ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊   作:ボルメテウスさん

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第32話 再開の後輩、新たな脅威

ゼロとの戦いから数日後、俺は家の心配もあって部長にお願いして、地上へと戻ることになった。

 

少ししたら俺を含めてのゴーストドライバーの所持者による会合があるので、その時には戻ってきてほしいと言われたので、一週間の間だけ地上へと戻った。

 

久々に戻った家ではアーシアに心配をかけて泣かせてしまったので、悪いことをしてしまったと思った。

 

そして俺がこれまで行ってきた戦いのことについて話した。

 

死後の世界で出会った死んだ仮面ライダー達と共に戦った事

 

未来から現れたルネサンスによる異世界を巡る旅の事

 

今思えば、そのどれもが楽しくかけがいない思い出になっている。

 

そして俺は久しぶりに商店街を歩いていた。

 

久しぶりにあそこの豆腐を使っての麻婆豆腐が食いたくなったので

 

そう思い歩いていると、なにか切れる物音が聞こえてきた。

 

商店街なのに聞きなれている、なにかを斬る音だ。

 

俺はその場所へと向かい歩いていくと、そこには少し寂れており誰もいない倉庫だった。

 

周りには誰もいない事から、聞こえてきた音が近くになっていくに連れてなにか恐ろしい物があるような気がした。

 

そして倉庫の入り口を開くと、そこにいたのは

 

「マシュ!」

 

俺がゴーストになって以来行方不明になっていたはずの俺の後輩マシュだった。

 

俺が駒王学園に入学する前の中学で会ったマシュは、中学時代では俺とよく話しをしていた後輩であった。

 

そんな彼女がエクスカリバー事件のときに現れた謎の仮面ライダーファントムに襲われていた。

 

「えっ先輩?」

 

「マシュ、これは一体どうなっているんだ」

 

急ぎ、マシュの元へ走った。

 

座り込んでいるマシュはボロボロになっている白衣と制服で小さな傷を覆っていた。

 

「おいおい、いきなり乱入かよ、まったくもって白けるぜ」

 

「乱入、なにを言っているんだよ」

 

「いいから離れろよ、ゴースト。

今の俺に用があるのはそいつだからよ」

 

そう言い、こちらに剣を向けてくるファントム

 

「誰が退くかよ、可愛い後輩が襲われているのに差し出す奴がいるかよファントム」

 

「先輩」

 

そう言い、俺の背中で抱き着いてきたマシュ。

 

なんで行方不明になっているマシュがここにいるのか、どうしてファントムに襲われているのか分からないが今はマシュを助けなければ

 

「マシュ、下がっていろ。」

 

「先輩なにを言っているんですか、あいつは危ないですよ」

 

「大丈夫だ、俺は今は」

 

そう言い俺は闘魂アイコンを取り出し、ゴーストドライバーを出した。

 

「仮面ライダーだ!」

【一発闘魂! アーイ!】

 

それと共に現れた闘魂ゴーストパーカーが現れた。

 

「変身!」

 

【闘魂カイガン! ブースト! 俺がブースト! 奮い立つゴースト!】 

【ゴー! ファイ! ゴー! ファイ! ゴー! ファイ!】

 

そう言い共に現れた仮面ライダーゴーストへと変身し、俺の姿を見たマシュは驚きの表情でこちらを見ていた。

 

「先輩、その姿は」

 

「ちょっと訳があって、仮面ライダーとなってしまった。」

 

「仮面ライダー?」

 

「あぁ今はあいつがいるから、危険だから下がるんだ」

 

「はい、先輩」

 

そう言いマシュは後ろへと下がっていった。

 

「まさかこうやって会うとは思わなかったぜ、噂じゃあ行方不明になったのだと聞いたんだけどな。」

 

「あぁそうだな、死にかけたよ。

だけどそのおかげでこうして後輩を守ることができる!」

 

「言ってろ!」

 

それと共に奴の剣とサングラスラッシャーがぶつかり合った。

 

巨大なガンガンセイバーでの戦闘ではなく、質量的には小さなサングラスラッシャーでの戦闘は大きな動きをするファントムに対しては有効なようだ。

 

「くっ」

 

「はぁ」

 

奴がこちらに対して大振りな攻撃をすると瞬時にサングラスラッシャーを剣から銃へと形態変化すると後ろへと飛びながら奴へと撃った。

 

瞬時に反応できなかったファントムは攻撃を受けてしまう。

 

