ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊 作:ボルメテウスさん
目が覚めるとそこは見たことのない場所だった。
そこは訪れた事はなかったがテレビの向こうで何度も見たことのある場面であった。
「これは」
「これはお前の世界と他の世界を写し取った物だ。」
「えっ」
声が聞こえ、振り向くとそこには茶色いコートを着てピンク色のカメラを首に掛けている青年だった。
「あなたはもしかして門矢 士さん」
「あぁその通り。
俺の名前は門矢土、お前の言う仮面ライダーディケイドだゴースト」
「それって俺の事ですか。」
「あぁお前の事は知っている。
もちろん原点となっている存在もな。」
「原点?」
そう言い門矢さんが手を指すと共に一つの地球がこちらに近づいてくると、地球の中が見えてきた。
そこで見えたのは俺と同じような姿の仮面ライダーゴーストだった。
「あれは俺と同じ、いや俺の元になった存在。」
確かディケイド中での原点の仮面ライダー達を元に誕生した存在、リ・イマジネーションライダーと言ったはずだ。
俺はそのリ・イマジネーションライダーの一人と言える訳なのか。
「あぁ、そしてあの世界はある意味混乱に満ちている。」
「混乱だって」
「あぁお前の存在はあの世界に存在する悪魔、天使、堕天使などと言った様々な存在が混ざり合わさった世界だ。
その世界の影響によりお前は本来の仮面ライダーゴーストにはない力、そして原点のゴーストの世界には存在しないライダーも誕生した。」
「それは一体」
そうしていく内に周りの世界の光景は少しずつだが薄れていった。
「えっ」
「どうやら今回は時間切れのようだな。
この話はまた今度会った時にするか。」
「待ってください!」
「ゴースト、気をつけろ。
夏の日本においてお前が予想を超える事件が起こる。
その時に俺もそっちに行く。」
その言葉と共に周りの世界は消えていき、ついには目の前の景色がなくなっていった。
◇
眼を覚める、そこには見覚えがある天井だった。
「ここは俺の部屋?」
「あぁそうだ、ようやく目が覚めたようだな。」
そう言い振り向くとそこには白いシスター服を着崩れしているゼロがいた。
「ゼロさん?」
「あぁそれだけじゃないぜ。」
「よっ」
「死葉さんも、なんで」
「それは俺から説明させて貰うぜ。」
「アザゼルさんも」
そう見渡すと部屋には俺の部屋に4人も入っており、ぎりぎりだった。
「えっとなんで皆さん俺の部屋に」
「それについてだがまず説明する為にお前達が持っている神器にはある特定の条件についてを話そう。」
「条件?」
条件って、英雄に認められたらなれるのじゃないのか?
「あぁそれは持ち主の中にある最も強い感情。」
「感情」
また感情とは、それはそれで凄い条件だな。
「あぁ死葉の場合は自由、ゼロは闘争心が最も強い。
その結果死葉は何者にもない魅力がある自由な英雄が引き寄せられ、ゼロは闘争を好んでいる英雄が引き寄せられる。」
「あぁ確かに俺の持つ英雄達はどいつもこいつも自由な奴らばかりだな。」
「私も確かにどいつもこいつも戦いが好きな奴らばかりだな。」
そう言い俺は二人を見ると確かに死葉さんはどこまで言っても自由を愛する風来坊でゼロさんは戦闘マニアという感じがしているな。
「それじゃあ俺は一体なんだ?」
「そう、問題はそれだ。
お前の持つ感情だが予測ではお前の感情は憧れだ。」
「憧れ?」
まぁ確かに俺の人生のほとんどは仮面ライダーに対しての憧れと共に仮面ライダーを目指す人生ばかりだったからな。
「あぁお前は仮面ライダー、つまり空想の存在である仮面ライダーに対して異常な程の憧れを持っている。
その結果お前に引き寄せられてきたのは様々な事に対して憧れを持ち、それに共感した英雄達だ。」
「つまり俺と同じくなにかに対して憧れを持つ英雄達が引き寄せられるという訳か。」
「あぁだがそれ以上にお前のその憧れという感情とゴーストドライバーの力が合わさる事により異世界の壁を破り、別世界にいた本物の仮面ライダークウガの魂を呼び出す事ができた。」
「えぇ~と、それってつまり」
「お前の憧れの感情は世界の壁を越える事ができる。」
「「「えぇーーー」」」
まさか俺が持つ憧れがそこまでの事態になっているとはな。
「あぁ世界を越えて英雄達の力を借りる事ができるお前は渦の団にとっては手に入れたい力でもあるだろう。
そしてなによりもその力を一番に狙うのは渦の団の首領だ。」
「またなんで俺を、そう言えば首領の話は聞いていなかったですね。」
「あぁ首領の名前はオーフィス、無限の龍神と呼ばれる存在だ。」
◇
そこはなにもない荒野のような場所だった。
そこで少女が一人立っていた。
ずっと棒立ちしていた少女はなにかを感じたのか上を向いた。
「感じたことのない力」
その言葉と共に空を向いてなにかを探すように見回した。
まるで小さな子供がおもちゃを欲しがるように手を上に上げていた。
「我、この力知らない。
小さいけれど今も大きくなっている。
この力に我の力が加われば」
そう言った瞬間少女の顔から出たのは笑みだった。
だがそれは見る物が見れば恐怖を思うそんな笑みだった。
「手に入れる。
我の知らない力を持つ者」
結崎「まさか本物の土さんに出会えるだなんてなんて栄光なんだろう!
でも確か夏になにか起きるって言っていたけどなんだろう?」
土「それは春に公開される映画シリーズの事だよ。」
結崎「まじですか!
あれっでもライダー大戦もしていないのにいいんですか?」
土「ライダー大戦の前に仮面ライダードライブとコラボしないと無理だからな。
だから次回の話からはいわいる春映画という訳だ。」
結崎「なるほど!
という事は次回から楽しみです!
という事で次回のハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊は」
土「夏の始まりは世界の終わり?」