マイスのファーム~アーランドの農夫~【公開再開】   作:小実

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 箸休め回。
 共通ルートでもここまで本編のストーリーとも関係無い話を書くのは久々な気がします。……まぁ、全く関係無いわけじゃないんですけども。


 きっと、おそらく、このタイミングであれば、どの個別ルートでもこのお話は影響をさほど受けたりしない……はず!
 そんなことを考えながら、書きました。



5年目:ジオ「クイズ大会」

 

 『魔法』。それは、物語の中の空想の産物であった……が、『青の農村』の村長が中心となり、世間一般に知られるものとなった。

 

 『学校』。そんな魔法をはじめ、ありとあらゆる専門的なことを教えたり、基礎教育を行う場……なのだが、町にも無かったそれが『青の農村』にて設立されることとなる。

 

 『結婚』。愛し合う者同士が結ばれ生涯を共にするもの……なのだが、噂が噂を呼び話題の中心であるはずの村長も知らぬ間に、「結婚する」等の噂が広まって大騒ぎになったりもした。

 

 

 そんな、何かと話題に欠かない『青の農村』だが……忘れているのではないだろうか?

 この村を語るには欠かせないアレを……。

 

 

 

――――――――――――

 

***青の農村・集会所前『広場』***

 

 

 

『……というわけで、予選最終組の最終問題……「『カブ』は冬の作物である」の正解は……「〇」です!!』

 

 

ワアァー!!

 

 

 『拡声器』によって大きくなって発せられたマイス君()の声に、広場内に設けられた試合用の特設ステージを囲むようにして設けられた観客席にいる観客たちの声が湧き立つ。

 

 

『さて、予選最終組の中で最も正解数の多かった解答者は……ライアンさんです! おめでとうございます!』

 

「どうだ、見たか! この私の実力を!」

 

「素敵よ、アナター! この調子で頑張って~」

 

 「ライアンさん」と呼ばれた男性がガッツポーズをし、観客席からはそんな彼に向かって手を振り感性を上げるご婦人が……。

 フム……確か、あの二人はロロナ君の御両親だったかな?

 

『これで、この『()()()()()』本戦に進出する解答者が出そろいました。マークさん、トトリさん、クーデリアさん、ライアンさん、の四名です! 解答者の準備が済み次第、本戦を開始しますので、少々お待ちください!』

 

 

ワアァー!!

 

 

 これから始まる本戦への期待からか、再び湧き立つ会場。

 そう言ったマイス君()は『拡声器』を口元から離し、数歩下がって運営席へと戻った。おそらくは本戦であり決勝戦である次の試合の最終確認をしているのだろう。

 

 

 

 

 

 しかし、いやはやこれは……

 

「なーに、ニヤニヤしてるんですかー?」

 

「いやなに、この普段の様子とは似ても似つかない賑やかさ。流石は『青の農村』の三大名物の一つと言える「お祭り」だな……と思ってな」

 

 観客席の一角に座って、今日の祭りのメインイベント『クイズ大会』を観覧していたところ、隣に座っていたエスティくんがジトッとした目でこちらを見てきていた。

 まぁ、それは素直に答えて華麗にスルーする……はずだったのだが、どうやら今の回答だけでは満足できていないようで、納得していない…………ああ、いや、これは……ただ単純に機嫌が悪いだけか?

 

「どうしたんだ? せっかくの祭りなのだから、もっとこう……楽しんだらどうだ? そんな辛気臭い表情はこの場には似合わないぞ」

 

「そんなこと言われたって、せっかくの休みがお(もり)兼監視になったらこんな顔にもなりますよ……ハァ……」

 

「何? 休暇なのであれば、それこそ好きにすればいいではないか。遊ぶなり休むなり、自由にすれば――」

 

「じゃあ午後からの会議、私が引っ張って行かなくてもちゃんと出席してくれますか?」

 

 

 

「……善処しよう」

 

「ほらっ! ダメじゃないですか!?」

 

 ズビシッと勢い良く指を指しながら、私のことを非難してくるエスティ君。……まぁ、確かに、自分がすべきことをしようとせずに逃げて遊ぶ者が居れば非難もしたくもなろうが……今回は流石に違うと思うのだが?

