ガンナーは神と踊る   作:ユング

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週一更新を目指すと入ったが、できると入っていない(キリッ
ヒーローは遅れてくるってな!(笑)
すまねぇ、すまねぇ。
俺にはこれが限界だったんだ!
真剣に御免なさい。

というわけでどぞー。


第二十一話

負具帯纏(コンプレックス・コンプレッサー)は言うまでもなく過負荷(マイナス)だ。それは負完全である球磨川禊も人外である安心院なじみも認めることだ。そして、その二人をして太朗の過負荷はこの世で最も残酷な力の一つであると言わしめたのだった。

自分に向けられる視線を束ね、その圧力で対象を圧縮する力。

なるほど、これは間違っていない。確かに彼の力は対象を圧縮する力だ。物質だけではなく、無形の物までも逃げられない。時間だろうが空間だろうがすべては圧縮されてしまう。

距離を圧縮すれば一瞬で距離を詰めることができ、速度を圧縮すれば相手を強制的にスローにすることが出来る。

しかし、その程度では最低な力などといわれないだろう。

そして、その程度が負具帯纏の本質ではない。

『圧縮』という現象に捕らわれてはいけない。

この過負荷は圧縮などとは別のところにその本質があるのだから。

 

 

 

 

 

死屍累々

その状況を表すのであればこの言葉が適切だろう。

先ほどまで村として機能していた場所は大量の木に埋もれ、その木々には巨大な釘を打ち付けられて張り付けにされた、大太の封印を護る呪術師たち。まるで虫の標本であった。敬意も思いやりもなく、無感動に、さながら流れ作業のように一人、また一人と木に打ち付けていったのだから。不思議なことに、その衝撃的な見た目に反して血は一滴もこぼれ落ちておらず、失血死をすることはなさそうだが、しかし全員が絶望に彩られた表情で気絶していた。

 

月を背にし、甘粕を見下す太朗。他の呪術師たちが戦闘不能に追いやられていくなか、甘粕が最後に生き残っていた。しかし、甘粕も無傷ではない。むしろ彼は慢心創痍であった。体のいたるところに傷があり、息も荒くなっていた。身体に残っている呪力も心もとなく、万事休すと彼の表情には諦観の念が浮かんでいた。巨大ハンマーの暴風にも似た攻撃を紙一重で避け続け、その隙間を埋めるように次々と生み出される大質量の木々をかわし続けた。執念にも似たその奮闘は、彼の隙を見定めるためのものであった。

だが、一撃でも喰らえば戦闘不能に陥る重圧に耐え続けた彼の抵抗は、動いている針の穴に糸を通そうとする作業と同程度の集中力を必要とし、当然長く続くことは無かった。隙を見つけることもできず、ただただ体力も気力も削られていく。彼の集中力は限界に来ていた。

しばらくは膠着状態が続いたが、ほんの一瞬だけ、動きが鈍ってしまった。そして、それが決定的な隙となってしまった。

その隙を太朗は見逃さない。

すかさず鞭のようにしなる木を二本、左右から挟むように生み出した。超重量であるはずの木を軽々と振り回す姿は彼の膂力が尋常でないことを物語っていた。

上に逃げるしかなかった彼を待っていたのは、太朗のかかと落としであった。

全身が砕けそうになる衝撃に意識を持っていかれそうになるもなんとか引き止める甘粕。しかし、彼の必死の抵抗はそこまでであった。全身に力が入らず、倒れ付したまま太朗と相対することになってしまった。

いくら魔王を連想させられたとはいえ、相手は人間のはずだった。隙を突けば攻撃は通じるはずで、あわよくば倒せればと思っていたが、同時にそんな楽観的な考えが通じる相手ではないことは最初から分かっていた。

 

(しかし、こうまで自分達の力が通じないとは、心底イヤになりますねぇ……。先達の方々の心が折れるのも納得ですな)

 

素の状態であの身体能力は脅威であるが、これまでの経験上彼は何故か呪力を用いての肉体強化などをおこなわないため、それ以上の身体能力の上昇はない分、まだ対処の仕様はある。自分達の持つ術で動きを鈍らせたり、肉体を強化して相手の身体能力に追いつけばいい。

問題は彼の持つ呪術と異能だ。この力のせいで、彼らは常に太朗に辛酸を舐めさせられていた。

 

呪術を封じても異能が、異能を封じても呪術が。

片方が使えない状況を生み出しても、もう片方の力でことごとく乗り越えられてしまう。だから、必要であった。どちらも封じる方法が。そして、彼の力の正体を分析し続けて、かなり高い精度にまで暴いていったのだ。

