デジモンストーリーサイバースルゥース 光と闇の電脳探偵!   作:シュリーダ

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第五話投稿します。設定があいまいになっているところもありますが、ぼちぼち設定していきます。


では、どうぞお楽しむください。


第五話 セントラル病院へ!カミシロの黒い噂? 

シュンとアミは無事にクーロンで自分の体の変わりのデータを見つけると、ログアウトホールからログアウトし、杏子の探偵事務所へと戻って来た。

 

 

 

「ふふ、無事に戻ってこれたじゃないか、当然の帰結、推測通りの結果だが‥」

 

 

 

「当たり前ですよ杏子さん!バラバラになんてなってたまるもんですか!!」

 

 

「‥‥体は正常のようだな、寄せ集めのデータだったから心配だったが‥‥」

 

 

アミはさっき、杏子が言っていたように、体がバラバラになってたまるもんですかと怒り、シュンはクーロンに転がっている寄せ集めのデータで体を構成したため、心配だったが体は正常なため安心する。

 

 

 

「ふふ、‥しかし、よくよく現実離れした能力だ。物理法則に律儀に従っているのは、物質生命体としての本能的な恐怖によるものかな‥?ふふ‥本当に興味深い‥」

 

 

杏子はアミの様子に笑うと、シュンとアミの持ってしまった能力に興味深いと言って楽しそうに笑う。

 

 

「‥‥やはり、この人はよくわからん‥」

 

 

「もう!また、楽しそうに笑って、こっちは変なことになっちゃって大変なのに!」

 

 

シュンとアミの突然得てしまった能力を面白く興味深いと言って楽しそうに笑う”杏子”を見て、シュンはよく分からない人だと言い、アミはまたもや、自分達は大変なのに呑気に楽しそうに笑う”杏子”に不機嫌になる。

 

 

「-邪魔するよ、キョウちゃん」

 

 

アミ達が杏子と話していると、一人の男性がそう言って事務所の中へと入って来る。

 

 

「‥‥相変わらず物音ひとつ立てませんね、おじさん」

 

 

「おっと、すまん またやっちまったか‥」

 

 

「それと、その呼び方もいいかげん改めてもらえませんか? 子供の頃の呼び名ですよ、人前ではさすがに気恥ずかしい」

 

 

「キョウちゃんこそ、いいかげん諦めてくれないかい? 俺にとっちゃ、キョウちゃんはキョウちゃんだよ。

いくつになっても‥美人の凄腕探偵になってもな!‥はっはっは!」

 

 

突然、探偵事務所へと入って来た男性は、杏子と親しげに会話をし、シュンとアミはその様子を見て、杏子の知り合いだろうとかと思う。

 

 

「それで、いつからそこに? ‥どこまで話を聞きました?」

 

 

「今来たところだが、何かマズい-」

 

 

杏子が男性にどこまで話しを聞いたかと聞くと、男性は今来たと言い、何かマズい話しを聞いてしまったかと聞くと、シュンとアミの姿が目に見える。

 

 

「あぁ、先客がいたのか、すまんすまん。 依頼話の最中だったのかな?」

 

 

「いえ、この子達は- 依頼人ではありますが、少し毛色の異なる存在でして」

 

 

「‥ほう? では、何者だい?」

 

 

杏子はシュンとアミが依頼人ではあるが、少し、毛色の異なる存在だと言うと、男性はそれじゃぁ何者なんだい?シュンとアミに聞く。

 

 

「えっ!え‥えぇと、た、探偵助手です!」

 

 

アミは突然何者かと聞かれて、慌てて、頭に浮かんだこ言葉である探偵助手だと言う。

 

 

「キョウちゃんの助手ねぇ‥‥そっちのキミもそうなのかい?」

 

 

「まぁ、厳密には違いますが、そんなところです‥」

 

 

男性はアミに探偵助手だと聞いて、シュンもそうなのかと聞くと、シュンは厳密には違うがそんなところだと応える。

 

 

「紹介しておこう‥こちらは「又吉」刑事。父の代からの付き合いでね‥旧知の仲だ、信頼もしている。電脳犯罪を専門に追う、本庁付きのエリート部署の刑事だよ」

 

 

「見かけによらず、と思っただろう?ま、実際のところ見かけ通りのはみ出しものだ。でなきゃ、探偵ってな胡散臭い連中とつるんだりしないさ。‥‥おっと、失言失言! はっはっは!」

 

 

杏子はアミとシュンにこの男性は「又吉」と言う刑事だと紹介し電脳犯罪を追う父親の代の頃からの付き合いだと言う。男性「又吉」刑事はアミ達にはみ出し者だと言い、じゃなちゃ胡散臭い探偵とつるまないと言うと、失言だったと言って可笑しそうに笑う。

 

 

「それで、何か事件ですか? 依頼でしたら、どうぞソファに掛けてお待ちを、今、美味しい珈琲を淹れて-‥」

 

 

「いや、いい!今日は依頼じゃない! コーヒーはいいよ!」

 

 

杏子は何か事件かと聞き、ソファに掛けて待つように言い、コーヒーを淹れると言うと、「又吉」刑事は慌てて、依頼ではないと言って、コーヒーはいらないと言う。アミとシュンはその慌てように?マークを頭に浮かべる。

 

 

