デジモンストーリーサイバースルゥース 光と闇の電脳探偵!   作:シュリーダ

7 / 8
七話目投稿します。それではお楽しみください。


第七話 山科悠子の父を探せ!悠子の正体?

セントラル病院であった少女、山科悠子と探偵事務所で再開し山科悠子の依頼を受け彼女の父親、山科誠を探す事になったアミとシュンはアカウント狩りに合っているという山科誠のアカウントの情報を得るためにEDENでアカウント狩りについての情報を集めに向かう。

数人の人達からアカウント狩りについての話しを聞き、幾つかの情報を集めその中で一つ気になる情報を聞く事が出来た。アカウント狩りは「ザクソン」というユーゴが率いるハッカーチームが行っていると言う事が分かったのであった。クーロンに行けば「ザクソン」についての詳しい情報はクーロンにいるハッカーに聞けば良いと言う事も教えてくれた。

 

 

 

「ザクソンって確か、前にクーロンで会ったユーゴって人が率いてるって言うチームのことだよね。」

 

 

 

「あぁ‥確かそうだ‥クーロンにいるハッカーに聞けばザクソンについての詳しいことも分かるだろう‥早くクーロンに向かうぞ。アミ‥」

 

 

 

アミとシュンは「ザクソン」についての詳しい情報を知るためにハッカーの多くいるクーロンへと向かった。

 

 

 

--クーロンLV1--

 

 

アミとシュンは早速クーロンへと到着するとクーロンにある”ガラクタ公園”にいるハッカー達から話しを聞く。

 

 

 

アミがザクソンについてその血気盛んなハッカーに聞くが、ハッカーはザクソンを罵倒するばかりで有力な情報は得られなかった‥しかし、ザクソンの集会場があることが分かった。

 

 

「じゃぁ、その”ザクソンフォーラム”のUALを手に入れればザクソンに人達に直接アカウント狩りについて聞けるわね。」

 

 

「あぁ‥何とかそれを手に入れないとな‥‥」

 

 

アミとシュンは”ザクソンフォーラム”に行くためにUALを手に入れるために”ガラクタ公園”にいるもう一人のハッカーに話しを聞くと、その陰気なハッカーは自分は元ザクソンのメンバーだったと言い、ガラの悪いヤツが増えてきたから抜けたらしい。ザクソンのリーダーは「来るもの拒まず、去る者追わず」と言うのが方針らしく、アミとシュンはザクソンの集会場を教えてほしいと言うと、ザクソンフォーラムのUALを送ってくれた。

 

 

「やった、これで”ザクソンフォーラム”に行けるわね。」

 

 

「あぁ、早速向かうぞ!」

 

 

ザクソンのメンバーの集会場のUALを手に入れるとアミとシュンはUALを使い、”ザクソンフォーラム”へと向かった。

 

 

 

 

--ザクソンフォーラム--

 

 

 

 

「ここが”ザクソンフォーラム”かぁ、けっこう人がいるね。」

 

 

「あぁ、気をつけろアミ‥ここにいるやつは全員ハッカーだからな‥」

 

 

アミとシュンはザクソンフォーラムにいる一人のハッカーに話しかけて自分達は電脳探偵でアカウント狩りについての情報を教えて欲しいとお願いすると、そのハッカーはアミとシュンに仮面を渡し”クーロンLV2に行けば良いと教えられる。現在そこで、アカウントの取引をやってみるから言ってみると良いと言われる。アミとシュンはそう言われると、早速クーロンへと向かったのであった。

 

 

 

 

--クーロンLV2--

 

 

アミとシュンはアカウントの取引が行われているクーロンLV2へと行くと、取引の行われている場所までプロットモンとインプモンをと一緒に奥へと進んで行く。奥へと進んで行くと怪しいハッカーが道を塞いでいたが渡された仮面を見せると道を開けてくれたのでアミ達はさらに奥へと進んで行くと開けた場所に出てそこには4人の仮面を付けた怪しいやつらが集まっていた。その一人がアミ達に気付くとこっちに来る。

 

 

「‥‥あん? なんだてめぇらは!?こんな場所にノコノコ現れやがって‥ナメてんのか!?」

 

 

「(こいつらが取引をしている連中か‥)この仮面を見な‥‥」

 

