【完結】―僕と2人の幼馴染の遠い記憶―   作:kielly

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凛ちゃんお誕生日おめでとおおおおおおおおおおおおおおおおおお

明るくて元気でボーイッシュ、それでいて誰よりも女の子の心を持ってる凛ちゃん。
大好きです。

そんな凛ちゃんの誕生日特別回。
この前のりっぴー誕生日記念回とはまた違った凛ちゃんが書けてたらいいなぁ


凛ちゃん誕生日記念 『素直な私』

『誕生日おめでとう、凛(ちゃん)!!』

 

 

「えっ、えっ!?」

 

部室に来たらいきなりみんなに言われてびっくりしちゃった。

そっか、今日は凛の誕生日だったんだ…

最近練習のことしか考えてなかったから忘れちゃってたよ。

 

「えへへ、ありがとにゃ!」

 

みんなから誕生日プレゼントもらっちゃった♪

1人1個ずつ、みんなからもらったから、今日の荷物が多くなっちゃうにゃ〜♪

でも、みんなに一つずつだから本当は9つあるはずなんだけど、今は8個しかないんだよね~

なんでかって言うと・・・

 

「ごめん凛ちゃん!」

「えっ?」

「実は、何あげたらいいか分かんなくて用意出来なかったんだ…だからごめん!」

 

みーくんの用意が間に合わなかったから。

そんなに悩んでくれなくても、プレゼントしてくれるなら何もらっても嬉しいのに。

そういうとこはほんと真面目すぎるにゃ。

 

「だから凛ちゃん!」

 

謝ったと思ったらまたすぐに何かを言おうとしてる。なんだろう?

 

「プレゼントの代わりに、今度凛ちゃんの欲しいもの買ってあげるっていうことで…だめかな?」

 

ほしいものを買ってあげるという提案だったにゃ。

別にそこまでしなくてもいいのに、やっぱり真面目。

でもどうせなら、みんなとは違った形でもらいたいなぁ

ちょっと、無理言ってみようかな。

 

「えっ、買ってくれるのかにゃ?」

「うん、あんまり高いものとかは無理だけどさ。できる限りでってことになるけど。」

「・・・それって、ものじゃなきゃだめかにゃ?」

「それってどういうこと?」

「1日凛と一緒にお出かけするっていうのは、ダメかにゃ?」

 

あれ?周りのみんながざわつきはじめちゃった。

穂乃果ちゃんと希ちゃんなんて、他のみんなの比じゃないくらい慌てちゃってる。

凛がプレゼント以外のことをお願いしちゃったからかな?

 

「お出かけ?凛ちゃんと2人で?」

「うん。だめ、かな?」

「ううん、凛ちゃんからそんな風に言ってもらえるなんて嬉しい!行こうよ!」

「わ~い、やったにゃぁ♪」

 

無理言ったつもりだったけど、普通に許してもらえたにゃ!

・・・さっきから穂乃果ちゃんと希ちゃんの視線が痛いのは気のせいかな?

かよちんも、やたらとそわそわしてるし。

どうしたんだろ?

まぁ、でも今はそんなことはいいにゃ!

 

「じゃあ今からみーくんは凛のおさいh・・・専属マネージャーだにゃ!」

「凛ちゃん今僕のことをお財布って言おうとしたよね?」

「そんなことはどうでもいいから早く行くにゃ♪」

「どうでもよくないっ!ってかそんなに引っ張らないでよぉっ!」

 

せっかくだから、めいっぱい遊んじゃうにゃ!

・・・もちろんみーくんのおごりで。

 

 

―カラオケにて―

 

「ふー!いい感じだにゃ~♪」

「凛ちゃん可愛い~♪よーし、僕も歌おうかな!」

 

「ふぅ、どうだった凛ちゃん!」

「zzz・・・ふにゃ?終わったのかにゃ?」

「ネチャッテタノォ!?」

「あんまりにもしっとりしてたから寝ちゃってたにゃ。」

「僕の扱いひどくない!?」

 

 

―ゲームセンターにて―

 

「にゃぁ・・・」

「凛ちゃん、このぬいぐるみがほしいの?」

「え?あ、その・・・うん。」

「これか。ちょっと僕、やってみるね!」

 

「すごーい!たった300円で取っちゃった!?」

「たまたま運がよかっただけだよ」

「すごいにゃぁみーくん!クレーンゲームやりなれてるの?」

「え!?そ、そんなことあるわけナイジャナイカー」

「やりなれてないのに300円で・・・天才かもしれないにゃ。」

「(あ、怪しまれてないよね?)」

 

 

―ラーメン屋にて―

 

「おじさん!このラーメンにトッピングでこれとこれと・・・」

「凛ちゃん、すごくトッピングするんだなぁ」

「あと、サイドメニューのこれとこれと・・・」

「え、サイドメニューも?」

 

「お会計6300円になります」

「ら、ラーメン屋に2人で6300円!?そ、そんなバカな。」

「あ~おいしかった♪」

 

 

 

そして喫茶店へ―

 

「あ~、今日は楽しかったにゃ~♪」

「とほほ・・・僕のお財布が・・・」

「男の子ならもっと余裕そうにしていてほしいにゃ」

「うるさいっ!僕まだ学生だからつらい出費だったのっ!」

 

今日1日すごく楽しかった!

これもみーくんが凛のお財布になってくれたからだね!

