ある日、報酬として、届いたものがなんと、AE86 スプリンタートレノであった。
キンジは、武偵校の学生寮で、ベットで横になり、車輛科の実習で取得した免許を眺めていた。
「(免許、取ったところで、車乗らないしな…依頼の報酬、確か、すごいものを送りましたって言っていたけど)」
ため息をついていたとき、インターホンが鳴った。
「こんにちは、○○運送です。お届け物です。サインをお願いします。」
キンジはめんどくさそうに、サインをした後、荷物を見るとそれは、車の書類一式であった。
「これって、まさか、」
「すみません、下まで来てもらっていいですか?」
業者の人と、寮の正面に行くと、そこには、一台の車「AE-86 スプリンタートレノ」が、トラックから降ろされていた。
「依頼主は、○○さんですね。」
「報酬は、車かよ。!!!」
「書類見せてください。ふむふむ、税金・車検・保険・燃料代4年分とクレジットカードですね。状態もかなりいい状態ですよ。では失礼します。」
業者の人は、帰っていった。
翌日、キンジは、メールの確認の後、バス停に向かったが間に合わず、結局、ハチロクに乗ることとなった。
「これから、車で通学しよう。」
キンジは、心に誓ったのである。
学校へ到着すると、白雪が、あわててでできた。
「キ・キ・キンちゃん、どうしたのその車?]
「依頼の報酬が、これなんだ。」
「(キンちゃんと、二人きりでドライブに・・・・ポッ)」
白雪は、自分の世界に入っていた。
その後、キンジは、通学方法の変更の書類を提出した。
週末、キンジは、ふと思い立ったのであった。
「秋名でも行こうかな。」
キンジは、ハチロクに乗り、秋名山へ向かった。
その一方、キンジの寮の玄関では、アリアが、スーツケースを持って、立っていた。
「バカキンジ、さっさとあけなさい!扉に風穴を開けるわよ!」
アニメ声で叫び、扉を殴っていた。
キンジは、秋名山の頂上の湖、秋名湖で一息ついていた。
「思い出すなぁ、兄貴の車で、よく来ていたし、まったく変わっていないや」
キンジは、よく兄に連れられ、秋名へよく来ていた。
思い出していると、不知火から電話がかかってきた。
「もしもし、キンジか、今大変なことになっているぞ!」
「どうした?」
「お前の寮室の玄関で、神崎さんが、吠えているぞ。今、どこにいるんだ?」
「マジかよ。今、群馬の秋名にいるよ。お前、言うなよ。」
「わかったよ。北海道に行ったって伝えておくよ。」
「それはいいかも、じゃあな」
電話を切り、車に乗り、座席を倒して、昼寝をした。
その一方、東京武偵校学生寮では、アリアは、あきらめて、自分の寮室へと戻ろうとしていた。
ある会話が、耳に留まった。
「遠山先輩の車、確か、AE-86 スプリンタートレノだっけ、あの伝説のチームのダウンヒラーの車に似ているよね」
「そういえば、確かに、秋名へ行くのかな?」
「行かないでしょう。遠出はだるいタイプなんだから」
アリアは、気が付いた。
「バカキンジは、秋名に行ったのかも…」
アリアは、愛車のMINI クーパーを走らせ、秋名へ向かった。
キンジは、目が覚めるとあたりは、すっかり暗くなっていた。
「しまった!寝すぎた!」
携帯を見ると、電話が10件来ていた。名前を見ると最初の5件は、白雪から、残りは、不知火からかかってきていた。すぐに電話を掛けた。
「どうした。不知火」
「ヤバいぞ。神崎さんが、そっちに向かった。」
「いつ、出発したんだ?」
「2時間前ぐらいかな」
「マジかよ。もう近いな。切るぞ」
キンジは、ハチロクのエンジンをかけ、走り屋たちが集まる停車場に向かった。
停車場には、何台かの車と人が来ていたのでまぎれるようにした。
「あれ、君も走り屋なのか?それにしても若いな。何に乗っているの?」
キンジは、地元の走り屋の人に話しかけられたのであった。
「俺は、池谷 浩一郎、此処の走り屋なんだ。」
「俺は、遠山キンジ 東京武偵校2年です。免許はあります。車はハチロクに乗っています。」
「高校生で、ハチロクで、走り屋か…5年前を思い出すぜ。」
「先輩、一台、上がって来ましたよ」
池谷 浩一郎の後輩の武内 樹が、報告してきた。
車を見ると、miniのクーパーであった。
「外車か、なんか、厄介なのが来たぞ」
「(俺の一番の厄介な奴だけど)池谷さん、池谷さんの車に隠れさせてもらえませんか?」
「構わないが、何かあったのか?」
「後で話します。」
mini クーパーが、止まると、運転席からアリアが出てきたのであった。
「樹、お前の車のボンネットを開けてくれ、」
「いいですよ。」
樹は、ハチゴーのボンネットを開けて、池谷と話し合うふりをしていた。
「ねえ、あのハチロクのドライバーを見ました?」
「(なんか、小学生みたいだな)知らないな。来る前からここにあるからな」
「わかった。ありがとう。」
アリアは、そのまま、車に乗り、立ち去り、キンジは、池谷のシルビアから降りた。
「ありがとうございます。」
「どういたしまして、何かあったのか?」
キンジは、武偵校であったこと、アリアのことを話した。
「俺たちとは、かけ離れた生活だな。」
「そんな学校があったら、すぐに入りたかったな~」
「樹、もし入学していたらだ。俺たちの車の近くで銃撃戦されたらたまらんぞ。銃弾がエンジン直撃したら終わりだぞ!」
キンジは、二人の話を聞いて笑っていた。
久々の投稿です。仕事が、あまりにも忙しくやっとかけました。
次は、バトルか武藤兄妹他を考えています