 

アミとシュンは渡された仮面を出して見せる。

 

 

「あん?なぁんだ、おめぇもお仲間じゃんかよ~新顔かい? ちゃんとアカウントは狩ってきたかい?」

 

 

「あぁ‥‥ここに来る前に狩って来たところだ‥な‥アミ」

 

「えっ!う、うん!?そう言えば此処でアカウントの取引をしてるって聞いたんだけど?」

 

 

「おっ!きみ達、いいタイミングで来たね~ ‥いるよ?」

 

 

「えっ?」

 

「‥‥」

 

 

「ほら、あそこ見てみ」

 

 

仮面のハッカーに言われてそちらを見ると、何だか様子の可笑しい同じ仮面をつけたスーツを着た男性がいた。

 

 

「あの人は?」

 

 

「あれが「メフィストさん」だよ。乗っ取ったアカウントは、あの人が直接、買い取ってくれるんだよ。」

 

 

アミとシュンはその男性がアカウントを直接買っていると知ると、その男性の方に行く。

 

 

「あ、もう行っちゃうのかい!?ちょっぴりキマっちゃってる人だから、来をつけてね~!」

 

 

「あぁ‥」

 

「すいません‥あなたがアカウントを直接買っている人ですか?アカウント狩りについて聞きたいんですが‥」

 

 

「‥アカウント‥ 早くよこせ‥‥」

 

 

「?」

 

 

「何だコイツ?おい、あんた‥大丈夫か?」

 

 

「‥‥アカウ‥‥ント‥もももももももっ‥‥‥‥」

 

 

アミがその男性にアカウント狩りについて聞くがその男性はアカウントをよこせと言うばかりで意味不明な言葉を繰り返す。そして、奇声を上げて狂ったように同じ言葉を繰り返す。

 

 

「ちょ‥ きみ達、メフィストさんに何したの!?メフィストさん、キマりすぎちゃってるじゃないの!?」

 

 

仮面を付けたハッカーがメフィストの奇声に驚きアミとシュンに何をしたのかと聞く。

 

 

「‥‥こんな様子じゃアカウント狩りのことを聞けそうにないわね。仕方ないか、残念ね、わたしはあなたに渡すアカウントなんて無いわよ!!」

 

 

「ももも、もってきてないだとおおおお!な、ななら‥おま、えのあかう、んとよこせへえええぇ!!」

 

 

「な、なに!!」

 

 

 

「お、落ち着いて下さいよ、「メフィストさん」さん!?」

 

 

「うぉぉぉおおおん!!オデにレアな‥ キラキラひかるきれいなアガウント‥よこぜぇぇええええん!!!」

 

 

男性の背後に赤い大きなデジモンが出てくると、アミとシュンに向かって遅い掛かって来る。

 

 

「危ない!アミ!」

 

 

「きゃっ!!」

 

 

シュンはアミを抱えると飛んでそのデジモンの攻撃を避ける。

 

 

「大丈夫か!アミ」

 

 

「う、うん///シュンが守ってくれたから大丈夫!」

 

 

シュンはアミに大丈夫かと聞くとアミはシュンに抱き抱えられて顔を紅くしながら大丈夫だと言う。アミとシュンは立ち上がるとデジヴァイスからデジモンを出す。

 

 

「プロットモン、ポヨモン!お願い!」

 

 

「わかったわ、アミ!」

 

 

「ポヨ!」

 

 

「頼むぞ、インプモン!ケラモン!」

 

 

「おう、任せろシュン!」

 

 

「ケラケラ~!」

 

 

 

「うぉぉぉおおおん!!!おでに‥アカウン‥ト‥よこぜぇぇええ!!!」

 

 

 

そのデジモンはそう言うと、プロットモン達に襲いかかる。プロットモン達はそのデジモンの攻撃を交わす。

アミとシュンはデジヴァイスでそのデジモンのデータを確認する。

 

 

 

 

「あのデジモンは‥グラウモン、成熟期、種族、ウイルス 属性、火 必殺技は爆音と共に強力な火炎を吐き出す『エキゾーストフレイム』成熟期のデジモン、プロットモン達よりもレベルが高い、プロットモン、ポヨモン大丈夫!」

