【完結】―僕と2人の幼馴染の遠い記憶―   作:kielly

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遅くなってすいません

少しづつ、確実に話を進めていきます


活動報告でも上げさせていただいたのですが
この作品と、自作品である「兄と妹~ときどき妹~」のUA数が50000を突破しました!
大変うれしいです、ありがとうございます。

これを記念して、両作品の"穂乃果の"設定のみのコラボををさせていただくのですが、その話の投稿は「兄と妹~ときどき妹~」の方で行わせていただきます

ヤンデレ+妹の穂乃果を投稿します
お楽しみに!





23話 合宿≪歌≫

 

 

ストレッチが終わって、さっそく練習を本格的に始めようとしたのだけど・・・

 

 

 

「次の練習はなにするの?」

 

「そうね...歌でも歌ってみましょうか?」

 

「歌・・・というと、今のところ私と穂乃果とことりで歌った歌以外はまだないのですが・・・」

 

「うーん、そうねぇ・・・」

 

 

 

練習をするも何も、練習する''曲''がなかったんだ。

せっかく9人になったのに、まだ3人のときの歌しかなかったこと、すっかり忘れてた

 

ど、どうしたら―――――

 

 

 

「ええやん。その歌を9人で歌えば」

 

「えっ?」

 

 

 

のんちゃんが言った"9人で歌う"

 

よく考えれば、それでよかったのかもしれない

あの曲は"μ'sの曲"なのであって、"3人だけの曲"ってわけじゃないんだ

 

 

 

 

「確かに、その曲であればみんな一回は聞いてるわけだし、あれならこの合宿中にでも形だけならいけそうね?」

 

「せやろ?」

 

「いいじゃんそれ!みんなで踊るってすごく楽しそう!」

 

 

 

 

絵里さんや穂乃果が賛成する

他のみんなも、特に何も言うこともないみたい

 

 

 

3人の時の、あのときのライブ

 

あの時のライブを見ることができていなかったら、たぶん僕は記憶を取り戻すこともなかっただろうし、穂乃果やほかの人と交流を持つことは厳しかったはず。

穂乃果やのんちゃんは、僕のことを最初から知ってくれていたのだから、何かしらの交流はあったかもしれないけど他の人たちは違う。

 

あのとき、あの場所で、ここにいるみんなが集まったからこそ、今こうやって出会うことができたし、女の子恐怖症みたいなものも治すことができた。

 

僕にとってあのライブは、人生の岐路だったんだろうね。

それだから、あのときの曲も、僕にとってはとっても大事な曲なんだ。

 

その曲を、次は9人で歌って踊る。

それが実現した時、僕はたぶん泣いちゃうんじゃないかな

 

 

 

 

早く見たいな、9人の――――――――――START:DASH

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「歌、さっそく歌ってみる?」

 

「そうね、歌ってみましょうか」

 

 

 

歌の練習をしてみることになった

今のところ、あの曲を歌えるのは穂乃果・ことり・海未の2年生3人と作曲者の真姫ちゃんだけ。

だから、まずは普通に歌唱力を磨こうって話になったんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ふぅ、どうだったかしら?」

 

「ほえ~」

 

「す、すごいです」

 

 

 

2年生は分かっていたから、他の6人の歌を聞こうということになったんだけど・・・

 

真姫ちゃん、相当上手い

 

ピアノを弾きながら、自分で作曲したSTART:DASHを歌ったのだけれど、そこらの歌手よりもよっぽど上手いんじゃないかってくらいの歌唱力

 

凜ちゃんや花陽ちゃんも知らなかったみたいで、2人はポカーンとしている

他のみんなも、各々驚いた顔をしている

 

歌った当の本人は、少し自信に満ちた表情をしてるあたり、やっぱり自信があったのかな?

