【完結】―僕と2人の幼馴染の遠い記憶―   作:kielly

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絵里ちいいいいいいいいいいいい!
誕生日おめでとおおおおおおおおお!!

絵里ちがいなければ、今ほどラブライブにハマることはなかったと思います。
絵里ちのおかげです、本当にありがとう。

そんな感謝の気持ちを込めつつ、書きました。

主人公との絡みが、本編の方ではほとんどないので書きづらかったのですが、
将来的にこんな感じにするだろう、という想像で書きました。

もしかしたら、全然違う感じになるかもしれませんけどね(笑)

まだまだな部分も多々ありますが、ご了承ください。


おまけ~記念編~
絵里ち誕生日記念 「1人の女の子」


「はぁ。なかなか終わらないわねぇ」

 

放課後、ほとんどの生徒が部活動で頑張っている中、私は1人で生徒会の仕事をしている。

いつもは希と2人で作業をしているのだけれど、今日は用事があるといって先に帰ってしまった。

にしても

 

「いつもならもう終わってるはずなのに・・・のぞみぃ・・・」

 

1人でやるとどうも進まない。

希、戻ってきてくれないかしら?

 

そんなことを思っていると

 

コンコン

 

ドアをノックする音

誰かしら・・・?

 

「はい、どうぞ」

「失礼しま~す」

「あら?瑞希じゃない、どうしたの?」

 

入ってきたのは瑞希。生徒会室に来るなんて珍しい。

 

「いや~、なかなか部室にこないから、大丈夫かなと思って」

「あぁ、なるほどね」

 

心配してきてくれたみたい。

確かに、いつもならこの時間、すでに部室にいるはず。

 

「希が先に帰っちゃったから、なかなか作業が進まなくって・・・」

「え、のんちゃん、帰ったって言ったんですか?」

「え?えぇ、そうよ?」

「・・・あ~、なるほどね。そう伝えたんだ、のんちゃん。」

「え?どういうこと?」

「あ、いや、なんでもないんです、こっちの話ですから。」

 

何やら意味深なこと言ってるわねこの子。

・・・怪しい。

 

「じゃ、僕がお手伝いしますよ。何かできることありませんか?」

「えっ、いや、これは生徒会の仕事だから、生徒会以外の人に手伝ってもらうなんて・・・」

 

私が言うと、呆れたように、思いっきりため息。

 

「絵里さん、まだ自分一人でなんでもこなそうとしているんですか?」

 

そう言いながら、希が座っている席に座って

 

「もう、そんなことしなくていいんですよ?僕らがついてるんですから!」

 

とても澄んだ優しい瞳で私を見つめる。

まるで、私のことを優しく包むかのように。

いつもそう。

そうやって優しい瞳で見つめられたら、そんなの

 

「・・・お願い、してもいいかしら?」

 

断れるわけ、ないじゃない。

 

瑞希は嬉しそうに笑いながら、私の前にある資料たちを半分くらいとる。

 

「これ、処理すればいいんですか?」

「えぇ、そうよ」

「分かりました♪」

 

そういうと、さっそく仕事に取り掛かり始めた。

 

実を言うと、彼には何度か手伝ってもらっている。

その時は希含めた3人でやっているのだけれど・・・

2人きりなんて・・・

 

「そいえば、絵里さんと2人きりなんて初めてですよね?」

 

どうやら、同じことを思ってたみたいね。

 

「ふふっ、そうね」

「ん?どうしたんですか、いきなり笑いだしたりして?」

「いえ、私もちょうど、同じことを考えてたのよ」

「あぁ、そういうことですか」

 

彼とは気が合う、と私は思っている。

考えることはいつも似てるし、根は真面目。

だけれど、どこかちょっと抜けていて。

私が男の子なら、瑞希みたいな感じになってたりして。

 

その会話以来、お互い口を開かずに作業をしている。

すごく仕事は捗っていて、もうすぐ終わりそうなのだけれど・・・

いつもなら自分から話を振ってくる彼はずっと無言で。

 

