ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊 作:ボルメテウスさん
目覚めるとそこはどこかの古い天井だった。
「ここは?」
そう疑問に思いながら俺は立ち上がると周りを見渡すと古い鏡にぼろぼろのベット、それになにかを食っている巨大な生き物。
うん、まずは現状確認だ。
俺の名前は結崎伶。
高校二年生で特撮命の普通の少年だ。
周りからは特撮馬鹿で通っており、特撮に関する知識はもちろんの事特撮で行った料理や技術をもろもろできるように日々努力する程のマニアである。
つい最近まではバイクは無理だが原付は乗れるようになる年齢になったのでさっそく原付の免許を取ったばかりである。
そんなある日、俺は今日も仮面ライダー響鬼を見習って修行をしていたらどこかに誘われるかのように連れて行かれてしまった。
だがそんな先にあった化け物が突然襲いかかると共に意識を失った。
そこまでの記憶はあるのだがなぜか俺は生きていた。
どういう事だ、それじゃあ俺は生きているんだ?
「あれっ?」
だがその疑問はすぐに分かってしまった。
なぜならば目の前で食われているのは誰かの死体ではなく
俺が修行で使っていたバックが奴の口から落ちたのが見えたがあんなバックを使っているのは俺だけだ。
なぜならばバックの背中に思いっきり響鬼のマークと俺の名前である怜が堂々と書かれていた。
だとしたらあの死体は俺で間違いないな。
うわぁにしても内蔵まで出ているよ、気持ち悪いな。
これはあれか、世に言う臨死体験なのか?
いや臨死というのは生き返る事であって身体が目の前にあるからまったく違うか。
というよりももしも魂だけの状態でも絶対に生き返られないよね、だって俺の身体あそこまでぼろぼろになっていたら絶対に生き返られないよ。
橘さんだってびっくりのぼろぼろ具合だよ。
そんな疑問に思う中で俺の頭でなにか響いた。
なに、変身しろ?
声からして女っぽいけど誰あんた?
なに、手元にある奴のボタンを押せ?
これか、なんか目玉みたいで気持ち悪いな。
いやでも目玉のおやじみたいなプリティーな目をしているからまだかわいいか。
墓場のバージョンではなくゲゲゲの方だから大丈夫だな。
そう言い俺はボタンを押した。
それでベルトの中に入れろ?
そう言われ、俺は下のベルトを見るとそこには先程までなかった石のようなベルトがそこにあった。
どこに入れるんだ?
えっこれを開いて、手元の奴を入れて閉めると。
【アーイ!】
「なっなんだこの音は!」
それはこっちの台詞だよ。
なにこのベルト、平成二期のベルトみたいに五月蠅いよ。
だけどそう思うと平成ライダーになったみたいで面白いかもな。
【バッチリミナー!バッチリミナー!】
そう思っている間にもベルトから音が流れてきてる。
これはいわゆる待機音なのか?
先ほどから眼関連だけどもしかして目玉ライダーなのかこれは!?
ショッカー首領や仮面ライダーエターナルに出てきたアイズ・ドーパントみたいなのは勘弁してくれよ。
そう言いこちらを振り替えた怪物はこちらを信じられない物を見たかのようにこちらを見た。
まぁさっきまで食っていた奴がいつの間にか後ろにいたらそうなるよな。
さすがにもう一度食われたくないな。
なにベルトの横にあるトリガーを引けだって?
これか?
ますますライダーじゃないか。
「奇妙な事をしているようだが、もう一度食らってやる!」
かけ声、変身って言うのか?
「変身」
そう言い俺はトリガー?を引いた。
【カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!】
それと共に俺の身体に変化が起き、奴はまるで通り過ぎるように俺の後ろへと飛んだ。
「なっなに起こった。」
「なんだ、身体が変わったか?」
そう思い俺は丁度前にあった鏡を見た。
そこに写っていたのはなんと黒を中心にしたオレンジの線が入ったパーカーを着ていたがその顔はシンプルなオレンジになっていた。
とりあえずは目玉ライダーだけは避けられた、まだ目玉だけよりも幽霊の方がましだな。
って俺はすでに幽霊か。
「貴様は一体?」
「俺?
俺は」
本名を名乗るのはなんか違うな、なんか死んだみたいだし最後はせめて昔見た特撮のように格好良く死んでやる。
ベルトは平成二期みたいだし、見た目はなんかウィザードっぽいから魔法使い?
