デジモンストーリーサイバースルゥース 光と闇の電脳探偵!   作:シュリーダ

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いろいろと一気に終わらせようとしたら、長くなってしまいました。それと、最初に出てくるデジモンはゲームとは違います。いろいろとオリジナルの設定が入っておりますがご容赦ください。そう言うのが許せる方だけご覧ください。

では、長らくお待たせしました。


二話目です。


第二話 運命の出会い!デジモンとの邂逅

「んっ‥ふわぁ~!よくねたぁ~~!昨日遅くまでシュンやアッキーノさんにブルーボックスさんとチャットしてたからついねむっちゃった。あの後、みんなで一時に集合する約束をして、シュンとEDENのエントランスで合流しようって決めたんだった。今、何時かな?」

 

 

 

昨日、ナビットくんの話しを聞いた後にアミ達はみんなと午後一時に集合する約束をしてシュンとは途中で待ち合わせをして行くことを決めると、アミは夜遅くまでチャットをしていたため眠気が襲ってきて眠ってしまい、そして目を覚ますと時計を見て、何時かを確認する。

 

 

 

ーーー午後13時30分ーーー

 

 

「えっ、一時半‥‥‥うわぁ~~!!!完全に遅刻だぁ~!早くアクセスしなきゃ~~!」

 

 

 

アミは約束している時間を過ぎていることに気づき、慌てて準備をすると自分のパソコンからEDENネットワークへとアクセスする。

 

 

 

 

EDENへとアクセスすると身体がネットの中に吸い込まれて、電脳空間に精神データが身体を構成しその構成された身体の中に現実通りに身体のデータが保存される。そうしてアミはEDENへとアクセスすると急いでシュンと待ち合わせをしているエントランスエリアと飛んで行くのだった。

 

 

 

 

ーーーEDENエントランスエリアーーー

 

 

「もう一時過ぎてるぞあいつ!一時にみんなで集合するって約束だったのに、なにをしているんだ!ったく!!」

 

 

シュンは約束をした時間を過ぎてもアミが来ないことにイラつく!!そうしてシュンがアミのことを待っていると‥‥

 

 

「ごっめ~ん!寝坊しちゃった(テヘッ!) お待たせ♪シュン」

 

 

そして、ようやくアミが待ち合わせした時間からだいぶ遅刻して待ち合わせ場所であるエントランスエリアへと来る。

 

 

「よぉ来たな‥じゃねぇ(怒) 無理やり誘っといてなに遅刻してやがる!お前が行きたいって言うから来てやったのになに遅刻してやがんだ!!」

 

 

「ごめんてばぁ!昨日遅くまでみんなでチャットしてたからつい寝過ごしちゃったんだもん!」

 

 

シュンはアミに遅刻してきたことに怒ると、アミは謝りながらつい寝過ごしてしまったと言う。

 

 

「まったく!おまえは昔から遅刻ばかりだな!」

 

 

「えへへ(テレ)」

 

 

シュンは相変わらずのアミの遅刻に呆れて怒りを忘れ、アミは恥ずかしそうに頭を撫でる。

 

 

「そういえば、シュン!ここでアッキーノさんとブルーボックスさんとも合流する約束だったけど、二人は?わたしリアルの姿で会うのはじめてだから誰がそうなのかわかんないだよね?」

 

 

「いや、それらしきやつは見てないな!俺も二人はどんな感じのやつかわからないからな!取りあえず二人でいるか探してみるか」

 

 

 

そう言うとアミとシュンはエントランスエリアを歩いてアッキーノとブルーボックスらしき人物がいないかと探す。

 

 

ちなみにアミとシュンの容姿は、まずアミの容姿は赤毛の髪を最新型のゴーグル型デジヴァイスでサイドポニーにしていて、右手に黒い手袋をし胸のところに二重丸の模様が大きくかいてあり黄色のインナーに黒のホットパンツに黄色のニーソックスを履いて、大きなバツ印の模様の黄色のリュックをしょっている。

そしてシュンの容姿は銀髪の髪を短髪にしていて、首にゴーグル型のデジヴァイスを緩めにしていて左手に黒と黄色の手袋をし黒の長袖の服に黄色のズボンに黒のサイドバックを両側にしてベルトを交差させている。

 

 

 

「アッキーノさんはたぶん言葉使いと可愛いアバターをしてるから、イケてる女♪って感じの人だよ。ブルーボックスさんはクールな男の人って感じだよ!そんな感じの人を探してみようよ!」

 

 

 

アミとシュンはアミが言った感じの人達をエントランスエリアを歩いて探すが一向に見つからない。

 

 

「ん~‥‥それらしき人達はいないなぁ?」

 

 

エントランスエリア内を全て探したがそれらしき二人は見つからない

 

 

「おまえが遅れて来たから先に行っちまったんじゃないか?」

 

 

シュンはアミが約束の時間より遅れて来たため先に行ってしまったんじゃないかと言う。

 

 

「それだ!二人とも違うエリアに行ったんだよきっと!そうとわかれば探しに行こう!」

 

 

そう言うとアミはエントランスエリアから移動してEDENコミュニティエリアへと移動する。

 

 

「‥‥‥あの様子じゃ遅れてきたこと全然反省してないな‥まったく!」

 

 

シュンはアミのお気楽な様子を見て遅れて来たことにまったく反省していないことに呆れるもアミの後を追ってコミュニティエリアへと向かった。

 

 

 

 

 ーーーEDENコミュニティエリアーーー

 

 

「よし、到着っと!二人はいるかな?」

 

 

アミはコミュニティエリアにつくと二人を探す。

 

 

「ったく!おまえが遅れたから余計面倒なことになったじゃないか‥はぁ」

 

 

少し遅れてシュンもコミュニティエリアへと到着する。

 

 

「もう、いつまで言ってるのよシュン!早く二人を探すわよ!」

 

 

アミとシュンが二人を探そうとしたその時、二人のデジヴァイスの「トーク機能」に着信が入る。

 

 

「待て、アミ‥‥トーク機能に着信が入った‥」

 

 

「?ホントだ、誰からだろう?もしかして二人の連絡かな?」

 

 

アミはアッキーノかブルーボックスからの連絡だと思い、着信を開く。

 

 

「やぁ ぼくだよ! ナビットくんだよ!」

 

 

アミとシュンのデジヴァイスに着信を送ったのはアミ達をEDENに呼んだ張本人のナビットくんだった。

 

 

「‥‥ちょっとちょっと~(怒) おそいよきみたち~ ちこくだよ~ いそいで「クーロン」の「ガラクタ公園」まできてよ! おともだちのふたりはさきにきて まってるよ!みんなそろわないとプレゼントはあげないよ!じゃね☆」