やっぱり、気まずいのかしら。

 

そんな不安が頭をよぎる。

いつもμ'sの練習で一緒にいて、話もしているとはいえ

2人きりは初めてで。

いつもは誰かと一緒だったから会話できていたものの。

 

私が、もっと話しかけやすい雰囲気であるならば。

こんな不安も抱かずに済んだのかな。

 

「ねえ、絵里さん?」

「・・・」

「えーりーさーん!」

「え?ってわぁっ!?」

 

気づけば顔が目の前に。

び、びっくりした・・・

 

「もう、何回も呼んでるのに、気づいてくれないなんて。」

「ご、ごめんなさい。」

「あの、もしかして、ですけど。」

「えっ?」

 

はぁ、とため息をつき、一言

 

 

「もしかして、僕が絵里さんと2人きりで気まずくないか、とか、私が話しかけづらい雰囲気だから、とか。そういう悲観的なこと考えてませんか?」

「・・・相変わらずすごいわね、あなた。」

 

見事に当てられてしまい、逆に驚かないくらい。

人の心を見透かすように、その澄んだ瞳で見つめてくる。

まったく、この人は・・・

 

「僕、気まずいだなんて思ってませんよ?。まぁ、緊張は多少してますけどね?」

「・・・ごめんなさい。」

「いやいや、謝らないでください。悪い意味で言ってるわけじゃありませんから」

「えっ・・・?」

 

悪い意味じゃないのに、緊張?

彼は続ける。

 

「μ'sの練習を見てもらうようになって、μ'sに入ってもらって。いろんな絵里さんを見てきました。いつも絵里さんはμ'sのことを考えていて、いつもみんなを支えていて。すごいです。」

「・・・そんなこと、ないわ。むしろ逆よ、いつもみんなに支えられてばかりで。ダメよ、私は。」

「そんなことないです!絵里さんは素敵です!」

「・・・え?」

 

「緊張してる、と言いましたね?そりゃそうですよ。僕は絵里さんを尊敬してるんです。いつも真面目で、みんなのことをしっかりリードしていてかっこいい。それでいてどこか抜けていて、普段見せないようなお茶目な一面を見せてくれる。そんな絵里さんを僕は尊敬してるし、とても魅力的だと思ってます。そんな素敵な女の子と一緒にいるのに、男として、緊張しないわけ、ないでしょう?」

 

「っ!」

 

『素敵な女の子』、彼はそう言ってくれた。

 

『かっこいい』だとか、『きれい』だとか。

『大人の女性』としてほめてくれる人は多い。

正直、言われ飽きている。

 

でも、この子は違った。

 

ちゃんと、『女の子』として見てくれている。

それが、すごく嬉しくて。

 

「・・・ふふっ、なにそれ、新手の告白、かしら?」

「えっ!?ちがっ、あ、その、ですね・・・」

「ふふふっ、ほんとかわいいわね♪」

「うぅ。せっかく男らしさをアピールしてたつもりだったのに・・・」

「バカね、あなた」

「えっ?」

「そんなことしなくたって、あなたは十分、男の子よ♪」

「あ、そ、そうですか」

 

恥ずかしくて、思わずからかってしまった。

顔を赤くしてうつむく彼。

 

にしても、ふふっ、ほんとにかわいいわ、この子♪

 

「これからもずっと、いじってあげるから覚悟しなさい♪」

「やっぱりからかってたんですかっ!」

「あはは♪」

 

そんなやりとりをしていたとき

ヴヴヴ・・・

 

「ん?・・・あ、終わったのね」

 

彼の携帯のバイブ音がなり、それを確認した彼はそう言った。

何が終わったんだろう・・・

 

「絵里さん、仕事の方はもう粗方終わりましたよね?」

「え?えぇ、そうね」

「じゃあ!部室、行きましょう!」

「え!?あ、ちょっとっ!」

 

言うが早いか彼は私の手を引っ張り、部室に向かって走り出した。

・・・もう、こういう強引なところ、ドキッとするからやめてほしいわ。

 

