ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊 作:ボルメテウスさん
俺達が辿り付いた場所、そこには先程まであった大量のビル群はなくなり、変わりに周りを取り囲むのは岩の崖だけがあった。
「ここは一体どこなんだ?」
周りを見渡すと先程まで一緒に戦っていた神藤や他の皆もここに集っており全員が変身解除されている状態でデンライナーも転倒している状態でいた。
「皆無事か!」
「あぁなんとかな。」
どうやら全員無事のようで良かった、だけど疑問に思うのはあの結界を動かしたのが一体何者なのか、それが現在分からない所だからな。
だが一気に膨れ上がる殺気からして、その正体がわかるのはそれ程時間はかからないと分かった。
その殺気から崖の上を見ると、そこにはこれまで戦った牙王とネガ電王に幽汽と言ったこれまで見た事のあるダークライダーだけではなく、G電王やシルバラにゴルドラと言ったライダー達も見られた。
その中でも一際目立つのはそいつの見た目は短髪で髭を生やした黒い軍服の男が立っていた。
「お前がこの事件の現況だと考えても良いのか?」
「あぁその通りだ、結崎怜。
ここは時空のはざま、ここを君達を呼んだのは他でもない。
ここで君達に死んでもらう」
そう言うと共に周りにいたダークライダー達が仲間達を襲い掛かってきた。
「くっ変身前に」
「当たり前だ、変身をする前に攻撃をするのは当たり前の話だ。」
そう言うと共に奴もその手に持っているゴーストアイコンを腕に装着されている機械に入れて、こちらに接近した。
「ぐっ変し」
そう言い、ゴーストアイコンを使い変身しようとしたが奴の手から出たゴーストパーカーがゴーストアイコンを手から放した。
そうしている間に奴の手が俺の心臓の所を突き破った。
「ぐふっ」
「例えお前が幽霊だとしても、同じ幽霊である俺の手ならば貴様を殺す事など簡単に殺せるからな。」
そう奴が言うと共にその姿は茅野の世界で見た仮面ライダールネサンスの姿であった。
「お前が作り出した仮面ライダーという概念により俺達の力は大きくなる事ができた。
だが所詮は紛い物の英雄、そんな奴らにできる事などない。」
「なんだとっ」
「本物の英雄が世界を変える事ができたが紛い物ができる事などたかが知れている。
ましてや生涯を悪だと言われた英雄などこの世には存在しない。」
ふざけるなよ。
「お前の持つ英雄ほとんどがそうだ。
戦争や国の侵略、それらしかできず、発明も十分に発達していかなかったような英雄達が人類になにをもたらした」
さっきからペラペラと
「私が持つダウィンチのような英雄こそ人類に必要だ。
その為に貴様の持つゴーストアイコンを返してもらう、邪魔者は早々に「黙れよぉ!」っ」
こいつが言う事は本当に俺の中で怒りで頭が煮え滾るぜ。
「お前がいくら本物を求めようと良い、仮面ライダーを紛い物だと言おうと良い、どんなに英雄を馬鹿にしようが良いよ。
だけどな、良いと言っても俺はそれを許すつもりは毛頭ない」
「なに?」
そうだ、こいつが幾ら戯言を言おうと彼らの行った事をそう考えているのなんて別に良い。
だけど、それを馬鹿にされて、大切な憧れを目の前に馬鹿にされて許す理由などどこにある。
「例え紛い物だとしても、それで救われた人がいた。
本物の英雄や紛い物だろうとその姿に憧れて動いた人をお前は馬鹿にした!」
「ぐぅ熱い」
そうして、奴の腕は燃えており、俺の胸には開いた穴は徐々に元に戻り始めていた。
「なっ傷が」
「思い出したぜ、キスショット」
「どうやらそうらしいな」
そう言うと共に影から現れたキスショットはこちらを笑いながら背中を預けてきた。
「俺は記憶が無くなって仮面ライダーに興味が無かったらどうなるのかってのは今回の事で分かったわ。
人は何かに憧れて生きていた、その憧れを奪われるのは本当にどれ程つらいのか」
「まったくだ、影の中から見たがその姿はひどく滑稽で笑いすら起きなかったぞ。」
「あぁだからこそ、人の憧れを誰も馬鹿にする事はできない。」
「そうか」
そう言いキスショットは手に持っていた物を俺に投げ渡した。
「ならば戦って来い、憧れの為に命を燃やすお前を」
「あぁ!」
そう言い俺はキスショットから受け取ったゴーストアイコンを発動させた。
【一発闘魂!アーイ!】
それと共に俺はベルトに入れるとそこから現れたのは燃え上がるゴーストパーカーが現れ、仲間達に襲い掛かっていたダークライダー達に攻撃をしていった。
「変身!」
【闘魂カイガン! ブースト! 俺がブースト!奮い立つゴースト!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!ゴー!ファイ!】
そして新たに変わったその姿は燃え上がる俺の魂を表すかのように真っ赤に燃え上がる炎を模したパーカーで全身が真っ赤へと変わった。
「ぐぅまさか、ここまで取り戻すとは。」
「まだ終わっていないぜ!