 

 

 

「心配しないでアミ!必ず勝ってみせるわ!」

 

「ポヨ!」

 

 

 

「強力な火炎の攻撃に気を付けろインプモン、ケラモン!」

 

 

「おう、任せろシュン!!」

 

 

「ケラケラ~!」

 

 

 

そして、アミ達とメフィストについていたグラウモンのとの戦闘がはじまった。

 

 

「グルワァァァ!!!」

 

 

 

グラウモンは高らかに吠えるとその強靭な腕をプロットモン達に向けて振り下ろす。

 

 

 

「プロットモン、交わして”パピーハウリング"でグラウモンの動きを止めて!ポヨモンはアワで攻撃して!」

 

 

「わかったわアミ!パピーハウリング!」

 

 

「ポヨ~!」

 

 

 

 

プロットモンとポヨモンはグラウモンの攻撃をプロットモンとポヨモンは交わし、プロットモンは必殺技でグラウモンの動きを止めて、ポヨモンは"アワ"でグラウモンを攻撃する。

 

 

「グルァ?」

 

 

グラウモンは突然自分の動きが止まったことに驚く、だがポヨモンのアワ攻撃はグラウモンにはあまり効いていないようだ。

 

 

「シュン!」

 

 

「あぁ、インプモン、ケラモン!今だ。グラウモンに攻撃するんだ‥」

 

 

 

「サモン!」

 

 

「クレイジージギル!!」

 

 

シュンはグラウモンが動けなくなっている隙にインプモン達に攻撃するように指示しインプモン達は必殺技でグラウモンに攻撃する。

 

 

 

「グルゥアァ~!!!」

 

 

グラウモンにインプモン達の攻撃が直撃し、グラウモンは大ダメージを受けてグラウモンをその場から後退させる。

 

 

 

「やった!みんなその調子だよ!」

 

 

アミはグラウモンにダメージを与える事に成功し、プロットモン達にその調子だと応援する。

 

 

「油断するな、アミ!おまえ達、まだ、グラウモンは倒れていないぞ‥」

 

 

「グルゥウワァァァ、エキゾーストフレイム!!!」

 

 

シュンがアミ達に油断するなと言うと、グラウモンはプロットモン達の攻撃で怒りを露わにして必殺技の火炎弾を放つ。

 

 

「危ない!みんな避けて!!」

 

 

アミはグラウモンの攻撃を交わすように言うとプロットモンはポヨモンを乗せて攻撃を交わす。インプモンとケラモンは必殺技で対抗する。

 

「インプモン、ケラモン!」

 

 

「くらいやがれ!サモン!」

 

 

「ケラ~!クレイジージギル!」

 

 

インプモンとケラモンの必殺技がグラウモンの火炎弾と衝突し必殺技を打ち消す。

 

 

 

「グルゥア!!!」

 

 

「よし、おまえ達!一斉攻撃だ!」

 

 

「おうよ!くらえ"サモン"」

 

 

「クレイジージギル!」

 

 

「ホーリーライト!」

 

 

「ポヨ~!」

 

 

 

四体が一斉に必殺技を放ち、それを受けたグラウモンは倒れその体を消滅させた。

 

 

 

「やったぁ!プロットモン、ポヨモン!わたし達の大勝利ぃ~!」

 

 

「あぁ、俺たちの勝ちだ、良くやったなインプモン、ケラモン!」

 

 

「はい!やったわねアミ!」

 

「おう、当然だぜ!」

 

 

「ケラ~!」

 

 

「ポヨ~、ポヨ!」

 

 

 

みんなでグラウモンを勝利した事に喜んでいると、ポヨモンの体が光り輝きその姿を変える。その姿はまるで丸いウサギのような姿になっていた。

 

 

 

「えっ!ポヨモンの姿が変わっちゃった!どうなってるの?」

 

 

「進化したのよアミ!ポヨモンはトコモンにね。」

 

 

アミは突然ポヨモンが光り輝き姿が変わったことに驚き、プロットモンはアミに進化したのだと説明する。

 

 

「‥トコモン‥幼年期Ⅱ、種族、フリー 属性、」

 

 

シュンはデジヴァイスでトコモンのデータを調べる。

 