 

 

「クーロンか‥‥下層エリアにあるハッカーが大勢いる危険エリアだな‥いろいろと無法地帯になっている場所だ‥」

 

 

「そうだよ!クーロンには確か昨日話してたデジモンって言うのもいるって言ってたよね‥なんでそんな危険な場所を指定したんだろう? ま、いっか 二人も待ってるだろうし早く”クーロンに行くわよ、シュン」

 

 

アミはナビットくんがそんな危険なエリアを何故、選んだのかと不思議だと考えるも、ま、いっかと言ってシュンに急いでクーロンに向かうように言う。

 

 

「クーロンに行くもなにも‥‥おまえ、クーロンのアドレス持ってないだろう?」

 

 

EDENが開放しているエントランスエリアやコミュニティエリアの他にハッカーのチーム達が作ったエリアやクーロンのような危険なエリアに行くにはそのエリアへのアドレスが必要になってくるのである。

 

 

「あっ、そうだった!って、シュンも持ってないの!」

 

 

アミはそのことをすっかり忘れており、シュンはクーロンのアドレスを持っていないのか聞く。

 

 

「まぁ、あるにはあるんだが‥‥」

 

 

「なによ、アドレス持ってるんだったら早く言いなさいよ!それじゃ早く行くわよ!」

 

 

シュンは渋々な感じでアミにクーロンのアドレスを持っていることを教え、アミは持っているなら早く教えなさいよと怒りシュンに早くクーロンに向かうように言う。

 

 

「待て、アミ!クーロンは本当にいろいろと危険なエリアだ。むやみに行かない方がいい‥」

 

 

「なによ、いきなり‥危険ってシュンはクーロンに行ったことあるの?」

 

 

シュンはクーロンは本当に危険なエリアだと言い、むやみに近づかない方がいいと言い、アミはシュンのその言いようにシュンはクーロンに行ったことがあるのかと聞く。

 

 

「あぁ‥‥まえにちょっとな‥アミ、クーロンはEDENの管理エリアではないからなにが起こるかわからない‥やはり止めといた方がいい‥もともと怪しい話しだったんだ‥」

 

 

 

シュンは前にクーロンに行ったことがあり、クーロンはEDENの管理エリアでは無いため何が起こるかはわからないと言い、アミに行かないように忠告する。

 

 

「なに言ってるのよシュン!危険だからってわたしが簡単に諦めたことってある?それにナビットくんのプレゼントって言うのも気になるし、二人も待ってるのよ!シュンが止めたってわたしは絶対に行くわよ!」

 

 

アミはシュンの忠告を聞かずに、絶対にクーロンに行くと言って聞かない‥アミのそのなにがあっても考えを曲げないと言った風な真っ直ぐな目を見てシュンは何を言っても無駄だと思いため息をつく。

 

 

「はぁ‥‥そう言うところは昔から変わらないな‥わかったよ、何かあったらすぐに逃げるぞ。」

 

 

「やったぁ~、そうでなくちゃ!シュン 早くクーロンに行くわよ!」

 

 

アミは危険だと言うシュンを説得すると二人でクーロンのアドレスを使ってクーロンエリアへと向かった。

 

 

 

 

 ーーークーロンエリア Lv1ーーー

 

 

EDENの電脳空間の下層エリアにあり、そこはさまざまなデータの残骸が蓄積されたデータの墓場となっていて、データの吹き溜まりがダンジョンを形成していて、そしてクーロンには危険なハッカーもいるため一般ユーザーは近づかない危険な地域となっている。さらに電脳空間の膨大な通信データがデジタルウェイブとなって「クーロン」と呼ばれる通信網をなし、下層ダンジョンに流れ込んでいる。そのため、様々なデータが交差する下層エリアでは怪現象が発生していると言われている。

 

 

アミとシュンはシュンの持っているクーロンのアドレスを使い、クーロンエリアにあるガラクタ公園へと飛んで行く。その途中で白いパーカーを着て青い服装の青年の上を通り過ぎる。

 

 

「ここがクーロンエリアね。それにしてもシュン、よくクーロンのアドレスなんて持ってたわね。」

 

 

「まえにな‥‥クーロンに行く必要があってな。手に入れたんだ。」

 

 

「へぇ~、シュンてクーロンに来たことあるんだ!なんの用で行ったの?」

 

 

アミは初めて来たクーロンエリアに驚き、シュンによくアドレスを持っていたねと聞くと、シュンは前にこのクーロンエリアに来る必要が有ったから手に入れたと言うと、アミは何の用事で来たのかと聞く。

 

 

「‥‥‥おまえに言う必要はない‥‥」

 

 

「なによそれ(怒)! わたしには教えられないってわけ!!」

 

 

シュンはアミに教える必要が無いと言うとアミはシュンのその言いように怒る。

 

 

「おまえには全く関係のないことだからだ‥‥それより、そろそろ見えて来るはずだ‥」

 

 

「あっ!ほんとだ。あれがガラクタ公園かな」

 

 

シュンとアミが話しながら飛んでいると、前にボロボロのすべり台や大きいぬいぐるみがある広場であるガラクタ公園が見えてきた。そこには鮮やかなピンクの髪をした女の子が不安そうに辺りを見回している。

 

 

「みんな‥‥どこ‥‥あ!」

 

 

街灯の下にいる女の子は心細そうにしていてアミとシュンが来たのを見て、安心し笑顔になるが、即座に膨れっ面になる。

 

 

「とう~ちゃ~くっとここがガラクタ公園だね!」

 

 

「前に来た時とまったく変わってないな‥‥」

 

アミは綺麗にガラクタ公園に両手を上げて着地しガラクタ公園を見回す。シュンは前に来た時と全く変わっていないと言う。シュンとアミがガラクタ公園に着くとピンクの髪の女の子が怒った様子でアミ達に話しかけてくる。

 

 

「むうぅぅぅ~~ もう!遅い遅い、おっそ~~い!!」

 

 

「わぁ!びっくりした。ひょっとして「アッキーノ」さん?」

 

 

アミは突然怒ったように声を掛けてきた女の子に驚くも、待ち合わせをしていた一人の予想していた外見と一致していたため女の子にアッキーノさんかと訪ねる。

 

 

「あっ どもども、でっす☆ EDENだと、はじめましてだね~!てゆーか、あたし「白峰ノキア」! ヨ・ロ・シ・クっ!じゃ、なーーーーい!!」

 

 

「わっ!びっくりした!?」

 

 

