デジモンストーリーサイバースルゥース 光と闇の電脳探偵!   作:シュリーダ

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長らくお待たせ致しました。待っていたかどうかはわかりませんが更新します。最近色々と忙しく小説を書く時間がめっきりと減ってしまいました。今回の話で仲間が増えます。オリジナルの展開もありますが、それが良いと言うかただけご覧ください。どうぞ!


第八話 ミレイからの依頼!悪ハッカーをぶっ飛ばせ

暮海探偵事務所に偽名を使い依頼をしてきた少女、神代悠子の依頼を達成した日から数日。アミとシュンは杏子に言われて次ぎの依頼をするためにホワイトボードにあったゲーム会社の社員の依頼を受けるためにその依頼人のいる場所へと向かっていた。今回は杏子に言われてアミとシュンの二人だけで依頼を受けるために依頼人のいる新宿へと向かった。

 

 

 

 

--新宿--

 

 

「う~ん、依頼人の男の人はどこかなぁ?依頼書に書いてある通りだとこの辺のはず何だけど?」

 

 

 

アミとシュンは依頼人と会うために依頼書に書いてある場所へと向かい、その場所に着くと依頼人の男性を探していた。

 

 

「‥アミ‥もしかして、あれじゃないのか?」

 

 

「えっ!」

 

 

シュンは依頼人の男性らしき人を見つけてアミに確認するとアミはシュンが指差す方に顔を向ける。

 

 

 

「‥‥はい、はい‥すみません!自分の確認ミスです、はい‥え!?そ、そんな!‥分かりました。失礼します‥」

 

 

その男性は電話をしていたようだが、相手の人に何か言われたのかがっかりした様子で電話を切る。アミとシュンは依頼人らしき男性の元に行くと、電話の切れたタイミングで声を掛ける。

 

 

 

「あのぅ~、すいません。あなたが依頼人の方でしょうか?」

 

 

「!‥遅い!!いつまで待たせる気だ!」

 

 

男性はアミ達が来たことに気付くと、遅いと言って怒る。アミとシュンはムッとするも冷静に男性に聞く。

 

 

「えと、あなたが依頼人の方ですよね。今の電話の方は?」

 

 

「今のは上司さ それより、依頼の内容はもう知ってるんだろう?」

 

 

 

アミが男性が依頼人だと確認し、電話の相手は誰かと聞くと、ゲーム会社の社員の男性は電話の相手は上司だとアミ達に教えアミとシュンに依頼の内容はもう知ってるんだろうと聞く。アミとシュンは依頼の内容を聞いているため頷く。

 

 

 

 

 

「僕がリーダーとなって制作したゲームアプリが今日リリースされたんだけど‥ゲームをを進めて、ボスに話しかけると必ずエラーになって画面がフリーズしてしまうんだ!」

 

 

 

「そうなんですか?(シュンどういうことかな)」

 

 

「‥(ゲームの方に不備がないのならバグか、単なる故障だと思うんだが‥)」

 

 

 

アミはそうなんですかと言い、シュンに小声でどういうことかと聞くと、シュンはゲームの方に不備がないならバグか単なる故障だと思うとアミに説明する。

 

 

 

「あああああ! 僕はもうクビだ、おしまいだ!!」

 

 

男性は突然大きな声でそう言うと、後ろを向いて頭を片手で抱える。アミとシュンは男性の突然の大声に驚く。

 

 

「なぁ‥君達、電脳探偵なんだろう?頼むよ、一分一秒でも早くアプリを直してくれよぉ‥!このままじゃ‥あああ‥どうしよう、どうしよう‥!」

 

 

 

男性はアミとシュンに一刻も早くアプリを直してくれるようにお願いし、またもや男性は焦った様子で頭を抱える。

 

 

 

「え~と?」

 

 

「アミ!チャンスだ‥今の内にあの男の携帯にコネクトジャンプしよう‥おそらくあの依頼人の携帯に原因があるはずだ‥」

 

 

 

「そっか!よし、行くわよシュン!コネクトジャ~ンプ!!」

 

 

 

アミとシュンは男性の携帯へと原因を探るためにコネクトジャンプをした。

 

 

 

 

--ゲーム会社の男性の携帯、データスペース--

 

 

 

「ここが、あの人の携帯の中ね、出てきてプロットモン!トコモン!」

 

 

「早速、原因を探すぞ。出ろ、インプモン!ケラモン!」

 

 

アミとシュンは男性の携帯の中へとコネクトジャンプするとデジヴァイスからデジモンを出してアプリの故障の原因を探す。アミとシュンは原因を探して奥へと進んで行くとそこには一体のデジモンが何かをやっているのが見えた。

 

 

 

「あれって!もしかしてポヨモン!」

 

 

「ボクの進化する前のデジモンだぁ」

 

 

「何かをしているようだが‥‥」

 

 

アミとシュン達は奥の方でポヨモンが何かをしているのを見て、恐る恐るポヨモンへと近づく。そしてポヨモンの近くまで来るとポヨモンが何をやっているのかが見えて来る。

 

 

「えい‥えい‥うわ-、負けちゃったよう‥このボス、強くてたおせないな-」

 

 

ポヨモンはどうやらここで楽しくゲームをやっていたようだ。それが原因でゲームにエラーが出ていたようである。

 

 

 

「えと、ポヨモンちょっといいかな?」

 

 

「え、なに?キミたちだれ?」

 

 

「わたしはアミ、こっちはシュン!あのねポヨモン。あなたがここでゲームをやってるとエラーが出ちゃうのよ!」

 

 

「えっ、そうなの‥エラーが直せなくてゲームを作ってる社員さんが困ってるの?」

 

 

「うん、そうなんだ‥だから言いにくいんだけど‥‥」

 

 

「ん-、 そう言われても困るの!こんな楽しいこと、すぐには止められないんだもん。」

 

 

 

アミはポヨモンがここでゲームをしてるとエラーが起きてしまうからポヨモンに出て行ってもらうように説得するがポヨモンはこんな楽しいことは直ぐには止められないと言って、聞き入れようとしない。