「僕、トコモンだよ。よろしくアミ!」

 

 

「トコモン!あなた話せるようになったのね。トコモンこれからもよろしくね。」

 

 

「うん!アミ!」

 

 

アミはトコモンが話せるようになったことに驚くも嬉しくてトコモンを抱きしめる。トコモンも嬉しそうにアミにすり寄る。アミ達がポヨモンが進化したことに喜んでいるとグラウモンを倒したためメフィストは一言発するとその場に倒れる。

仮面のハッカー達は倒れたメフィストに駆け寄る。

 

 

 

「やったわね。シュン」

 

 

「あぁ‥やったな」

 

 

 

アミとシュンがお互いに喜びあっているとデジヴァイスに杏子からの連絡が入る。

 

 

 

「‥なるほど、無事で何よりだよ。しかし、なかなか面白い顛末だったようだな‥デジモンをコレクションする人間がいるんだ‥その逆もまたしかり、か?人間のアカウント情報をコレクションするデジモンがいても不思議はないのかもしれない。」

 

 

「そうですね。デジモンがアカウントを集めてるなんてびっくりしました。」

 

 

「あぁ、しかもあのデジモンはあいつの「精神データ」を完全に乗っ取っていたようだしな。」

 

 

 

「そのようだな。現実世界における影響を確認しておきたかったが今回の調査とは無関係‥ またの機会にしよう。デジモンが集めていたアカウントは撃破によって解放された。山科誠のアカウントも、ね。ご苦労だった、事務所に戻ってきたまえ‥」

 

 

杏子はアミとシュンに事務所に戻って来るように伝えると通信を切る。

 

 

「それじゃ事務所に戻るぞアミ‥行くぞ‥」

 

 

「うん、わかったシュン、でもその前に‥あなたたち!!!」

 

 

「「「は、はい!!!」」」

 

 

シュンがアミに事務所へと戻るように言うとアミはその前にと仮面のハッカー達に声を掛ける。仮面のハッカー達は先ほどのメフィストがやられるのを見ていたためアミ達の強さにビビりながら返事をする。

 

 

「あなたたち!もうデジモンを使ってアカウント狩りなんて悪いことしちゃダメだよ!デジモンは悪いことに使う道具なんかじゃないんだからね!わかった!」

 

 

「「「はっ、はい!!わかりました。」」」

 

 

アミは仮面のハッカー達にデジモンを使って悪いことをしちゃダメと言うと、仮面のハッカー達は焦った様子でアミに返事をするとメフィストを連れて逃げて行った。

 

 

「よし、それじゃ戻りましょうシュン!」

 

 

「あぁ‥‥(そう言うところは相変わらずのようだな‥)」

 

 

 

アミとシュンはクーロンからログアウトして探偵事務所へと戻って行った。

 

 

 

杏子はアミとシュンにデジモンを倒した事で山科誠のアカウントも解放されたから事務所に戻って来るように言うと杏子は通信を切る。アミとシュンは急いで探偵事務所へと戻って行った。アミとシュンが事務所に戻ると杏子は早速、山科誠のアカウント情報について説明しはじめる。

 

 

 

「山科誠のアカウントが解放されたおかげでアカウント情報をサルベージすることができた。現住所もすでに確認済みだ。その過程で、入手した家族構成を調べてみたところ面白い事実が浮かび上がった。」

 

 

「面白い事実?一体何なんですか?」

 

 

「‥‥‥」

 

 

「依頼人-"山科悠子"と、ここにある娘の情報が明らかに食い違っている。やはり‥ というべきか、あまりにも浅はかというべきか‥‥」

 

 

「???‥どういう事ですか?」

 

 

「‥‥(そう言うことか‥)」

 

 

アミは杏子の言う意味が分からずに頭に?を浮かべ、シュンはそれを聞いて、その意味に気付く。

 

 

 

「ん?キミにはまだ、わからないのかい?ふふ、どうやらこっちの主従関係はしばらく安泰だな。とにかく、山科誠の現住所へ向かうとしよう。失踪中の山科誠の住まいに、一体何が出てくるか‥確かめてみようじゃないか」

 

 

 