ピンクの髪の女の子は自分はアッキーノこと「白峰ノキア」だと名乗り、よろしくと言い、アミも笑顔でよろしくと言って自己紹介をしようとした次の瞬間、怒ったふうに叫ぶ。アミはいきなり”ノキア”が怒ったことに驚き、シュンはその大声に耳を指でふさぐ。

 

 

「遅いよーーーっ! 何してたのよーーーっ!?こんなアブナイ場所で…ひ、ひとりっきりで待たされる身にも、なってよね…っ!?スッゴい怖かったんだからね!!」

 

 

「ごめんね!昨日遅くまでチャットしてたからつい寝坊しちゃって~~!急いでここまで来たんだ。ところで「ブルーボックス」さんは来てないの?」

 

 

「ブルーボックスが来てないですかって? ふん! 来てますよ!? 来てますが、何か!?信じられますぅ~!?あいつさ‥‥ ”俺、ちょいユーレイ探してくるわ”とかとか言ってひとりでどっか行っちゃたんだよ!?あいつ、そーゆーとこあんだよね!! ジコチュー的な!? イケメンだからって、チョーシのってるみたいな!?「白い少年のユーレイ」のウワサがあるかどうかなんて知りませんけど~?見つけてどーすんすか~?だいだい電脳空間でユーレイのウワサなんて怖くもなんとも‥‥」

 

 

「‥‥そっ!そうなんだ‥‥」

 

 

このEDENでは電脳空間に「白い少年の幽霊」が出没すると噂されている。この幽霊に出会ったユーザーはアカウントデータを消去され、二度とEDENにアクセスする事が出来なくなるとハッカーたちの間で噂になっていると言う。

 

 

”ノキア”の話しを聞いていたアミとシュンもその噂を聞いていたが、それよりもすごい勢いで話す”ノキア”に驚いていると、”ノキア”の後ろから影がこっそりと忍び寄る。

 

 

「‥‥うらめしや」

 

 

「どぅひょんぎゅわぁーーーーっ!?!」

 

 

急に後ろから不気味な声が聞こえてきたため驚いてしまい意味がわからない言葉を叫びながら驚いて飛び上がる。

 

 

「ちょ‥‥ ビビりすぎだっての」

 

「クっ!」

 

 

白いパーカー付きの服を着た青年はノキアのあまりの驚きように呆れ、シュンはノキアが驚いて飛び上がったことに可笑しくなり少し笑う。

 

 

「な、なんだ、 「アラタ」じゃん‥‥ ただのアラタじゃん‥ ゆ、ユーレイかと思った‥‥」

 

 

「‥‥ったく、チキンのクセに、イキがってこんなトコまでノコノコ来てんじゃねーよ」

 

 

「はぅあ!? そ、その”こんなトコ”に置き去りにしたのはどこのアラタ!?あんたの血は何味だぁーーーっ!?」

 

 

アラタと言う名の青年の言いように怒ったノキアはアラタに向かって怒る。

 

 

「あー、うっせうっせ ‥‥つーか‥‥はじめてだよな、こっちで会うの「真田アラタ」だ‥‥ま、テキトーによろしく」

 

 

シュンやアミより少し年上と思われる青年は自分の名を真田アラタだとシュン達に紹介する。

 

 

「うん!はじめまして!わたしはAI◎BAこと相羽 アミって言います!高2年です。よろしくね‥‥アラタ‥‥さん?」

 

 

気楽に自己紹介するアラタにアミも自己紹介をして、年上らしきアラタをさんづけで呼ぶ。

 

 

「アラタでいいぜ、よろしくなアミ!」

 

 

「うん!よろしくねアラタ!」

 

 

アミとアラタが笑顔でお互いに自己紹介をしていると‥‥

 

 

「ちょっとちょっと~!何ちゃんと自己紹介してんのよ~!これじゃぁ軽い感じで名前言ったアタシがバカみたいじゃない~!こうなったらアタシもちゃんと自己紹介するし!改めて!アタシの名前は”白峰ノキア”でぇ~す‥よろしく~!ノキアっちでも呼び方は何でも良いよ~♪」

 

 

「うん、よろしくねノキア!わたしのことも”アミ”で良いよ!」

 

 

アミはノキアのテンションに呆れながらも自分もノキアに自己紹介する。

 

 

「さてと、おたくの名前も教えてくれねぇか?」

 

 

”アラタ”はアミの後ろで我関せずとしているシュンにそろそろ教えてくれないかと聞く。

 

 

「シュン、何してんのよ!あんたも早く二人に自己紹介しなさいよ!」

 

 

「はぁ~、わかったよ!俺はシュリーゼで本名は如月 シュン 一応そのアホの付き添いで来た‥よろしく‥‥」

 

 

シュンはアミに言われて仕方ないと言った様子でアラタとノキアの二人に自己紹介する。

 

 

「ちょっとシュン(怒) アホって!だれのことよ!」

 

 

「おまえのことだアホ!無理やり誘っといて遅刻しやがって!」

 

 

「うっ!それを言われるとよわい‥‥」

 

 

アミはシュンにアホと言われたことに怒るもシュンに遅刻のことを言われて口ごもる。

 

 

「チャットの時と同じだな。まっ!よろしくなシュンで良いか?」

 

 

「あぁ、俺もアラタと呼ばせてもらうよろしく‥‥」

 

 

シュンとアラタはそう言ってお互いに手を出して、握手する。

 

 

「へぇ~~♪シュンって言うんだぁ~!わたしがイメージしてたとおりの超イケメンじゃん!アラタと違って性格残念イケメンじゃないし~!アミも罪に置けないねぇ~!こんなイケメンの彼氏がいるなんて~♪」

 

 

ノキアはシュンに近づいて指をシュンに付けて、自分がイメージしてた通りのイケメンだと言って、アミにこんなイケメンの彼氏がいるなんてとからかう。

 

 

「えっ、ちっ!違うよ~!シュンは彼氏なんかじゃないよ!ただの幼なじみだよ!」

 

 

「その通りだ。こんなへちゃむくれが彼女なわけがないだろう‥‥」

 

 

「へ‥‥へちゃむくれですってぇ~~(怒) よくも言ったわねぇシュン!!」

 

 

アミはノキアにシュンは彼氏ではないと言い、シュンもノキアにアミを馬鹿にして否定する。

 

 

「まぁまぁ落ち着けよ二人ともアホはほっといて話しをしようぜ!」

 

 

アラタが怒るアミと無視するシュンも落ち着かせる。アラタはここに来るまでにクーロンの様子を見てきたと言い、ナビットくんどころかいるはずのハッカーが一人もいないことをシュン達に説明する。その時、四人のデジヴァイスに着信が掛かってくる。