そして、今回の戦いではそれらを込みで戦術を練り、追い詰めたというのに、想定外のことがあっただけでこの体たらく。もし最初から封印を打ち破られる可能性を考えていれば、結果はまた違ったことになっただろう。所詮はifの話であり、誰もが封印に絶対の信頼を持っていたために、今となっては栓無き事だ。

だが、想像できるはずないではないか。

大太の力を掌握した人間に、その大太を封じることを前提の術が打ち破られるとどうして思えるのか。神すら封じる力を打ち破られることをどうして想定できるだろうか。

同時に、ここに彼らの敗因があったのかもしれない。

今までも常識はずれであると分析していたにも関わらず、根っこの部分では田中太朗のことを人間の枠を外れないと考えてしまった。なまじ神やそれに匹敵するカンピオーネの存在がいたからこその弊害であった。次元の違う力を持つ存在達を知っているからこそ、太朗の力はそこまでは及ばないと考えていた。この結果は彼らの知る最も大きな基準が判断を誤らせたためといえよう

だが、考えてみれば、齢五歳にしてとある事件を乗り越え、またその事件がきっかけで差し向けられる正史編纂委員会のエージェントを今日まで撃退し続け、挙句に大太の一部とはいえ神の力を受け止めた田中太朗。

そんな男をどうして、同じ人間だと思ってしまったのか!

自分達の常識に当てはめようとしたのが間違いだったのだ。あるいは、気付いていながらもそうであってほしいという願望であったのか。今となってはどちらでも同じである。

前提条件を間違った。最初から詰んでいたのだ。

そして、それが意味することは、田中太朗は神や魔王にも匹敵する正真正銘の生まれながらの化け物ということに他ならなかった。現代に生まれた、生まれながらの英雄あるいは化け物。だが、彼はそんな高尚な存在には思えなかった。

もし、この場に安心院なじみがいたのなら、彼女ならこう評するだろう。

 

―――田中太朗はヒトデナシである、と。

 

 

今にも意識を飛ばしてしまいそう甘粕。彼は気力を振り絞り、唯一動く口を回すことで時間を稼ごうとする。そもそも、甘粕冬馬は封印が破られた時から、二つの目的を以って時間稼ぎに徹していた。

ここでの戦闘においての勝利条件は、田中太朗の撃破及び彼に取り込まれた『大太』の右手の封印ではない。それは、あくまで最も理想的な勝ち方なだけである。

この場における勝利の最低条件は、この地に眠る『大太の一部』復活の阻止である。

このことは、こういってはなんだが、大切な媛巫女の安否よりも優先すべき事柄である。勿論、甘粕個人としては彼女には無事でいてほしいという気持ちがあるが、組織の一員としては封印が優先であった。

 

今より三百年ほど昔、あることが原因で目覚めた彼の化身による被害は甚大なものであった。伝承によれば、封印のために送られた者達をことごとく壊滅させ、幾度と無く戦いを繰り返し、ついにはご老公を動かしてまで封印したという。その間に滅んだ村々は数知れず、森は消え、野は剥げ、川は枯れ、山々は果てるという日本史上でも類をみない被害を出す結果になったのだ。鎮めに来た呪術師達をも飲み込み、このことが原因で失伝してしまった術も少なくない。

なんとしても、この化身を起こすわけにはいかなかった。

 

そして、化身を起こさないための手段はこの時間稼ぎにかかっている。

ここに来る前に報告を受けた、例の少年。

彼が万理谷祐理そして媛巫女筆頭と共に、この場へ向っていることを知っていた。彼らが来るまで、なんとしても、時間を稼いで封印がある場所へ行かないようここに太郎を縛り付ける。魔王の一人を頼らざるを得ないほどにまで状況は切迫しているのだ。そして、新たな魔王は、太朗とも関わりの深い人物であることから、全く知らないわけでもなく、少なくともその人格的には信用の置けると踏んでいる。万理谷祐理との仲も良好で、彼女も彼に信頼を抱いているようだ。

だからこそ、太朗との関係が不安であるが、悪い方向には転ばないだろうと深くは考えない。というより、もうそうするしか手がないのと、疲弊した身体ではそこまで考える余裕はなかった。

故に、首を締め上げられて尚、彼は唯一動かせる口を止めなかった。彼は時間を稼ぐことに全てを賭けている。それは長ければ長いほどいい。だから、甘粕は最後まで戦い続ける。自分の命がなくなるその時まで。

 

至近距離で彼の悪魔のようの目と目が合う。相も変わらずおぞましく不気味な目であるが、真っ向から受け止める。心までは屈しないという、せめてもの抵抗であった。普段なら絶対にしない行為だが、自分にはどうしようもないという状況下だからか、甘粕は冷静に受け止めることができた。そこでふと思った。

彼の目をじっくりみるのはこれが初めてではないだろうか?と

いつもはサングラスで隠しているし、時折露わになるそれも遠目からだ。それでもそのあらゆる負の感情を丁寧にまぜこぜにした目には圧されていたが、ここまで至近距離で彼の目を見たことは、記憶になかった。

そのことに思い至った瞬間、甘粕は何故かわからないが言いようのない違和感に襲われる。

 

(え?そんな馬鹿なっ!?圧されないですって!?)

