社会人になって初めての独り暮らしと引っ越しで余裕がほぼありませんでした。
重ねて謝罪します……申し訳ない
何か色々書きたいという衝動が出てきたので活動報告に思い付いたのをあげようと思います。連載するかは未定ですが……
「私の専用機の開発は凍結してるんです……」
簪は元々日本の代表候補生で専用機を与えられる予定だったのだが、秋斗の専用機である『白式』に人手が奪われてしまい、開発が凍結されてしまった。当初は秋斗に対して少なからず恨みがあったが、ドウェルグから事情を聞いてから
「……織斑 千冬……絶対許さない」
千冬に対して憎悪を抱いた。だが、それと同時にシュピーネから
「わたくしが
そう言われ、嬉しく思っていた。黄金の爪牙の一員となった簪に、通常のISではついていくことが出来ない。そこで、シュピーネはデータ取りも兼ねて、簪の専用機を開発することにした。シュピーネは既に簪からの要望を聞き、開発を始めていた。さらには
「マレウスの専用機も用意しましょう」
と発言し、マレウスを驚かせた。
「それじゃあ、どうしましょうか?」
「少し早いが、飯にするか」
「それじゃあ食堂に行きましょう♪」
戻ってきた時間が夕方を越えていたので、二人は食堂に向かうことにした。そして、教会から出ようとしたタイミングで、扉がノックされた。
「ドウェルグさん居ますか?」
「あら?秋斗君じゃない?お姉さんに会いに来たのかなぁ?」
マレウスが扉を開けると、疲れた表情の秋斗が立っていた。マレウスは秋斗をからかい、秋斗を教会に入れると、話を切り出した。
「どうしたの?なんか疲れてる様子だけど」
「実は……」
秋斗は休日に家に帰り、足りない荷物を取ろうと玄関を開けると、ゴミが山積みになっていた。一瞬泥棒に入られたと考えたが、千冬が秋斗の荷物を取りに家に戻ったことを思い出した。ゴミの掃除に一日を費やし、荷物を学園に持っていき、翌日に友人の所に向かおうと朝起きようとすると、箒が早朝に秋斗を起こした。秋斗は不機嫌になりながらも、何故起こしたかを聞くと
「休日とはいえ、鍛練を怠るとは何事だ!」
と言われ、一日中学園から出られなかった。しかも
「これからは私がお前の鍛練をしてやる!」
などと言って、一人で満足そうな表情をしていた。秋斗は断ろうとしたが、箒は取り合わずにさっさと部屋に戻ってしまった。
「……という訳なんだ」
「それはなんとも……」
「お疲れさん」
「ありがとう。お陰で気が楽になったよ」
そう言って秋斗は礼を言ってから教会を後にした。ドウェルグとマレウスは改めて食堂に向かった。
「おはよう、ドウェルグさんとシュヴェーゲリンさん。何か隣のクラスに編入生が来るらしいよ」
翌日、教室に入ったドウェルグとマレウスに秋斗が声をかけた。IS学園の一年生は二組に編入してくる生徒の噂で持ちきりだった。
「編入生だぁ?新入生じゃなくて?」
「まだ四月よね?」
ドウェルグとマレウスは噂の編入生に対して、何か裏があると考えていた。
「確かに……」
秋斗も何か理由があるのではないかと考えていた。
「おそらくですが……秋斗さんとヘグニさんの存在が理由だと思いますわ」
秋斗が考えていると、セシリアが声をかけた。秋斗はセシリアの言葉に納得すると、別の生徒が秋斗に話しかけた。
「大丈夫だって!専用機持ちは一組と四組しかいないし」
「そうだよ!それに優勝したクラスには全員にデザートのフリーパスが配られるから頑張ってもらわないと!」
一組の生徒達はデザートのフリーパスが欲しいために秋斗を応援していた。秋斗は苦笑いになりながらも頑張ろうと意気込んだ。すると、教室のドアが開き
「甘いわね!二組の代表も専用機持ちになったから、そう簡単には勝たせないわよ!」
茶髪をツインテールにした小柄な少女が何やら宣言した。その少女を見た秋斗は驚き、ドウェルグも僅かながら驚きの表情をうかべた。
「もしかして……鈴か?」
「そうよ!この凰 鈴音が二組の代表になったからにはそう簡単に優勝出来ると思わないことね!」
「あんまり似合ってないぞ」
「何ですって!」
秋斗は鈴音に似合ってないと言うと、鈴音は怒りながら秋斗に詰め寄った。しかし、その表情は本気で怒っているようには見えず、むしろ喜びの表情のほうが強かった。