 

 

 

 

「真姫ちゃん!やっぱり歌上手いねえ!」

 

「ちょ!?穂乃果っやめてよ暑苦しいっ」

 

「真姫ちゃんすごいよぉ」

 

「やめてっ!」

 

 

 

やめてと嫌がる真姫ちゃんを気にせず擦り寄る穂乃果

その姿はさすがだね。尊敬はできないけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・ふふ、やっぱり歌うのは楽しいわ♪」

 

「流石は絵里ちやね!」

 

「ぐっ・・・やるじゃない」

 

 

 

 

絵里さんの歌声、すごかった

すごかったなんてあっさりした言葉で言ってるけど、本当にすごいんだ

なんというか・・・プロ?

とにかく、高校生の歌唱力じゃないっていうのは間違いないかも。

 

大人っぽい外見をした絵里さんだけど、その歌声も大人っぽい

 

綺麗な透き通った、それでいて独特な癖がありつつも大人びた歌声に、僕はもちろんみんなが見とれるほど

 

みんなの後ろから見ていた僕は、みんなが見とれている姿を見ながら、みんなと同じく絵里さんに見とれていた

 

 

 

 

 

「みーくんっ」

 

「わっ、きゅ、急に手なんか繋いでどうしたの」

 

「・・・・・・」

 

「な、なんで何も言わない――――――痛っ!?」

 

「穂乃果以外の女の子を見ちゃダメだよ・・・?」

 

「いたたっ!?爪っ、爪がっ!!」

 

「穂乃果以外はみちゃダメダヨ・・・?」

 

「わっ、分かった!分かったから!!」

 

「えへへっ、やっぱりみーくんは優しいねっ♪」

 

「ぅっ・・・痛い・・・っ」

 

「ん~みーくん~っ♡」

 

 

 

 

いつの間にか横にいた穂乃果が、急に僕の手を握って、穂乃果の爪を僕の手に食い込ませてきた

かろうじて血は出てないけど、青くにじんじゃってる

 

穂乃果以外を見るな、そう言う穂乃果に頷くと、今度は途端に甘えたような声を出しては、僕に抱き着いてきた

 

そこまで大きな声を出さなかったというのと、みんながみんな絵里さんに見とれてたせいもあって、誰も気づいてくれてはいない。

 

今の穂乃果は、甘えてくるだけだから可愛いんだけど、さっきまでの穂乃果の目はとにかく怖かった

まるで"なんで私のモノなのに私以外を見るの?"と言いたげな感じで

 

 

僕、一度も"穂乃果のモノ"になった覚えなんてないのに・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そのあともみんなで歌唱力を確かめ合ったのだけれど、やっぱり絵里さんと真姫ちゃん以上の人はいなくて、みんなが大体同じくらいの歌唱力だった

 

μ'sの中で歌が上手いのは、絵里さんを筆頭とした、真姫ちゃん、海未ちゃんの3人

それ以外は普通、といったところ

 

各学年に1人ずつ

こういうところをみると、μ'sって何かとバランスが取れたグループなのかも。

 

呼び捨てで呼び合う、なんて最初聞いたときはどうなるかと思ったけど、それを初めて数時間ですでになじんでるし、空気も結構軽い

 

 

良い雰囲気だね

 

 

僕は、ますます9人で作るライブが楽しみになった

 

 

けどまずは、廃校をどうにか阻止しなくちゃね

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ことりちゃん、みーくんが絵里ちゃんのことばっかりみてたんだ」

 

「うん、ことりもその様子、こっそり見てたよ」

 

「みーくんには穂乃果だけを見ててほしいのに、なかなかうまくいかないね」

 

「でも穂乃果ちゃん、みっくんの手握ってたよね」

 

「あ、うん!・・・えへへ、みーくんの手、温かかったなぁ」

 

「・・・なんとしても、穂乃果ちゃんだけのものにしなくちゃね」

 

「うん。ことりちゃん、もうちょっとだけ、協力してくれる?」

 

「もちろんだよ、穂乃果ちゃん――――――――――」

 

 

 

2人は、瑞希を穂乃果のモノにするべく、動く

 

 

 





穂乃果とことりは、瑞希を"穂乃果だけのものにするために動く"

なぜ、ことりは穂乃果に協力しているのでしょうか?

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