10日ぶりくらい?の本編更新です(*・8・*)
本編を更新するまでの間で投稿された特別回は3話。
特別回の話数が本編と並びそうです。
あれ、どっちが本編なんだろう?
「さ、楽しいパーティ、始めよ♡」
とても明るいその笑顔は、練習の時に感じた、恐怖が入り混じったものだった。
僕ものんちゃんも、表情が強張る。
本能的に、そして彼女の幼馴染として過ごしてきた僕にはわかる―――これはまずい。
練習中も、"この穂乃果"には遭遇してる。だけどその時とは大きく状況が違う。
まず1つ、ここが穂乃果の部屋であること。逃げ場という逃げ場がない。2つ、練習の時は生徒会長やみんながいてくれたから、何かしらの助けを求めることもできた。実際、あの時は生徒会長が僕と穂乃果を呼んでくれたから、あの場を脱することができたわけだし。でも今はのんちゃんだけ。そしてそののんちゃんも、穂乃果の部屋にいる。加えて、のんちゃんも強張った表情をしているため、おそらく冷静な判断は求められないだろうし。
そして3つ。
「ねぇみーくん、さっきコンビニでポッキー買ってきたの♪だから―――」
「ポッキーゲーム、しよ♡」
周囲の何もかもを、無いものとして扱っていること。まるで、僕と穂乃果以外には何も無いかのように。
「穂乃果、ポッキーゲームって何か知ってる?」
「うん♪やろうよ♡」
「え、でもそういうのってポッキーの日にやるものじゃ」
「やろ♡」
「で、でものんちゃんもいるし」
「やろ…?」
「・・・・・・」
またこのパターンだ。何を言っても聞いてもらえない。穂乃果は、早々にポッキーを口にくわえ目をつぶり、こちらに顔を向けている。のんちゃんがいるなんてことは、"この穂乃果"には関係ないみたい。
のんちゃんは・・・どう思ってるんだろう。
!!のんちゃんが僕を見て頷いている―――すごく悲しそうな顔で。
頷いているということは、ポッキーゲームをやった方がいいっていう考えなのかな。
そんなことを考えている間にも、穂乃果は目を閉じたまま徐々に迫ってくる。のんちゃんはこの先を見たくないのか、うつむいてしまった。
咥えられたポッキーまであと数センチ。これを咥えてしまったら、最終的には―――
幼馴染の2人となら、別にかまわない。
だけど、"この穂乃果"はいつもの穂乃果じゃない。
それに何より
悲しむのんちゃんを見ているのが、辛い。
なら、僕は―――
ポキッ
「んっ・・・?」
「ほら穂乃果、ポッキーだよ~」
「え・・・?」「みーちゃん?」
僕は、穂乃果の咥えたポッキーを指で割り、そのポッキーを穂乃果の前に出す。
まるで、ペットに餌を与えるかのように。
「なに・・・してるの?」
穂乃果がこちらを見つめながら、そう問う。
これは、賭けなんだ。
「ご、ごめん。ポッキーを咥えた穂乃果がわんちゃんみたいで可愛かったから、つい・・・あはは」
穂乃果が本格的に怒り始めたら、どうなるか分からない。
なのに穂乃果のやろうとしたことを止めるなんて、怒らせてしまうかもしれない行動まで起こした。
でも、そうしてでもこちら側が主導権を握らないと、これからどうなるかなんて分からない。それが一番怖いから、賭けに出た。
それに、のんちゃんの悲しい顔を見たら、いくら頷かれたとはいえ、素直に穂乃果とするなんてことはできなかったし
なにより、"この穂乃果"と最後まで―――キスなんて、したくないから。
さぁ、どうなる・・・?
