ハイスクールD×D 駒王学園の第三勢力 作:空☆条☆承☆太☆郎☆
side HACHIMAN
あのメッシュ女、本気で抜く気だよ…
「…おい八幡」
「比企谷君」
いや、なんで俺なんだよ。これ以上面倒なことになったらマジでめんどいだろうが。
……仕方ねえな。まあ、責任はきっと雪ノ下が取ってくれるだろうし?俺はただ上司に命令されたって言えばいいだろうし。いざとなりゃ魔戒騎士のせいにすりゃいい。
そんな無駄な思考を行いながら、迷うことなしに剣を抜いた。
「───どういうつもりだ、黄金騎士」
「そりゃあ、俺の台詞だ」
やっちまったよ。藤原のやつ必死で笑い堪えてやがるし。雪ノ下は呆れた顔で額に手を当ててるし…焚きつけたのおまえらだからね?
「非武装で無抵抗な相手に剣なんぞ向けやがって」
「相手は悪魔だ。何の問題がある?」
引く気ねえのかこのメッシュ女は。
「問題なら大ありだ。俺は祓魔師である前に魔戒騎士だからな。魔戒騎士は弱者の為にある。今この状況で弱者はどっちだ?」
「なるほどな。それも一理あるか」
と言って、メッシュ女は剣を引いた。案外すんなり引くもんだな。兵藤もアルジェントもほっとした様子だ。
「気を抜くのはまだ早いだろう。ゼノヴィア」
と、聖香と呼ばれる奴が言う。
───そうだ。まだあいつがいた。派遣組にさっきから殺意振りまいてる奴が。
「収めなさい祐斗!」
グレモリー部長の制止を聞かず。木場は無言で歩みを進める。
………問題です。どうしてこうなった?
あれから場所を移して旧校舎裏。俺は聖香と兵藤は紫藤と木場はゼノヴィアと向き合っていた。派遣組が木場の喧嘩を買ったのだ。何が「力試し」だよ。俺やっぱり関係ねえだろ。
「改めて名乗らせてもらう。私は
「知ってると思うが、
見たところ素手で得物らしきものは持っていないな。
「剣は持たないのか?」
「おまえも持っていないだろ。それに、これは模擬戦だろ?」
両手を開け閉めしながら聞いてきた黒川にそう答える。些かつまらなさそうな顔をしていたが、気にはしない。
戦闘用なのだろうか。忍び装束のようなノースリーブに太ももまでのパンツ。あれだな。自転車競技のレーシングパンツみたいだ。首には白いマフラーのようなものも巻いている。紫藤とゼノヴィアの物とは大分仕様が違うな。あっちはすげえピッチリしたボンテージだったし。
「そんな目であまりジロジロ見るな。身の危険を感じる」
「い、いや、別に見てねえし…見てねえし!」
両手で身体を抱きしめる黒川。離れたところにいる雪ノ下はゴミを見るような目で俺を見てくる。やばい。この後がすげえ怖い。
───ドゴォッ!!という轟音と共に、風が巻き起こり細かい石が飛んできた。音のした方を見れば、木場と対峙するゼノヴィアが聖剣を炸裂させたようだ。
「あちらも始めたようだ。私たちも始めようか」
拳を構えながら言う黒川にならい俺も拳を構える。
「そうだな」
───チリッ!!と言うや否や、黒川の手にスパークが奔る。
「っ!?やべっ!?」
受け止めようとした身体を無理矢理捻り、地面を転がる。
刹那、ベキっ!!ビシィッ!!と激突音と破砕音が鳴り響いた。
見ると、後ろにあった木の幹が大きく抉れていた。
「
掌底を突き出したまま、そう呟く黒川。
速い…一瞬で懐に入られた。それに、この技は!?
「どうした?黄金騎士。まさかこれで終わりとは言わないだろう?」
「…おまえ、
オリキャラとは言っても他作品のキャラクターをハイスクールD×Dの世界観に合わせて変化させてる(つもり)なので、技使ったりするとネタが拾えたりします。
勿論変化させずにいけそうだなってキャラクターはそのまま出したりします。