 

 

「どうしてもって言うなら‥勝負だ勝負-」

 

 

ポヨモンはそう言うとアミ達目掛け襲いかかってくる。

 

 

「えぇ~それはダメだよ。」

 

 

「アミ、下がってろ。ここは俺とインプモンでやる。」

 

 

「オウ!行くぜ!」

 

 

シュンはアミ達に下がっているように言い、インプモンがポヨモンを迎えうつ。

 

 

「ちょっとシュン!ポヨモンは幼年期で赤ちゃんも当然何だからちゃんと手加減しなさいよ!」

 

 

「あぁ、分かっている。インプモン!軽く攻撃してやれ!」

 

 

シュンはアミに手加減するように言われてインプモンに軽くバトルをするように言う。

 

 

「おう、え~と、これぐらいか?ちょっと“サモン“」

 

 

インプモンは手加減した必殺技の小さい“サモン“をポヨモンに放つ。

 

 

「うわぁ~!」

 

 

ポヨモンはインプモンの小さい“サモン“を受けて吹っ飛ぶ。

 

 

「おいおい!何だよ、全然弱いじゃねぇか!」

 

 

「当然だ。あいつは幼年期だ。勝って当然だ。」

 

 

「う-‥バトルでも負けちゃったよ-‥仕方ないなぁ。約束だもんね。分かった、ボスを倒すのはエラーが直ってからにするよ」

 

 

 

「‥‥その事何だが‥ポヨモン‥おまえ俺のデジモンにならないか?」

 

 

ポヨモンはバトルで負けたからエラーが直ってからボスに挑戦すると言うポヨモンにシュンは自分のデジモンにならないかと言う。

 

 

「えっ!」

 

 

「ちょっとシュン!どういう事よ?」

 

 

自分のデジモンにならないかと言われたポヨモンは驚き、アミはシュンにどういう事かと聞く。

 

 

 

「どうもこうも、こいつがまたここでゲームをしたらエラーが起きてしまう‥それじゃ同じ事の繰り返しだ‥」

 

 

「それはそうだけど‥‥」

 

 

「それにおまえはゲームをやりたいんだろう‥それなら俺がこのゲームのデータをコピーしてやるから俺のデジヴァイスでやりな‥それに俺が他にも暇つぶしで作ったゲームがあるしな‥」

 

 

シュンはポヨモンがまたここでゲームをしたら同じことの繰り返しだと言い、自分のデジヴァイスでゲームをするように言い、他にもシュンが暇つぶしで作ったゲームがあるからと言い、ポヨモンにデジヴァイスに入ってるゲームのデータを画面に出して見せる。

 

 

「‥‥うわぁ~~!!!面白そうなゲームがいっぱい~!やりたぁ~い!うん、ぼくなるよ!あなたのデジモンになる!」

 

 

ポヨモンはシュンのデジヴァイスに入っているゲームのデータを見て面白そうだと目を輝かせてシュンのデジモンになると言う。

 

 

「あぁ、だが一つだけ条件がある。俺のデジモンになるからにはゲームで遊んでばかりではなく強くならなくてはならない‥ポヨモン、強くなるために戦う覚悟はあるか!」

 

 

「‥うん!こんな面白いゲームが出来るんならなんだってするよ!!」

 

 

シュンはポヨモンに一つだけ条件があると言って自分のデジモンになるからには強くならなければならないと言うポヨモンに強くなる覚悟があるかと聞くと、ポヨモンはこんな面白いゲームが出来るならなんだってやると言う。

 

 

「‥‥ふっ!今はそれで良いか‥俺はシュンだ‥よろしくなポヨモン‥」

 

 

「うん、よろしくシュン!あ、そうだ。その社員さんに伝えてほしいな、素敵なゲームをありがとうって!じゃぁゲームをやらせて!ぼく、もう我慢出来な~い」

 

 

シュンとポヨモンはお互いにこれからよろしくと言い、ポヨモンはもう我慢出来ずにシュンのデジヴァイスへと入りゲームをする。そして最後に社員さんに素敵なゲームをありがとうと伝えてと言う。

 

 

 

 

「仲間が増えて良かったな!シュン!」

 

 

「あぁ、そうだな。」

 

 

 

「良かったわねシュン!これで全部解決ね。そしたら早く社員さんのところに戻りましょう。」

 

 

「あぁ‥」

 

 

 

アミとシュンは問題を解決すると、男性の携帯からログアウトし男性に解決の報告をする。

 

 

 

「遅い!!いつまで待たせる気だ!分かってるのか!?これが会社なら、君達はクビだぞ!クビ!」

 

 

「(イラっ!)えとっ、もうアプリのエラーは直っていると思いますよ!」

 

 

「何だって!‥‥ん?‥機動したままだったゲームが‥正常に動いてる!ボスが倒せた流れで、ゲームが進んでいるぞ!‥‥ありがとう、ありがとう!!君達が直してくれたのかはよく分からないけどとにかくありがとう!」

 

 

「えぇ、どういたしまして!」

 

 

「‥‥(直ったと分かった途端、態度が一変したな‥まぁいいが‥)」

 

 

「お礼は後でちゃんと事務所に届けておくから!良かった‥これでクビが繋がったよ‥!」

 

 

ゲーム会社の社員はアミとシュンにお礼を言うとその場から去っていった。

 

 

「よし、依頼も終わらせたし事務所に戻るわよシュン!」

 

 

「あぁ‥」

 

 

アミとシュンは依頼を終わらせると事務所へと戻って行った。

 

 

「ただいま戻りました。杏子さん!」

 

 

アミとシュンは依頼を終わらせると探偵事務所へと戻って来る。

 

 

「ご苦労だったな二人とも。帰って来たところで悪いが、君達にまた新たな依頼が入った‥どうやらミレイからの依頼のようだな‥」

 

 

「えっ!ミレイさんからですか?」

 

 

「あぁ、依頼内容は来てから話すので自分のところに来てほしいと言うことだ‥」

 