いや変身音でゴーストって言ってたからここは
「ゴースト」
「なに」
「仮面ライダーゴーストだ。」
「仮面ライダーだと、どちらにしてももう一度食らってやる!」
「二回も食われてたまるかよ。」
そう言い俺は走り出して奴へと近づくと共に蹴った。
すると奴はダメージを受けたのか片手を押さえた。
「なっなんだその力は!?」
「なんだか分からないけど、どうやらお前を倒す力はあるようだな。」
「ふざけるな!」
そう言うと奴はこちらに向けて槍を投げてきた。
「今ならば」
そう言うと同時に俺は奴の放った槍に向かって走り出した。
槍が俺に当たる直前、俺は槍をぎりぎりの所で横に避け、奴の腕を掴んだ。
そのまま人間離れした腕を利用して、鉄棒の要領で一回転して奴の真上まで飛んだ。
「なっ」
一瞬で飛んだ事で俺を見失ったのか奴は俺を捜すように周りを見渡していた。
そんな奴に向かってすぐに俺は空中で体を回転して殴る体制に入った。
「これでも食らえ!」
そう言い俺は殴った。
すると奴は地面へとめり込んだ。
「がっはぁ!」
「やっぱり、どうなっているんだ?」
そう思い俺は改めて体を動かし、確認した。
先ほどまでの動きは俺が仮面ライダー555に出てきたエレファントオルフェノクの突進態との戦闘をイメージしながら戦ってきた。
だけど例えイメージだとしても俺の体はそれに追いつけるはずがない。
最初の蹴りだってやけでやったのだがここまでイメージ通り戦えたのでもしかしたらと思い試しにやった結果がここまでうまくいった。
これはどう考えても、俺は人間ではなくなったという証拠になった。
だけど今は奴を倒すのが先決だ。
俺自身の復讐の為にもそうだが、今の現代社会においてこいつと出会ったら多くの人が死んでしまう。
そんな事は仮にも仮面ライダーと名乗ってしまった俺が許す訳にはいかない。
「だからここでお前を倒す!」
それと共に奴を見つめた。
そんな俺になにか再び声が聞こえてきた。
えっもう一回トリガーを引けだって?
そう言われて俺はもう一回トリガーを開いた。
【ダイカイガン! オレ オメガドライブ!】
そう言うと共に俺の脚になにかが溜まるのを感じた。
これはよく特撮である必殺キックか!
「だったら行くぜ!」
そう言い俺は奴に向かって飛ぶと同時に周りに黄色いエネルギーがと共に奴を蹴った。
「がはぁ、まさかこんな奴に殺されるだなんてぇ」
そう言うと共に奴は爆発が起きた。
やばいな、さすがにこのままここで終わるのはな。
「あっ俺ゴーストっという事はお化けだから上まですり抜けられるんじゃねぇ!」
そう言うと共に俺は跳ぶと共に廃館から脱出した。
どうやら考えた通り、俺の身体はすり抜けられるからすぐに脱出する事はできた。
「だけどこれからどうしよう。
とりあえず家に帰って成仏できたらいいかな。」
正直、なんかここまでゴーストだと映画のキャスパーを思い出して案外大丈夫なのではと思い俺は家に帰っていった。
だけどこの事件はきっかけに過ぎないとはこの時は俺は知らなかった。
◇
結崎が謎の怪物を倒してから一時間ぐらい経った。
結崎の一撃によって怪物のアジトにしていた建物は崩壊し、無惨にも瓦礫しか残っていなかった。
そこに近づいてたのは5人の若者だった。
その内一人が立ち止まると共に建物がつぶれた後を見るのと同時に近くにいた一人に質問した。
「朱乃、ここで間違いないのよね。」
「えぇ部長情報ではここにはぐれ悪魔バイザーがいると聞きましたが」
そう質問すると共に5人の内、金髪である少年が建物に近づきなにかを見つけた。
「部長、この獣のような脚はおそらくバイザーの物だと思います。」
「バイザーが、だったらここでバイザーは別のなにかに殺されたという?」
「・・・部長、こっちには」
「小猫?」
そう言い少女の元へと集まるとそこには無惨にも食い散らされた一人の人間の死体があった。
そしてその少年の着ている服は若者達と同じ制服だった。
「これってもしかして結崎!?」
「知っているのイッセー?」
「あっはい。
俺のクラスでも有名な特撮オタクです。」
「そう、私達が間に合わなかったばかりに」
そう言い若者は手を握りしめた。
「とにかくここで起こった事を詳しく知る必要があるようね。」
そう言い若者達は死体を地面の中へと埋めた。
だがしかし彼らは知らない。
結崎怜が幽霊としてこの世に蘇っているという事を。
結崎怜「突然訪れてしまった俺の死。
だが日常は無情に過ぎて行く。
たとえレンタルビデオの返済期限を忘れていても。
映画の公開日を忘れてしまい、涙を流しても日々は過ぎていくんだ。」
???「おい、他に涙流す所あるだろう。」
結崎怜「えっなにが?」
???「お前は自分の死について軽いな」
結崎怜「そんな事ないぞ、とりあえずは生活できるって安心したぞ。」
???「その心配は違うだろ。」
結崎怜「とりあえず次回、ハイスクールD×D 結崎怜は仮面ライダーただし幽霊!
第二話 幽霊な俺と悪魔なクラスメートとときどきシスター なにこのカオス?
そう言えばお前誰?」
???「おい、忘れていたのかよ!」