 

 

「「「「!!!!」」」」

 

 

「やぁやぁ、お待たせ! ナビットくんだよ!集まってくれたよい子のきみたちに、プレゼントだよ!これは、世界を変える”奇跡(ちから)”だよ!」

 

 

ナビットくんはそう言うと四人のデジヴァイスに一つのプログラムが強制的にインストールされる。

 

 

「え?え?なに‥‥コレ?」

 

 

「‥‥「ハッキング」だ!俺たち全員、ハッキングされている。」

 

 

「えっ!ウソ!!」

 

 

「バカな!こんな簡単にハッキングされるとは!」

 

 

四人はいきなりハッキングされたことに驚く。

 

 

デジヴァイス

新規プログラムー 「デジモン・キャプチャー」がインストール されました

 

 

 

「ちっ、俺の防壁”(ウォール)”をカンタンに突破しやがった‥やり手だな‥‥ナビットって奴」

 

 

「俺もそう簡単には突破出来ないように防御(プロテクト)をしていたはずなのに‥こうも易々とハッキングを許すとは」

 

 

「デジモン・キャプチャーってなに?」

 

 

アラタとシュンは自分の防御を簡単に突破されたことに驚き、アミはデジモン・キャプチャーとは何かと聞く。

 

 

「最近ハッカーたちの間に出回っているハッキング・ツールだ」

 

 

「ね、ね~‥‥でじもんって、あの「デジモン」‥‥!?」

 

 

「あぁ、おたくが興味津々だった、その「デジモン」だろ」

 

 

そう言うと、アラタは空中にデジヴァイスから画像を広げてデジモン・キャプチャーについて調べる。

 

 

「なるほど‥特定のデータ‥‥「デジタルモンスター」をスキャンして”キャプチャーする”‥と‥お、やっぱ「デジモン」って「デジタルモンスター」の略らしいぜ、シュンの言ったとおりだな!」

 

 

「え?え、え、え‥‥!? でじもんって、ハッカーが使うヤバいプログラムなんだよね‥‥?じゃぁじゃぁーあたしたち、ハッカーになっちゃったわけ!」

 

 

「なるほど‥デジモンキャプチャーか‥‥少し興味が出てきたな‥」

 

 

「ハッカーになるのはイヤだけどデジモンは見てみたいなぁ」

 

 

ノキアはハッカーが使うと言うプログラムをインストールされて驚き、シュンとアミはデジモンに興味津々である。

 

 

「ヤダヤダ!ハッカーなんてイヤだよ!ヤバいよ!いらない! こんなプログラム、捨てなきゃ‥!あれ‥うそうそ‥‥アンインストールできない‥‥!?」

 

 

ノキアは怖がってすぐにそのプログラムをアンインストールしようとするが何故かアンインストールする事が出来ない。

 

 

「やめとけ、プログラムにプロテクトがかかってる 無理に削除すると‥何が起こるか、わかんねーぞ」

 

 

「そのようだ‥‥このプロテクト!複雑でこれを解除するのは無理そうだな‥‥」

 

 

「ひっ!‥‥なによそれぇ!」

 

 

アラタはプロテクトが掛かっているためアンインストールする事が出来ないとノキアに説明しシュンはこのプロテクトは複雑すぎて解除出来ないと言う。ノキアはその様子に余計怖がる。

 

 

「!?だ、だれ!!ひょっとして噂のユーレイ!!」

 

 

アミはガラクタ公園の向こうに誰かの気配を感じて振り向き、その視線はもしかして噂のユーレイかと言う。

 

 

「逃がすかよ!」

 

 

それを聞いてアラタは急いでアミが気配を感じた方に駆け足で追いかける。

 

 

「ちょ、アラタ!? な、なんで追いかけるの!?あ、あたし‥‥‥帰るから!! もう帰るからね!?」

 

 

ノキアはすっかり怖くなってしまいEDENからログアウトしようとクーロンから出ようと出口に向かおうとしたその時‥‥そこにはセキュリティの壁がいつの間にか張られていてゆくてを塞いでいる。

 

 

「な、なによこれぇ‥?さっきまでなかったじゃん‥どうして‥こんなのが‥」

 

 

「どうやら俺たちがここから出ようとしたら出現するように細工されてたらしいな!‥このファイアウォールも強固で簡単に解除出来ないな‥‥どうやら先に行くしか方法がなさそうだな‥‥」

 

 

シュンはセキュリティの壁を調べてそう簡単には解除出来ないと言って先に進むしかないとアミ達に言う。

 

 

「シュンに解除出来ないとなると先に進むしかないよね!途中でユーレイを追いかけていったアラタとも合流出来るかも知れないし先に進もう二人とも!!」

 

 

「あぁ、それしかないな‥それに俺の記憶が確かなら奥に今は使われていないアクセスポイントがあったはずだ‥‥俺がハッキングすれば使えるかも知れない‥‥行くぞ!」

 

 

アミはシュンに解除出来ないとなると前に進むしかないと言って二人に先に進むように言い、シュンは自分の記憶が確かなら奥に今は使われてないアクセスポイントがあると言う。

 

 

「ホントにシュン!それなら脱出出来るね!ノキア行こう!」

 

 

「ヤダ‥‥あたし、行かない‥‥行かないから‥‥ ‥‥‥」

 

 

ノキアはすっかり怖がってしまいその場から動くことが出来なくなっていた‥

 

 

「ノキア‥‥怖いのはわかるよ‥‥でも先に進まなちゃここから出れないんだよ‥ねっ!勇気を出して行こう!」

 

 

「‥‥‥‥」

 

 

アミは怖がっているノキアに勇気を出して一緒に行こうと言うがノキアは顔を左右に振って動こうとしない。

 

 

「ほおっておけアミ‥‥そんな臆病なやつに構わずに行くぞ…」

 

 

「ちょっとシュン!怖がってる女の子に向かってそんな言い方は無いでしょう!」

 

 

シュンは怖がっているノキアを臆病者と罵倒し、アミはシュンのそのあまりの言いぐさに怒る。

 

 

「っち!たく…わかったよ‥‥」

 

 

シュンはアミにそう言われると頭に手を置いて、怖がっているノキアの方に行く。

 

 

「怖いからと言ってずっとここにいる気か?行くぞ…」

 

 

「‥‥なによ、さっきわたしのこと‥臆病者って言ってたじゃん‥わたしのこと、ほっといて行けばいいじゃん…」

 

 

