砲撃によってぼろぼろになっていた。

 

「まあまあといったところか。次はもう少し火力を上げていくぞ」

 

「すいませんザミエル卿、少しよろしいでしょうか?」

 

ドウェルグはこれ以上マレウスがザミエルのしごきを受けて動けなくなる前に、ザミエルを止めることにした。ザミエルは今にも放とうとしていた火球を消し、ドウェルグの方を向いた。

 

「なんだ、マレウスに何か用か?だったら後にしろ」

 

「いえ、アンナに依頼の場所まで送ってもらおうと思いまして。急ぎの仕事なので」

 

「それなら仕方がない。マレウス、ドウェルグを送った後、速やかに闘技場まで戻ってこい。逃げられるとでも思ったか」

 

マレウスはドウェルグを送ってそのまま逃げようかと考えていたが、事前にザミエルに釘を刺された。マレウスは泣きながらも、ドウェルグを影で依頼場所まで送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「此処か……それで、依頼人は誰だ?」

 

ドウェルグは依頼場所である砦に到着した。砦の門には兵士がおり、ドウェルグを見るとすぐに門を開いた。

 

「聖槍十三騎士団のヘグニ=ドウェルグ様ですね。どうぞこちらです」

 

砦の指令室に案内されたドウェルグを待っていたのは、軍人だと一目で分かるような男だった。

 

「貴方があのカズィクル・ベイの後継と呼ばれているヘグニ=ドウェルグですか……若いですね」

 

「若さは関係ないだろうが」

 

「違いない……それで依頼内容ですが」

 

男が話そうとした瞬間、外が何やら騒がしくなった。そして、すぐに兵士が指令室に入ってきた。

 

「報告します。敵のISが出現!数は3で、すべて第二世代機のラファール・リヴァイヴです。その他の戦力は現在確認されていません」

 

「そうか、依頼内容はヘグニ殿に敵のISを無力化して欲しい」

 

男は報告を聞くと、すぐに依頼内容を言った。ドウェルグはそれを聞くと、男に質問した。

 

「別に殺しても問題ねぇんだな?」

 

「構わない。コアの方は出来るだけ回収して欲しいが、一つくらい持っていってもらっても問題ない」

 

ドウェルグは返事を聞くと、殺意が滲み出た笑みをうかべて部屋を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれか」

 

ドウェルグは砦の頂上から一点を見ていた。常人では全く見えないが、ドウェルグには砦に一直線で向かってくる三機のラファール・リヴァイヴがはっきりと見えていた。

 

「そんじゃあまぁ……殺りますか!」

 

ドウェルグは不治の魔剣を形成して、弾丸の如く三機のラファール・リヴァイヴに向かって飛んだ。

 

「まずは一人」

 

三機のうち、一機がドウェルグに気付き、銃を展開しようとした瞬間、ドウェルグが放った高速の斬撃で体がバラバラになった。

 

「何!」

 

「死んでる……そんな馬鹿な!」

 

残りの二機は同僚が死んだことに動揺したが、すぐに銃を展開し、空中から落ちていくドウェルグに発射した。

だが発射された銃弾は

 

「温いんだよ」

 

不治の魔剣によってすべて弾かれた。二機はその事に驚き、動きを止めてしまった。そして

 

「落ちろ」

 

ドウェルグが放った斬撃によって、二機のスラスターが切られた。突然のことに二機は焦ってしまい、機体制御がままならないまま地面に叩きつけられた。

 

「ふざけるんじゃないわよ!」

 

叩きつけられた二機のうち、一機はすぐに起き上がりショットガンを展開した。そして、ドウェルグに向かってフルオート射撃で弾幕を張った。

 

「……はぁ」

 

ドウェルグは溜め息をつくと、不治の魔剣を肩に担ぎながら、自身に攻撃している一機に向かって歩み寄った。その間も、ショットガンによる射撃は続いていたが、ドウェルグは一切気にしていない様子で歩いていた。

 

「とっとと死んどけ」

 

ドウェルグは不治の魔剣を横凪ぎに振るい、シールドエネルギーや装甲、絶対防御を突き破り、上半身と下半身が別々になった。そして、別々になった上半身の胸に不治の魔剣を刺した。

 

「ひっ」

 

最後まで残っていた一人は、その光景を見て顔を真っ青にした。ドウェルグは気にせずに不治の魔剣を刺していた。すると

 

「なに……あれ……」

 

不治の魔剣から血のような赤いオーラが現れた。それに合わせて、今まで赤黒かった刀身が徐々にそのオーラを吸収して鮮やかな赤に染まっていった。

 

「てめぇには実験台になってもらうわ」

 

そう言ったドウェルグは不治の魔剣を掲げた。すると、不治の魔剣の刀身から先ほどの赤いオーラは吹き出した。それと同時に、ドウェルグの周囲に夥しい量の血が現れた。現れた血はすぐに形を変えていき、数百もの血で出来た短剣になった。短剣はドウェルグの周囲を漂い、残った一人はあまりの光景に、逃げ出そうとしたが、恐怖によって体が動かなかった。

 

「そんじゃあ Auf Wiederseh´n(くたばれ)……血の雨(Blut Regen)

 

ドウェルグが不治の魔剣を降り下ろすと、短剣が一斉に剣先を残った一人に向けた。そしてドウェルグの言葉と共に掃射された。

 

「まぁまぁか」

 

ドウェルグは自身の放った技『血の雨(Blut Regen)』に対して、厳しめの評価をした。そもそも、不治の魔剣には血を糧にする能力はあるが、血を操る能力はない。そこで、ドウェルグは糧にした血を活用するためにマレウスに魔術を学んでいた。そうして生まれたのが先の血の雨だった。

 

「これじゃあヴィルヘルム先輩やザミエル卿には通用しないな」

 

血の雨は発動までに溜めの時間が存在しており、ISならともかく、黒円卓のメンバー相手ではその隙が致命的になってしまう。

 

「追々改善していくか」

 

ドウェルグはISのコアを回収して砦に戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それじゃあまた何かあればご贔屓に」

 

二日間の仕事が終わり、ドウェルグは報酬とISのコアを一つ持ってヴェヴェルスブルグ城に戻った。二日目は政府軍の兵士や戦車相手に大立ち回りしたぐらいだった。

 

「さてと……(ヘレナ)は何処だ?」

 

ラインハルトとシュピーネに報告を済ませたドウェルグは簪を探していた。自分の後輩である簪に対して、何か困ったことがないか聞くつもりだった。

 

「それで……これがぁ~……」

 

何処からかマレウスの話し声が聞こえ、ドウェルグはその場所に向かった。

 

「此処か……入るぞアンナ」

 

ドウェルグはマレウスが居るであろう部屋に着くと、ノックをせずに扉を開けた。

 

「……あ」

 

そこには楽しそうな表情のマレウスと

 

「……見ないでください!」

 

黒円卓の制服に着替えている最中の簪がいた。ドウェルグは少しの間呆然としたが、すぐに扉を閉めようとしたが

 

「ぐはっ」

 

簪が投げた時計が顔面に直撃して部屋から転がり出た。

 

 

 

 

 




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