山科誠のアカウント情報を杏子が調べると、山科誠の現住所が判明したためアミとシュンは杏子と一緒に山科誠が住んでいると思われるマンションに訪れていた。山科誠が住んでいると思われる部屋の前に着くと杏子はインターホンを押す。しばらくするとインターホンから男性の声がすると、一人の男性が出てくる。

 

 

「‥はい、どちら様ですか?」

 

 

「こんにちは こちら山科さんのご自宅で間違いないですか?」

 

 

「そうですが‥ あなた方は?」

 

 

「いえ、実は、人を探していまして‥失礼ですが、あなたのお名前を伺っても?」

 

 

「‥え? 私は、「山科誠」だが‥‥」

 

 

 

男性は突然見知らぬ杏子達が来たことに戸惑いながらも杏子に名前を訪ねられると、自分は「山科誠」だと応える。

 

 

「えっ!?!」

 

 

「‥‥(やはりな‥)」

 

 

アミは探していた"山科誠"が出てきた事に驚き、シュンはその予想が確信に変わったのを感じていた。

 

 

 

「では、山科誠さん ひとつお聞きします。この近くで行方不明者が出たらしいのですが‥その人物に、心当たりなどは?」

 

 

「行方不明になった人物?いや、私には全く心当たりがないが‥」

 

 

「そうですか‥ ご家族の方にも、お話を伺いたいのですが」

 

 

「あ、あいにくだが‥ 妻も娘も外出していて‥」

 

 

ご家族の方にも話しを聞きたいと言う杏子に山科誠はあいにく妻も娘も外出していると言う。

 

 

「娘さんは、今どこに?」

 

 

「パパ、どうしたの?」

 

 

娘さんの場所を杏子が聞いたその時、後ろから少女の声が聞こえてくる。

 

 

「あぁ、帰ってきたか、ちょうど良かった‥!お前と話をしたいって人が来ていてね‥」

 

 

アミ達は少女の声がした後ろの方を振り向くとそこには‥その少女は自分達の横を通って父親の隣に並ぶ。

 

 

「これが娘の、「チカ」です。」

 

 

「(えっ!何で悠子って女の子じゃないの!どういうこと!)」

 

 

「(やはりな‥そういうことか‥)」

 

 

アミはその山科誠の娘が自分達に依頼をした少女と違う事に驚き、シュンはやはりと自分の考えを纏める。

 

 

「え? な、何ですか‥?」

 

 

「ふむ、こちらが山科さんの娘さん、ですか?‥他に、お子さんは?」

 

 

「いや、チカ一人だが‥ どうしてそんな事を‥」

 

 

「‥‥あなたたち、一体何なの?」

 

 

「それが、この近くで行方不明になった人がいるらしいんだ‥お前、心当たりあるか?」

 

 

「行方不明?‥う、ううん、知らない‥ 聞いたことない」

 

 

少女はそんな事を聞く杏子達に何なのと聞くと、父親である山科誠がこの近くで行方不明の人は出た事を説明し娘に知っているかと聞くと少女も知らないと言う。

 

 

「‥だ、そうです。すみませんね、力になれなくて」

 

 

「いえ、ご協力感謝します。おかげで、必要な情報を手に入れることができました。ところで‥ 山科さん、お気づきでしたか?あなたのEDENアカウントは乗っ取られていました。」

 

 

「‥‥‥EDEN‥?」

 

 

「しかし、ご安心を すでにアカウントは取り返してあります。使用しても問題ありません。」

 

 

 

「‥‥‥‥‥」

 

 

「ん? 山科誠さん、どうかしましたか?」

 

 

EDENと聞いた山科誠は何か呆然とし、杏子はその様子にどうかしましたかと訪ねる。

 

 

「か、帰ってください!!」

 

 

すると、娘であるチカが焦った様子で杏子達に帰るように言う。

 

 

「‥‥?」

 

 

「い、いいから、早く帰って!行方不明者のことなんか知らないって言ってるじゃない!?行こう!パパ!」

 

 

娘のチカが杏子達に帰るように言いそう言うと父親の山科誠を連れて部屋の中へと入り、勢いよく扉を閉める。

 

 

「‥ふむ、強引に追い返されてしまったな‥その分、得られた情報は大きかったようだ。」

 

 