「‥「EDEN症候群」の件で、少し気になる噂を耳にしてね。キョウちゃんも興味があるんじゃないかな」

 

 

「‥聞かせていただきましょうか」

 

 

「又吉」刑事が「EDEN症候群」の件で気になる噂を聞いたと言うと、杏子は聞かせていただきましょうと言って、お互いソファに向かいあって座る。

 

 

「‥‥ンッ‥ンン、オッホン」

 

 

「‥?」

 

「‥‥‥」

 

 

又吉刑事がわざとらしくせき払いをするが、アミはまったく気づかず、シュン壁に寄りかかり目を閉じてれ我関せずとしている。

 

 

「ふっ‥‥ この子達なら大丈夫ですよ、おじさん。 実は、EDENに絡む”特殊”な関係者です。それに、ある種の”専門家(スペシャリスト)”に成り得る素質があります。‥話を聞かせておくべきでしょう」

 

 

又吉刑事のその様子を見て杏子は大丈夫だと言い、シュンとアミをEDENに関わりのある特殊な存在だと言い、そしてある種の専門家になる素質があるから話を聞かせておくべきだと言う。

 

 

「‥‥そうか、キョウちゃんのお墨付きなら、問題ない。 話ってのは、EDEN症候群患者を隔離している‥例の「特別病棟」の噂だよ。‥‥おっと、”未来の専門家”さんにはEDEN症候群の説明が必要かい?」

 

 

「え、えっと‥‥」

 

 

「EDEN症候群‥‥電脳空間EDENにアクセスしているユーザーが突然意識不明になる謎の奇病だ、年々患者が増えていて、その原因は不明とされていて治療法や症状についてもまだ、謎が多く、EDEN症候群患者達は「セントラル病院」という病院にある「特別病棟」に隔離されていると聞いたことがある‥そこで、EDEN症候群について研究しているという‥」

 

 

又吉刑事にEDEN症候群について説明が必要かと聞かれ、アミはEDEN症候群についてわからず、シュンはEDEN症候群について自分の知っていることをアミと又吉刑事達に説明する。

 

 

「その通りだ‥よく知っていたな、さすがキョウちゃんが見込んだことだけはある‥が、それだけじゃなく妙に情報規制が厳しくてな‥患者の家族も立ち入れない秘密の施設があるとか-カミシロのイメージダウンになるのを恐れて事実を隠蔽しているんじゃないか‥なんて、噂もある‥」

 

 

又吉刑事はEDEN症候群について知っていたシュンをさすが杏子が見込んだことだけはあると言い、しかしそれだけではなく患者の家族も入ることの出来ない施設もあると言う噂もあると説明し、事実はイメージダウンを恐れたカミシロが隠していると言う噂もあると言う。

 

 

「今回の件も、噂の域を出ない類ではあるんだが‥近く、セントラル病院の”背後”が動きだしそうだ‥」

 

 

「背後-「カミシロ・エンタープライス」ですね‥」

 

 

「あぁ‥ セントラル病院は、カミシロの域がかかっている‥EDENネットワークの運営元である、カミシロのな‥‥発症患者の増加、症状の重篤傾向化傾向‥‥ それらが明らかになりつつある今、カミシロが黙っているはずがない。件の病院で、人の出入りが激しくなっている‥特別病棟のセキュリティも、強化されるらしい‥‥これは、何かある」

 

 

「ようやく、ですね」

 

 

「あぁ、やっとだ」

 

 

頷きあう杏子と又吉刑事を見てアミは頭を傾げ、シュンは話しを聞いていろいろと考える。

 

 

「ふふ‥やはり、珈琲を淹れてきますよ。景気よく乾杯といきましょう」

 

 

杏子は嬉しそうに笑い、やはり珈琲を淹れて乾杯しようと言うと、又吉刑事は慌てた様子で立ち上がる。

 

 

「おおっと! そろそろ署に戻らないと‥!悪いが、乾杯はまたの機会にしよう!じゃぁ、またな!」

 

 

又吉刑事は慌てて立ち上がり、事務所の入口へと向かう。そして、入口に向かいアミとすれ違いざまに一言小声で話す。

 

 

「(君‥ キョウちゃんの淹れたコーヒーには気をつけろ‥とくに「色」と「固形物」にはな‥俺ぁいつか、キョウちゃんのコーヒーを鑑識に回す日が来るんじゃないかと‥‥そいつはシャレになんねぇよなぁ‥))

 

 

「???(どう言うことだろう?)」

 

 

又吉刑事は杏子の淹れるコーヒーには気をつけるように言い、アミは何のことか分からずに頭にハテナを浮かべる。

 

 

そして、又吉刑事が帰ると、杏子は奥の机の椅子に座り、アミとシュンに先ほどの話しについて話す。

 

 

 

「聞いての通りだ。EDEN症候群絡みの”生きた情報”は、手に取りにくい。背後でカミシロの統制が行き届いているからなそして、これから更にセキュリティは厳しくなる。」

 

 

「それほど、知られたくないことが”カミシロ”にはあるってことですね‥」

 

「そうだな。EDENで異変が起き、異常な状態のキミ達が現れたタイミングを同じくして、カミシロも動くという‥これは偶然か?否、必然だ。この上なく明白な論理だ、推理するまでもない」

 

 