 

「いやいやっ、あの会議は別に私がいる必要も無いだろう? いたところで座っておくしかすることは無いと思うのだが……第一、あのあたりの仕事は、今の私がする仕事ではないと思うんだが? 君にも心当たりはあるだろう?」

 

 私がそう聞き返すと、エスティ君は「うっ」と言葉を詰まらせた。やはり彼女自身も何か思うところはあったようだ。

 

「まあ、確かに……そもそも、他所との併合の調整や調査、併合した地域との交流が今の私達の仕事であって……今は()()()()で街に帰ってきてますけど、「いるから」ってわざわざ他のことの話をこっちにまで持ってこられちゃって困ってるんですよね……」

 

 「あの一件」というのは、いわずもがな「マイスが結婚する」という噂話から始まったあの一連の騒ぎだ。

 あのマイス君()が本当に結婚するとあれば、国としてはかなりの大事だったする。そうでなくとも、ただでさえ彼は周囲への影響力が強いため、ただの単なる噂話であってもただ黙って見過ごしておくわけにはいかなかったのだ。「今回は違っても、今後実際にもしもがあったら……」そんなことを今回の一件を機会に、準備をしておいたりする必要もあったわけだ。

 

 ……なのだが、どうやらエスティ君はそういった「国としての立場」というものだけでなく「個人的に」色々と気にかかっていたようで……

 おそらくは、今機嫌が悪いのも、私を監視しておかなければいけないから、というだけでなく、マイス君()の結婚話という彼女が若干過敏気味な「結婚」に関わる話だったから元々ストレスが溜まっていたのもあるのだろう。

 

 まあ、そんなエスティ君(彼女)を責めるつもりは無い。「結婚」に過剰な反応を示すのは流石にアレだが、同じくマイス君()に振り回されている身としては、頷けるところは少なからずあったりするのだ。

 それに……私だって休みたいのだ。

 

 

「だろう? 私だって全く協力しないとは言ってない。ただ、なんでもかんでもやらせようとするのは間違っているのではないか?……という話だ。それに、これだって十分立派な仕事だと思うぞ? あの一件の中心人物であるマイス君()と、彼の住む村の様子の観察は」

 

「そう言う割には、抽選で当たって出場出来ることに喜んだり、クーデリアちゃんに負けて本気で(くや)しがってましたよね?」

 

「それは、彼女に負けたからと言うか、ただ単純にクイズに不正解してしまったのが、思いの(ほか)悔しかったからなのだがな……」

 

 第一、この『クイズ大会』、参加できるのが受付をして「控え札」を貰った後、催し物開催前にクジ引きで呼ばれた番号の「控え札」を持った人……十六名だけというかなり倍率の高いものなのだ。

 イベントの開催時間を考えれば仕方のないことだが……故に、参加者……解答者として選ばれたら嬉しくもなるものだ。

 

 そして、私があのクーデリア君に負けたというのは……まあ事実だ。剣の腕とかであれば負ける気は無いが、今回は仕方ない……悔しさはあるがね。

 この『クイズ大会』……十六名を四グループに分け、そのグループごとに一位を決めて、各グループの一位がこれから始まる本戦で争うこととなるのだが……その内容は、この祭りの名前の通り……

 

 

 

『えーっと……準備が完了したみたいなので、本戦を開始したいと思います! さぁ、解答者の四名が入場します。皆さん大きな拍手でお迎えください!』

 

 マイス君()の言葉に、会場には拍手と歓声が飛び交い……特設ステージにはその解答者4名が順々に出てきた。

 

「はぁ……入賞賞品が魅力的だったから出たけど、やっぱり僕にはこういう賑やかなのは合わないな……。まあ、今更棄権したりする気はないんだけど」

 

「あはははっ……でも、マークさんはメガネのせいか凄くさまになってますよ? それに比べてわたしは……なんとなくで選んでただけなんだけどなぁ?」

 

「まっ、勝負なんて時の運だったりするし、そんなに気にするもんじゃないわよ…………そう、だからジオ様を負かしてしまったのも仕方ないことなのよ、うん……」

 

「はっはっはー! そんなに落ち込まないで、過去は気にせず、これからの勝負に目を向けるべきじゃないかい?……それはそうと、ロロナもどこかで見てたりしないかな?」

 

 一名を除いた三名は、それぞれなんともやる気があるのか無いのかわからない感じがするが……大丈夫なのだろうか? 特にその内の一人はどうやら私が関係しているようで、何とも申し訳ない気持ちになってしまう。

 

 そんな中、マイス君()による本戦の説明が始まった……。

 

 

『さて、『クイズ大会』の本戦ですが……ルールは予選と同じです! 僕が問題を出し、その答えを「(マル)」「×(バツ)」で解答……解答方法は問題を出してから制限時間内にステージ上に、それぞれ四角い白線の枠で囲まれた〇か×の場所に移動してください! ……あっ、視覚的に何を選択したのかわかりやすくするためだから、白線から他の解答者を押し出したりしたらダメですよ! 絶対、ダメですよ! いいですね?』

 

コレハ、「フリ」カ?

「フリ」ダナ

オスナヨ! ゼッタイオスナヨッ!

 

 ……何やら、会場の一部が騒がしい気がするが……? 