「ふぅん。ポッキーゲームは嫌だったんだ?」
「い、いや、そういうわけじゃなくて、穂乃果がわんちゃんみたいだったから、ついやっちゃったんだ・・・だ、だめだった、かな?」
じっと見つめてくる穂乃果。その間、誰も何も言わない、言えなかった。
「そっか~・・・」
「・・・・・・」
「みーくんって、変態さんだったんだね♡」
「へ?」
思わぬ発言に、思わず変な声が出てしまった。
「だって穂乃果のことをわんちゃんみたいって思ったわけだよね?で、わんちゃんに餌を与えるときみたいにポッキーを穂乃果の前に出してきたんだよね?」
「あ、うん。」
「つまりみーくんは・・・穂乃果のことをペットとして見てるわけだよね・・・?」
「なっ!?」
そういう解釈をされるなんて思ってなかったよ、僕は。
「ち、ちがっ!そんなんじゃっ」
「穂乃果をペットにして何がしたいのかなぁ?」
「な、何ってそんなこと―――って!のんちゃんもそんな目で見ないで!!」
のんちゃんが冷ややかな目で僕を見てきた。さっきまでの悲しそうな顔ののんちゃんはどこに・・・
「でも、みーくんがそんなプレイが好きなら別にいいよ♡そんなみーくんも穂乃果は好きだから♡」
「ちょっ!?ぷ、プレイとかそんなこと、ってだから!!のんちゃんこれは違うんだ!違うから!!」
のんちゃんの冷ややかな目がグサグサ刺さるよこんちくしょう。ううぅ・・・
でも―――穂乃果の表情からは、先ほどの恐怖は感じられない。
僕は、どうやら賭けに勝ったようだ。
「ほらほら♪ペットに餌を頂戴よ、変態さん♡」
「みーちゃん・・・変態やったんか・・・」
変態っていう、レッテルは貼られたけどね。
「ほらほら早くポッキー頂戴よ~♪」
穂乃果がポッキーを待ち構えているので、仕方なくポッキーを食べさせる。
「はい、あーん」
「あーん・・・ん・・・くうぅん♡」
美味しそうに声をあげながらスリスリしてくるその姿はまさにわんちゃんそのもの。
・・・って待って!のんちゃんがスマホを真剣な表情でいじってる!!これ晒されるんじゃないの!?SNSで「変な男が幼馴染をペットにして遊んでます」みたいなこと言われちゃったら、僕社会的に終わるんじゃないの!?
そう思っていたら、のんちゃんはスマホをいじるのをやめ、こちらに真剣な表情でこちらを見つめてきた。・・・なんだろうか?何かを言いたげにしている。
「どうしたの、のんちゃん?」
「ふぇ?希ちゃんがどうかしたの?」
「ねえみーちゃん、穂乃果ちゃん」
「うちも、μ'sに入れてくれへんかな?」
「えっ」
思わぬ一言。
のんちゃんが、μ'sに入りたい、と。
「どうかな?」
「どうって、僕はμ'sじゃないから決めかねるよ。穂乃果は、どう思ってる?」
「え?希ちゃんってμ'sじゃないの?」
「えっ!?」「え?」
穂乃果からの、これまた思わぬ一言。穂乃果は続ける。
「だって、練習来てくれてたし、お手伝いもしてたでしょ?だから、希ちゃんももうμ'sの一員なのかなっておもってたんだけど・・・」
「てことは・・・うちをμ'sに入れてくれる、いうことやね?」
「うん、元から希ちゃんはμ'sの一員って考えてたし、それに――」
「この3人でまた同じことやれたら、すごく楽しくなるの間違いないもん!他のみんなもいるから楽しさ倍増だよ!!」
「穂乃果・・・」「穂乃果ちゃん・・・」
正直、その言葉に信憑性はない。でもそれはさっきまでの穂乃果の話。
今の穂乃果は間違いなく、"幼馴染の穂乃果"そのものだ。
"幼馴染の穂乃果"の言葉であるならば、言ってることは本当に違いない。
「あはは、じゃあ、よろしくね穂乃果ちゃん。それとみーちゃんも。」
「「うん!」」
のんちゃんがμ'sに加わって、メンバーが8人になった。
なんか、本当にアイドルっぽくなってきたかも。
でも、なんでのんちゃんはこのタイミングでそんなことを言ってきたんだろう?
別に今である必要なんてなかったはず・・・
「あ、それとなんやけどな?」
のんちゃんがまた、真剣な表情で何かを言いたげにしている。
μ'sの話の続き?それとも別の話なんだろうか。
「な~に?希ちゃん?」
穂乃果が不思議そうに問う。
真剣に言うのんちゃんの言葉は、すごく意外なものだった。
「絵里ちも、μ'sに入れてくれへんかな?」
いかがでしたでしょうか?
ヤンデレ穂乃果ちゃん大好きなんですが、もちろん普通な穂乃果ちゃんも大好きです!!
穂乃果ちゃんをペットにしたい。いやむしろ僕がペットに(ry
みなさま体調大丈夫ですか?寒さが増してきてますので、体調管理はしっかりと。
とかいってる僕は風邪をひきました。
土曜に熱を出し、日曜は下がったので月曜日出勤したんですが、失敗でした。
今日(12月1日現在)はお休みをもらいました。
気を付けてても体調って崩すものなんですね。