アミがそれほど知られたくないことが”カミシロ”にはあるってことだと言うと、杏子はそうだと言い、アミとシュンに異常な状態になり、これを同じくして”カミシロ”も動いたことからこれは偶然ではなく必然だと言う。

 

 

「‥私はこれからセントラル病院へ向かう。セキュリティ強化の前に、可能な限り情報を引き出す‥キミ達も是非、同行してくれたまえ」

 

 

「えっ!わたしとシュンもですか!?」

 

 

「何故、俺とアミまで行く必要がある?」

 

 

杏子がアミとシュンも一緒に来てほしいと言われたことに驚き、シュンは何故自分達も行く必要があるのかと聞く。

 

 

「キミ達の状態に関する情報も、得られるかもしれない‥「求めよ、さらば与えられん 叩けよ、さらば開かれん」‥いや、キミ達の場合「開けゴマ」が適当か‥ふふ」

 

 

杏子はアミとシュンの状態のことについても分かるかもしれないと言い、アミとシュンはそう言われると一緒に行くことを決めて、杏子と共にセントラル病院へと向かうのだった。

 

 

 

 

 

--セントラル病院--

 

 

都内有数の規模と医療技術や設備を誇る医療施設、セントラル病院、この病院ある特別病棟にEDEN症候群の患者達が収容されていると言う噂がある。セントラル病院へと来たアミ達はセントラル病院の入口前にいた。

 

 

「さてどうするか‥こんな時、私はいつも、まず”正攻法を試みる。特別病棟への立ち入りを許可してもらえるよう直接”交渉”してみよう」

 

 

「あの私たちは何をすれば良いんですか?」

 

「‥‥(正攻法と言われても怪しい感じにしか思えん)」

 

 

「キミ達には追って指示を出す。それまで、院内で情報を集めておいてくれたまえ」

 

 

アミが自分達は何をすれば良いのかと聞き、シュンは正攻法を試みると言う杏子の言葉に怪しさを覚える。杏子はアミ達に追って指示を出すと言い、それまで院内を調べるように言う。

 

 

 

「えっ?」

 

 

「‥‥」

 

 

「‥聞き込み調査は、探偵行動の基本中の基本なのだよ。キミ達を、「専門家になりうる」と表現したのは揶揄ではないぞ、”助手候補”くん達」

 

「えっ!わたしが助手候補ですか!」

 

「俺もか?」

 

 

「開業医となって、私の活躍を伝記に綴るか、はたまた、赤いほっぺを輝かせた少年になるか‥実に楽しみだよ、ふふ」

 

 

杏子はそう言うと、”正攻法”という名の怪しい手段で特別病棟に入れるように交渉しに向かう。

 

 

「はぁ~‥、情報を集めておけって言われてもどうしたら‥どうするシュン?」

 

 

「ッチ!バカにしやがって!上等だ。アミ、まずは病院にいる奴らにEDEN症候群の患者について聞くぞ‥」

 

 

「えっ?う、うん!わかったシュン」

 

 

アミはどうしようかとシュンに聞くと、シュンは馬鹿にしたことに怒り、アミにまずは病院にいる人達にEDEN症候群の患者について聞くぞと言うと、アミもわかったと言ってシュンの後を着いて行こうとすると、向こうで看護婦と話していた少女が看護婦と話し終えた後にこちらに振り向き、アミと少女の目が合う。

 

 

 

「‥‥‥」

 

 

「‥‥‥」

 

 

「「‥‥‥」」

 

 

そして、少しの間、アミと寡黙の少女はずっとお互いを見つめている。

 

「(え~と、あの娘‥何でこっちをずっと見てるの?わたし、あんな娘なんて知らないし‥えと、とりあえず)えと、こ、こんにちわ!」

 

 

アミは少女がずっとこっちを見ていることに疑問に思いながらも、取りあえず、こんにちわと挨拶する。

 

 

「‥‥‥‥」

 

 

しかし、少女は挨拶を返さずにジッとアミのことを見ている。

 

 

「え~と‥‥」

 

 

「どうしたアミ‥‥知り合いか?」

 

 

アミはその様子に困っていると、止まっているアミにどうしたと聞き、少女の方を見て知り合いかと聞く。シュンが来ると、少女は一言も発さずに後ろのエレベーターへと乗って行ってしまった。

 

 

「ううん、知らない娘だけど‥こっちをジッと見てたから気になって‥」

 

 

「そうか‥それじゃぁ行くぞ。」

 

 

シュンは総合案内のところで”特別病棟のフロアの場所を聞いて、シュンとアミはエレベーターで特別病棟のあるフロアまで上がる。そして、エレベーターが開き特別病棟の階へと到着する。

 

 

「どうやら、あそこがEDEN症候群の患者達のいる特別病棟らしいな。やはり、そう簡単には入れそうにないな。」

 

 

「そうね、警備員もいるし、中には入れてくれそうにないわね‥どうするシュン?」

 

 

エレベーターで特別病棟のある階まで来た、アミとシュンだが、警備員が二人いて厳重に入口に立っていてやはりそう簡単には入ることが出来ず、どうするかと考えていると、アミの方に杏子から連絡が入る。

 

 

「-私だ。特別病棟フロアへはエレベーターで行ける‥しかし、許可がなければ病室には入れない。もちろん、我々に許可などあろうはずがない‥」

 

 

「じゃぁどうするんですか?」

 

 