お前に見せてやるぜ、紛い物だと馬鹿にした英雄と必要ないと言った英雄の力見せてやるぜ!」
『そうだ、奏者よ!
余達はまだ終わっていないぞ、だからこそ余達の闘いはこれからだ!』
そう言うと共にネロアイコンを取り出すとネロアイコンが燃え上がり、中から現れたのは白く輝くアイコンだった。
俺はそれを迷わずにベルトの中へと入れた。
【闘魂カイガン!ネロ・ブライド!
白の花嫁 ここが花道!ゴー!ゴー!ゴー!!】
それと同時に現れたネロゴーストパーカーは炎で燃え上がり、その真っ赤な赤は白く純白へと変わり、俺と一体化になった。
「なっネロ魂が白いだと!」
「『さぁ見せるぜ我らの力を』」
「なっ二人の声が重なって」
今なら分かる、ネロの本当の力を。
今ならできる、ネロと本当の意味で一体となって戦う事が
「『我が才を見よ! 万雷の喝采を聞け! インペリウムの誉れをここに!
咲き誇る花のごとく』」
俺の叫びと同時に足元に紋章が浮かび上がり、周りに黄金の輝きを放ち
「『開け! 黄金の劇場よ!』」
その声と共に現れたのは、まさに黄金に輝く劇場と呼ぶに相応しい場所だった。
「なっこれはどういう事なんだ!」
「『これが闘魂の本当の力、これぞ英雄の本当の力だ!。』」
「それがこの黄金劇場なのか」
「黄金劇場、ネロ・クラウディウスが生前聴衆に自らの公演を強制的に最後まで聞かせるべく、劇場の出入り口を全て封鎖し閉じ込めたという事で有名なあの黄金劇場なのか」
「『さぁ我らの力を受け取れ、盟友達よ』」
それと共に黄金劇場の中から現れる穴の中から幾つ物の光が現れ、一誠達の元へとたどり着いた。
「これは」
その光が収まると同時にそれぞれの変身する為の物を見るとこれまで見た事のないアイテムが手元にあった。
これこそ
「黄金劇場は生前ネロが作り出した劇場、だから作り出した結崎にとって有利になる物を取り出す事ができる。」
「しかもここは時のはざまの中だ」
「だったら」
「「「「「変身!」」」」」
【カチドキアームズ!いざ出陣!エイエイオー!!】
【Fang!Joker!】
【タカ!クジャク!コンドル!タ~ジャ~ドル】
【Drive!TYEP!FOMIRA!】
それと同時に彼らの姿は大きく変わっていた。
1人1人の姿は大きく変わっていた。
一誠の姿は赤龍帝の鎧は大きく変わり腕の各所や背中の方にもジェット機をついた姿へとなっていた。
正直この姿は俺は知らないが、見た目からしておそらくは俺が勝手に仮面ライダー龍騎サバイブをイメージした姿になったのだろう。
昴の体は太陽のような輝きを放ち、その姿は仮面ライダーアギトの最終形態ともいえるシャイニングフォームへと変わっていた。
茅野の姿は白黒の半分になっており、その姿はまるで獣のような印象を持っており獣と機械が融合した姿になっており、ISとなったファングジョーカーだと思う。
神崎の姿はオレンジ色の将軍の鎧を着ており、絶対的な防御力を誇る重量を感じさせるカチドキアームズへと変わっていた。