「舐めるなよ、貴様ごときに俺が負けるかよ!」

 

【カイガン! ジークフリード!】

【ニーベルンゲンの歌を奏でよ!】

 

それと同時に奴の姿はジークフリードの力を宿した姿になった。

 

だけど

 

「魔剣には聖剣だ」

 

【闘魂カイガン! アルトリア!】

【最後の王 まさに無敵!】

 

それと共に俺がアルトリアのゴーストパーカーを着るとこれまではなかったマントが後ろから生えてきた。

 

「そうか、そういう事か」

 

「なにがそういう事なんだよ!」

 

そう言い奴は剣をこちらに攻撃を仕掛けてきた。

 

それに対して俺は黄金に輝く剣で防ぐと共に、もう黒く輝く剣で切り上げた。

 

「がはぁ」

 

そして間入れずに俺はすぐに剣を仕舞い、代わりに手に持った槍を奴へと向けて突いた。

 

「がはぁ馬鹿な!

貴様の持つそれはエクスカリバーではないのか、それに先程持つ剣は一体」

 

「英雄には様々な側面がある。」

 

「なにを」

 

「例えばブラド三世だ。

彼はルーマニアでは英雄として呼ばれているが、他の国では吸血鬼として恐れられていた。」

 

「それがなんだよ」

 

「俺のこの姿は簡単に言うと本来の英霊の力を引き出す事ができる。

そして、アルトリアの場合は英雄としてあり得ただろう全ての側面を引き出す事ができる」

 

「まさか貴様」

 

「だからこそ覚悟しろよ。

お前が今から相手するのは中身は別人だが力だけは正真正銘本物のアーサー王だ。」

 

「馬鹿な事を言うなぁ!」

 

そう言い奴は再びバルムンクでの一撃を放ってきた。

 

だが既に最も高い直観により、ファントムの動きは分かり、剣を薙ぎ払うと共に風の鞘による吹き飛ばしで宙へと飛ばした。

 

「がはぁ、こんな事がありえるのかよ。

数ヶ月前まで俺に手も足も出なかった奴が今度は俺が手も足も出ない状態になるなんてよ、そんな事があり得るのかよ」

 

「さぁな、でもあえて言うならばここまで強くしたのは俺がこれまで戦ってきた相手のおかげだという事だ。」

 

「だとしたらなんだよ、俺が戦ってきたのはよ。

お前なんかよりも多くの敵を殺してきた、その圧倒的な力の差で蹂躙してきた。

その度に力を高めてきたはずだ。」

 

「だとしたら、それが違いだ」

 

「なに」

 

「お前は蹂躙と言った。

それは今の力で満足して、それを見せつける為に行ってきた戦いだ。

そして俺はこれまで自分の力よりも何倍も強い敵と戦ってきた、その度に強くなりたいと思った。

だから言おう、ただ力に溺れるだけのお前では俺には勝てない」

 

「偉そうな事を言うんだったら、その力を見せてみろ!」

 

そう言いファントムはベルトに手を伸ばし、必殺の一撃を与えようとした。

 

「だったら終わらせるよ」

 

そう言い俺はサングラスラッシャーを出し、ベルトからアイコンを取り出しサングラスラッシャーに差し込んだ。

 

それと同時に片方にはアルトリアのアイコンが、もう片方には黒いアイコンが現れた。

 

【ダイカイガン! ガンガンミナー! ガンガンミナー! オメガスパーク!】

 

「束ねるは星の息吹、輝ける命の奔流。受けるが良い!(卑王鉄槌、極光は反転する。光を呑め!)」

 

それと共にサングラスラッシャーを中心に光と闇が集まりだし、それは巨大な刀身へと変わっていった。

 

本来ならば交わらないはずの二つが合わさった事により、その力は既に本来のエクスカリバーと同等以上の威力を持っていた。

 

「約束された勝利の剣」

 

そう言うと共に放った剣が奴へと放たれた。

 

あふれ出る輝き同士がぶつかり合った。

 

余波だけで周りの建物は崩れ落ち、大地は裂けてきた。

 

だが決戦はあっさりと終わってしまった。徐々にだが押してきた俺の輝きがファントムの輝きを飲み込み、彼を包んでいった。

 

輝きが収まり、そこにいたのはボロボロの体になりながらも立ち尽くしているファントムだった。

 

だが既に体力の限界なのか、立っているだけでもやっとな状態なのが分かる。

 

「ファントム、お前の負けだ。

大人しくしてろ。」

 