・・・なんて言ったらさすがに怒られるから言わないにゃ。

でも、確かに今日の出費、かなり大きかったんじゃないかな

そう思うと申し訳なってきちゃった。

 

「今日はありがとうね。凛の分まで全部払ってもらっちゃって、嬉しかったにゃ。」

「ん・・・うん、別にいいよこれくらい。」

 

『これくらい』

そんな簡単に言えるほどの出費じゃないと思うけどなぁ。

なんだかんだこの人は優しい。

いつもそう。

 

「ねぇみーくん。」

 

いつもは素直に言えないから

 

「みーくん、ありがとうね。」

「え?だからこれくらいは別に気にしてないから」

 

こういうときじゃないと言えそうにないから

 

「ううん、今日のことだけじゃなくてね?」

 

言うなら、今だよね。

 

「いつもそうやって、相手のことを気遣ってくれてること、凛はちゃんとわかってるつもりなの。本当はきついはずなのに、そうやって『大丈夫』って言ってくれてる事、そのことは凛だけじゃなくてみんな気づいてるにゃ。」

「・・・」

「誕生日っていうのを理由に、2人きりになってお話ししたかったんだにゃ。みんなと一緒だったら、いつもみたいにわがまま言うだけで終わっちゃってたと思うから。だから、改めて言うね?」

 

「いつもありがとう、みーくん」

 

やっと、言えた。

いつもはこんなこと言えないから。

 

「・・・うん。」

 

目をそらしつつ、頷いた。

若干赤くなってる気がするけど、照れてるのかな?

さ、言いたいことは言ったし、あとは――

 

「みーくん照れてるにゃ~!ほんと女の子みたいだにゃ♪」

「うるさいっ女の子言うなっ!」

「あはは♪みんなも女の子みたいでかわいいっていつも言ってるにゃ♪」

「えっ、あぁ・・・うぅ。」

 

いつもみたいにからかうだけ♪

さらに赤くなってうつむくみーくん。

やっぱり、みーくんを見てるとどうしてもいじめたくなっちゃうにゃ~

あれ、凛って実はドSだったのかな?

やっぱり、みーくんと一緒にいるときはふざけてるのが一番!

真面目な話をする凛なんて自分らしくないにゃ。

 

これからも、いっぱいみーくんをいじめてあげたいにゃ!

 

 

 

凛家にて―

 

お風呂からあがって部屋に戻ると、携帯の画面にはメッセージアプリからのメッセージ受信の通知。

誰だろう?

送信先を確認すると、『女子限定!』と書かれたグループ名が。

みーくんもいる10人のグループとは別に9人だけで作ったのがこのグループなんだにゃ。

練習もせずに2人で抜け出したこと、怒ってるのかな・・・

恐る恐るアプリを開き、グループのトーク画面を見る

 

『凛ちゃん!喫茶店で何話してたの!?』

『ことりもそれ気になってた!』

『瑞希、ずいぶん顔を赤くしてましたよね。何かあったのでしょうか?』

『凛がまたいじめてたんじゃない?』

『でもいつもの瑞希君なら、凛ちゃんを怒ってるんじゃないかな?』

『凛、アイドルに恋愛沙汰はNGなのよ?わかってる?』

『まぁまぁにこっち・・・きっと2人やったら大丈夫やから・・・』

『そう言ってる希ね、2人が気になりすぎてさっきまで涙目だったのよ?だから凛、今日何があったか教えてくれないかしら?』

 

え、なにこれ。

凛とみーくんのことでずっと話してる。

練習を抜け出したとかそういうことじゃなくて、喫茶店での話。

ていうかちょっと待って。

 

『みんな、なんでみーくんと凛が喫茶店に行ってたこと知ってるんだにゃ?』

 

メッセージを送信。ものの数秒で返信がきた。

 

『だって凛ちゃんだけずるいよ!穂乃果もみーくんと一緒にゲームセンター行きたいカラオケ行きたいラーメン屋行きたーい!!』

『うちやってあんなふうに赤くなるみーちゃん近くで見たいし』

『花陽は、凛ちゃんが男の子を誘ってお出かけするほど成長したんだなぁって思って・・・』

『凛、ごめんなさい。実は穂乃果が2人のあとをつけて行っちゃって、みんなもそれにつられてついて行っちゃったのよ。』

『私はやめた方がいいって言ったのよ?だけどみんなが行くっていうから』

『そんなこと言ってる真姫も楽しそうだったじゃないですか』

『凛ちゃんもみっくんも可愛かったなぁ♪』

『そういうわけよ、凛。まぁにこは、アイドルとしてダメな行動をしてないか見張ってただけだから。にこは悪くないわ』

『にこちゃんが一番楽しそうにしてたじゃん!』

『うるさいっ!』

 

てことは、最初から最後まで見られてたってことかな?

勝手にストーカーするなんて最低じゃないかな。

ふふ、ふふふ。これは明日みんなをお仕置きだにゃ。

 

でも、こうやって笑ってられるμ'sも、みーくんも、凛はとっても大好きにゃ!

また明日も、みんなをふざけあえるなんて、すごく幸せ♪

いつまでもこうしていたいな♪

 

 

 

 




いかがだったでしょうか?
日付が変わってすぐに投稿、ということができなかったのが悔やまれますが
何とか誕生日内に投稿できたので許してください(・8・)

誕生日回は基本的に主人公と2人で何かをする、という風にするということは決めていたのですが、なかなか書き進めることができず、遅れちゃいました。
時間がもっとほしいです。

今回は凛ちゃんと瑞希が2人でお出かけ、という感じです。
えみつん特別回の時は、穂乃果ちゃんと2人で「映画を見る」という明確な目的がありましたが、今回はそういうことはせず、自由に。といった感じです。

それと、今回の話には、これからの本編の内容にも関わってくる要素を少しだけ含めています。
そんな大事な要素じゃないんですけどね。

真姫ちゃんやにこちゃんをからかうときの凛ちゃんも
内気で女の子らしい凛ちゃんも
どっちもとっても大好き。

改めて、凛ちゃん誕生日おめでとう!!
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