シュンは怖がっているノキアにずっとここにいる気かと言って、行くぞと言うと、ノキアはシュンに自分のことはほっといて先にいけば良いと言う。

 

 

「‥‥ハァ…万が一俺たちが無事に帰れた後でおまえに何かあればいろいろとメンドくさいからな…さっさと行くぞ!」

 

 

「イヤ…あたし‥行かない‥‥怖いし‥」

 

 

シュンは万が一のことがノキアにあれば色々と後が面倒くさいと言い、ノキアに行くように言い、それでもノキアは怖いからと動かない。

 

 

「‥‥そうか‥‥わかった‥‥」

 

 

「えっ!‥キャァァ!!」

 

 

シュンはそう言うとノキアの腕を引っ張って立たせると素早く動いてノキアを背負う‥ノキアはいきなり引っ張られたことに驚いて悲鳴を上げる。

 

 

「ちょ‥‥ちょっと~~!なにしてんのよぉ~!下ろして、下ろしなさいよ~‥このヘンタイ~!」

 

 

ノキアはシュンに背負われたことに気づくと、下ろすように言い、シュンの頭をポカポカと叩く。

 

 

「はぁ~‥‥ナントでも言え、俺だっておまえなんて背負いたくねぇが手っ取りばやく先に進むにはこれしかねぇ!怖くて動けないなら一緒に言ってやるだから先に進むぞ!良いな!」

 

 

「………う、うん‥‥わかった‥‥(なんだろう‥この感覚‥‥まるで、まえにもあったような‥‥なつかしいような‥‥それにあったかい‥‥)」

 

 

シュンは文句と言うノキアにナントでも言えと言って手っ取り早く先に進みたいから一緒に行ってやると言うと、ノキアは”うん”とそう一言返事をし、自分が感じている感覚を不思議に思いながら感じている。シュンとノキアの様子を後ろで見ていたアミが微笑んで二人を見ている。

 

 

「(ふふっ‥‥シュン…キミはくちでは厳しいことを言っても本当は優しいんだよね‥‥いろいろとメンドくさいからと言ってるけど‥‥ホントは怖がるノキアを一人にして行けなかったんだよね‥‥そんな優しいキミがわたしはむかしから‥」」

 

 

「何をやっているんだアミ?早く先に進むぞ!先に行ったアラタとも合流しなくちゃならないからな!」

 

 

「(って‥‥わたしったら何を考えてるのよ!だれがあいつのことなんか!)ゴメ~ン、今行く~!」

 

 

そう言ってアミはシュンとノキアの後を追いかける。こうしてアミ達はクーロンの奥にあるアクセスポイントを目指してアラタと合流するためにクーロンの奥へと歩き出した。

 

 

シュン達がしばらくクーロンのエリアをアラタとアクセスポイントを探して歩いていると、急にアミが立ち止まる。

 

 

「どうした?」

 

「どうしたのアミ?」

 

シュンとノキアは突然立ち止まったアミを不思議そうに見る。

 

 

「なに‥‥これ‥?」

 

 

アミは突然自分の目の前にノイズが走り、そこに一人の少年が映るとだんだんとアミに近づいて来る。その少年が近づくごとにノイズが酷くなる。そして、少年がアミの目の前に近づいて手をかざすと目の前が真っ暗になる。そして‥‥

 

 

「…ハッ!今、のは‥‥??」

 

 

「どうしたのアミ‥大丈夫?」

 

 

ノキアは様子の可笑しいアミを心配し大丈夫かと聞く。

 

 

「う、うん!大丈夫だよ。心配ないよ!(やっぱり、クーロンは噂どおり危険なエリアだ!早くアラタと合流してここを出なくちゃ!)」

 

 

「大丈夫なら先に急ぐぞアミ!早くアラタを見つけるんだ。」

 

 

「うん、そうね!先を急ぎましょう!」

 

 

シュンとアミが先を急ごうと歩きだそうとしたその時‥‥

 

 

「シュン!アミ!あっ、あれ!」

 

 

ノキアが驚いた様子でシュン達の前方を指さす‥シュン達はノキアが指差した方を向くと、向こうから薄い銀色の髪をした白い服の少年がこちらに向かって歩いて来ていた。

 

 

「あ‥‥あれって!もしかして‥‥ウワサのユーレイ!!ウ~ン‥‥‥」

 

 

ノキアは噂のユーレイらしき存在が現れたことに驚いてシュンの背中で恐怖のあまり気絶する。

 

 

「ちょっとノキア!大丈夫!」

 

 

「まさか気絶するとはな‥‥はぁ!」

 

 

アミは気絶したノキアを心配しシュンは呆れてため息をつく。

 

 

「どうした?まるで、幽霊でも見たような顔だ」

 

 

「‥えっ!!」

 

 

「実際、一名‥‥おまえのことを幽霊だと勘違いして気絶した奴はいるがな‥‥」

 

 

アミは突然少年が言ったことに驚き、シュンは勝手にユーレイだと勘違いして気絶したノキアを見る。

 

 

「‥‥シュン、ノキアが勘違いしたのも無理ないかも…わたしもさっきこの人そっくりの幽霊を見たの?」

 

 

「‥‥僕そっくりの幽霊を見たって?」

 

 

シュンに彼そっくりの幽霊を見たと言うのを聞いた少年は自分そっくりの幽霊を見たと聞く。

 

 

「‥えっ、うん!」

 

 

「それなら‥‥その幽霊は、僕かもしれないな。 僕を”EDENに住み着いた幽鬼”と呼ぶ者もいる‥‥この世のものではない、と」

 

 

「?‥‥えっ?」

 

 

少年がいきなりわけのわからないことを言い出したためにアミは頭の上に?マークを浮かべる。

 

 

「真相はー僕がただ”神出鬼没”なだけ‥‥そんなところだ。 安心するといい…僕は幽霊じゃない  このEDENに、ちゃんと実在しているよ…君達のような”迷い子”を導くためにね……」

 

 

突然、現れた少年はアミ達に意味有りげな発言を言う。アミはどういうことなのかと考える。

 

 

「迷い子とはどういうことだ‥‥おまえが幽霊じゃないことはわかるがな‥」

 

 

「それは今から説明するよ‥‥君達は、ハッカーの証であるプログラム 「デジモン・キャプチャー」を手に入れたばかりー 言わば、「ハッカーの雛鳥」だ」

 

 

「手に入れたと言うか‥勝手にインストールされたんだよね…アンインストールも出来ないし‥」

 

 

少年は、アミ達が持っているデジモン・キャプチャーはハッカーの証だと説明し、アミはデジモンキャプチャーを手に入れた訳を簡単に話す。

 