 

「分かりました!それじゃ行ってきます。」

 

 

 

アミとシュンは杏子からミレイからの依頼が来ていることを教えられると事務所を出てミレイのいる、デジラボへと向かった。

 

 

 

 

--デジラボ--

 

 

 

 

「こんにちわミレイさん!」

 

 

「‥‥依頼の内容を聞きにきた‥‥」

 

 

「あら、二人ともいらっしゃい。依頼、受けてくれたのね。」

 

 

「はい!」

 

「あぁ‥」

 

 

アミとシュンはミレイに依頼の内容を聞くためにデジラボへと来て、依頼内容を訪ねる。

 

 

「デジモンとの絆で結ばれたあなた達なら当然、来てくれると思っていたわ。‥さっそく依頼の話だけれど、あなた達‥もうクーロンのハッカーには会った?」

 

 

 

「えっ!はい‥会いました。アカウント狩りをしていたハッカー達に会いました。」

 

 

 

「クーロンにもデジモンを連れた奴らもいたな‥」

 

 

「そう、じゃぁ話は早いわね。この世界‥EDENにはびこるハッカー達はデジモンをただの便利な道具としてしか見ていない‥それだけじゃなく、彼らを犯罪行為に利用しているわ‥今回の依頼はね、そんなハッカーを懲らしめてほしいの‥同じハッカーとして、バトルでね。そして、もうデジモンを悪用しないよう反省させて欲しいの」

 

 

 

「はい、分かりましたミレイさん!わたしもデジモンを悪いことに利用するのは許せないですし、あっ、でもハッカーの人も悪い人だけってわけじゃないかも‥?」

 

 

ミレイからの依頼はデジモンを道具のように使い悪用するハッカー達をバトルで懲らしめてほしいと言う‥依頼内容を聞いたアミもデジモン悪いことに利用するハッカーは許せないと言いつつも、ハッカーである全ての人が悪いやつばかりでもなく良いやつもいると、思う。

 

 

 

「え‥?ハッカーは悪いやつらばかりじゃないですって?、ふふっ、期待を持てるハッカーに出会えたのかしら?」

 

 

「はい!」

 

 

ミレイに期待を持てるハッカーには出会えたのかと聞くと、アミはザクソンのユーゴやハッカーかもしれないアラタを思い浮かべる。

 

 

「あなたがそういうなら、信じてみてもいいわ‥でも、タチの悪いハッカーがいることも事実よ。デジモン達は今も、悪用され苦しんでいる‥彼らが少しでも楽になるようにハッカー達にお灸を据えてもらえないかしら?」

 

 

「分かりました‥でも、わたしが思う人達以外にも本当は良いハッカーがいるかもしれないので説得出来たらしてみます。」

 

 

 

アミは自分が思う良いハッカー以外にも本当は良いハッカーがいるかもしれないので出来たら説得してみると決心する。

 

 

「ふふ‥あなたは本当に面白いわね‥あなたの好きなようにして良いわ。EDENでも特にタチの悪いハッカーをあらかじめピックアップしておいたわ!そのハッカー達は「クーロンLv2」にいるわ。それじゃよろしくね。」

 

 

「分かりました‥それじゃ行ってきますミレイさん!」

 

 

 

アミはそう言うと、クーロンLv2に行くためにデジラボから出る。シュンもアミの後を追いかけてデジラボから出ようとした時、後ろからミレイに声を掛けられる。

 

 

「あなたもあの娘のことを頼んだわよ‥ハッカーには危険なやつらもいるわ‥あなたがあの娘を守ってあげてちょうだい‥」

 

 

「‥‥?、分かっている。あいつはすぐに無茶をするからな‥」

 

 

「ふふっ、それじゃあ頼んだわよ!」

 

 

ミレイはシュンにアミのことを守ってあげてと頼まれるとシュンは分かっていると言い、アミを追いかけてデジラボから

出て行く。アミとシュンはミレイからの依頼を受けてクーロンLv2へと向かった。

 

 

 

 

--クーロンLv2--

 

 

「プロットモン、お願い!」

 

 

「パピーハウリング!」

 

 

 

「今だインプモン!」

 

 

「“サモン“」

 

 

 

クーロンLv2へと来たアミとシュンはミレイのピックアップした悪いハッカー達を見つけて、デジモンを悪いことに使わないように説得するも聞くはずもなく戦うことになり、アミとシュンは次々と悪いハッカーを見つけてたたかっていた。そして、今、プロットモンとインプモンの必殺技が決まり悪ハッカーのデジモンを倒したのだった。

 

 

「よし!私たちの大勝利ぃ~!これに懲りたらデジモンを悪いことしないこと!わかったわね!!」

 

 

「ヒィィィ~~~!!!わかりましたぁ~!」

 

 

 

アミはハッカーのデジモンを倒すと、その悪ハッカーにもうデジモンを悪いことに使わないように言うと、悪ハッカーはビビりながら分かりましたと言い逃げて行った。

 

 

 

「さて、お疲れ様。プロットモン、トコモン!これまで結構戦ったけど大丈夫?」

 

 

「大丈夫よアミ!まだ、戦えるわ!」

 

 

「ぼくも大丈夫!」

 

 

「ミレイがピックアップしたデジモンを悪用するハッカーはこれで粗方倒したな‥それじゃミレイのところに報告しに行くか‥」

 

 

「そうね。ミレイさんに依頼完了の報告しに行きましょ!」

 

 

 

アミとシュンはミレイがピックアップしたハッカー達を倒していき、中には戦った後で分かってくれたハッカーの人もいたが、ほとんどのハッカーがやられた後に負け惜しみや悪態を言って逃げて行った。アミとシュンはミレイがピックアップしたハッカーを全て倒してミレイに依頼完了の報告をしにデジラボへと向かおうとした時、奥から悲鳴が聞こえてくる。

 

 

 

「今の悲鳴は!どこから!」

 

 

「どうやら奥の方から聞こえてきたようだな?」

 

