これだけは言わして下さい。
ありがとうございますm(_ _)m
Side:霧雨魔理沙
「はぁ…はぁ…!」
金髪で白黒のエプロンのような服装のその少女は走っていた。その頭には、いつも被っている帽子はなく、右手にはいつも持っているほうきが無かった。代わりに彼女の武器であるミニ八卦炉があった。だが、もう片方の手は動かないのか、揺らしながら走っていた。
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魔理沙はいつも通り友のいる神社にほうきに乗り、飛んで行っていた。だが、急に飛んでいた力が無くなり地面に急速に落ちて行った。
しかし、運のいい事に落ちたのは木の上で多少の傷を負うだけに済んだ。
「一体、どうなってるんだぜ?今までこんな事無かったのに…」
彼女が地面に降りて、そう呟いた時…
「み〜つけた〜♪」
その妖怪は現れた。妖怪は彼女を見るなり大きな丸い弾を放った。
「っ!?」
彼女はギリギリでその弾を横へ飛んで躱した。弾の着弾したところを見てみるとそこにあった木は当たった部分が無くっており、地面も大きく抉れていた。
「イキナリなにするんだぜ!?こんなの当たったら死んじまうじゃねぇか!」
この幻想郷にはスペルカードルールというものがあり、そのルールには殺傷力を持った弾幕などは禁止されている。しかし、この妖怪はそんなものはお構いなしに弾を放ってきた。彼女はそのルール違反に対して怒った。
「当たり前だろォ?殺すつもりなんだからなァ!」
妖怪は叫び再び弾を放ってきた。彼女は同じ様にそれを躱す。
「(くっそ…こんな時に襲ってきやがって…)」
飛べさえすればこの程度の弾躱すのは彼女にとって訳ない。だが、今は自分の足を使って躱すしかない。ましてや、当たれば即死してしまうような威力だ。これはとても不味い状況だった。
「だったら、やられる前にやれだぜ!」
そう叫び彼女はミニ八卦炉を妖怪に向け、十八番である、''マスタースパーク''を放った。普段から「弾幕はパワーだぜ!」と言っている彼女のこの攻撃は山1つを吹き飛ばしかねない威力を持っていた。マスタースパークの太いレーザーに妖怪が飲み込まれるのを見て彼女は勝ったと思った。だが…レーザーが無くなり煙が晴れ、さっきまで妖怪がいた場所には………
傷1つない妖怪の姿があった
「は…?」
彼女は呆然としていた。自分の切り札とも言えるものが全く通用しなかったのだから、仕方が無いことかもしれない。だが、この場でそんなスキを見せることはしてはいけなかった。妖怪はそのスキを見て、また弾を放ってきた。
「あっ…」
呆然としていた彼女はそれに反応できずにそれを左腕に喰らってしまった。幸いにも腕が、吹き飛んでしまうということは無かった。妖怪が手を抜いたのかどうかは分からないがそれでもその左腕は使い物にならなくなってしまった。
「う…うぅ…ぐっ…」
悲鳴を挙げまいと彼女は歯を食いしばった。悲鳴を挙げればこの妖怪は、間違いなく喜ぶだろう。人間の悲鳴は妖怪にとっては心地よいものなのだから。だから、彼女は悲鳴を挙げず後ろを振り向き全力で駆け出した。
勝てない…と思ったから。自分の本気の攻撃でも、傷1つ付かなかった。だからそう思ってしまった。
「鬼ごっこかァ?イイぜぇ、付き合ってやるよォ。だから…死ぬ気で逃げろよォ!ヒャハハハハハハハハハハハハ!!」
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彼女はこの妖怪から逃げていた。ほうきも帽子も捨てて走っていた。
だが、彼女も体力は普通の少女。体力も、無くなり足が絡まりコケてしまった。
「いつっ…!」
「お?なんだ、もう限界かァ?つまんねぇなァ…わざわざ手ェ抜いてやったのによォ。」
妖怪は後ろからゆっくりと歩いて来た。そして、彼女から十数メートルほど離れたところで止まり、弾を作り始めた。彼女に恐怖を与える為か、ゆっくり、ゆっくりと作っていく。そして、今までよりも一際大きい弾が妖怪の手に出来た。
「それじゃあ、殺すけど遺言とかあるなら聞いてやるぜェ?」
彼女はその言葉を聞いてゆっくり口を開いて
「お前に…言うこと…なんか何も…ないぜ…!お前なんか…くたばっちまえ!」
それはどうせ、死ぬなら最後くらいカッコつけて死のうと思っての言葉だった。妖怪の顔は不機嫌そうに歪んでいた。
「そうかよ。じゃあ、死ねェ!」
弾が妖怪の手から離れた。彼女は目をつぶった。
「(どうせなら、最後に霊夢と話したかったな…)」
彼女の直ぐ目の前まで弾が迫った。
ピキイィィィン
その時、甲高いガラスの割れる様な音が響いた。
「…?」
不思議に思った彼女は目を開いた。そこにいたのは…
右腕を前にだして構えているツンツン頭の青年の姿があった。
Side:悠
「お、なんか聞き覚えのある音が聞こえたぞ!こっちか!」
バカ
まだ迷っている神薙悠の姿があった。
今回の主人公のセリフ 一言
「なんでなん…なんでなん…」
「いいじゃねぇか…俺はセリフ無しだぜ?」
「お前は見せ場あったじゃねぇか!死ね!」
「ヒデェな、おい!?」