 

「ここには、様々な目的を持ったハッカーがいる、セキュリティの穴を見つて報告する義賊的な者や他人のアカウントなどを強奪する者、自分の技術を磨き、力を試す者ー本当にいろいろ、だ‥‥君達は、どんなハッカーになりたい?」

 

 

「‥‥う~ん‥すきでこれを手に入れたわけでもないし、わかんないなぁ!」

 

 

「‥‥ハッカーなどどうでもいいが、デジモンについては興味がある」

 

 

アミはわからないと言って、シュンはハッカーには興味が無いが、デジモンには興味があると言う。

 

 

「なるほど‥‥君達がハッカーになるか、他の何になるかは自由さ、だが、君達はハッカーに興味を抱いてここまで来て、「デジモン・キャプチャー」を手にした‥‥そうだろう?だったら試して見るといい…「デジモンと呼ばれるプログラムの、驚くべき力を」

 

 

「確かに…デジモンには興味があるけど…うん、ここまで来たら、度胸よね…デジモンについて教えて!」

 

 

「俺もデジモンについては興味がある…」

 

 

シュンとアミはデジモンに興味があると言って少年にデジモンのことについて聞く。

 

 

「良いだろう……これからはじめるハッカーの卵であるキミ達に先輩で僕から最初のデジモンを提供しよう…キミ達の後ろにいる‥‥あれがデジモン・プログラムだ」

 

 

「えっ?」

 

「なに?」

 

 

シュンとアミが少年に言われて後ろを向くとそこには、こちらに向かって走って来る、白い小型の犬のようなデジモンと黒い小悪魔のような姿をしたデジモンが走ってきている。

 

 

「タイプの違う二体のデジモン‥君達はどっちを選ぶ?」

 

 

「キャァァ~!あの白い子犬みたいな子、可愛い~!」

 

 

アミは可愛い見た目をした白い子犬のようなデジモンを気に入ったようだ。

 

 

「アミはあっちか、それなら俺はあっちの悪魔のようなデジモンだな!」

 

 

シュンとアミはかぶることなくお互いのパートナーにしたいデジモンを決める。

 

 

「決めたようだな‥‥デジモンをキャプチャーするには幾つか手順があってね‥まずは捕まえたいデジモンのデータを一定以上スキャンする。スキャンするとそのデジモンのデータがわかるようになるんだ。これはデジモン・キャプチャーにインストールされていて制限なく使える。だが、解析データを取得しただけではデジモン・プログラムを手に入れたことにはならない。「コンバート」ー デジモン・プログラムを立ち上げ電脳空間に実体化させることが出来る、しかし、デジモン・キャプチャーにはその機能がインプットされていない」

 

 

少年はアミとシュンにデジモンを捕まえる方法を長々と説明する。

 

 

「なるほどな‥‥」

 

 

「‥‥?‥わかんな~い?」

 

 

シュンはある程度、理解するがアミは何を言っているのかさっぱりわからないようである。

 

 

「そして、このプログラムは成長し進化する。そして、ハッカーの価値はそのプログラムの強さによって‥‥」

 

 

「スト~ップ!難しい話しはそこまで、わたしは早くデジモンがほしいの!」

 

 

長々と説明をする少年の話しをアミは早くデジモンがほしいと言って止める。

 

 

「そうだな‥‥説明ばかりしていても仕方ないな…それじゃやってみると良い、まずはデジモンのデータをスキャンさせるんだ‥」

 

 

アミとシュンは少年にデジモンをゲットする方法を教えてもらい、シュンはデジモンを捕まえるために背負っているノキアを影となっている場所へと置いてそのデジモンの方に向かう。シュンとアミが近づいていくとそのデジモン達は何かを話しているようだった。

 

 

「ハァハァ‥‥どうやら巻いたようだな大丈夫か?プロットモン」

 

 

「えぇ‥‥大丈夫よインプモン!」

 

 

どうやら二体は何かから逃げていたようだ‥白い方がプロットモン‥黒い方がインプモンと言うらしい。

 

 

「ねぇ、キミ達!」

 

 

「「!!」」

 

 

アミが二体のデジモン達に話し掛けると二体は突然の声にびっくりする。

 

 

「なっ!なんだお前らは!」

 

 

インプモンは突然、自分達の近くに来た、二人の人間に驚いて警戒する。

 

 

「わっ!びっくりさせてゴメンね。わたしはアミ!こっちはシュンって言うの!よろしくね、じつはあなた達にお願いがあるの!」

 

 

「お願いとは何ですか?」

 

 

プロットモンがアミにお願いとは何かと聞いたその時、上から青い体と触手のような物を持つデジモンが奇声を上げて、インプモン達の方に迫る。

 

 

「クソ!あいつ、まだ追いかけて来やがる!プロットモン逃げるぞ!」

 

「ダメっ!さっき追いかけられた時にやられたダメージのせいで動けない‥インプモン、わたしを置いて逃げて!」

 

 

「バカやろう!お前を置いて逃げれるか。一緒に逃げるんだよ!」

 

 

プロットモンはダメージで動けないためインプモンに自分を置いて逃げるように言い、インプモンはプロットモンを置いて逃げられないと言う。

 

 

「キシャァァ~~!!!」

 

 

四本の触手を生やしたデジモン、クリサリモンが二体に向かって襲いかかる。

 

 

「クソ!プロットモンには触れさせはしねぇ、食らえ、サモン!」

 

 

迫るクリサリモンに向かってインプモンは炎と氷の魔法”サモン”を放つ。

 

 

「キシャァァ!!」

 

「ぐわぁ!」

 

「インプモン!」

 

 

クリサリモンはインプモンの攻撃を簡単に触手で弾くとそのままインプモンを弾き飛ばす。プロットモンは吹っ飛ばされたインプモンを見て悲鳴を上げる。

 

 

「キシャァァ~!」

 

「キャァァ~!!」

 

 

クリサリモンはプロットモンに向かって触手を振り下ろそうとする。プロットは迫る攻撃に悲鳴を上げ諦めて目を閉じたその時‥‥

 

 

「危ない!」

 

「キャッ!」

 

 

アミはプロットモンを抱えてクリサリモンの攻撃を何とか交わす。

 

 

「大丈夫、プロットモン!」

 

 

「あなたは?どうして、わたしを!」

 

 

「誰かが危ない時に助けるのに何か理由がいるの?」

 

 

アミはプロットモンに大丈夫かと聞くと、プロットモンは何で自分を助けたのかと聞き、アミは誰かを助けるのに理由がいるのかとプロットモンに言う。

 