「久しぶり鈴。元気だった?」
「元気だったわよ。そっちこそ大変そうね」
鈴音と秋斗は握手をしてお互いを労った。その様子を箒は面白くなさそうに見ていたが、誰も気が付かなかった。
「ところで、もう一人の男性適合者は何処?」
「ドウェルグさんなら彼処だよ」
鈴音はドウェルグのことが気になったらしく、秋斗に尋ねた。そして、ドウェルグを見た鈴音は少し驚きの表情をうかべた。
「あんた……まぁいいわ。秋斗、詳しくはお昼にしましょう」
鈴音はすぐに表情を元に戻すと、秋斗に声をかけてから一組を出ていこうとした。そこへ
「凰、さっさと自分のクラスに戻れ」
千冬が鈴音に出席簿を振り下ろした。鈴音はそれを回避すると、千冬を睨み付けた。
「わかってますよ……ブリュンヒルデさま」
鈴音は千冬に皮肉を言ってから自身のクラスに戻っていった。
「待ってたわよ」
昼休みになり、ドウェルグとマレウス、秋斗、セシリアは途中で合流した簪と一緒に食堂に向かった。食堂では鈴音がラーメンをお盆にのせて待っており、5人を笑顔で出迎えた。
「人数が多いですが……席は空いてそうですわね」
「そうだね。それじゃあ俺とドウェルグさんでオルコットさんと……「更識 簪」……更識さんとシュヴェーゲリンさんの分の料理を持っていくから席の確保を頼んでもいいかな?」
「了~解♪」
ドウェルグと秋斗はそれぞれのリクエストを聞き、料理を受け取ってから席に向かった。
「それで、何であんた達はISを動かしたのよ?」
鈴音は何故秋斗とドウェルグがISを動かしたのか質問した。ドウェルグとマレウスも秋斗が動かした理由までは知らなかったので秋斗の方を見た。
「それなんだけど……」
秋斗はISを動かした経緯を話し始めた。
「高校受験の翌日にショッピングモールに買い物に行ったんだよ。そしたらそこでISの展示会がやっててさ、試しに触れてみたら……この有り様だよ」
秋斗の話を聞いて、各々は違った反応を示した。ドウェルグと鈴音は呆れ、簪は哀れの表情をうかべ、セシリアは何とも言えない気持ちになっていた。そして、マレウスにいたっては
「あはははは本当に?ドウェルグとどっこいどっこいじゃない」
一人で大爆笑していた。マレウスは一頻り笑ったあと、ドウェルグがISを動かした経緯を説明した。簪と鈴音、セシリアは何とも言えない表情だったが、秋斗だけは申し訳ない気持ちになった。
「ドウェルグさん……すいません、俺のせいで……」
「気にすることはねぇよ。知見を広める良い機会だしな」
ドウェルグが気にするなと言うと、秋斗はもう一度謝罪して話題を変えた。
「更識さんは確か4組の代表だったよね?」
「そうだけど……あと簪でいい」
「簪さんってもしかして生徒会長の妹?」
秋斗の質問に簪が首を縦に振ると、話を聞いていたセシリアが声をあげた。
「更識 簪といえば……日本の代表候補生の筆頭ではないですか!やはり専用機をお持ちで?」
セシリアの言葉に簪は一瞬暗い表情になったが、すぐに元の表情に戻り事情を説明した。
「それは……許せませんわね」
「普通じゃあり得ないわよ」
「別に気にしてない」
セシリアと鈴音は憤慨したが、簪が話を切り上げると、鈴音が秋斗にISの操縦を教えてあげると話した。すると秋斗が返事を返す前に
「秋斗の訓練は私が見る!貴様達は引っ込んでいろ!」
聞く耳を立てていた箒が話しに割り込んだ。秋斗は直ぐに抗議したが、箒は一切聞く耳を持たずにさっさと何処かに行ってしまった。
「何か御免……訓練に関してはクラス代表戦が終わってからでいいかな?一応俺もクラス代表だし」
「それもそうね。良い戦いをしましょう。秋斗……一夏の事は……」
鈴音が織斑 一夏の事を話題に出すと、秋斗は悲痛な表情をうかべ
「きっと何処かで俺の事を恨んでるんだろうな」
と答えて教室に戻っていった。残されたセシリアは
『誰?』という疑問を抱いた。鈴音は『やってしまった』といった表情になり、それを見ていたドウェルグは
(済まないな鈴音……)
心の中で鈴音に謝罪した。
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