 

「行くわよみんな!」

 

 

 

アミとシュンがいる場所からさらに奥の方から悲鳴が聞こえてきたため、アミ達は悲鳴の聞こえた方へと急いで向かう。悲鳴が聞こえた場所に着くと、そこには二人の男と女のハッカーが両耳の垂れた白と茶色の二体のデジモンを痛めつけていた。

 

 

 

「ちょっと!あんた達!いったいなにやってんのよ!!!」

 

 

アミとシュンはその痛めつけられているデジモンの前に立ち二体のデジモンを庇う。

 

 

「はぁ~!なにしてるって?見てわかんなぁ~い?そいつらがぁ素直にぃわたしのデジモンにならないからおしおきしてんのよぉ~!邪魔しないでくれるぅ~!」

 

 

 

その女ハッカーは素直に自分のデジモンにならない二体をおしおきと言って二体のデジモンを痛めつけて無理やり自分のデジモンにしようとしている。

 

 

 

「ウゥ‥だ、だれがあんたの‥デジモンになんて‥なるものですか‥」

 

 

「クゥ‥そうだよ、ボクたちはおまえなんかの‥‥デジモンになんてなるもんか‥」

 

 

 

二体のデジモンはボロボロの体でふらふらと立ち上がろうとし絶対に女ハッカーのデジモンになんてならないと言う。

 

 

 

「ロップモン、成長期、種族、データ 属性、地面  テリアモン、成長期、種族、ワクチン 属性、風 か。そこのお前もこいつらを自分のデジモンにしようとしてるのか?」

 

 

 

シュンはデジヴァイスで二体のデータを調べると、女ハッカーの隣にいる男のハッカーにお前も二体を自分のデジモンにしようとしてるのかと聞く。

 

 

「い~や!俺さまはそんな弱そうなデジモンに興味はないなぁ~!!ただのこいつの付き添い!だけど、弱いやつらが痛めつけられるのを見るのは最高にたのしい~なぁ~!!」

 

 

男ハッカーは女ハッカーの付き添いだと言うが、テリアモンとロップモンが痛めつけられるのを見て最高に楽しいと最低のことを言い、それを聞いたアミとシュンはそのハッカー達に怒りを露わにする。

 

 

 

「何ですって、ふざけたこと言ってんじゃないわよ。あんた達は最低なハッカーだわ!あんた達なんかにこのコ達を渡してたまるもんですか!絶対にこのコ達を守ってみせるわ!プロットモン、トコモン!お願い、力をかして!」

 

 

 

「もちろんよアミ!わたしもあいつらは絶対に許せないわ!」

 

 

「ぼくもがんばるよアミ!」

 

 

 

二人のハッカーにアミは怒りの感情がわき上がり、絶対に二体を渡さないと言ってプロットモンとトコモンを出して女ハッカーに立ち向かう。プロットモンとトコモンも二体を守るために戦う体勢に入る。

 

 

 

「‥‥その通りだな‥おまえたちのようなやつらが‥俺は一番気に入らない。行くぞ、インプモン、ケラモン‥」

 

 

「オウよ!オレもやつらは許せねぇ!ぶっ飛ばしてやるぜ!」

 

 

「ケラケラ~」

 

 

 

シュンも最低な二人のハッカーを気に入らないと言って、シュンも二体を守るようにアミの隣に並び、男ハッカーに立ち向かう。インプモンとケラモンもデジモンを非道な扱いをする二人のハッカーに怒りを抱き戦う姿勢を見せる。

 

 

 

 

「あなたたち‥‥わたしたちを守ってくれるの‥?」

 

 

「どうして‥‥ぼくたちを‥?‥‥」

 

 

 

ロップモンとテリアモンはアミとシュンにどうして自分たちを守ってくれるのかと不思議そうに聞く。

 

 

 

「決まってるでしょ!わたしにとってデジモンは大切な存在、家族当然なの!だから、デジモンを道具のように扱うあいつらにあなたたちは絶対に渡さない!わたしたちが守ってみせる。」

 

 

「アミの言うとおりだ‥それに俺はああいう奴らが一番気に入らない、待っていろ‥すぐに終わらせて傷の手当てをしてやる‥」

 

 

何故、自分たちを守ってくれるのかと聞くテリアモン達にアミは自分にとってデジモンは家族と同じ大切な存在と言い、だからこそデジモンを道具のように扱うような二人のハッカーには絶対に渡さない、守ってみせると言う。シュンもアミの言うことに頷き、すぐに終わらせて傷の手当てをしてやるとロップモン達に言う。

 

 

 

「ハァ~ァ?チョ~ウザいんですけど~、関係ないのにクビ突っ込んでぇ、そんなウザいあんた達わたしたちがボッコボッコにしてあげるぅ~!ねぇ~!」

 

 

 

「あぁっ、ヒーロー面しやがって、たかがプログラムになにをそんなに熱くなってんだか理解出来ねぇぜぇ、そういうやつが俺は一番ムカつくんだぁ!ぶっ潰してやるぜ!出な!」

 

 

 

アミとシュンの発言を聞いた女ハッカーと男ハッカーはキレて、ぶっ潰してやると言ってデジモンを出す。女ハッカーの方は白い雪だるまのような姿をしたデジモンが出てくる。そして、男ハッカーの方は黄色の体をした片目のデジモンと子鬼の姿をしたデジモンが出てくる。

 

 

 

「あれは、ユキダルモン、成熟期、種族、ワクチン 属性、水 必殺技は大きな体から繰り出す「絶対零度パンチ」成熟期のデジモンが二体‥大丈夫、プロットモン、トコモン!」

 

 

「任せて、アミ!」

 

 

「うん!」

 

 

 

「二体は前に見たことがある、ゴブリモンだな‥もう一体は‥サイクロモン、成熟期、種族、ウイルス 属性、地面 必殺技はあらゆる物を溶解する超高熱の「ハイパーヒート」か‥成長期二体に成熟期が一体か‥いけるか、インプモン、ケラモン」

 