 まあ、大勢の観客の前で他の人を押し出せるような、図太い神経の持ち主はそうそういないと思うが……。

 

『問題は計四問。最終的に正解回数が多かった解答者が優勝となります! 同点だった場合、その人たちだけで問題を追加していき決着をつけます。……あっ、この本戦では予選とは違い、問題はこの箱の中に入っている「村の住民みんなで考えた高難易度問題」をランダムに引いていきます。……あれ? コオル? 僕は聞いてないんだけど?』

 

 台本を読んでいるマイス君()が振り返り、運営陣にいる赤毛の青年に問いかけている。視線を向けられた青年は、肩をすくめて首を振ってからマイス君が持っているのとは別の『拡声器』を手に取り、声をあげた。

 

『いやだってさ、村長が用意してた「超難易度問題」、大半がマニアックな農業関係で面白みに欠けてたぜ? だから、『学校』のことで村長が色々やってる時に、連中を集めて別の問題を作ったんだ。一応はオレのほうで監修はしてある。色々とギリギリの奴もあるが……確率も低いし、面白おかしくなると思うぜ?』

 

『うーん……まぁ、僕が知らない内に色々あってたりするのはいつものことだし、別にいっか』

 

 私が言うのもなんだが、村の長がそれでいいのだろうか?

 

 

 今回の祭りだけにとどまらず、いろんな意味で心配な発言があったが……当の本人たちはもちろん、解答者の四名もそこまで気にしてない様子で……どうやらこのまま始まるようだ。

 

 

 

 

 

『それでは……始めます!』

 

 そう言って、マイス君()は丸い穴の開いた箱に手を突っ込み……その中から、半分に折られた一枚のカードを取り出した。

 

 

 

 

『第一問! 『青の農村』に一番多いモンスターの種族は「ぷにぷに系」である。「〇」か「×」か!』

 

 無作為抽出による出題だったが、それは如何にも『青の農村』らしい問題で、一問目にはちょうど良いであろう問題だった。

 

 ロロナ君の弟子のトトリ君と眼鏡の青年・異能の天才科学者マーク・マクブラインことマーク君が「〇」に、残りの二人が「×」に移動し、解答は半々に分かれた。

 さて、果たしてその正解は…………?

 

 

 

『正解は…………「×」です! 実際に一番多いのは「狼系」で、初めて僕の家で暮らすようになったのも「狼系」の『ウォルフ』の子だったりします。それが、影響があったりするのかなぁ?』

 

「ええ~……よく見るし、一番弱い子たちだから、『青の農村』に多い気がしたんだけどなぁ……?」

 

 外してしまったトトリ君が肩を落とす…………が、まだ一問目であることを思い出したのだろう。気持ちを切り替えるためか、首をブンブンと振ってから「よしっ!」と胸の前で両手で握り拳を作って、やる気を出している様子だが……さて、巻き返せるものかな?

 

 

 

 

『続いて、第二問! 12年ほど前に街で開催された『王国祭』、そのメインイベントの『武闘大会』で優勝したのは……ロロナことロロライナ・フリクセルさんですが……では、優勝した時に授与された称号は「剛腕(ごうわん)怪力(かいりき)(むすめ)」である。「〇」か「×」か!』

 

 マイス君()がその問題を読み上げている途中、観客席の何処かから「うぇぅ!? ちょ……!!」と驚き焦っているような声が聞こえたような気がしたのだが……おそらくは気のせいなどではなく、ロロナ君(彼女)の声だったのだろう。

 なお、ステージ上では彼女の弟子のトトリ君が「えっ? 先生が優勝!?」と初耳だったようで少々驚いていた。

 

 そんな中、解答は……マーク君以外全員が「×」に移動する結果となった。

 当時、私もその場にいたのだが、色々とショックがあってよく憶えていないのだが……はたして?

 

 

 

『正解は…………「×」! 正しくは「鉄腕(てつわん)怪力(かいりき)(むすめ)」でしたー。……でもあの『武闘大会』のロロナって、爆弾ばっかり使ってて別に鉄腕でも、怪力でも無かったんだけど……なんであんな称号になったんだろう?』

 

「この私が、ロロナのことで不正解になるわけがないだろう! 娘のことくらい、知ってて当然だからなっ!」

 

 ロロナ君の父親のライアンと言う男性がしたり顔で笑っている……さて、そんな父親を見て彼女はどう思っているのやら……。

 ついでに言うと、私の隣には「ああいうのはノリが一番なのよー……たぶん」と呟くエスティ君が。おそらくなんとなく思い付きで作った称号なのだろう。

 

 

 

 

『第三問! はっ? あ……えっと、『青の農村』のマスコットキャラはマイス村長そのひとである。「〇」か「×」か……え、ええ……そんなの問題にする?』

 

 困惑しながらも最後まで読み上げる彼は、立派だろう…………顔が赤くなっているのは気のせいでは無いはずだ。

 ……それにしても、この問題を考えたのは『青の農村(この村)』の村民なのであれば……それはまあ、困惑もするだろう。

 

 そんなマイス君はともかくとして、解答はクーデリア君が「〇」、その他は「×」を選んだようで……正解は……?