「馬鹿な、この俺が英雄であるはずの俺が負けるだなんて」

 

そう言い剣を取り出し、なおこちらに迫ろうとしていた。

 

「負けるわけ「うるさいですよ」がはぁ」

 

奴が叫び襲い掛かろうとした瞬間、奴の胸から突然腕が生え始めた。

 

それは白く純白な手だったが、どこか不気味な感じがする手だった。

 

「先輩が恰好良く戦って勝利したのに、その相手がここまで往生際悪いと先輩までけがされます。

だからここでさっさと負けてください。」

 

「きっ貴様」

 

そう言いファントムが倒れると、その背後にいた人物が見えた。

 

そこにいたのは白と緑のスーツで、目が単目である俺やファントムとは違う別の仮面ライダーの姿だった。

 

「貴様、ネクロム、いつの間に」

 

そうファントムがなにか言おうとしたがネクロムと呼ばれた仮面ライダーはそのままファントムの中にあったであろうゴーストアイコンを抜き出して、出現させたと思われる魔法陣の中放り込んだ。

 

「お前は一体」

 

そう俺の言葉を無視し、ネクロムはその手に持っていた白いゴーストアイコンを握りしめると、黒い霧がかかり、ゴーストアイコンを包み込み黒へと染まった。

 

そしてそのまま黒いゴーストアイコンを右手に装着されていたなにかに入れ、スイッチを押した。

 

【TENGAN・JANNUORTA・MEGA ULOAD】

【CRASH・THE・INVADER‼】

 

そこに現れたのは黒いシスター服のようなパーカーがネクロムに着ると、その手には巨大な旗があった。

 

「っ!」

 

『あれはオルタ』

 

「知っているのか、アルトリア」

 

『詳しくはわかりませんが、あの英雄の黒とする部分を大きくでている所です。

おそらくはあの仮面ライダーはその英雄の黒の部分を強調させることができるのでしょう』

 

「さっき俺が使った黒のエクスカリバーのようなものか」

 

『えぇ、ですが気を付けてください。

こちらの体力は残り少ない』

 

「あぁ」

 

俺はそう言い、エクスカリバーを構えた。

 

だがネクロムは俺よりも自身が変わった姿を確認すると、頷きこちらに手を翳した。

 

そこからあふれ出たのは巨大な炎が出てきた。

 

「なっまさかあいつ自然発火能力を持っているのかよ」

 

黒だからと言ってまさか仮面ライダークウガのアルティメットに似た力を使えるとはな。

 

俺はそうネクロムへと目を向けると、既にネクロムの姿はなかった。

 

「奴は」

 

既にいなくなったネクロムに対して追うことはもうできないだろう。

 

だとしたら今は

 

「マシュ!?」

 

襲われていたマシュが心配だ。

 

「先輩!」

 

「よかった、本当にマシュなんだな」

 

「はい先輩!」

 

どうやら見ていると怪我はないようだけど、着ていた制服の各所が汚れていた。

 

「一体なにがあったんだ。」

 

「実は少し前にさっきの人達に連れてこられまして、こうやって抜け出すことができたました。」

 

「そうだったのか、でも無事で良かった。」

 

「えぇ先輩も、でも先輩もなんで仮面ライダーに」

 

「そう言われると、少し話は長いんだけどね」

 

「そうでしたか、でも先輩とこうして会えることができて良かったです。」

 

そう言い俺に抱き着いた。

 

思ったよりも心配してしまたけど、こうやってマシュと会うことができて良かった。

 

「えぇ本当に

 

そう言ったマシュの抱きしめる力は強くなっていた。




マシュ「お久しぶりです、先輩!
それでこのコーナーは一体なんですか」

結崎「あぁ帰ってくるの久しぶりだったか結構汚れてしまったか。
だけどまぁ今後も続けていくし、大丈夫か」

マシュ「それにしても先輩のあの姿は恰好良かったですね。」

結崎「あぁあれは強化フォームあたりの闘魂魂だからな」

マシュ「強化、それってカチドキアームズや響紅などのようなのですか?」

結崎「あぁ純粋に基本的な姿を強くしたフォームは作者もお気に入りのが多い。
特にカチドキアームズは作者が一番に気に入っているフォームでもあるんだ。」

マシュ「そうだったんですか、それは今年の映画は楽しかったでしょうね。」

結崎「あぁということという事で次回ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊!
集結、ゴーストライダーズ!」

マシュ「次回もお楽しみに!」
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