マイスのファーム~アーランドの農夫~【公開再開】   作:小実

64 / 239
※注意!※
 今回、ナレーション以外の地の文が存在しないので とても読み辛い・わかり辛いと思われます


 こんな書き方になったのは原作『ロロナのアトリエ』のEDの雰囲気を意識して書きたかったからです

 ……おそらく、この書き方は 今回が最初で最後になると思います







※2019年工事内容※
 途中…………


エピローグ「僕らの新たな日常」

===============

 

 機械の恩恵を受け大きく発展した街『アーランド』

 

 その街の一角に、仕事をほとんどしなかったために 閉鎖寸前まで追い込まれた『錬金術』のアトリエがありました

 

 店主を『ロロナ』こと『ロロライナ・フリクセル』と、店名を『ロロナのアトリエ』と変え、三年間 『王国依頼』をこなし、ロロナは一流の錬金術士となり 王宮からの信頼と 国民の人気を得ました

 

 

 最後の『王国依頼』を終えた後、 ロロナの師匠アストリッドが長い旅に、仕事の手伝いをしてきたマイスとリオネラ ついでにフィリーの三人が旅行に出たことにより、最初のうちは とても大変だったようです

 

 マイスたちが旅行から帰ってくれば アトリエにくる仕事が減り、手伝ってくれる人が増えるから それまでの辛抱だ、と なんとか頑張っていたのですが……

 

===============

 

 

――――――――――――

***ロロナのアトリエ***

 

 

 

「よし、終わった!ホムちゃん、そっちはどう?」

 

「はい、こちらは つい先ほど完了しました。次の仕事に取り掛かりましょう」

 

「えっと……今日は あといくつお仕事残ってたっけ?」

 

「四件です」

 

「ええっ!?まだ そんなに!?わーん!絶対終わらないよー!」

 

 

 

「おーい、差入れ 持ってきたぞ ロロナ…って、毎度ながら大変そうだな」

 

「わあい、ゴハンだ!朝から何も食べてないから すっごくお腹空いてたんだぁ!」

 

 

 

「言っとくけど、あんたには 休憩はないわよ。調合を続けなさい」

 

「えっ、そ、そんなぁ…!」

 

「あんたが仕事を片っ端から引き受けるからでしょ!泣きごと言ってないで早く次の仕事やらないと終わんないわよ」

 

「ううっ…だってぇ……」

 

「が、がんばろうロロナちゃん。私も一生懸命 お手伝いするから…ね?」

 

「りおちゃん……でも、どう考えても調合時間が足りないの、これ」

 

「はあ!?あんた、何で 依頼を受ける時に確認してないのよ!」

 

 

 

「あっ、そうだ! 調合が間に合わないなら、マイス君に作ってもらえば!」

 

「おいおい…」

 

「ロロナちゃん…」

 

「あんたねぇ……あいつが 今 大変だって分かってる?」

 

「えっ…?あっ……」

 

「マスター。ホムも頑張りますから 一緒に仕事を終わらせましょう」

 

「うん…」

 

 

 

 

―――――――――

***王宮受付***

 

 

 

「くっ!またか……!」

 

「あら?どうしたの ステルク君」

 

「どうしたも何も…!エスティ先輩、王を見かけませんでしたか!?」

 

「えっ、今日は見てないけど…」

 

「そうですか…いったい何処に…」

 

「あっステルク君?……行っちゃった、大丈夫かしら? ……あっちの『大臣』と『大臣見習い』も賑やかね」

 

 

 

 

「おい、トリスタン。この前 お前が提出してきた予算案だが…」

 

「なんだい?何か問題でもあった?」

 

「アトリエへの追加予算だが…悪くはないが、優遇しすぎではないか? それに比べて 農業への支援が無いのは…」

 

「国民の利益のことを考えたら、国から『錬金術』への支援をしたほうが 後々もよさそうだからね。 農業は そもそもこの街には縁遠かった産業だから 勝手がわからない……っていうか、一人で工場3つ分くらいの利益をあげる人に何を支援するのさ…」

 

「しかしだな…彼の今の状況を考えると……」

 

 

 

「農業ねぇ…………最近会ってないけど、マイス君 元気なのかしら……っと、私もちゃんと仕事しないと」

 

 

 

 

===============

 

 アトリエはてんやわんやしていて、王宮も新たな体制への(きざ)しを垣間見せながら 人々が(いそが)しそうに行き交っています

 

 

 そして、アーランドの街から離れた場所にある 畑と『離れ』と『モンスター小屋』がそばにある 林に囲まれた一軒の家

 ここに住むマイスにも、大変大きな変化が起こっていました

 

===============

 

 

―――――――――――――

 

***マイスの家・畑***

 

 

「そんなに浅いと 作物が育ち難くなるよ。(たがや)す時は もっとクワを深くいれて!」

 

「ハイッ!」

 

「そっちの人は 種と種の間隔がちょっと狭いかな?大体 このくらいは離しておかないと、互いに成長の邪魔をしちゃうから」

 

「ワカリマシター」

 

 

「アノー・・・コノ ハナノ タネハ、ドレクライノ カンカクデ ウエタラ イイデスカ?」

 

「っと、その『ムーンドロップ』は この前に植えた『キャベツ』の半分の間隔で植えてね。花は ごく一部を除けば 全部一緒だから憶えておくといいよ」

 

 

===============

 

 旅行から帰ってきたマイスを待っていたのは、数人の人

 マイスと同じ歳くらいの子から青年や中年、男女混ざっていましたが ある共通した用事で マイスに会いに来ていたのです

 

 彼らは マイスに言いました

「私に 農業を教えてください」

 

 彼らは、街に出回る作物の量や質が落ちていることに気づき、その原因を王宮に問いかけ マイスの不在に行きついた人たちで、それをきっかけに マイスの農業に興味を持ったそうです

 

 もちろん、全員が全員 農業に対して本気だったわけではなく 遊び半分で来ていた人もいたようですが、 そんな人たちは マイスが出した料理や 農具と共に置いてあった武器などに興味を持ったようで、いつの間にか マイスに『料理』や『鍛冶』を教わるようになっていました

 

 

 いきなり大勢の人に 色々と教えることになったマイスは、それはもう大変。畑や部屋、道具等、足りないモノをどうにかしながら教えないといけないのですから

 

 そのはずなのですが……

 

===============

 

 

「フム…イキイキとした良い笑顔をしているな、彼は」

 

「あ、あのー…なんでココにいらっしゃるんですか…?」

 

「少し抜け出…視察に来たのだよ」

 

「本当ですか……?」

 

「そう見つめられると どうしてもキミの姉の顔が思い浮かんでしまうのだが……それはさておき、まさか アーランドのすぐそばにこれほどの農場が出来るとは…数年前の私は予想もしなかった」

 

「ううっ…私の安息の地が……モコちゃんとの時間がぁ…」

 

「そこは 彼が充実していることを喜ばしく思うべきではないか…?まぁ わからなくも無い。最近 私も彼の淹れる香茶が恋しくてな…」

 

 

 

 

 

「あと少ししたら お昼の休憩に入りますから、もう少し頑張っていきましょう!!今日の昼ゴハンは『お好み焼き』でーす!」

 

 

―fin―





 そんなこんなで、約半年続いた『ロロナのアトリエ編』、特に盛り上がりも無く終了です


 今後のことですが 告知していた通り、原作・タグの変更を行った後 5月8日から『トトリのアトリエ編』に突入します
 詳しくは 私のページの活動報告をご確認ください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。