 

 

 

『正解は…………「〇」!? え、嘘……いやまあ、可愛いモノ扱いされてる気は昔からしてたけど、ここまでとはさすがに……えっ、アンケートまでして確定済み? いやなんでそこまでしてるの!? 次点は金色のあの子(モコちゃん)? え、ええっ……それってつまり……』

 

「はぁ、能天気に見えて、彼も彼なりに苦労をしていそうだね……まあ、随分と妙な苦労ではあるけどねぇ」

 

 困惑し続けた最後には頭を抱えだしたマイス君()を見て、何を思ったのか同情するような目で見るマーク君。まあ、その反応は仕方ない気もするが……。

 

 

 

 

『っ……ふう! えっと…………気を取り直して、最終問題です!』

 

 自分の顔を両手でパンッと叩いたマイス君が、気持ちを切り替えた様子で箱の中から最終問題となる問題の書かれたカードを一枚取り出し……

 

『…………』

 

 見た瞬間、破り捨てた…………なにぃ!?

 

『コオル? ちゃんとチェックしたのコレ? ギリギリも何も、面白くもならないような、アウトなヤツ入ってたよ? これは人の心を(えぐ)っちゃう……書いた人は後でお話があるから、ね?』

 

エッ、アウトッテドンナ……オ、オコッテル!?

ガクブル……アレ?デモカワイイ?

オコッテルソンチョウサン、イイッ……

 

 珍しく怒っているマイス君()に、会場の人たちは全員驚きを隠せない様子なのだが……

 しかし、さっきの第三問ですらOKだった彼がここまでする問題とは、一体なんだったんだろうか? 不謹慎かもしれないが、気になってしまうな……。

 

 

『はいはいっ! 今度こそはまともな問題を! っと……最終問題! 『トマト』、『ホウレンソウ』、『キュウリ』、仲間外れは『トマト』である。「〇」か「×」か!』

 

 最後の最後に作物の問題ときた。確かに『青の農村』の人間が考えそうな問題の代表格と言えるかもしれない。

 解答は、マーク君とライアンと言う男性が「〇」、トトリ君とクーデリア君が「×」を選び……

 

 

 

『正解は…………「×」! 仲間外れは『ホウレンソウ』。『トマト』と『キュウリ』が夏の作物で連作できるのに対し、『ホウレンソウ』は秋の作物で一回収穫したらそれで終わりなんだよね』

 

「まあ、実際に作ったことがなくても、市場に出回っている様子とかちょっと思い出せばわかる問題よね」

 

「えっ!? わたし、『ホウレンソウ』だけ苦いって思ってたんですけど……」

 

 ……どうやら、トトリ君のほうは正解は正解でも、理由までは合っていなかったようだ。予選もなんとなくで選んでいたそうだし、たまたま運が良かったタイプだったんだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 そんなこんなで『クイズ大会』本戦の前問題を終えたわけだが、その結果は……。

 

『最終的に一番正解数が多かったのは…………クーデリアさんです!』

 

「まっ、このくらいの問題なら、難なくやれるってことよ……少し大人気なかったかしら?」

 

『クーデリアさんには、豪華優勝賞品と……えっ? 「天才○×(マルバツ)女王」の称号を……?』

 

「ちょっと!? いらないわよ、そんな絶妙にダサい称号は!!」

 

 台本呼みながら首をかしげるマイス君とそんな彼にツッコミを入れるクーデリア君。

 そんな二人の様子で最後にひと笑いが起き…………『クイズ大会』の幕は下りた。

 

 

 そして……

 

 

 

――――――――――――

 

 

 

「ふむ……一番盛り上がったところで動いたのだが……」

 

「それくらいで見失うわけないじゃないですか! ほら、会議に行きますよ」

 

 

 ……私は会議からは逃げられそうになかった……ハァー……。

 




 原作『ルーンファクトリー3』には無いお祭り『クイズ大会』でした! 白線から押し出し、水に落すイベントですね、わかります。

 このお話自体は、『トトリのアトリエ編』を書くことを決めた時点でもう色々と考えていたんですが……いいタイミングが無く今の今まで書けてなかったんですよね……。



 そして、マイス君が破って捨てた問題は……
『問題:『冒険者ギルド』の受付嬢・クーデリア・フォン・フォイエルバッハの身長は140cmである』

 他にもボツになった問題もあったりしますが……案外、「わかりそうで、わからないライン」って難しいものだということを痛感しました。

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