「‥どう言うことですか?行方不明になってるはずの人はいるし、娘さんは一人だって言うし一体?」)

 

 

「どうやら、あの悠子という依頼人は嘘をついていたらしいな‥」

 

 

「ふむ、そのようだな。山科誠の本当の娘は、この山科チカで間違いない。シュン、キミの言うとおり、あの依頼人は山科誠の娘を騙って依頼してきた、という事だ。」

 

 

「何で、そんな嘘をついてわたし達に依頼して来たんでしょう?」

 

 

「騙った理由について、大して興味はない。だが、依頼人が山科誠の何を探りたいのか‥背後関係に、何があるのか‥大いに興味をそそられるところだ。そして、気になる事はもうひとつ‥」

 

 

「えっ?何ですか?」

 

 

「‥ま、それは置いておくとしよう。依頼人は、また事務所を訪れると言っていた お楽しみの到着を、珈琲でも啜りながら待とうじゃないか」

 

 

「えっ!」

 

「!!」

 

杏子から珈琲を飲みながら待とうと聞き、ビクっとなる。

 

「さあ、事務所へ戻ろう。」

 

 

 

杏子とアミ、シュンは一旦事務所へと戻る。そして、依頼人である悠子を待つことしばらく、依頼人の悠子が事務所へとやって来る。

 

 

 

「‥‥どうも」

 

 

「来たか‥予想していたより随分早い。やはり優秀な依頼人のようだ‥どうぞ、ソファへ 調査は終了しました、結果を報告しましょう‥」

 

 

 

そして杏子は悠子にソファに座るように言い、今回の依頼の調査結果を報告する。少女、悠子は黙ってその報告を聞いている。

 

 

 

「アカウント狩りにはザクソンというハッカーチームが絡んでいました。」

 

 

「‥‥‥! ザクソンが‥?」

 

 

「山科誠は行方不明でも何でもなく普通に生活しています。"娘"のチカと妻と三人、仲睦まじく‥」

 

 

「‥‥‥‥」

 

 

「では、今回の調査はこれで終了とさせていただくが、よろしいか?」

 

 

「‥‥‥はい、問題ありません‥ありがとうございました‥」

 

 

依頼を終了でよろしいかと聞く杏子に少女、悠子は問題ないと言ってソファから立ち上がり事務所から出ようとする。

 

 

 

「良かった!依頼完了ですね。」

 

 

アミは依頼が完了したことに笑顔で言う。

 

 

「‥‥‥“また“、来ます‥」

 

 

探偵事務所から去ろうとする悠子の後ろから杏子が声を掛ける。

 

 

「いつでもどうぞ。次は是非、本名でいらしてください。-「神代悠子」さん」

 

 

「えっ!神代ってもしかして!!」

 

 

「‥‥(やはりそう言うことか‥まさか神代だったとは‥)」

 

 

 

「!!‥‥‥‥‥‥」

 

 

少女、悠子は一瞬驚くもすぐに冷静になり探偵事務所から去って行った。

 

 

「病院でカミシロの関係者だと言っていたからもしかしたらと思ったが、まさか神代の実子だったとはな‥」

 

 

「わたしもびっくりした!でも、何でそんな人が偽名なんて使って依頼なんてしてきたのかな?」

 

 

 

「さぁ?分からないが、取りあえずその件は置いといてまずはキミ達の初任務達成を祝して、わたしがお祝いに珈琲を淹れてあげよう!わたし特製のオリジナルブレンドだ!」

 

 

「!!」

 

「わわっ!!待ってください杏子さ~ん!わたしが淹れますからぁ!!」

 

 

杏子が初任務達成のお祝いに珈琲を淹れると言うと、シュンは驚きで動きを止め、アミはまたあの珈琲を飲まされてはたまらないと慌てて自分が珈琲を淹れると杏子に言う。

 

 

こうして、アミとシュンの初任務である謎の少女、山科悠子‥いや、神代悠子の依頼を達成すする事が出来た。しかし、彼女が何故あのような依頼をしてきたかは謎のままである。その謎が判明するのはまだ先の事であった。

 

 

 

 

 




如何でしたでしょうか?ポヨモンはトコモンに進化しました。次のお話で仲間になるデジモンがけっこう増えます。次回もお楽しみください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。