 

「おう、心配ないぜシュン!」

 

 

「ケラ~」

 

 

 

アミは女ハッカーとシュンは男ハッカーと相対し、そして、テリアモンとロップモンを守るための戦いが今始まった。

 

 

 

 

  --アミ SIDE--

 

 

 

「プロットモンはスキルで攻撃して、トコモンはアワでユキダルモン達の気をひいて!」

 

 

「ホーリーライト!」

 

 

「プゥ~!」

 

 

 

アミはプロットモンにスキルで攻撃するように言い、トコモンにはアワでプロットモンにユキダルモン達に攻撃する隙を与えるためにアワでユキダルモン達の気をひくように指示する。アミの作戦は成功し少しずつユキダルモン達にダメージを与えていく。しかし、成熟期のユキダルモン達に大したダメージにはなっておらず即座に反撃してくる。

 

 

 

「アハハァ~~、そんな攻撃いくらしてもムダムダァ~!やっちゃいなさい、ユキダルモン!」

 

 

 

「「絶対零度パンチ!!」」

 

 

女ハッカーはそんな攻撃をいくらしても無駄と言い、ユキダルモンに攻撃の指示を出し二体はプロットモン達に必殺技を放つ。

 

 

 

「交わして!プロットモン、トコモン!」

 

 

 

アミはユキダルモン達が必殺技を放つのを見てプロットモン達に交わすように言い、プロットモン達は慌ててユキダルモンの攻撃を交わす。ユキダルモンの必殺技を交わした跡は凍り付いている。それを見てアミは冷や汗を流す。

 

 

 

「あれに当たったらこおっちゃう!何とかしないと‥‥」

 

 

「無駄よ!あんたは負けるのよ、ワタシの可愛いペット達にね!デジモンは所詮プログラムなのよ。ペットにするのがちょうどいいのよ!」

 

 

「デジモンはただのプログラムなんかじゃないわよ!一緒に笑ったり泣いたり出来る‥わたしにとって掛け替えのない大切な仲間、そして家族なの!デジモンをただのペット同然に扱うあんたなんかにわたし達は絶対に負けない!!」

 

 

「アハハ!それじゃぁあんたの大切な仲間のデジモンを倒した後でわたしのペットにしてやるわよ!止めよユキダルモン。」

 

 

 

女ハッカーはアミ達に止めをさそうとユキダルモンに指示をし、プロットモン達に必殺技を放つ構えに入る。

 

 

 

「(クゥ~、勝ちたい‥ぼくたちのことを仲間だと家族だと言ってくれたアミのためにもぼくは勝ちたい!!アミを守るための力がぼくはほしい!!)」

 

 

 

トコモンは自分たちの事を仲間、そして大切な家族だと言ってくれるのアミのためにも勝ちたいと言う想いが心の底からわき上がってくる。そして、その想いがデジヴァイスに反応しトコモンの体を光が包むとトコモンの姿が黄色い羽の生えた姿へと変わる。そして、迫るユキダルモン達を謎の攻撃で吹き飛ばす。

 

 

「なんで!!どうしてユキダルモン達が吹っ飛んだのよ!!」

 

 

女ハッカーはユキダルモン達が吹っ飛んだことに驚く。そして、光が止むとそこから進化したトコモンが姿を現す。

 

 

 

「えっ!トコモン?あなたトコモンなの?もしかして進化したの‥」

 

 

 

「うん!今は進化してパタモンになったんだよアミ!」

 

 

 

アミが進化したのかトコモンに聞くと、トコモンは進化してパタモンになったのだとアミに笑顔で言う。

 

 

 

「すごい‥パタモン、成長期、種族、データ 属性、風 必殺技は空気を吸い込んで一気に空気弾を吐き出す「エアショット」‥すごい!進化したんだ。ホントにすごいよ。パタモン!!」

 

 

 

アミは進化したパタモンのデータをデジヴァイスで調べると、進化したパタモンを見て凄いと言って喜ぶ。

 

 

 

 

「ハァ~、進化したからなんだっていうのよ?ユキダルモン!!やっちゃいなさい!」

 

 

女ハッカーは進化したから何だと言って、ユキダルモンに攻撃するように指示を出す。

 

 

 

「危ない!パタモン、プロットモン避けて!!」

 

 

「大丈夫だよアミ!任せて、エア~ショット!!」

 

 

 

アミがパタモン達に逃げるように言うと、パタモンは大丈夫だと言って口に空気を吸い込んで一気に吐き出す空気弾、エアショットを放ち、迫るユキダルモン達をふっ飛ばす。

 

 

 

「どうだ、ぼくのエアショットの威力は!!」

 

 

「凄いよパタモン!」

 

 

「くっ!ふざけるんじゃないわよ。あんた達の攻撃なんかでやられないわよ。なにをしてんのよ!さっさと攻撃しなさい。」

 

 

 

女ハッカーは思ったよりも強いパタモンに驚き、ユキダルモンに攻撃するように言い、ユキダルモンはパタモン達に必殺技の絶対零度パンチで攻撃する。

パタモン達にユキダルモンの必殺技が迫ろうとしたその時‥!!