 

「キシャァァ~!!」

 

 

クリサリモンは自分の攻撃を邪魔されたことに怒り、今度は倒れているインプモンに向かって触手で攻撃する。

 

 

「くっ!動けねぇ」

 

 

「逃げて!インプモン」

 

 

インプモンは先ほどのダメージで逃げることが出来ず、プロットモンはインプモンに逃げるように言う。インプモンに攻撃が迫ろうとしたその時‥‥‥

 

 

「くっ!」

 

 

ーバリバリバリ!バァン!ー

 

 

シュンはインプモンに迫る攻撃の前に出て、デジヴァイスから自分が作ったプロテクトを出して、クリサリモンの攻撃を弾く‥何とか壊れずにクリサリモンの攻撃を弾くことが出来た。

 

 

「ふぅ‥危なかった。何とか弾くことが出来たか!」

 

 

「おまえ‥‥何でオレを助けたんだ?」

 

 

シュンは何とか防ぐことに成功したことに安堵しインプモンは何で自分を助けたのかとシュンに聞く。

 

 

「さっきあいつが言っていたのを聞いていただろう‥誰かを助けるのに理由はいらないとな‥」

 

「!!」

 

シュンがさっきアミが言っていたことを言って助けるのに理由はいらないと言い、インプモンはただ驚く。

 

 

「やった、さっすがシュン!!そうでなくっちゃ!」

 

 

「凄いです~。あのクリサリモンの攻撃を防ぐなんて!」

 

 

アミはシュンがクリサリモンの攻撃を防いだことに喜び、プロットモンは驚いている。

 

 

「キシャァァ~!!」

 

 

クリサリモンは二度に続いて自分の攻撃が邪魔されたことに怒りを露わにする。

 

 

「あいつはすっかり怒ってるね!どうするシュン?」

 

「どうするも何も、やるしかないだろう!!」

 

 

アミは怒り心頭になっているクリサリモンを見て、どうするかとシュンに聞き、シュンはやるしかないだろうと言う。

 

 

「だよね!お願いプロットモン、インプモン!力を貸して!あなた達の力が必要なの!」

 

 

「でも、わたし達の力では‥‥」

 

 

「あぁ、クリサリモンには通用しねぇ‥」

 

 

アミはプロットモンとインプモンに力を貸してもらうようにお願いするも、プロットモンとインプモンは自分達の力ではクリサリモンに勝てないと言う。

 

 

「大丈夫だ!俺たちが指示を出す。それを信じて戦ってくれ!」

 

 

「うん、わたし達も一緒にクリサリモンと戦うよ!だから、わたし達を信じて!」

 

 

シュンは自分達が指示を出すからそれを信じて、戦うように言い、アミも一緒に戦うと言って、自分達を信じてほしいとプロットモン達に言う。

 

 

「‥‥はい!あなた達はわたし達を助けてくれました。わたしはあなた達を信じます。」

 

 

「‥よし、俺も信じるぜ、おまえは俺を助けてくれたもんな!一緒に戦おうぜ!」

 

 

こうして、アミとプロットモン、シュンとインプモンのコンビによるクリサリモンとのバトルがはじまったのだった。

 

 

「まずはあいつがどんなデジモンか調べなきゃ!名前しかわかってないもんね!そう言えば、さっきの人はこれでデジモンのデータを調べられるって言ってたよね…よし!」

 

 

アミはデジヴァイスでクリサリモンをスキャンし出てきた情報を見る。

 

 

「クリサリモン‥成熟期、種族、フリー 属性、闇 蛸のような姿をした成熟期のデジモン。硬い外皮に守られて、背部から伸びる触手で攻撃する。必殺技は背部から伸びる触手で相手の構成データを破壊する「データクラッシャー」。これが、クリサリモンのデータ、見た目どおり防御力が高いのね。この成熟期とか、完全体って言うのは何だろう?」

 

 

「おそらくはデジモンのレベルのことだろう。さっきこの二体のデータを見たら成長期と出てた。この二人が逃げていたってことは成長期よりも成熟期のクリサリモンの方がレベルが高いんだろう!しかし、やり方しだいでは勝てない相手じゃない!みんな、作戦どおりに行くぞ、インプモン頼むぞ!」

 

 

「任せろ!喰らいやがれ”サモン”」

 

 

成熟期や完全体とは何かと考えるアミにシュンはおそらくデジモンのレベルのことだと説明し、みんなに作戦どおりにするように言う。インプモンはシュンに言われたとおりに隙を見て、触手の付け根の部分に攻撃する。

 

 

「ギギィ!!」

 

 

クリサリモンは触手の弱い部分を攻撃されて悲鳴を上げる。

 

 

「よし、その調子だインプモン!」

 

「おう、じゃんじゃん行くぜ!」

 

 

シュンはインプモンにいい調子だと言うと、クリサリモンはますます触手を激しく動かし、インプモンを攻撃する。インプモンは交わすのに精一杯で攻撃に移れない。

 

 

「やはり、至近距離で触手の付け根部分になっている背中に攻撃するしかない。そのためにはプロットモンの力が必要だ!何とか隙を作らないと‥アミ!」

 

 

「うん、お願いプロットモン!」

 

 

「はい!パピーハウリング!」

 

 

アミとプロットモンはシュンとインプモンがクリサリモンを引きつけている隙に後ろへと周り、必殺技、”パピーハウリング"を放つ。パピーハウリングから繰り出される超高音の鳴き声により、クリサリモンは金縛りにあい、動きが止まる。

 

 

「今だ、インプモン!」

 

「よし、くらえぇ!特大の"サモン”だぁ!」

 

 

シュンは金縛りで動きの止まっているクリサリモンの触手が出ている背中に攻撃するように言い、至近距離でインプモンの特大の"サモン”が直撃したクリサリモンはそのままダメージを受けて倒れる。

 

 

「やった!勝ったよ!プロットモン!」

 

「はい♪やりました♪」

 

アミとプロットモンは手を繋いで喜び合う。

 

 

「やったな!インプモン」

 

「あぁ、おまえのおかげだ!ありがとよ!」

 

シュンとインプモンはお互いを認め合い握手をする。

 

 

「ギッ‥‥ギギギ‥‥」

 

 

クリサリモンはインプモンの攻撃を受けて、データの崩壊がはじまり消滅しそうになる。

 

 

「‥‥まぁ、何かの役に立つかもしれん‥」

 

 

シュンはそう言うと、消滅寸前のクリサリモンをスキャンしデジヴァイスへ回収する。

 

 

