ハイスクールD×D 駒王学園の第三勢力 作:空☆条☆承☆太☆郎☆
異変
side HACHIMAN
『比企谷君、ひゃっはろー!!』
いやいや、おかしいだろ色々とさ。もう時間帯のことは言わねえよ。でもテンションとかおかしいだろ絶対。
「なんの用ですか?何を企んでるんですか?雪ノ下さん」
『いやいや何も企んでなんか無いよ?ただ、比企谷君の声を聞きたいなって…あ、今のポイント高くない?』
なんだよ、ポイントって。最近流行ってんの?そのポイントどこで使うつもりなの?
「そんなんで電話かけてこないでくださいよ。用件を言ってください。用件を」
『むー。つれないなあ。まあ仕方ない。もう雪乃ちゃんには言ってあるんだけど、先日教会から聖剣が強奪されたんだよ』
聖剣って、大ごとじゃねえか。ありゃ、教会の至宝だろ?スキャンダルもいいところだろ。
『首謀者は、堕天使の幹部コカビエル。お供には、フリード・セルゼンと暗黒騎士ね』
「マジですか?またあいつらかよ」
フリード・セルゼンはともかくとして、あの暗黒騎士がまたいやがんのかよ。
『うん。まあそういうことだからね。明日には教会からエージェントがそっちに派遣されるそうよ』
「…そっち?て、まさかこの町にその強奪した連中がいるってことですか?」
『そだよー。だから、気をつけてね』
「…了解です。祓魔局からは増援とか来ないんですか?」
『うちらもちょっと立て込んでてね。無理なんだよね。それと、教会の人たちとも揉め事起こさないようにね』
「…分かりました」
そう言って電話を切る。一応は雪ノ下がいるけど、あいつと互する奴を連れて来られでもしたら割と不利だ。
『暗黒騎士の方もだぞ、八幡』
「分かってるよ。奴も相当強い。あの時も終始押されっぱなしだったからな」
ザルバの言う通りだ。あの暗黒騎士、言峰とか言ってたな。元代行者で元魔戒騎士。戦闘能力はそれだけで計り知れない。その上で暗黒騎士の力もある。
「こいつは…早めに試練に挑んだ方がいいのかね」
『あまり急くなと言いたいが、魔導馬を呼べるのは大きなアドバンテージになる。挑めるうちに挑んでおいた方がいいだろうな』
魔導馬。魔戒騎士が内なる己を降すことで、手にすることのできる力。
「木場の件に関してもなんとかしないとな」
数日前兵藤の家でオカ研の部活動をやってた時に、兵藤の成長写真アルバムを見ていた。その中の一枚にエクスカリバーが写っているのを見てから木場の様子はおかしくなった。
衛宮や由比ヶ浜によるとぼーっとしてることが多いらしい。
「球技大会の練習もあるし、やること多いな…ていうか、いつまで俺たちはオカ研の人質になってないといけないんだ…」
ふと壁にかけてある時計を見ると、午前五時を少し過ぎたところだった。寝直すには微妙な時間だな…
「お兄ちゃん!お兄ちゃん!これ見て、これ!」
二時間程時間を潰してリビングに降りると、小町が慌てた様子で走り寄ってきた。
「なんだよ、一体。おまえの手が綺麗なのは十分知ってるよ」
「余計なこと言ってないで、ちゃんと見て!」
差し出された右手の甲を見ると、
「これは、
「やっぱり、そうだよね…」
令呪。とある大魔術儀式に
「一体どうなってるんだ?」
「エルメロイ先生に報せないとだよね?」
「そうだな。これに関してはあの人に任せるしかない」
ロード・エルメロイⅡ世。彼は俺たちの魔術の先生だ。イギリスに住んでいた頃に親父に紹介されて師事していた。
「色々と嫌な流れになってきたな…」
先行きを暗示するかのように、窓の外はどんよりと暗くなり、しとしとと雨が降り始めた。
side OUT
はい。家の外に出ずに終了ですね!
それにしても、サブタイトルの二文字縛りは結構キツイですね。