ハイスクールD×D 駒王学園の第三勢力 作:空☆条☆承☆太☆郎☆
再会
「僕はイギリス清教第零聖堂区「
アーシア・アルジェントを巡る事件から数日が経った。この俺の前に座る赤く染めた長髪を持ち頬にバーコードを模した刺青をいれた男は、その件で使用された廃教会の取り扱いに関して教会側から派遣されてきた
見ての通り、真っ当な神父じゃない。こうした、人外との交渉を取り持ったりする部署から派遣されてきた。
「私はこの町を管理している上級悪魔のリアス・グレモリーよ」
対する部長の後ろには、姫島先輩が控えている。そして、その隣には困惑した表情のアーシア・アルジェントがいる。
「…こちらとしては、再び
「そう。私個人としては、こちらに過剰な干渉をしてこなければそちらに戻しても構わないけれど、やはり上層部の許可は必要になるわ」
「ああ。我々としてもまだ検討しているだけで、今日はそれを伝えにきただけだ。決まり次第また報せに来る」
「分かったわ」
その短い会話で教会側からの報告は終わり、神父は席を立ち、部室から出ようとする。
「あの、ステイル神父!」
出て行こうとした神父を止めたのは、アルジェントさんだった。
「っ!?君は、アーシア…アルジェントか?」
「はい。お久しぶりです」
今日アルジェントさんに来てもらったのは、このステイル・マグヌスに会わせる為だ。この二人は一時期一緒の教会にいて結構仲が良かったということと、ステイル・マグヌスがアルジェントさんの追放に最後まで反対していたということを俺はある人から聞いた。
「…。そうか…そんなことがあったのか」
「…はい。あの、インデックスちゃんは元気にしていますか?」
「ああ。今は、上条当麻という男と共にいる」
「そうですか。それを聞けて安心です」
「…それよりも…済まなかった」
そう言いながらステイル・マグヌスは頭を下げた。
「ふえ!?あ、頭を上げてください、ステイル神父!」
「僕は、君を助けられなかった…あの子にも、悲しい思いをさせてしまった…だから、本当に済まない…」
「そのことはもう、いいんです。私の中では一区切りつきました。あの過去があって、今の私が、この生活があるんです。だから、いいんです」
その言葉を受けて、ステイル・マグヌスは漸く頭を上げた。
「それに、今日はステイル神父に会えてよかったです」
「…ありがとう」
そうして、今日の会合は無事に終わった。
「癪に障るが、君には礼を言わないとな」
「別に礼を言われるようなことはしてねえよ」
町の外れまで、俺はステイル・マグヌスに付き添っていた。煙草を吸いたいと立ち止まり、こいつは火をつけながらそう言った。
「ここにいましたか。ステイル、比企谷」
そんなやり取りをしていると、声をかけてきた女性がいた。格好としては、長い黒髪をポニーテールに束ね、着ている白い半袖のTシャツは胸の下で括られ真っ白な腹をさらしている。履いているジーンズも左脚の方は根元までばっさり切ってあるものであり、腰には長刀を挿したウェスタンベルトを巻いている。
毎度思うんだが、恥ずかしくないのか?
「早いな、神裂」
「ええ。私の方は、早く仕事が終わったので」
彼女の名前は神裂火織。ステイル・マグヌスと同じく、イギリス清教第零聖堂区「必要悪の教会」に所属している。
「じゃあ、俺の仕事は終わりだな」
こいつらの案内が俺に任されている仕事なので、本日の業務はこれで終わりのはずだ。はやく帰って小町に会いてえな。
「そうだな。まあ、近いうちにまた来ることにはなるだろうが」
そう言って、二人は町を後にした。
はい。新キャラ登場ですね。まあ、教会が絡んでくる作品なんで、出してみました。