「2人の警備員を排除し、ロックされているであろう扉をハッキングして突破、室内に入る-」

 

 

「って!そんなこと出来るわけ無いじゃないですか!絶対無理ですよ!」

 

 

アミがどうするのかと聞くと、杏子は警備員2人を排除して、ロックされている扉をハッキングして室内には入ると言う杏子の考えにアミはそんな事出来るわけないと言い、絶対に無理だと言う。

 

 

「ふむ、分かっているさ‥この場合は、このやり方が正攻法と言えるものなのだが‥準備に時間がかかるし、その分リスクも高くなる。ここは正攻法に取らず”奥の手”- キミ達の”特殊能力”に頼るとしよう。「ナースステーション」にある端末は施設内のネットワークに接続しているはずだ それは、つまり‥ふっ、みなまで言わんよ。」

 

 

そう言うと、杏子からの通信が切れる。

 

 

「なるほど、コネクトジャンプか‥‥」

 

 

「あっ、その手があったわね!」

 

 

シュンがコネクトジャンプで潜入しろと言う事に気づき、アミはその手があったわねと手をポンと叩く。

 

 

そして、アミとシュンはエレベーターで一般病棟のあるフロアへと向かい、そこにあるナースステーションの端末へと向かう。そして、アミとシュンは誰も見ていない時を狙い、ナースステーションの端末にコネクトジャンプをする。そして、デジタルネットワークの道を通って、特別病棟内の端末からログアウトし、特別病棟の中に入ることに成功する。

 

 

「やった、中に入れたわ!」

 

「早速、調べるとしよう!」

 

 

アミは特別病棟の中に入れたことに喜び、シュンは早速、噂に関する情報を調べようとすると、またもや杏子から連絡が入る。

 

 

「無事に辿り着けたようだな。ふふ、私の見込み通りだ。では、行動を開始しよう。患者の様子を確認しつつ、奥の制御室で情報を手に入れてくれ」

 

 

「分かりました。まかせてください!」

 

 

「言われなくてもやるさ‥」

 

 

「うむ、それでは任せたぞ‥”助手候補”くん達」

 

 

杏子は患者の様子を見つつ、制御室で情報を手に入れてくれと言うと、アミはまかせてくださいと言って、杏子は任せたぞと言って通信を切る。

 

 

「ふぅ、それにしても‥‥ここにいる人達、全員がEDEN症候群の患者なのね‥」

 

 

「あぁ、こんなに多いとはな‥‥」

 

 

アミとシュンは特別病棟を見回して、EDEN症候群の患者の多さに驚いていると、病棟の端にある二つのベッドを見て驚く。

 

 

「えっ、あれって!ウソ!もしかして、わたし!」

 

 

「あれは俺の体か‥‥どうやら精神データが戻らずに体はそのままだったようだな‥‥そして、EDEN症候群と判断されてここに運ばれたようだな。」

 

 

アミは自分が特別病棟にいたことに驚き、シュンはどうやら体から精神データだけ抜け出して体はそのままとなり、EDEN症候群と判断されここに運ばれたようだと推測する。

 

 

「そうなんだ‥ちょっと驚いたけど、わたしの体が無事で良かったぁ~!」

 

 

「そうだな、それについては喜んでいいだろう‥」

 

 

アミとシュンは少し驚きながらも自分の体の無事を確認出来て安心する。そして、シュンとアミは奥にある制御室の中に入ると、制御室の中にあるパソコンを調べて行く。

 

 

「どう、シュン!何か情報はあった?」

 

 

「ちょっと待て、いくつかファイルがある‥開いてみよう‥」

 

 

アミはパソコンを調べるシュンに何か情報があるかと聞き、シュンはちょっと待つように言い、カタカタとキーボードとマウスを操作しいくつかファイルを見つけるとファイルを開く。

 

 

--File:001[EDEN症候群について]--

 

EDENネットワークを利用中に意識不明となり衰弱していく奇病。元々は、慣れない電脳空間を利用することによる嘔吐やめまいなどの諸症状を総称して、EDEN症候群と呼んでいた。ある頃から重病化し、EDENネットワークを利用中に意識不明となり昏睡する症状に使われるようになった。長期的な昏睡状態により、衰弱や合併症を引き起こし死亡する例もある。

 

 

 

--File:002[EDEN症候群の対処と治療法]--

 

現在、治療法は発見されていない。身分類疾患として、政府に認可を求め対応と原因を究明していくものとする。

 

 

--File:003[カミシロ・エンタープライスとの協力方針]--

 

EDENはカミシロ・エンタープライスが運営する大規模な電脳スペースである。行政機関との提携も根強くEDENを営業エリアとしている企業も増えている。一刻も早い改善と、長時間のログインを注意勧告するよう運営による利用者の指導を徹底して行っていくべきである。また、EDENを利用する際に用いられるインターフェイスはカミシロ社による独自の技術を用いているため研究員との情報の共有も今後の課題となる。

 

 

シュンはパソコンにあった3つのファイルを一つずつ開いて中身を確認する。ファイルにはEDEN症候群の事についてや、カミシロ社との関係についての事が書かれていた。

 

 

「どうやら、この3つのファイル以外は何も無いな‥カミシロが関わっている情報は無しか‥!」

 

 

「そっか‥残念!それじゃぁ杏子さんに報告しましょ!」

 

 