 

 

「プチツイスター!!!」

 

 

パタモン達の後ろから竜巻が起こり、攻撃しようとしたユキダルモンを吹き飛ばす。

 

 

 

「えっ!今のは、テリアモン!!あなた動いて大丈夫なの!それにどうしてわたし達を!」

 

 

「キミ達が戦ってくれている間にだいぶ休めたよ。それにボク達を守るために戦ってくれてるんだから当たり前だよ!もう一人の方にはロップモンが行ったよ。アミ、みんな、ボクも一緒に戦うよ!」

 

 

「ありがとうテリアモン!心強いわ!!」

 

 

 

アミが自分たちを助けてくれたテリアモンにどうして助けてくれたのかと聞くと、テリアモンは自分たちを守るために戦ってくれてるんだから当たり前だと言い、アミ達と一緒に戦う。

 

 

「はぁ~!!マジでムカつくんですけどぉ!!もうあんたみたいな生意気なやついらないし、コイツらと一緒に倒してやるわよ。ユキダルモン、そいつらを全員やっちゃいなさい!。」

 

 

 

「そうは行かないわ!わたし達はあんたなんかに絶対負けない!お願いプロットモン!」

 

 

「うん、行くわよ!パピーハウリング!」

 

 

プロットモンは迫るユキダルモン達に必殺技のパピーハウリングを放ち、動きを止める。

 

 

「今だよ。パタモン、テリアモン!」

 

 

「エア~ショット!」

 

 

「プチツイスター!」

 

 

 

プロットモンの必殺技を受けて動けないユキダルモン達に必殺技を放ち、ユキダルモン達を吹っ飛ばす。

 

 

 

「えっ!チョッ!!キャァァ~~!」

 

 

女ハッカーは吹っ飛んで来て気絶したユキダルモンの下敷きとなり気絶してしまったようだ。ユキダルモンの下敷きになりながら目を回している。

 

 

「やったぁ~~!わたし達の大勝~利~!!」

 

 

「やったわねアミ!」

 

 

「アミ~ボク頑張ったよ~誉めてぇ~!」

 

 

「よしよし!よく頑張ったねパタモン。」

 

 

パタモンは誉めてと言ってアミに飛び込んで来たパタモンを抱いて頭をよしよしと撫でてパタモンを誉める。

 

 

 

「テリアモンもありがとう!あなたが協力してくれたおかげであいつに勝つことが出来たわ!」

 

 

「ううん‥お礼を言うのはボクの方だよ。もしキミ達がいなかったらボクは今頃あいつのデジモンになって都合の良いペットになるところだったよ。助けてくれて本当にありがとう。」

 

 

一緒に戦ってくれてありがとうと言うアミにテリアモンはお礼を言うのはこっちだと言い、アミ達に改めてお礼を言う。

 

 

 

「それで‥お願いがあるんだけど‥アミ!ボクをキミのデジモンにしてくれないかな?」

 

 

「えっ?テリアモン、わたしのデジモンになってくれるの?でも、良いのテリアモン!」

 

 

 

「うん、アミはあいつと違ってボクたちデジモンを家族だと言ってくれたし、お願い!ボクをアミのデジモンにして」

 

 

テリアモンは自分を助けてくれたアミのデジモンになりたいと言い、デジモンを家族や仲間だと言ってくれるアミのデジモンになりたいとアミにお願いする。

 

 

「うん、もちろんだよ。これからよろしくねテリアモン!!」

 

 

「うん、よろしくアミ!みんな!」

 

 

「新しい仲間が増えてうれしいわ!これからよろしくね。」

 

 

「ボク、パタモン!これからよろしくね。」

 

 

 

アミ達は新たにテリアモンが仲間になったのを全員で喜びこれからよろしくと笑顔になる。アミ達は女ハッカーに見事、勝利する事に成功したのだった。

 

 

 

 

 

ーーシュン SIDE--

 

 

 

 

アミ達が戦いはじめると同時にこちらでもシュンと男ハッカーとのバトルがスタートした。アミの方とは違い、こちらは成熟期のデジモンはサイクロモン一体だったのでシュンは冷静にインプモンとケラモンに指示を出し、先に二体のゴブリモンを倒す事に成功する。残るは成熟期のサイクロモンが一体だけである。

 

 

 

 

「さて、まずはゴブリモン二体を倒した‥後はサイクロモン一体だけだな‥」

 

 

 

「はぁん!!あんなザコ二匹を倒したくらいでもう勝ったつもりか!やれぇサイクロモン」

 

 

 

男ハッカーはやられたゴブリモンになんの気遣いもなく罵倒し、サイクロモンに攻撃するように指示し、サイクロモンは強靭な右腕をインプモン達に振り下ろし攻撃する。

 

 

 

「インプモン、ケラモン、交わして攻撃だ!」

 

 

「“サモン"」

 

 

「“クレイジージギル“」

 

 

シュンの指示通りにインプモン達はサイクロモンの攻撃を交わして、必殺技を放つ。

 

 

 

「はっ!そんなレベルの低い技が効くか!やれぇサイクロモン!」

 

 

しかし、さすが成熟期と言ったところか‥ダメージは有るものの倒せるまでには至らずにサイクロモンは必殺技の超高熱、ハイパーヒートを放つ。

 

 

 

「インプモン、ケラモン!最大パワーで必殺技を放て!」

 

 

「おうよ!負けるかよ、くらえぇ“サモン"」

 

「ケラ~!"クレイジージギル“!!」

 

 

シュンの指示通りにインプモンとケラモンはサイクロモンの必殺技に対抗するために最大パワーで必殺技を放ち、サイクロモンとインプモンとケラモンの必殺技がぶつかり合うがサイクロモンの必殺技の方がインプモンとケラモンの合わさった攻撃よりも僅かに威力が高く、インプモン達の攻撃を打ち破り、シュンとインプモン達に迫る。

 

 

 

「ハッ!!ざまぁみやがれ、ヒーロー気取りのクソヤロウが!!これで終わりだ。」

 

 

男ハッカーはサイクロモンの技がインプモン達の攻撃を打ち破ったのを見て、嬉しそうに笑い終わりだと言う。

 

 

「(これは少し不味いな‥‥まぁまだ手はある‥)」

 

 

シュンはインプモン達の攻撃がサイクロモンの攻撃に破られたのを見て少し不味いなと思いながらもまだ、手はあると考えて、取りあえずサイクロモンの攻撃を避けようとしたその時!

 

 

「ブレイジングアイス!!」

 

 

シュンの後ろから冷気弾が放たれ、インプモン達との必殺技の衝突で威力の落ちていたサイクロモンの必殺技を相殺する。

 

 

 

「なっ!何だと!!」

 

 

「今の攻撃は…いったい?」

 

 

 

男ハッカーはサイクロモンの攻撃が相殺されたことに驚き、シュンは突然自分の後ろから放たれた攻撃に驚き後ろを向くとそこには……!!