「なるほど、デジモンをスキャンするとデジヴァイスの中に保存されるのか、このデータをどこかで復元すると言う訳だな」

 

 

シュンはデジヴァイスの中にスキャンされたクリサリモンのデータを見てデジモン・キャプチャーの機能を把握する。

 

 

「ありがとうございます‥あなた達のおかげで助かりました。ずっと追いかけられていて困っていたのです。本当に助かりました。」

 

「どういたしまして。それより、さっきも言ったけどわたしプロットモンにお願いがあるの、プロットモン!あなたにわたしのパートナーになってほしいの!」

 

 

アミはプロットモンにお願いする。自分のパートナーになってほしいと‥‥それを聞いたプロットモンは笑顔でアミを見る。

 

「えぇ、実はわたしもあなたのデジモンにしてほしいと思っていたんです。あなたのように誰でも理由なく助けようとする優しいあなたのようになりたいと思って、あなたのデジモンにしてもらえますか?」

 

 

「うん、もちろんだよ!わたしは相羽 アミって言うの、これからよろしくねプロットモン!」

 

「ハイ!よろしくアミ!」

 

 

プロットモンもアミのように優しい存在になりたくてアミのデジモンにしてほしいとお願いし、二人はこれからよろしくと言って両手を合わせて喜びあう。

 

 

「インプモン、俺も頼みがある!」

 

「へっ!言わなくてもわかってるぜ!俺もおまえのように強くなりてぇ!こっちから頼む、おまえのデジモンにしてくれ!」

 

 

「あぁ、もちろんだ!俺は如月 シュン これからよろしく頼む!」

 

「あぁ、よろしくな!シュン」

 

 

シュンとアミはインプモンとプロットモンをパートナーにする事に成功する。アミ達がパートナーが出来たことを喜んでいると。

 

 

「まさか、二人がかりとは言え、成長期の二体が成熟期のデジモンを倒すとは驚いたよ…キミ達は僕が思った以上に凄いようだね…それに、デジモン・キャプチャーのスキャンを介さずにデジモンが手に入ることは、稀だ‥ましてやプログラムが人に懐くなど‥‥」

 

 

 

少年はアミ達が成長期のデジモン達で成熟期に勝利したことと、デジモンが・キャプチャーを介さずにデジモンというプログラムが人に懐いたことに驚く。

 

 

「なに言ってるのよ?この子はプログラムなんかじゃなないわ、だってこんなに可愛いんだもん!」

 

「アミ~、くるしいです~!」

 

アミはプロットモンのことをプログラムではないと言ってプロットモンをぎゅ~っと抱きしめる。プロットモンは少し苦しげに呻く。

 

 

「何とも奇妙な光景だ‥‥君は、ハッカーの中でも相当”イレギュラー”な存在になるだろう、それにキミもね‥」

 

 

そのプロットモンと抱き合うアミを見た、少年は奇妙な光景だと驚き、そして、アミの隣にいるシュンにも意味深な言葉を言う。

 

 

「それじゃー 僕はそろそろ消えるとしよう(彼女もイレギュラーだが、隣の彼も一般のハッカーとは違う何かを感じる)」

 

 

「あっ、ちょっと待って!この辺で”アラタって言う、目つきの悪い少年を見なかった?」

 

 

少年はアミとシュンに消えると言ってここから去ろうと言う。去ろうとする少年にアミはアラタを見なかったかと訪ねる。

 

 

「目つきの悪い少年」?‥‥あぁ、”もうひとりのイレギュラー”の彼か、 彼なら先のエリアに向かった‥」

 

 

そう言って、少年はクーロンの奥の方を見る‥アミとシュンもそれにつられて奥の方を見るとそこにはさっきと同じファイアウォールが塞いでいた。

 

 

「あそこはかつての旧エリアのエントランスだった場所だ‥今はプロテクトでロックされていて、使用できないが‥あの程度のロック、ハッカーであればどうということはない‥ここから出たいならそこから”ログアウト”出来る。目つきの悪い彼とそこの君なら、問題なく解除出来るはずだ‥彼と君の”腕”が落ちていなければね?」

 

 

「えっ!どういうこと?」

 

 

「ちっ!余計なことを言うんじゃねぇよ!」

 

 

「おっと‥失礼したね。まさか、君や彼からは何も聞かされていないようだね。‥‥なら、僕から言うべきことはない、本人達に直接聞いてくれ」

 

 

「えっ?何よ!シュン、あんた何かわたしに隠してることがあるの?」

 

 

少年は今は使われてないが、ファイアウォールの先にログアウト出来る場所があると言い、あの程度のロックならアラタやシュンなら解除出来るだろうと言うと、アミはどういうことだと聞き、シュンは余計なことを言うなと舌打ちする。少年はシュンに謝罪すると後は本人達に聞くといいと、去ろうとする。

 

 

「‥‥そう言えば、まだ名乗っていなかったな、 僕は「ユーゴ」ー チーム「ザクソン」のユーゴだ。 君達が誇り高きハッカーを目指すのであれば、我らザクソンを訪れるといい 扉はいつでも開いている」

 

 

少年”ユーゴ”はそう言うと、今度こそアミ達の前から去っていった。

 

 

「‥‥?、何だったんだろう?ザクソンとか扉とかって何?」

 

 

「考えていても仕方ない‥‥アラタは「先のエリア」に向かったらしい‥やはり、旧いログアウトゾーンがあるようだ。ログアウト出来るかもしれん、ノキアを連れてさっさと行くぞ」

 

 

アミは少年”ユーゴ”の言うザクソンのことなど、何がなんだかわからないと言い、シュンは考えていても仕方ないと言って、戦闘に巻き込まれないように影に隠したノキアを連れて先に行こうと言う。

 

 

「うん、そうだね。先を急ごう!行こう、プロットモン!」

 

「はい、アミ♪」

 

 

「それじゃ行くか、インプモン‥」

 

「あぁ、シュン!」

 

 

アミとシュンは不思議な少年”ユーゴ”の発言について考えるもアラタを探しに先を急ぐために、パートナーとなったプロットモンとインプモンを連れてノキアを回収しに向かった‥。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?
次もすぐに投稿したいと思っています。

オリジナル設定として、最初に出てくるデジモンをプロットモンとインプモンにさせていただきました。
アミのパートナーはプロットモン、シュンのパートナーはインプモンです。
他にも話しを進めていくごとに仲間のデジモンを増やしたいと思っています‥‥
シュンにはまだ、いろいろと謎の部分を出しています。進むにつれて明らかにしていきます。
この小説は多少、作者の希望する設定が入っております。それが許せる方だけこれからもご覧ください。
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