ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊 作:ボルメテウスさん
プール開放から数日が経った。
参観日も過ぎていきながら、俺の家では親がいない為にいつもの日常が続いていた。
「・・・・」
「あのっ結崎さん。
箸が止まっていますよ」
「あっ悪い、アーシア」
いけない、ついボーッとしてしまった。
俺は慌てて箸を持ち直して、食べ治した。
「・・・のぅ結崎。
お主もしかして数日前の帰りに会った奴の事が気になるのか?」
そうしているとキスショットが質問してきたけど、気になる事。」
「・・・たぶんそうだと思う。」
正直言って、今も頭から離れられない。
「「えっそれは本当ですか!」」
「んっどうしたんだ、二人とも?」
「いや、それってもしかして一目惚れって事はないですよね?」
「そっそっそうだぞ、師匠。
まさか恋に落ちたっていう事は」
なにを言い出しているんだ二人とも。
「いやたぶん違うと思う。」
「そっそうですか、よかったです。」
「なにが?」
「いいえ、なんでも。
それで気になるってなにがですか?」
あぁそういえばこの二人にはまだ話していなかったな。
「あぁ実は数日前の帰りにな。」
◇
「スピリットってもしかしてスペクターの他の仮面ライダーだったけ。」
「あぁ仮面ライダー?
なんだそれは?」
「あぁこれは勝手に俺が言っているだけだった。
えっとゴーストドライバーの持ち主なのか?」
「あぁその通りだ。
ミカエルの奴が今回の会談ではどうしても出ろって五月蠅かったからな。」
そう言い心底嫌そうな顔を浮かべながら言いのけた。
一応この人って天使陣営だよね、なんか悪魔陣営の方がしっくり来そうなんだけど。
「まぁ働く上でしょうがないけど、どうやらゴーストは面白い奴だと分かっただけでいいな。」
「んっ?」
俺かが?
「一度死んで幽霊になっただけではなく、吸血鬼を僕にした。
さらにはこれまでのゴーストドライバーとは思えない程の進化を遂げた。
私のような奴とは大違いという訳だ。」
なんかここまで褒められて照れるけど、でも実際に相対してみて分かったが
「そうでもない。
俺がここまで来れたのは簡単に言うと憧れの存在があったからこそだ。
憧れがなかったら幽霊にすらなれないからな。」
「ふぅ~ん、憧れねぇ。」
そう言いゼロさんはこちらに近づくと同時にじっと俺を見つめてきた。
「えっとなにか?」
「なんでも、ただ思った以上に面白い奴だと分かっただけだ。
とにかく会談前に会えてよかったぜ。」
そう言いゼロさんは出口に歩き出した。
「今度の会談でお前とあのいけ好かない野郎と会えるのを楽しみにしているぜ。」
そう言い出口からいなくなった。
◇
「という事があったんだ。」
「なっなんていうかゼロさんってとってもアグレッシブな方なのですね。」
「そういえば私も教会にいた頃に聞いた事がありました。
確か当時のエクソシストの中でも最凶の存在と言われたらしい。
敵対した人物を容赦なく叩きつぶし、はぐれに認知されそうになりそうでならない人物として有名だった。」
「テロリストにならずに済んで良かった。」
出会って確かにそんな印象はあったけどまさかそこまでとんでもない人物だったとはな。
まぁ会談になれば会えるから、少し楽しみでもあるかな。
◇
次の日の夕方、一人で山の中で修行をしていた時だった。
遠くなにか巨大な物を振り回しているゼノヴィアと追いかけられている女の子、いやなんか男のようなそんな子が逃げていたい。
「なにをやっているんだ、ゼノヴィア」
「んっ師匠ではないか。」
俺に気づいたゼノヴィアは剣を地面に刺し、こちらに振り返った。
「なんか物騒な物を振り回しているけどなにをやっているんだ。」
「あぁ実はですね。
ここにいるギャスパーを鍛える為に追いかけっこしていました。」
「なるほど理解した。」
「いや、分かったのかよ!?」
今の説明で分からなかったのか兵藤が突っ込んだ。
「大方そこにいる彼の力の制御の為にまずは体を鍛える為に体力を付けようと考えて手始めに追いかけっこした訳だな。」
「その通りだ、さすが師匠!」
「いや、理解というかほとんど簡潔だよな。」
そう突っ込む兵藤を無視して先程まで追いかけられていた子に近づき、しゃべり出した。
「という事でここにいるゼノヴィアの師匠という立場の結崎怜だ。
よろしく頼むぞ」
「えっとまた知らない人ですぅ!」
そう言い彼は泣きそうな顔にしていた。
そうしていると俺の影からミスタードーナツを食べながらキスショットが現れた。
「ふむ、まさかこんな所で同族しかもハーフと会えるとはな。」
「キスショット、という事はもしかして彼は吸血鬼なのか?」
「あぁその通りだ。
そうだろう、赤龍帝の小僧」
「えっとあぁ、こいつはギャスパーと言って停止世界の邪眼というのが制御できなくて今特訓している所なんだが」
「そんな体力勝負でできる訳がなかろうが。
大体は精神の問題だからな、儂が特訓してやる。」
「マジでか、キスショット!」
「あぁだがしかし報酬は貰うぞ。」
「あぁできる事ならなんでもやるぞ!?」
「そうか、ならば楽しみにしておくぞ。
おい、ついて来い小僧!」
「いやぁぁ!助けてえぇぇ!」
「連れて行かれたな。」
「あぁ」
そう言い俺達はギャスパーを見送って行った。
「さてっと、丁度良いし修行するか!」
「「はい」」
「あれ、もしかして俺も参加する感じか。
でもお前の修行って一体」
「まずは鞄に適当な石を詰め込んで逆立ちで校舎まで戻るぞ。」
「えぇ」
「そっそんな無茶な!?
ぁっ(でもそれって二人の下着も見れるからラッキー!)」
「あっついでに特訓前にはスカートの下にジャージ着とけよ。
下着見えたら恥ずかしいからな。」
「あっ分かりました。」
「ちょっ結崎!
余計な事を」
「イッセー先輩サイテーです。」
「うぐぅすいません。」
「とにかく集めるぞ。」
そう言い俺達は周りの石を集め始めた。
しかしこの時
「出て行くタイミング見失った。」
木の陰に隠れて出番を待っていたアザゼルを放って、そのまま修行を続けていた俺達は知らなかった。
結崎「という事で今回の初登場のギャスパー、よろしくな。」
ギャスパー「はっはいぃぃーー!
よろしくお願いします。
あの質問ですけど、僕仮面ライダーの事を知らないのですけど。」
結崎「そうか、ならば安心しろ。
実はギャスパーと同じく吸血鬼が主役の仮面ライダーがいるんだ。」
ギャスパー「えっ?」
結崎「その名も仮面ライダーキバ!
天才バイオリニストの父を目指している紅渡が父の残したバイオリンに導かれ戦う物語だ。」
ギャスパー「バイオリン、なんか落ち着きますね。」
結崎「ついでに言うとこのキバはギャスパーと同じく引きこもりで人付き合いがとっても苦手なんだぞ!」
ギャスパー「とっても共感できますぅ!」
結崎「という事で次回ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊!
三大会談と超変身!」