 

甘粕は気付いた。彼の目を見ても圧倒されない。真正面からみても、これまで数多の人間の人生を台無しにしてきた圧力を感じられなかった。

 

気がつけば、その目に釘付けになった。

これほどまで近づいたからこそ気付いた。気付いてしまった。

嫉妬、憎悪、憤怒、絶望、悲哀、嫌悪……

それまで見えていた、あらゆる負の感情を凝縮させた悪意の塊。

あからさまといえるまでに目立つその悪感情の、その奥に見えた彼の目に!

一瞬言葉を失う。全身の血の気が引く。言葉が出ない。出せない。なぜなら、見えたからだ。見えてしまったからだ!見得てしまったからだ!!

 

万理谷祐理の霊視の意味が!

田中太朗の異能本来の本質が!

 

これまで本当の意味で男の目を見ていなかった!

いや違う、見てはいけなかった!見ては生けなかったのだ!!

私達は圧縮に捕らわれていた!悪感情に捕らわれていた!

それがどれほどの救いであるのか!救いであったのか!!

圧縮なんてとんでもない!そんなものはただの過程だった!

ああ、伝えなくては!このどうしようもない状況下でこいつのおぞましき力の本質を!来てはいけない!あの人達はここに来てはいけない。伝えなくては!私はもう手遅れ(・・・)ですが、ここに向かっている者達に伝えなければ!見てはいけない。見ては生けない!駄目なんです!この男の目は!

ああっ!そんな目で私を見ないでください!

私は、私ハ!ワタシハ――ではないッ!!

 

気がつけば、甘粕は正気を失っていた。口に出す言葉は本人もよく分からない考えをただ口から流すだけの支離滅裂なものであった。それが虚しくも、当初の予定通り時間稼ぎになっていることが皮肉であった。

そして、そんな状態の彼にも理解できることはあった。

 

甘粕の首を持ち上げている太朗が自分を見て。

 

―――怖気を誘う笑みを浮かべていた

 

そのことを甘粕は理解していた。

 

 

 

 

 

 

何故ここに護堂君がいるのか、思わず聞いてしまったわけだが、それの答えは一つしか考えられないのではないだろうか?つまり、俺を迎えに来てくれたという答えに。

 

「タロ兄さんを止めにきた」

「そうか」

 

ほら、これで帰れ……あれ?今、思っていたのと違う言葉が聞こえた気がしたが、気のせいだろうか?そう思って、護堂君を見る。しかし、彼の顔には何かを決意した色しかなかった。気のせいではなかったようだ。

不穏な空気を感じ取ったので、念のため等身大の釘を取り出す。(クロガネ)をリロードしようにも今手が塞がっている状態だから難しいのだ。

それで、何を止めにきたって?

 

「甘粕さんッ!」

 

聞きなおそうとした言葉は、誰かの叫び声によって遮られた。先ほど逃げた女の子だった。いや、男か?どちらとも取れるが、麗人というのはきっと彼女のことを刺す言葉なんだろう。で、何でここにいるの。

 

「……あ」

「ああっ!」

 

悲鳴が上がる。急に声を出すから、誤って釘を刺してしまった。見た目ショッキングではあるが、生き物がこの釘にさされても死にはしないから問題ない。悲しい事故だ。仕方がない。手が滑ったんだから。まぁ、敵だったし気にしなくてもいいか。

とりあえず、手が塞がったままでいるのもなんなので、その辺に捨てる。ドシャッという音とともに地面に落ちた男は意識を失った。

護堂君たちが悲痛な顔で俺を見る。

 

「それで護堂君、何しにきたって?」

「甘粕さんをよくもッ!!」

「待て、清秋院!」

「待たないっ!」

 

聞く耳を持たない少女が突貫してきた。挨拶するように奇襲をしてくるような奴だからね。そのあたりのねじが緩んでいるのだろう。

護堂君が彼女を止めようとしたが、意に介さず激情に駆られるがままに襲い掛かってくる。金属がぶつかりあう音と何かが軋む音が鳴り響き、軽い衝撃波が辺りを駆け巡る。

 

「大太の右手かッ!!」

「大太?違う、御手洗さんだ」

(太朗君、油断するな、草薙の剣だ!)

 

安定の御手洗さんである。御手洗さんマジ御手洗さん!