 

 

「あら?よけいなお世話だったかしら?」

 

 

 

シュン達を助けたのはハッカー達に攻撃され傷ついていたはずのロップモンが立っていた。

 

 

 

「てめぇ!まだ動けたのか!」

 

 

「ロップモン!……お前なぜ?」

 

 

 

男ハッカーは自分の攻撃が邪魔されたことに怒り、シュンはボロボロに傷ついていたはずのロップモンが自分を助けてくれたことに驚き、なぜだと聞く。

 

 

 

「きまってるでしょ!あんたたちがわたしたちを守るために戦ってくれてるのにわたしだけ黙って見てるわけには行かないわ!それにわたしもあいつらは許せないの!ボロボロにされたお返しをしなきゃ気が済まないわ!女の人の方にはテリアモンが行ったわ。さぁ、一緒に戦いましょう。」

 

 

 

 

「ふっ!あぁ、一緒に戦うぞロップモン。行くぞ、インプモン、ケラモン!」

 

 

 

 

「えぇ!行くわよ。」

 

 

 

「おう、行くぜぇ!」

 

 

「ケラ~!!」

 

 

 

 

ロップモンはシュン達に一緒に戦おうと言い、シュンも笑みを浮かべ頷き一緒に戦うぞと言い、インプモン達と一緒に戦闘態勢に入る。

 

 

 

「けっ!さっきから見ていてムカつくぜ!そんなザコが一匹増えたくらいで何になるって言うんだよ。サイクロモン、さっさとやっちまえ!!」

 

 

 

男ハッカーは先ほどからのシュン達とロップモンの様子を見ていてムカつくと言ってサイクロモンに攻撃するように指示をし、サイクロモンは必殺技を放つ。

 

 

 

「いまだ、全員最大パワーで必殺技を放て!」

 

 

 

「”サモン”!」

 

 

「”クレイジージギル”!」

 

 

「”ブレイジングアイス”!」

 

 

 

インプモン達が必殺技を放つと合わさりサイクロモンの必殺技とぶつかり合う。そしてサイクロモンの技を打ち破りサイクロモンに命中しその攻撃を受けたサイクロモンは吹っ飛び倒れる。

 

 

「よく頑張ったな‥俺達の勝利だ‥!」

 

 

「おう、やったぜ!」

 

 

「ケラ~!」

 

 

「えぇ、やったわね!」

 

 

 

シュンとインプモン達は力を合わせて勝利したことを喜びあう。

 

 

「なっ!!そんなバカな!おれのデジモンが‥こんな‥低レベルなヤツらに‥‥」

 

 

男ハッカーは自分のデジモンがシュン達に負けた事が信じられずにショックで下を向く。そして‥!

 

 

「ふざけるな‥‥おれがこんな低レベルな奴らに‥‥負けるわけがねぇ~!!!」

 

 

 

男ハッカーはシュン達に敗北した事実を否定し、怒りを露わにしてシュンに向かって殴りかかる。

 

 

 

「あ、危ない!!」

 

 

 

男ハッカーがシュンに殴りかかるのを見たロップモンは危ないとシュンに言う。しかし、シュンは男ハッカーが自分に殴りかかってくるのを見ても慌てる事なく、向かってくる男ハッカーの拳を交わして、男ハッカーの顔面を殴る。

 

 

 

「‥‥フン‥!」

 

 

「グハぁ!!‥ガクッ‥‥‥」

 

 

 

シュンに殴られた男ハッカーはそのまま少し吹っ飛ぶと倒れて気絶する。

 

 

「‥フン!低レベルなのはどっちだ‥‥デジモンをただのプログラムだと思ってるやつに俺が負けるわけないだろう‥」

 

 

 

シュンは気絶した男ハッカーを見下ろして、デジモンをただのプログラムだと思ってる男ハッカーに負けるわけがないと言う。

 

 

「おう、そのとおりだぜ!シュン、やっぱりお前は俺の最高のパートナーだぜ!!」

 

 

「ケラ~!」

 

 

インプモンとケラモンはシュンの言葉を聞いて、シュンを最高のパートナーだと嬉しそうに言う。

 

 

「ふっ‥あぁ、そうだな。それに、ありがとな、ロップモン‥お前が力を貸してくれたおかげであいつらに勝つ事ができた‥」

 

 

「‥ううん!お礼を言うのはわたしの方よ!あんた達がわたし達を助けてくれなかったら、あんな最低なヤツらのデジモンになるところだったわ!!ほんとうにありがとう‥シュン!!」

 

 

 

シュンは協力してくれたロップモンにお礼を言うと、ロップモンはお礼を言うのは自分だと言って、助けてくれて本当にありがとうと、シュン達に改めてお礼を言う。

 

 

「うん‥よし、決めたわ!シュン、わたしをあなたのデジモンにして!!」

 

 

ロップモンはシュンにお礼を言った後に少し考える素振りをすると、決めたと言ってシュンのデジモンにしてほしいとシュンにお願いする。

 

 

 

「なに?おれのデジモンになりたいだと‥だが、良いのかロップモン?」

 

 

「えぇ、シュン‥あなた達はわたしたちを守ってくれたし、あいつらと違って、デジモンを道具のように使わないし、一緒に戦ってあなたなら信頼出来るわ!だからお願い、わたしをあなたのデジモンにして!」

 

 

ロップモンは自分を守ってくれたシュンのデジモンにしてほしいとお願いし一緒に戦ってシュンは信頼出来る人だと思ったと言う。

 

 

 

「‥‥わかった、ロップモン‥これからよろしくな‥!」

 

 

「えぇ!よろしくシュン!」

 

 

シュンはロップモンを仲間にする事に決めて、これからよろしくと言って、しゃがんでロップモンと握手する。

 

 

「おう!おれはインプモンって言うんだ。こっちはケラモン!これからよろしくな!」

 

 

「ケラケラ~!」

 

 

 

インプモンとケラモンも新しく仲間になったロップモンに自己紹介をする。

 