「あぁ、何時までもここにいるのは不味い。早く出よう‥」

 

 

シュンとアミはパソコンを調べると、杏子に知らせようと制御室の扉を開くと、そこにはさっき出会った少女がいた。少女はシュンとアミがいたことに少女は口を押さえて驚いている。

 

 

「なっ‥!?」

 

 

 

 

「どうして、あなた達が‥!?ここは、関係者以外立ち入り禁止のはずです。入口はひとつ、警備員が厳しくチェックしている‥‥どうやって、入ったの? 警備員に何かした? 一体、何者なの?」

 

 

「えっと‥?あなたは患者の身内なの?」

 

一体何者かと聞く、少女にアミはここにいる患者の身内なのかと質問する。

 

 

「‥質問を質問で返さないでください‥さぁ、答えて」

 

少女は質問を質問で返さないでと言い、アミ達に答えるように言う。

 

「答えるも何も弟と妹の見舞いにも来ちゃいけないのか?」

 

シュンは何者かと聞く少女に弟と妹の見舞いにも来ちゃ行けないのかと言う。

 

「‥‥見舞い?」

 

 

「あぁ、あそこに見えるだろう?そこにいるのは俺達の双子の弟と妹だ‥俺たちはただ見舞いに来ただけだ‥」

 

 

シュンは自分達の体があるベッドの方を指さして、双子の弟と妹の見舞いに来たのだと言う。

 

 

「えっ?シュン‥何言ってるの?あれっ‥‥もがっ!」

 

 

「(余計なことを言うなアミ、この場を乗り切るには患者の見舞いに来たと言うのが一番だ、幸いあれは俺達の体だから外見はそっくりだ。双子と言っても通じるだろう‥‥)」

 

 

シュンは余計な事を言いそうになるアミの口を手で塞ぎ、説明する。見舞いに来た振りをして、ここを脱出すると、幸いあれは自分達の体だから外見はそっくりなため双子と言っても可笑しくないと説明する。

 

 

「(あっ、そっか!よし)アハハ!そうなのわたし達、弟達のお見舞いに来たの、奥にいたのは妹達が今どういう状態なのか気になっちゃって!カルテが何かないか見てたの、それじゃわたし達そろそろ行くね!」

 

 

アミが少女にそう言って、アミとシュンが病棟から出ようとすると、少女が行く手を塞ぐ。

 

 

「嘘をつかないでください‥‥」

 

 

「えっ!嘘って?」

 

 

少女は嘘をつくなと言い、アミは嘘だと言われ、驚く。

 

 

「確かにあそこにいる患者はあなた達に似ていますが、わたしがここに来る時に警備員に聞いたら、今日は患者の関係者の人は一人も来てないそうです。あなた達は何者ですか?」

 

 

少女は警備員に今日はまだ、自分以外に患者の身内は来ていないと言い、何者なのかと聞く。

 

 

「(えぇと‥‥どうするシュン?)」

 

 

「(はぁ‥‥仕方ない、アミ、本当の事を教えてやれ)」

 

 

「(えっ!わたしが言うの?)えっと、しがない探偵‥の、手伝いです。」

 

 

アミはシュンにどうするのかと聞くと、シュンは仕方ないから本当の事を教えてやれと言うと、アミは自信なさげに探偵のて手伝いだと言う。

 

 

「‥!ひょっとして、暮海‥-‥‥」

 

 

アミが探偵の手伝いだと言うと、少女は驚き、何やら考え始める。

 

 

「えと、どうかした?」

 

 

「‥そう、ですか。いえ、なんでもありません。‥‥EDEN症候群について、調べに来たんですね。」

 

 

「えっ!う、うん!」

 

「‥何か、聞きたいことはありますか?」

 

 

少女はアミ達にEDEN症候群について調べに来たんですよねと聞くと、アミはそうだと言い、すると少女は聞きたいことはあるかと言う。

 

 

「えっ!」

 

「‥‥」

 

 

「質問があれば答えます。誤解しないでください‥ 痛くもない腹を探られたくない、潔白を証明しておきたいだけです。‥私は、カミシロに世話になっている人間ですから少しくらいなら、あなた達の疑問に答えられると思います‥」

 

 

何か聞きたいことはあるかと言う少女にアミは驚き、シュンはどういう事だと警戒する。少女はカミシロに世話になっていると言い、潔白を証明するためだと言う。

 

 

「えと、EDEN症候群って、治る?」

 

 

「治った人がいたと‥聞いたことはありません。私が知っている人で、最も長くて8年‥ 眠り続けています‥」

 

 

「8年も!」

 

「それは長いな‥」

 

アミとシュンは8年も眠り続けている患者がいると聞いて驚きの表情になる。

 

 

「でも、きっと大丈夫です‥いつか、きっと目を覚まします。待つしかないんです‥今は‥他に聞きたいことはありますか?」

 

 

「それじゃぁEDEN症候群になったらどうなるの?」

 

「どうなるって‥見ての通りです。EDEN症候群は、皆一様に昏睡状態になる‥それ以外の症状は聞いたことがありません‥違った症状の人を、知っているんですか?」

 

 

「えっ?いやぁ知らないけど?」

 

 

アミは、EDEN症候群になったらどうなるのかと聞き、少女は見ての通りだと呆れた様子で応え、アミは他の症状を見たことないと応える。

 

 