火野の姿は全身が赤い鳥のように真っ赤に染まっており、炎の鳥を思わせる姿タジャドルコンボへとなっていた。。
神藤の姿は青いボディのF1カーを思わせ、絶対的な速さを感じさせる姿とタイプフォーミラーだ。
その姿は記憶を取り戻した俺だから分かる本来の名前、そしておそらくは未だに辿り付いていない未来の姿だと思う。
「ふざけるな、歴史に醜悪を残した英雄が、紛い物の英雄の仮面ライダーに負けるはずがないだろうがあぁぁぁぁ!」
そう言うと奴の周りに現れた黒い影から出てきたのはダークライダーと呼ばれた数々の仮面ライダーやライオトルーパーや黒影トルーパーと言った量産型の仮面ライダーが出てきた。
まさかここに来て物量戦とはな。
そう思っているとどこからか汽笛の音が鳴った。
疑問に思っていると前から現れたのはなんと牛を思う緑色の時の列車ゼロライナーだった。
「あれってもしかして」
そうしていると俺達の前へと通り過ぎたゼロライナーから降りてきたのは
「えっ死葉さんにゼロさん!」
「結崎、どうやら記憶を取り戻したようだな。
しかし置いていくとは酷いじゃないかよ」
どうやら前の世界で置いてきてしまったのか死葉さん。
でも無事そうでなによりだ。
「そんなのはどうでも良い。
それよりも結崎、敵は残っているだろうな。」
そう言い、相変わらず好戦的なゼロさん。
この人変わらないな
そうして周りを見渡すと昴の所にはギルスにG3-X、神藤の所にはファンタジーのような人達、茅野の所には銀髪の子だ。
神藤の所にはマッハとまるで赤龍帝や白龍皇と思わせる青と黒の二人がいた。
これは一体
「しかし苦労したぜ、これまで回っていた世界でこいつらを連れてくるのにはな」
「えっともしかしてあなたは仮面ライダーゼロノスの桜井侑斗さん!」
「まぁそういう事だ。
お前の世界では俺達の事が映像になっているならば牙王との闘いも知っているよな」
「過去の良太郎さんを集めて、闘いに備えた」
「そう、俺達はこの最終決戦よりも前に良太郎達から頼まれて集めてきた。
これで十分に戦えるはずだ。」
なんというか、本当に凄いな。
確かに前例があったけど、それでもここまで考えて行動していた。
「行こう、結崎君。
ここが僕達の最終決戦だ。」
そう言い俺の肩を叩いて、前へと立った良太郎さんが
「変身!」
【クライマックスフォーム】
そうすると共に良太郎さんの姿はみるみる変わっていき、通常のソードフォームから他のフォームの顔が胸、肩、背中に付く事で仮面ライダー電王最強フォームがここに誕生した。
これが俺の憧れ
「俺、参上!
って手羽先野郎、お前いつの間にいやがった!」
「ふっ気にするな、世界は私を中心に周っている。
これぐらい当然の結果だ。」
「うるせー!!
ただでさえ狭いんだからさっさと出ていけ!」
まぁこんな所もあるけど、それでも本当に頼もしい。
そう思い俺は前へと出て、剣を上へと上げて宣言する。
「『さぁ皆!
これが最後の闘いだ、よってここからは最初から最後までクライマックスで行くぞ』」
これが最終決戦だ!
「あぁ俺のセリフ!」