 

 

「えぇ、よろしくね。二人とも!」

 

 

 

ロップモンがシュンのデジモンになること決めてインプモン達にこれからよろしくと言うと、同時に向こうの方から同じく女ハッカーに勝利したアミ達がやってくる。

 

 

 

「シュン!ケガはない!大丈夫だった‥!」

 

 

「あぁ、当たり前だ‥あんなやつに俺が負けるわけないだろう・・どうやらそっちも無事に勝てたようだな。」

 

 

 

アミはシュンを心配して怪我は無いかと言い、大丈夫だったと聞くと、シュンは当たり前だと言い、アミの方も無事に勝てたようだなと言う。

 

 

 

「もちろん、わたし達の大勝利よ!!テリアモンも一緒に戦ってくれたし、あのムカつく女ハッカーをぶっ飛ばしてやったわ!それにテリアモンも仲間になってくれたし、ねぇテリアモン!」

 

 

「うん!アミがぼくたちのために戦ってくれている姿を見て、ぼくもアミみたいになりたいと思ったんだ。それで、ロップモンはその人のデジモンになったの?」

 

 

 

「えぇ、そうよテリアモン。テリアモンと同じでわたしたちを守ってくれたシュンの事が気に入ったから、シュンのデジモンになったのよ。」

 

 

 

 

テリアモンとロップモンはお互いにアミとシュンのデジモンになったことを説明する。

 

 

 

「シュン、ロップモンを仲間にしたのね‥良かったじゃない!」

 

 

「あぁ‥おまえこそな、それよりあいつらも倒したことだし、これでミレイが言っていたハッカー達は大体倒しただろう‥依頼完了の報告しに行くぞ。ロップモン達の手当もしてやった方がいい。」

 

 

 

「そうね。あいつらもぶっ飛ばしたし、ミレイさんのところに行きましょう。テリアモン、ロップモン、これからよろしくね。」

 

 

 

「「よろしく」」

 

 

 

アミとシュンは許せない二人のハッカーを倒すと、新たに仲間になった”テリアモン”と”ロップモン”にこれからよろしくと言って、依頼の完了を報告するためにミレイのいるデジラボへと向かったのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 --デジラボ--

 

 

アミとシュンはデジラボへとつくと、まずはミレイにボロボロのテリアモンとロップモンのケガの治療を頼み、二体ともあの二人に痛めつけられてかなり重傷だったが、命に別状はなくゆっくり休めば大丈夫だと言うことだった。

 

 

 

「もう大丈夫よ。二体ともかなりダメージをおっていたけど、手当もしたから安心しなさい。今はゆっくり休んでいるわ。このままゆっくり休めばケガも治るはずよ。」

 

 

 

「良かったぁ~!テリアモンとロップモンも無事で!ミレイさん、ありがとうございます。」

 

 

「‥礼を言う。それから、ミレイ、言われたとおりにデジモンを非道に扱うハッカーを倒したぞ。」

 

 

アミとシュンはテリアモンとロップモンが大丈夫だったことに安心しケガを治療してくれたミレイにお礼を言う。シュンはミレイに依頼完了の報告をする。

 

 

 

「ふふ、首尾よくいったみたいね。あなた達に頼んでよかった-‥いえ、違うわね‥」

 

 

 

「?どう言うことですか?」

 

 

ミレイの言葉にアミは首を傾げる。

 

 

「デジモンとの強い絆を持っているあなた達にとってはこの結果も、”運命”だったのよ‥ふふ」

 

 

 

「きずな‥ですか?」

 

 

「相変わらず妙なことを言うやつだ‥‥」

 

 

 

ミレイの言葉にアミは頭にハテナを浮かべ、シュンは相変わらずのミレイの妙な発言に頭を手で押さえる。

 

 

 

「ふふ‥-一応、褒めているのだけれど?ともかく、二人ともお疲れ様‥あの子達はここでゆっくり休ませておくわ。”このあと”もよろしくお願いね!」

 

 

 

「はい!ありがとうございますミレイさん!‥えっ?」

 

 

「なに?依頼は完了しただろう‥」

 

 

ミレイは二人にお疲れ様と言い、このあともよろしくと言うと、アミとシュンはミレイの妙な言い回しに頭にハテナを浮かべる。

 

 

 

「‥何をもう終わった気でいるのかしら?デジモンを苦しめている悪質なハッカーはまだまだ、たくさんいるのよ‥この子達を痛めつけたあの二人のようにね。あなた達がわたしがピックアップしたハッカー達を倒してくれている間に、他にタチの悪いハッカー達の「ブラックリスト」を作ってみたの、あなた達が倒したハッカー達以外にもまだ30人くらいいるわね。」

 

 

 

 

「えっ!!あんなに倒したのにまだそんなに入るんですか!!」

 

 

 

「数が多いぞ!もうちょっと少なくならないのか!」

 

 

アミは今回の依頼でもけっこうな数のハッカーを懲らしめたのにまだそんなにたくさんのデジモンを非道に扱うハッカーがいることに驚き、シュンはもうちょっと少なくならないのかと聞く。

 

 

 

「‥あら、これでもずいぶんと厳選したつもりなのだけれど?」

 

 

 

もう少し減らせないかと聞くシュンにミレイはこれでもずいぶんと厳選したつもりだと説明し、アミとシュンはそれを聞いて顔をひきつらせる。

 

 

 

「でも‥安心して頂戴。なにもあなた達だけでハッカー達の居場所を探すわけじゃないのよ。わたしも悪質なハッカー達の居場所がわかったら知らせるわ。苦しむデジモン達を、一体でも多く助けてあげてね‥じゃ、”これから”よろしくね。ふふ」

 

 

 

 

ミレイは少し笑みを浮かべてアミとシュンにこれからもよろしくと言うと、アミとシュンははぁっと少しため息をつくと、杏子に依頼完了の報告をするために探偵事務所へと向かった。

 




如何でしたでしょうか?また、早い内に投稿したいと思います。

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