「‥‥‥他に聞きたいことはありますか‥‥」

 

「えと、それじゃぁ、そこの二人の患者が運ばれて来たのっていつかわかる?」

 

「そこの患者達ですか?あなた達の弟と妹じゃなかったんですか?やっぱり嘘だったんですね‥」

 

 

「えへへ!」

 

 

アミは自分達の体である患者がいつ運ばれて来たのかと聞き、少女は弟と妹では無かったのかと聞き、やはり嘘だったのかと怒った様子で言う。アミは頬を指で触り笑って誤魔化す。

 

 

「まぁ、いいです。最近、運ばれてきた患者ですね‥数日前にはいなかった‥何か気になることでも‥でも、やはりこの人達、あなた達に似ていますね‥やはり双子と言うのは嘘ではないのですか‥?」

 

 

「えっ!まぁ、そんなところだね!」

 

この患者は数日前にはいなかったと言い、二人によく似ているのを見て、双子と言うのは嘘ではないのかと聞くと、アミはそんなところだとあいまいな返事をする。

 

 

「そんなことはどうでもいい‥‥それより、カミシロの”黒いウワサ”について聞きたい、何か知っているか?」

 

シュンはそんなことはどうでもいいと言い、少女にカミシロの”黒いウワサ”について何か知っているかと聞く。

 

 

「それは‥ 誤解です! 間違いです!カミシロも、EDEN症候群を治療したいんです‥!そのために、こうして特別治療室だって用意した‥‥専門医たちが、治療法をずっと研究し続けています‥!EDENのせいで、誰かが不幸になるなんて‥あっちゃダメなんです‥!何とかしなちゃいけないんです‥私が‥!」

 

 

「えと‥そうなんだ、それじゃぁカミシロについてのウワサは嘘なのかな?」

 

 

シュンがカミシロの黒いウワサについて聞くと、少女は誤解だと間違いだと言い、カミシロもEDEN症候群を何とかしようとしていると言い、そのために特別な治療室も用意したのだと言い、EDENで不幸になる人がいちゃいけないと言う。アミはその少女の様子を見て、カミシロの黒いウワサについては嘘なのかと思う。

 

 

「どうだかな‥‥火のないところに煙はたたないと言うしな‥それに、ここも言うなればカミシロの実験場とも言えるんじゃないか‥」

 

 

シュンは少女の言葉にどうだかと言い、火のないところに煙はたたないと言い、ここも言うなればカミシロの実験場とも言えるのではないかと言う。

 

 

「!‥訂正してください!カミシロはそんなことをしていません!EDEN症候群を何とかするために頑張っているんです。何も知らないのに勝手なこと言わないでください!!」

 

 

「そうよ!シュン何てこと言うのよ!謝りなさい。」

 

 

シュンの言いように少女は怒った様子で訂正してくださいと言い、何も知らないのに勝手なことを言わないでと怒り、アミもシュンの言いように謝りなさいと言って怒る。

 

 

「ふん‥どうだが‥‥」

 

 

そうして、シュンとアミが少女とカミシロのことについて、話ているとアミのデジヴァイスに杏子からの連絡が入る。

 

 

「会話の弾んでいるところを邪魔してすまないが‥招かれざる客の登場だ」

 

 

杏子がそう言うと、特別病棟の入口から女性の声が聞こえてくる。

 

 

「こんにちは、警備員さん♪お仕事、お疲れ様~♪ ァン♪ 今日もイイオトコね♡」

 

 

「り、リエさん‥?! 今日は来ないはずなのに‥!」

 

少女は今日は来ないはずの女性が来たことに驚く。

 

 

「警備員さんのたくましい大・胸・筋‥っ リエ‥ 見てるだけでドキドキしてきちゃう‥っ。あ~ん、我慢、で・き・な~い‥っ ツンツンッ ツ~ンッ」

 

 

「き、「岸部」様‥! 仕事中ですので‥ッ」

 

 

「アン おカタいのね」

 

 

特別病棟の入口の方で女性の甘ったるい声と警備員との会話が聞こえてくる。

 

 

「「岸部リエ」‥”背後”のお出まし、か。カミシロの上役が、何をしに来たのか気になるが‥必要な情報を手に入れた。長いは無用、そこを出なさい‥おっと、私のほうにも来客だ。では、ロビーで落ち合おう。慌てず騒がず、な」

 

 

そう言うと、杏子からの通信が切れる。

 

 

「えっ!ヤバいよ!どうしよう‥‥」

 

「隠れて‥早く!」

 

「アミ、取りあえず奥に隠れるぞ!」

 

アミは突然の来客に慌てて、少女は早く隠れるように言い、シュンはアミを連れて奥の制御室に隠れる。

 

 

シュンとアミが制御室へと入った後、直ぐにリエと呼ばれていた女性が入って来る。

 

 

「「悠子」ちゃ~ん、お・げ・ん・きぃ~?」

 

 

「リエさん‥ 今日は、どうしたんですか?入室予定者のリストには無かった‥ と、思いますが」

 

 

 

「ふふふ~ん、ちょっと、ね~。 だ~い好きな悠子ちゃんの顔が、トツゼン見たくなっちゃったんだなぁ♪」

 

 

「‥‥私がひとりでいるのが、心配なんですか?」

 

 