部室の前に到着すると、立ち止まり

 

「絵里さん!ドア、開けてみてください!」

 

私にドアを開けるように促してきた。

自分で開ければいいのに・・・

こういうとき、レディファーストっていうのがあれば男らしくていいのになぁ。

 

そんなことを思いながらも、ドアに手をかけ

 

ガチャッ

 

ドアを開けた。

 

 

パーン、パーン

 

 

突然の破裂音

 

「えっ、クラッカー・・・?」

 

「「「「「「「「絵里(ちゃん)、お誕生日おめでとう!」」」」」」」」

 

「えっ、えっ?」

 

驚きのあまり、戸惑ってしまう。

しかも、帰ったと思っていた希も、そこに。

希のやつ・・・してやったり、なんて表情してるし、もう。

 

「みーくんお疲れさま!さ、絵里ちゃんこっちこっち!」

「えっ、ちょ、穂乃果」

 

いきなり、無理やり引っ張られ、席に着くと、そこには

 

「わぁ・・・!」

 

チョコレートクリームでコーティングされ、ローソクが立てられたケーキが1ホール。

 

「こ、これ・・・」

「ことりとにこちゃんでケーキ焼いて、みんなでデコレーションしたんだぁ♪」

「ふん、それなりに大変だったんだから。感謝しなさいよ?」

「あ、あなたたち・・・」

「みーくんには、そのための時間稼ぎをお願いしたんだよ!」

「えっ?」

 

それを聞いて彼の方を見ると、てへっと舌を出しながら照れくさそうにしていた。

希が「ありがとな~」と言っていた。

意味深な行動や発言があったのは、そのためだったのね・・・

 

「さぁ!電気消して!ローソクの火消そうよ!」

 

電気が消され、ローソクに火が灯る。

 

『ハッピーバースデートゥーユー♪』

 

みんながにこやかな表情で、私のために歌い始める。

 

今までは、希や家族にしか祝ったことなんてなくて。

私自身、そこまで気にしてもいなかったのだけれど。

 

『ハッピーバースデーディア絵里(ちゃん)♪』

 

誰かに祝ってもらえる誕生日。

こんなにも、嬉しいものだったなんて。

 

『ハッピーバースデートゥーユー♪』

 

歌が終わり、私はローソクの火を消した。

 

「・・・みんな、ありがとう。」

 

あまりに嬉しくて、涙が出そうになる。

 

「あ、絵里ちゃんが泣いてる♪」

「えっ?」

 

前言撤回。もう泣いてたみたい。

花陽に言われて気づくなんて。

 

「あは、あんまりにも嬉しかったものだから・・・」

「絵里ちゃんが泣くとこ見られるなんて、これはμ'sメンバーの特権だにゃ!」

「ふふっ、そうかもしれないわね!」

「そうですね。μ'sならでは、かもしれませんね♪」

 

凛、真姫、海未がうれしそうに私を見てくる。

泣いてるとこを見られるのはすごく恥ずかしい。

けれど、みんなになら、たまにはいいかな?

そう思ってしまう。

 

そのあとは、ケーキを切り分けて、みんなで一緒に食べたり

プレゼントをもらったり。

 

わいわいと楽しむみんなを見て

いつもの練習や部室でのみんなを思い出したりして

 

私、μ'sに入ってほんとによかった。

 

心からそう思った。

 

私をμ'sに誘ってくれたみんなには、感謝しなくちゃね♪

 

「ふふふっ♪」

「絵里さん、楽しそうですね♪」

「もちろんよ!こんな風に祝ってもらえるなんて、とっても嬉しいわ♪それに・・・」

 

大好きなチョコのケーキ食べて、プレゼントをもらってとっても嬉しくなるような

 

 

「私は、1人のかわいい女の子、なんだから♪」

 




かしこい!かわいい!エリーチカ!
絵里ち、かわいいですよね。
大好きです(*・8・*)

KKEもPKEもどっちも好き。
絵里ちに出会えてよかったです。


かしこいかわいい?
\エリーチカ!/
ハラショー♪
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