ていうか草薙の剣だと?護堂君の剣か。という冗談は置いておいて、俺の漫画あるいはゲーム知識にその名前の記載がある。確か別名、アマノ……アマノ……。

 

「草薙の剣。何故そんなものを持っているんだ?」

「おじいちゃまに借りたんだよっと!」

 

孫にそんな危険な物を貸すんじゃない。まさか本物ではないだろう。いや、でも妖怪の御手洗さんが断言したことだし、本物なのだろうか?どちらにしても、やっぱり孫にそんな危険なものを貸すなよ見知らぬ爺さん。

御手洗さんが攻撃を捌いている間、俺は護堂君と話すことにした。というか、向こうから呼びかけてきた。

 

「タロ兄さん!やめてくれ!こんな戦いに意味はないはずだ!」

「だったら……」

「無駄だよ、王様!この人にそんな言葉は届かない!」

 

だったら、まずこの子を止めてよ。そしたら、俺も止まるから。

そんな感じのことを言おうとしたら、草薙の剣で切りかかってくる子に遮られた。どうでもいいけど長いから、今後はアマノさんって呼ぼう。後、さりげなく御手洗さんが押されているのは、気のせいか?

アマノさんの言葉は続く。

 

「だから止めるなら力づくで止めるしかない!」

 

いえ、そんなことありませんよアマノさん。そんな怖いこと言わないで、話し合いで解決しましょう。人類皆友達。ラブ&ピースの精神で行こうよ。

 

「……ッ!何でだ!何でだよ兄さんッ!どうしてこんな事をッ!今までも清秋院の仲間を廃人にしてきたって聞いたぞ!」

 

襲われたから返り討ちにしただけですが何か?でも、まぁあれだ。

 

そんなこと(・・・・・)より護堂君。そこにいたら巻き添えになるから、離れた方がいい。少し離れた所に大きな木があるだろう?あそこで少し休憩してきなよ。その間に終わらせておくからさ。ああ、万理谷さんも一緒にね」

 

一般人の護堂君とその傍で心配そうにこちらを見ている亜麻色の少女を遠ざけておこう。危ないからね。どうにもこうにも二人とも変なこと吹き込まれているみたいだし、誤解を解こうにも今は間が悪い。ひとまず、目の前のアマノさんと麗人さんを片付けた後に、ゆっくり誤解を解こう。それに、護堂君は俺の力についてある程度知っているとはいえ、いきなりこんな非現実的な景色を見せ付けられたんだ、万理谷さんとあわせてその辺のフォローもしっかりしないとな。

 

「タロ……兄さん……?」

「ほらほら、さっさといきなさい。タロ兄さんはもう一仕事あるからね」

 

愕然とした様子の護堂君におどけるように手をひらひらとさせて促す。サービスで微笑みつつ、すこし離れた場所でシャドーボクシングのように御手洗さんと戦うアマノさんに集中する。気がつけば御手洗さんが押されまくっている。自分が押せ押せのくせに逆に押せ押せに弱い御手洗さんがへたれているのか、それとも尋常じゃない気配を漂わせているアマノさんが凄いのか、判断に困るところだ。まぁ、後者ということにしておこう。さて、俺も加勢しようかね。

 

「……どういうつもりかな? 」

「……」

 

そこに立ちはだかる人物。いうまでもなく、護堂君であった。

優しく言っても、俯いたまま黙して語らず。しかし、態度からは頑としてそこを動かないという不動の決意が見て取れた。

俺が右に動けば右に、左に動けば左に動いて俺をブロックするように立ちはだかる。その隣では万理谷さんが護堂君を支えるように寄り添っていた。同じように、彼女からは不屈の決意が見て取れた。

 

「護堂君、そこをどいてくれないとあいつらやれないんだけど」

「……タロ兄さん。俺は考え違いをしていたみたいだ」

 

ぽつりと、彼が呟く。なにやら雲行きが怪しいぞ?

 

「最初は話せば止まってくれると思ってた。でも違った。今のタロ兄さんを見て理解した。止めるだけじゃだめだって」

 

顔を上げて、瞳に強い光を灯して宣言した。

 

「俺は決めたぞ!タロ兄さんをふんじばってでも迷惑かけた人達に謝らせて、真人間にするって!」

 

弟分がちょっと意味の分からないことを言い出した件について。

右手がズグンッ……と大きくうずいた。

 




お、俺の右手がうずく……!皆、は、離れろ……!俺の右手に封印されしエクゾディアっぽい何かが暴走するぞ……!
そんな回でした。
テンポ遅めなのが申し訳ないです。でも後一二話続きます。
それでもよければお付き合いください。
それはさておき、せい……アマノさんのキャラ・口調がどことなくふわふわしているのが否めない。
原作をもう一度読み直さないとな。
そして甘粕さんェ……
甘粕さんファンのかた御免なさい。
でも、俺も甘粕さん好きなんだけどね☆

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