「ん~ なんかリエちゃんセンサーがビビビっと来たのよ~ また悠子ちゃんが暗~い顔してるんじゃないかなぁ~?って、ほら、つらいでしょ~? いろいろ?」

 

 

「‥‥別に」

 

 

「うっふっふ~♪ 強がってても~ お姉さんには~、わかっちゃうんだな~♪」

 

 

 

アミとシュンは制御室の扉の近くで、リエと言う女性と少女との会話を聞いている。

 

 

 

「と・こ・ろ・でぇ~♪ こんなところで‥な~にしてたのかな~?」

 

 

「い、いえ、別に‥ 何も‥」

 

 

「ぴくにっく‥的な?」

 

 

「は、はい‥! あ、いえ‥ 違います、その-」

 

 

「ん~‥? 悠子ちゃん、な~んかヘンじゃな~い?んん~? わたしたちの他にぃ、誰かぁ、いたりして~?ひょっとして‥ カレ氏、とか~?」

 

 

「そ、そんなこと‥!」

 

 

「それともぉ、カノジョさんかしらん♡ちょ~っと探してみたりして♪あそこの部屋とかぁ~ や・ら・し・い♡‥じゃなくって、あ・や・し・い♡ うふ♪」

 

 

「‥っ!!」

 

 

リエと言う女性がそう言うと、シュンとアミが隠れている制御室まで歩いて来る。

 

 

「(ヤバっ!どうしようシュン!!あの人、こっちに来るよ!)」

 

 

「(慌てるなアミ、あのパソコンからコネクトジャンプして脱出するんだ。)」

 

 

「(そっか!その手があったわね。それじゃぁ早く逃げましょう!)」

 

 

アミがリエと言う女性がこっちに来たためどうしようと慌ててシュンに聞くと、シュンは制御室にあるパソコンからコネクトジャンプで脱出するように言い、アミはその手があったかと気づいて、シュンとアミはパソコンにコネクトジャンプし特別病棟から脱出する。

 

 

「ほ~うら~、観念してでていらっしゃあい♪悠子ちゃんズ・ラヴァ~さん♪このリエお姉さまがぁ~悠子ちゃんの保護者として責任をもってぇ~、手とり 足とり 腰・と・り‥大人の階段をホップ♪ ステップ♪ ジャ~ンプ♪」

 

 

そう言って、岸部リエは制御室の扉を開くが、そこには誰もいなかった。

 

 

「‥‥な~んだ、誰もいないじゃな~い。でも、悠子ちゃん? べつに構わないのよ~ カレ氏の1人や2人や3ダースくらい、連れ込んでも♪アタシなんてぇ~ 悠子ちゃんくらいのときにはぁ~‥うっふっふ~ん♡ それじゃ~本命の”カレ”の様子‥ のぞきにいこっか?わたしたちがそろって顔をみせたら きっと、よろこぶんじゃないかなぁ~?」

 

 

「は、はい‥‥」

 

 

そう言うと、女性は制御室から出て行く。

 

 

「‥‥‥‥あの人たち‥‥ どこへ‥‥」

 

 

アミとシュンがどこに行ったのか不思議そうに考えるとリエの後をついて少女は着いて行った。

 

 

シュンとアミは制御室のパソコンにコネクトジャンプし、デジタルネットワークの空間を通って一般病棟へと戻り、杏子と合流するためにエレベーターで一階ロビーへと下りる。エレベーターでロビーへと降りるとそこには杏子が2人を待っていた。

 

 

 

 

「自力で窮地を脱したようだな。ふふ、キミ達ならやれると信じていたよ。 では‥戻ろうか」

 

 

そう言って、杏子と共にアミとシュンはセントラル病院を出て、杏子の事務所のある”中野Bw”へと帰るのだった。

 

 

 

 

アミとシュンは杏子と一緒に探偵事務所へと戻ると、手に入れた情報と自分が体験したことを杏子へと報告する。

 

 

 

「自分達の体を外から見る衝撃の大きさは、想像に難くない。体外離脱現象の一種と考えれば、解決方もありそうだが‥、キミ達は、EDEN症候群の未知なる症状の発症者- イレギュラーな、被害者なのだろう。それが、わかっただけでも‥成果はまずまず、としておこう」

 

 

 

アミとシュンが自分ぼ体が特別病棟にあったことを聞くと、杏子はアミとシュンは”EDEN症候群”のイレギュラーな被害者なのだろうと言い、それがわかっただけでもまずまずの成果だと言う。

 

 

「はぁ、そうでしょうか‥」

 

「‥‥‥」

 

 

 

「調査は焦ってはいけない、慌ててもいけない。急ぎすぎても、急がせすぎてもいけない。」

 

 

そう言うと、杏子は上に飾ってある額へと目を向ける。

 

 

「”ただひたすらに、粘り強く-徹頭徹尾、強固な黒鉄のごとき忍耐力であたれ”父の言葉だ-」

 

 

杏子はアミとシュンに額に飾ってある言葉の意味を説明し、これは父の言葉だと言う。

 

 

「さて、本題だが‥ キミ達は、これからどうするつもりかな?」

 

 

「えっ!えーと‥‥」

 

 

「どういうことだ‥」

 

 

杏子にこれからどうするつもりかと聞かれ、アミは口に手を添えて考え、シュンは杏子にどう言うことだと聞く。

 

 

「元の体に、戻りたくはないか? キミ達の身に何が起きたのか、真相を知りたくはないか?」

 

 

「えっ、それはもちろん自分の体に戻りたいです!!」

 

 

「あぁ、それに俺達が何故こんな風になったのか知りたい‥」

 

 

杏子はシュンとアミに元の体に戻りたくないかと、真相を知りたくはないかと言うと、アミはもちろん元の体に戻りたいと言い、シュンは自分達が何故こんな風になったのか知りたいと応える。

 

 

「ふっ では、決まりだな 私の助手として、ここで働きたまえ」

 

 

「えっ!!」

 

 

「なに!」

 

 

杏子はシュンとアミに自分の助手になれと言われ驚いてしまう。

 

 

「依頼には、EDENや電脳犯罪に関連した事件も多い、仕事をこなしていくうちに、手がかりも掴めるだろう。安心しなさい、キミ達の素質は私が保証する。ついでに当面の衣食住も、ね‥ ふふ」

 

 

 

杏子は依頼にはEDENや電脳犯罪に関連した事件も多いから、手がかりも掴めるだろうと言い、アミとシュンは素質もあるし当面の衣食住も保証すると言う。

 

 

「キミ達の能力は、電脳絡みの事件の調査にこれ以上のない適正を示している。‥‥期待しているよ」

 

 

 

「!! はい!わかりました杏子さん!これからよろしくお願いします!。」

 

 

「確かに、その方が良さそうだな、よろしくお願いします‥」

 

 

アミとシュンは杏子に期待していると言われると助手になることを決める。

 

 

「よし、契約成立だな。キミ達は、たった今から私の助手兼「電脳探偵(サイバー・スルゥース)」だ」

 

 

「サイバースルゥース!なんかカッコイい!」

 

 

「電脳探偵‥‥か、今の俺達にはピッタリな言葉だな‥」

 

 

 

 

杏子がアミとシュンから助手になると聞くと、杏子は契約成立と言い、二人のことを電脳探偵(サイバースルゥース)と言い、アミはその言葉の響きにカッコイいと言い、シュンは今の自分達にピッタリの言葉だと呟く。

 

 

 

「‥うむ、ソファに掛けて待っていたまえ、珈琲を淹れてこよう。我々の前途を祝して、乾杯といこうじゃないか」

 

 

そう言うと杏子は椅子から立ち上がり、アミとシュンに珈琲を淹れる。アミとシュンの前に珈琲を淹れたカップを置く。アミとシュンが杏子の淹れた珈琲を見てみると、その珈琲は珈琲の色と緑色の何かが波紋を描いたおどおどしい感じの見た目をしている。

 

 

「‥‥えと?‥‥杏子さん!?これは‥?」

 

 

「‥‥‥(いったい何なんだ‥?こんな不気味な見た目のコーヒーは初めて見たぞ‥)」

 

 

アミは杏子が出した見た目の怪しい珈琲に驚き、思わずこれはと聞き、シュンは言葉にこそ出さないが、心の内でこんな不気味な見た目をした珈琲は見たことないと思う。

 

 

「「海ぶどうつぶあん珈琲」、私の自信作だ。」

 

 

杏子は自分が淹れた珈琲を自信満々に自分の自信作だと言う。シュンとアミは顔を近づかせ小声で話す。

 

 

「(海ぶどうにつぶあんだと‥‥コーヒーに淹れるものじゃないだろう!!)」

 

 

「(そう言えば、叉吉さんが言ってた、杏子さんの淹れるコーヒーには気をつけろって!いつか鑑識に回すかもしれないって言ってたけど、こういう意味だったんだ‥‥)」

 

 

アミとシュンは小声で杏子の淹れた珈琲についての感想を言う。アミは叉吉さんが言ってたのはこういう意味だったのかと、いま理解する。

 

 

「ふっ、見かけも芸術的だが、味も芳香もまた格別だぞ? では、電脳探偵誕生を祝して‥乾杯!」

 

 

 

「‥‥‥ッ!(こ、これを飲むのか!!)」

 

 

「‥‥‥ゥ!(の、飲まないわけにも行かないでしょ!せっかく淹れてくれたんだから‥‥さぁ、せぇので飲むわよ!せ~の)」

 

 

 

シュンは、こんな不気味な珈琲を飲むのかと小声で呟き、アミはせっかく淹れてくれたのだから、飲まないわけにはいかないでしょうと言う。そして、アミとシュンはせ~ので同時に杏子の淹れた珈琲を”ぐびぐびぐびぐびっ!と飲む。

 

 

 

「うっ!‥‥‥」

 

「ふぅ‥‥‥」

 

 

アミとシュンは一気に杏子の淹れた珈琲を飲むと、一言そう呟いてソファに横に倒れる。

 

 

「‥‥(何で、こんな‥もの‥がふつうに飲‥め‥るの?‥‥ガクッ‥‥)」

 

 

「‥‥(こ‥ん‥な、ものを飲ませ‥やが‥って!‥‥いつ‥か‥絶‥対‥やっ‥て‥バタッ‥‥)」

 

 

 

シュンとアミはその珈琲を飲んだ途端に目の前が真っ暗になり、最後にそう呟いて気絶してしまった。最後に何でこんなものが飲めるかと、そして、こんなものを飲ませた杏子に疑問と怒りを思いながら意識を手放すのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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